36 / 50
罠
しおりを挟む
ひとしきりもみくちゃにされたところで、再びパメラの魔法適正についての話に戻って来た。思ったんだけどさ、俺へと依頼はどうなった。もしかして、俺を呼び出すためだけの口実で、それほど問題になっていないとかなんですかね?
「光属性に雷属性か。確かに稀に使い手がいるというウワサは聞いたことがあったが、まさかパメラがその二つの属性に適正があったとはまったく気がつかなかった。それに氷魔法は上位属性だったのか。通りで水魔法の使い手でも、使える人と使えない人がいるわけだ」
納得したのか、腕を組み、ウンウンとうなずく伯爵。
「そう言えば私も水魔法は使えますが、氷系統の魔法は使えませんものね」
のほほんと伯爵夫人が言った。水属性の使い手の中には氷属性を使える人が多い。何か関係性があるのでは? とこの国でも研究されているようである。
しかし我が国ではすでに関係性があることがわかっており、それについてのさらなる研究が進んでいる。この分だと、そのうち水属性の使い手のすべてが、もれなく氷属性も操れるようになるだろう。
「パメラ、試しに何か見せてくれないか?」
娘の実力に興味津々とばかりに、伯爵が身を乗り出して言った。夫人も気になっているのか、ソワソワと落ち着きがない。
「もちろんですわ」
そう言ってパメラは周囲を明るくする魔法を使った。パメラの手元に、昼間でもわかるほどの明るさの光が浮かび上がる。鏡で日の光を反射させたかのようである。
「これはすごいな。本当に光を操ることができるのか」
「エル様はさらに色合いを変えることができますわ。オレンジだったりピンクだったり……夜一緒のベッドで寝ているときに色々と教えてくれましたわ」
うっとりとパメラが言った。その様子はどこか恍惚とした表情だった。
やめてパメラ。何だか誤解されそうな言い方と表情をするのはやめて。怖い、お義母様の無言の笑顔が怖い。
「か、雷属性はどんなものなのかな? 雷と言えば、あの上空で発生するものが思い浮かぶのだが」
「間違ってはおりませんわ。でもあのような大規模なものはまだ使えません。エル様が実際に使って見せてくれましたが、すさまじい音と光、それに振動があるので簡単に使ってはいけないと思いましたわ。あれはドラゴンなどの大型の魔物に使うものですわ」
そのときを思い出したのか、青い顔で震える声を出した。伯爵の顔が引きつる。そりゃあ、そんな高火力の魔法を使える人物が目の前にいたら、そんな顔にもなるか。
パメラには安全な「ちょっとだけパチッとする魔法」を使ってもらおう。
パメラによくよく言い聞かせて雷属性の魔法を使ってもらう。パメラが胸の前で両手の人差し指を伸ばした。
パチ、パチッとその間に小さな稲妻が走る。それを見た伯爵夫妻は「おおお」と驚きの声を上げていた。
「まさかパメラにそんな才能があるとは思わなかった。もし学園に通っていたころにそれがわかっていれば……」
学園でのパメラが、伯爵令嬢のくせに一つの属性しか使えないことで白い目で見られていたことを伯爵も知っていたようだ。それだけに、何もしてあげられなかったことを悔やんでいるのかも知れないな。
「ほかにも悩んでる人がいるかも知れませんねぇ」
伯爵夫人が眉間のしわを深くしてつぶやいた。そうだな、隣に座る伯爵から思案するようなくぐもった声が返ってくる。
「エルネスト殿、他の人の属性を見てもらうことをお願いできないかね?」
「お断りします。それは私の仕事ではありません。私は一介の冒険者です。魔物を倒し、人々の安全を守るのが仕事です」
「そうか。残念だ」
伯爵はフウとため息をつくと、目の前に置かれていたお茶を一口飲んだ。
本当に残念そうな顔をしているが属性鑑定なんて仕事はやりたくない。時間がかかるし、俺に何のメリットもない。パメラだからやったのだ。他の人だったら絶対にやらない。
話を変えるとしよう。何だか重苦しい空気になってきたので、今ならそのままの流れでいけそうだ。
「依頼の話を伺ってもよろしいでしょうか?」
「ああ、そうだったな。依頼書を持ってきてくれ」
伯爵が使用人に指示を出すと、すぐにテーブルの上に数枚の紙が広げられた。それをパメラが身を乗り出して見ている。
広げられた紙には隣の領地との境界付近で赤色のドラゴンらしき巨大な影を見たという話と、隣の領地ではそんなものは確認されていないという、領主からの話が主に書いてあった。
そのほか、調査に向かったがその姿は確認されずという調査団からの報告がいくつも並んでいる。
「最初にドラゴンらしき生き物を見たのはだれなのですか?」
「それが……わからないのだよ。いつの間にか境界付近の村や町で大騒ぎになっていてな」
「それならどこかのだれかが悪いウワサを流しているだけなのではないですか?」
「その可能性は高いと思う。だが、万が一ということがある。無視はできない」
そう言って唸り声を上げると、厄介なことになったと額にしわを寄せて目を閉じた。
確かに面倒くさい話だな。領民の不安を解消しないことにはさらなる悪いウワサが立ちかねない。
しかしだからと言って、緊急事態というわけでもないらしい。ドラゴンが出た割に焦っていないと思っていたが、どうやら伯爵も眉唾だと思っているようだ。
「わかりました。私が調査に向かいます。探知の魔法が使えますので、すぐに結果が出ると思います。怪しい魔物がいた場合は処分してよろしいのですよね?」
「もちろんだ。魔物の種類によってそれに見合った賞金を出すことを約束する」
俺はコクリとうなずいた。なかなか太っ腹だな。普通は変動制ではなく、固定なんだけどね。そうでもしないと、仮に大物だった場合に報酬を支払うことができなくなる可能性が出てくる。さすがは伯爵家だな。
あ、もしかすると、俺がパメラを買ったときに支払った白金貨十枚をいくらか返すつもりなのかも知れないな。それなら納得できる。
それでは、と俺が席を立つと、すぐにとめられた。
「エル様、どちらへ行かれるのですか?」
「どちらって……もちろん調査だよ」
「……調査が終わったらどうなさいますか?」
調査が終わったら? そりゃあもちろん……。
「依頼完了の報告をして、冒険者ギルドに報告する」
「それから?」
「それから? もちろん家に帰るけど……?」
ぐぬぬ、とパメラが眉を寄せて低い声を上げた。どうしたパメラ。そんな声を出すような子じゃなかったよね? 俺、何かまずいこと言っちゃいましたかね。
パメラはチラチラと伯爵に何やらアイコンタクトを送っていた。
「エルネスト殿、今日は移動で疲れているだろう。今のところ被害は報告されていない。現地調査もそれほど焦ることはないだろう。ここでゆっくりしていきなさい」
パメラの言わんとしていることに気がついたのか伯爵がそう言った。
なるほど。もしかすると本来の目的はこちらなのかも知れない。俺を伯爵家に呼んで、その人となりを見極めようとしている、もしくは既成事実を作って婿に、とでも思っているのかも知れないな。
これは困った。どうやら俺はすでに相手側の罠にかかっているようだ。
どうしたもんかな。とりあえず流れに身を任せておくか。俺もそろそろ進退を決めなければならないころだしね。あまり長引くと、母上がどこからか適当な婚約者を見繕ってくるかも知れない。それだけは嫌だ。
みてくれだけで判断するような妻はいらない。みてくれじゃなくて、中身を見てくれ。
「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」
俺がそう言うと、パッとパメラが顔を上げた。目は潤み、薄紅色のほほをして満面の笑みを浮かべている。その手がグッと俺の腕を引き寄せた。豊かな胸部の間に腕が挟まれる。この何とも言えないむにゅりとした罪深い感触。何度やられても慣れないな。
「エル様、屋敷内を案内いたしますわ」
「ええ、よろしくお願いします。パメラ様」
ギッとパメラがこちらをにらんだ。これは困った。どうやらまたランドマインを踏んでしまったらしい。今日、何度目だよ。
「エル様、パメラです。パ・メ・ラ。様はいりません」
「わ、わかったよパメラ。これでいい?」
「はいっ!」
うれしそうで、満足そうである。そんな俺たちの様子を対面に座る両親がニヤニヤと見ていた。もちろんそれをとがめられることはなかった。
「光属性に雷属性か。確かに稀に使い手がいるというウワサは聞いたことがあったが、まさかパメラがその二つの属性に適正があったとはまったく気がつかなかった。それに氷魔法は上位属性だったのか。通りで水魔法の使い手でも、使える人と使えない人がいるわけだ」
納得したのか、腕を組み、ウンウンとうなずく伯爵。
「そう言えば私も水魔法は使えますが、氷系統の魔法は使えませんものね」
のほほんと伯爵夫人が言った。水属性の使い手の中には氷属性を使える人が多い。何か関係性があるのでは? とこの国でも研究されているようである。
しかし我が国ではすでに関係性があることがわかっており、それについてのさらなる研究が進んでいる。この分だと、そのうち水属性の使い手のすべてが、もれなく氷属性も操れるようになるだろう。
「パメラ、試しに何か見せてくれないか?」
娘の実力に興味津々とばかりに、伯爵が身を乗り出して言った。夫人も気になっているのか、ソワソワと落ち着きがない。
「もちろんですわ」
そう言ってパメラは周囲を明るくする魔法を使った。パメラの手元に、昼間でもわかるほどの明るさの光が浮かび上がる。鏡で日の光を反射させたかのようである。
「これはすごいな。本当に光を操ることができるのか」
「エル様はさらに色合いを変えることができますわ。オレンジだったりピンクだったり……夜一緒のベッドで寝ているときに色々と教えてくれましたわ」
うっとりとパメラが言った。その様子はどこか恍惚とした表情だった。
やめてパメラ。何だか誤解されそうな言い方と表情をするのはやめて。怖い、お義母様の無言の笑顔が怖い。
「か、雷属性はどんなものなのかな? 雷と言えば、あの上空で発生するものが思い浮かぶのだが」
「間違ってはおりませんわ。でもあのような大規模なものはまだ使えません。エル様が実際に使って見せてくれましたが、すさまじい音と光、それに振動があるので簡単に使ってはいけないと思いましたわ。あれはドラゴンなどの大型の魔物に使うものですわ」
そのときを思い出したのか、青い顔で震える声を出した。伯爵の顔が引きつる。そりゃあ、そんな高火力の魔法を使える人物が目の前にいたら、そんな顔にもなるか。
パメラには安全な「ちょっとだけパチッとする魔法」を使ってもらおう。
パメラによくよく言い聞かせて雷属性の魔法を使ってもらう。パメラが胸の前で両手の人差し指を伸ばした。
パチ、パチッとその間に小さな稲妻が走る。それを見た伯爵夫妻は「おおお」と驚きの声を上げていた。
「まさかパメラにそんな才能があるとは思わなかった。もし学園に通っていたころにそれがわかっていれば……」
学園でのパメラが、伯爵令嬢のくせに一つの属性しか使えないことで白い目で見られていたことを伯爵も知っていたようだ。それだけに、何もしてあげられなかったことを悔やんでいるのかも知れないな。
「ほかにも悩んでる人がいるかも知れませんねぇ」
伯爵夫人が眉間のしわを深くしてつぶやいた。そうだな、隣に座る伯爵から思案するようなくぐもった声が返ってくる。
「エルネスト殿、他の人の属性を見てもらうことをお願いできないかね?」
「お断りします。それは私の仕事ではありません。私は一介の冒険者です。魔物を倒し、人々の安全を守るのが仕事です」
「そうか。残念だ」
伯爵はフウとため息をつくと、目の前に置かれていたお茶を一口飲んだ。
本当に残念そうな顔をしているが属性鑑定なんて仕事はやりたくない。時間がかかるし、俺に何のメリットもない。パメラだからやったのだ。他の人だったら絶対にやらない。
話を変えるとしよう。何だか重苦しい空気になってきたので、今ならそのままの流れでいけそうだ。
「依頼の話を伺ってもよろしいでしょうか?」
「ああ、そうだったな。依頼書を持ってきてくれ」
伯爵が使用人に指示を出すと、すぐにテーブルの上に数枚の紙が広げられた。それをパメラが身を乗り出して見ている。
広げられた紙には隣の領地との境界付近で赤色のドラゴンらしき巨大な影を見たという話と、隣の領地ではそんなものは確認されていないという、領主からの話が主に書いてあった。
そのほか、調査に向かったがその姿は確認されずという調査団からの報告がいくつも並んでいる。
「最初にドラゴンらしき生き物を見たのはだれなのですか?」
「それが……わからないのだよ。いつの間にか境界付近の村や町で大騒ぎになっていてな」
「それならどこかのだれかが悪いウワサを流しているだけなのではないですか?」
「その可能性は高いと思う。だが、万が一ということがある。無視はできない」
そう言って唸り声を上げると、厄介なことになったと額にしわを寄せて目を閉じた。
確かに面倒くさい話だな。領民の不安を解消しないことにはさらなる悪いウワサが立ちかねない。
しかしだからと言って、緊急事態というわけでもないらしい。ドラゴンが出た割に焦っていないと思っていたが、どうやら伯爵も眉唾だと思っているようだ。
「わかりました。私が調査に向かいます。探知の魔法が使えますので、すぐに結果が出ると思います。怪しい魔物がいた場合は処分してよろしいのですよね?」
「もちろんだ。魔物の種類によってそれに見合った賞金を出すことを約束する」
俺はコクリとうなずいた。なかなか太っ腹だな。普通は変動制ではなく、固定なんだけどね。そうでもしないと、仮に大物だった場合に報酬を支払うことができなくなる可能性が出てくる。さすがは伯爵家だな。
あ、もしかすると、俺がパメラを買ったときに支払った白金貨十枚をいくらか返すつもりなのかも知れないな。それなら納得できる。
それでは、と俺が席を立つと、すぐにとめられた。
「エル様、どちらへ行かれるのですか?」
「どちらって……もちろん調査だよ」
「……調査が終わったらどうなさいますか?」
調査が終わったら? そりゃあもちろん……。
「依頼完了の報告をして、冒険者ギルドに報告する」
「それから?」
「それから? もちろん家に帰るけど……?」
ぐぬぬ、とパメラが眉を寄せて低い声を上げた。どうしたパメラ。そんな声を出すような子じゃなかったよね? 俺、何かまずいこと言っちゃいましたかね。
パメラはチラチラと伯爵に何やらアイコンタクトを送っていた。
「エルネスト殿、今日は移動で疲れているだろう。今のところ被害は報告されていない。現地調査もそれほど焦ることはないだろう。ここでゆっくりしていきなさい」
パメラの言わんとしていることに気がついたのか伯爵がそう言った。
なるほど。もしかすると本来の目的はこちらなのかも知れない。俺を伯爵家に呼んで、その人となりを見極めようとしている、もしくは既成事実を作って婿に、とでも思っているのかも知れないな。
これは困った。どうやら俺はすでに相手側の罠にかかっているようだ。
どうしたもんかな。とりあえず流れに身を任せておくか。俺もそろそろ進退を決めなければならないころだしね。あまり長引くと、母上がどこからか適当な婚約者を見繕ってくるかも知れない。それだけは嫌だ。
みてくれだけで判断するような妻はいらない。みてくれじゃなくて、中身を見てくれ。
「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」
俺がそう言うと、パッとパメラが顔を上げた。目は潤み、薄紅色のほほをして満面の笑みを浮かべている。その手がグッと俺の腕を引き寄せた。豊かな胸部の間に腕が挟まれる。この何とも言えないむにゅりとした罪深い感触。何度やられても慣れないな。
「エル様、屋敷内を案内いたしますわ」
「ええ、よろしくお願いします。パメラ様」
ギッとパメラがこちらをにらんだ。これは困った。どうやらまたランドマインを踏んでしまったらしい。今日、何度目だよ。
「エル様、パメラです。パ・メ・ラ。様はいりません」
「わ、わかったよパメラ。これでいい?」
「はいっ!」
うれしそうで、満足そうである。そんな俺たちの様子を対面に座る両親がニヤニヤと見ていた。もちろんそれをとがめられることはなかった。
0
あなたにおすすめの小説
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編7が完結しました!(2026.1.29)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる