33 / 39
15 ※R15
しおりを挟む
学生生活は、最終学年という事もあり、進学する人たち以外は余裕を持ちながら残りの数か月を楽しんでいる。そんな中、私はゼニアオイ侯爵家と学園を行ったり来たりの毎日を送っていた。
マロウ様に恥をかかせる事になった初日。
翌日、ドキドキしながら周囲の反応を伺ってみると、マロウ様が何度も何度も私を気遣って言ってくれたように、妻の勤めを果たせなかった事は全く問題になってなさそうだった。
それどころか、そんな不出来な嫁である私の事を、お義父様やお義母様を筆頭に、使用人の皆さんも大層心配してくれて大切にしてもらったのである。
マロウ様は、仕事で忙しい毎日を過ごしていて、時々他国に行ったりして帰ってこない日があった。
彼はいずれ侯爵になるし、子供の様なわがままな感情は隠して、彼に心配かけないようにするのがいいのかもしれない。だけど、やっぱり会いたかったし、数日だけでも仕事でいなくなるなんて我慢が出来なくて、2週間ぶりに帰ってきてくれた彼の胸に抱き着いて、こう言ってしまった。
『マロウ様、お帰りなさいませ。お仕事お疲れ様です。無事に帰って来てくれてとても嬉しいです。だけど……寂しかったです。わたくし、ずっとマロウ様のお側にいたいんです……お仕事が大変なのもわかるんです。だけど、毎日帰って来て欲しい。そんな事、無理ですよね。わかってるんです。……でも、会いたくて堪らなかったです』
『ただいま、ビオラ。俺もだ、俺の方が毎日、一日中ビオラと一緒にいたかった。本当は仕事になど行きたくないが、そうもいかない。いっそ、ポケットにビオラを入れて連れて行きたいくらいなのだが……。出来る限り毎日帰るようにする。その、今日も一緒に過ごしていいか?』
すると、マロウ様はそんな我がままな私の言葉を受け止めて許してくれた。なんて心の広い人なのだろう。それどころか、私が気を使わないようにそんな風に冗談まで交えながらとても喜んでくれるなんて、私の旦那様は世界一素敵だ。
男女のあれこれは、一応習っている。特に、チェリーから赤裸々に色々聞いていたし、わかりやすい、旦那様をつかんで離さないための閨の技が書かれた教科書も母から手渡されていた。だから、男の人を満足させるためのあれこれも知識だけはあるつもりだ。
結婚まであと数か月。その間、私とのつながりを待ってくれるということは、マロウ様だって欲求不満になってしまうだろう。すると、浮気に走ったり、そういうお仕事の女性と関係を持ったりすると聞いた時、そんなのは絶対に嫌だと思った。
だから、シーツの中でそれとなく彼の様子を伺っていたし、はしたないけれど、中心の状態を気にはかけていた。マロウ様が眠っている時に、こっそり気づかれないように触れた事もある。だけど、そこは本に描かれたいたように、硬く大きく反り返ったりしていなかったから、まだ色々しなくても大丈夫なのかなと思っていた。
ある日、マロウ様が夜半過ぎに、私が眠っているのか確認するように覗きこんできた。実は半分起きていたけれど、なんだか目を開けにくい雰囲気を感じて寝たふりをしていた。
すると、私の頭をそっと枕に置いて、キスをしたあと、たぶんトイレに行ったんだと思う。なかなか帰って来てくれなくて、彼の温もりのなくなった冷たいベッドに取り残された感じがして悲しくなった。
暫くすると、静かにマロウ様が部屋に入って来たから、寝たふりなんてやめて抱き着いた。
『ビオラ、起きていたのか?』
『マロウ様……どちらに行かれていたのですか? グスッ』
ぎゅうぎゅう抱きつく、我がままで子供っぽくて泣き虫な私を撫でてくれる優しい彼が好き。片時も離れず、ずっと側にいて欲しい。
どこに行っていたのか聞くと、やっぱりトイレだった。長いのは、ひょっとしてお腹をこわしていたのかもしれないと思った私は、すぐに胃腸薬を準備してマロウ様に飲んでもらったのである。
その事を、後日久しぶりに会ったチェリーに伝えると大笑いされた。男の人の下半身事情を鎮めに行ったのだと知りびっくりした。
まだ妻じゃないけれど、彼の妻としてそのような事は私がしなければと思い、後日同じように彼が部屋を出て行こうとした時にしがみ付いて行かせなかった。
『ビオラ、ちょ、待て、待ってくれ! ここはビオラが気にしなくていいから。だから、手を離して……うあっ』
『つ、妻として、せめてこのくらいはさせてください! わたくし、一生懸命頑張りますから! マロウ様、観念してズボンから手を離してくださいっ! えいっ!』
なんだかんだの押し問答の末、かなり恥ずかしがられたけれど、ほぼ無理やりズボンを降ろした。すると、大きく膨らんでいるそこが、勢いよく私の目の前で反動をつけながら現れた。
見た瞬間、今まで覚えてきた色んな事がふっとんで真っ白になってしまった。
どうしていいかわからなくて、泣きそうになりながら、マロウ様を見上げて尋ねた。
『これがマロウ様の……。おっきい……あ、あの! あの、あの。えっと……どうして欲しいか教えてください……』
『ビオラ……』
初めて見た時は、なんだか怖いようなマロウ様のソコも、その日から彼に教えてもらいながら手でしている。
恥ずかしかったし、照れて恐々からスタートしたけれど、見慣れたのもあり、今ではとても愛しいし、なんならもっとしてあげたいと思える。両手でなんとか握れるくらいのとても大きな彼のを擦ったり色々試したりして、今では大分上達したと思う。
熟睡している本体にバレないように見た、穏やかに寝そべっているマロウ様のマロウさまの姿は、ふにゃっとしている。
本体が寝ている時の明け方のマロウ様のマロウさまは、触ってもないのに、なぜだかとっても元気だ。勿論、本体が起きていて私が彼のを愛している時とは、太さも、長さも、硬さも、全然違う。何倍も膨れ上がっていて、とても同じマロウ様のマロウさまだとは思えない。全く別の生き物のようだ。
一体、何がどうなって、こうなっているのだろう?
出来れば、こっちのマロウさまで繋がりたいけど……この大きさのまま、元気になってくれないかしら? ちょっとツンってしただけで、あっという間にむくむく育っちゃうから無理よねえ……
なんて、ちょっと馬鹿な事を考えたりする余裕まで出て来た。
痛くないのか聞くと、痛くはないが、ずっとその状態だと辛いらしい。そういう時は、教えてもらった通りに、マロウ様のマロウさまを満足させてあげると、本体であるマロウ様もとても気持ち良さそうで幸せそうだから、もっとしてあげたくなる。
他の男にこんな事するな、絶対に見てはいけないときつく言われたけれど、そんな事するはずがない。
私にはずっとマロウ様だけだ、マロウ様のしかこんな事したくないと言うと、なぜだか泣きそうになったマロウ様にぎゅうぎゅう抱きしめられたのであった。
家の事も、お義母様や周囲の人たちに教わりながら少しずつ覚えて行っている。先日私が主催したお茶会は大成功で、笑顔で太鼓判を押されたのだった。
そして、今日。
私は大粒のアレキサンドライトのネックレスとイヤリング、そして指輪をつけて、私を綺麗に身支度してくれた皆と一緒に愛しい彼の訪れを待っていた。
今日のために作られた、世界でたった一つのドレスは、美しいグラデーションで、夜が明けて新しい朝を迎えようとする希望に満ちた空の色だ。マロウ様を身にまとっているようでとても愛おしく感じる。嬉しいし、これで堂々と彼の婚約者として胸を張れると思うと誇らしくもある。
大きくて重みを感じる、このアレキサンドライトたちに恥じないよう、彼と共に未来を歩いて行きたい。まだ少しだけ怖いような気もするけれど、彼がいてくれるのならどんな事だって乗り越えられると思った。
「ビオラ、さあ行こう。とても美しいよ」
「はい、マロウ様……マロウ様も、とても素敵です」
私を迎えに来たマロウ様は、私の髪の色のスーツに身を包んでくれていた。少し驚いて、私に見惚れて言葉すら失ったと言ってくれた彼の指し出された腕に、そっと手を添える。
お義父様の挨拶も終わり、私たちが招待客の前に姿を見せると、あちこちから温かい笑顔と共に祝辞を贈られた。
予定通り殿下が私たちを祝いに来てくれた時、殿下がエスコートして来た女性が、彼の婚約者であるローズ様じゃない事から会場が騒然となった。
事情を全く知らない人々が、殿下と、特に一緒にいる女性──チェリーに非難の視線と言葉を、聞こえるか聞こえないかくらいの大きさで呟く大人たちが多い中、若い世代は、そんなふたりを微笑ましそうに見ているという、会場内の雰囲気が真っ二つに分かれていた。
そんな会場内の視線を集めた殿下たちが、私たちにお祝いを述べた後、ほどなくしてローズ様がウスベニ様と現れたのである。
※ 続きは朝方にアップできればします。
マロウ様に恥をかかせる事になった初日。
翌日、ドキドキしながら周囲の反応を伺ってみると、マロウ様が何度も何度も私を気遣って言ってくれたように、妻の勤めを果たせなかった事は全く問題になってなさそうだった。
それどころか、そんな不出来な嫁である私の事を、お義父様やお義母様を筆頭に、使用人の皆さんも大層心配してくれて大切にしてもらったのである。
マロウ様は、仕事で忙しい毎日を過ごしていて、時々他国に行ったりして帰ってこない日があった。
彼はいずれ侯爵になるし、子供の様なわがままな感情は隠して、彼に心配かけないようにするのがいいのかもしれない。だけど、やっぱり会いたかったし、数日だけでも仕事でいなくなるなんて我慢が出来なくて、2週間ぶりに帰ってきてくれた彼の胸に抱き着いて、こう言ってしまった。
『マロウ様、お帰りなさいませ。お仕事お疲れ様です。無事に帰って来てくれてとても嬉しいです。だけど……寂しかったです。わたくし、ずっとマロウ様のお側にいたいんです……お仕事が大変なのもわかるんです。だけど、毎日帰って来て欲しい。そんな事、無理ですよね。わかってるんです。……でも、会いたくて堪らなかったです』
『ただいま、ビオラ。俺もだ、俺の方が毎日、一日中ビオラと一緒にいたかった。本当は仕事になど行きたくないが、そうもいかない。いっそ、ポケットにビオラを入れて連れて行きたいくらいなのだが……。出来る限り毎日帰るようにする。その、今日も一緒に過ごしていいか?』
すると、マロウ様はそんな我がままな私の言葉を受け止めて許してくれた。なんて心の広い人なのだろう。それどころか、私が気を使わないようにそんな風に冗談まで交えながらとても喜んでくれるなんて、私の旦那様は世界一素敵だ。
男女のあれこれは、一応習っている。特に、チェリーから赤裸々に色々聞いていたし、わかりやすい、旦那様をつかんで離さないための閨の技が書かれた教科書も母から手渡されていた。だから、男の人を満足させるためのあれこれも知識だけはあるつもりだ。
結婚まであと数か月。その間、私とのつながりを待ってくれるということは、マロウ様だって欲求不満になってしまうだろう。すると、浮気に走ったり、そういうお仕事の女性と関係を持ったりすると聞いた時、そんなのは絶対に嫌だと思った。
だから、シーツの中でそれとなく彼の様子を伺っていたし、はしたないけれど、中心の状態を気にはかけていた。マロウ様が眠っている時に、こっそり気づかれないように触れた事もある。だけど、そこは本に描かれたいたように、硬く大きく反り返ったりしていなかったから、まだ色々しなくても大丈夫なのかなと思っていた。
ある日、マロウ様が夜半過ぎに、私が眠っているのか確認するように覗きこんできた。実は半分起きていたけれど、なんだか目を開けにくい雰囲気を感じて寝たふりをしていた。
すると、私の頭をそっと枕に置いて、キスをしたあと、たぶんトイレに行ったんだと思う。なかなか帰って来てくれなくて、彼の温もりのなくなった冷たいベッドに取り残された感じがして悲しくなった。
暫くすると、静かにマロウ様が部屋に入って来たから、寝たふりなんてやめて抱き着いた。
『ビオラ、起きていたのか?』
『マロウ様……どちらに行かれていたのですか? グスッ』
ぎゅうぎゅう抱きつく、我がままで子供っぽくて泣き虫な私を撫でてくれる優しい彼が好き。片時も離れず、ずっと側にいて欲しい。
どこに行っていたのか聞くと、やっぱりトイレだった。長いのは、ひょっとしてお腹をこわしていたのかもしれないと思った私は、すぐに胃腸薬を準備してマロウ様に飲んでもらったのである。
その事を、後日久しぶりに会ったチェリーに伝えると大笑いされた。男の人の下半身事情を鎮めに行ったのだと知りびっくりした。
まだ妻じゃないけれど、彼の妻としてそのような事は私がしなければと思い、後日同じように彼が部屋を出て行こうとした時にしがみ付いて行かせなかった。
『ビオラ、ちょ、待て、待ってくれ! ここはビオラが気にしなくていいから。だから、手を離して……うあっ』
『つ、妻として、せめてこのくらいはさせてください! わたくし、一生懸命頑張りますから! マロウ様、観念してズボンから手を離してくださいっ! えいっ!』
なんだかんだの押し問答の末、かなり恥ずかしがられたけれど、ほぼ無理やりズボンを降ろした。すると、大きく膨らんでいるそこが、勢いよく私の目の前で反動をつけながら現れた。
見た瞬間、今まで覚えてきた色んな事がふっとんで真っ白になってしまった。
どうしていいかわからなくて、泣きそうになりながら、マロウ様を見上げて尋ねた。
『これがマロウ様の……。おっきい……あ、あの! あの、あの。えっと……どうして欲しいか教えてください……』
『ビオラ……』
初めて見た時は、なんだか怖いようなマロウ様のソコも、その日から彼に教えてもらいながら手でしている。
恥ずかしかったし、照れて恐々からスタートしたけれど、見慣れたのもあり、今ではとても愛しいし、なんならもっとしてあげたいと思える。両手でなんとか握れるくらいのとても大きな彼のを擦ったり色々試したりして、今では大分上達したと思う。
熟睡している本体にバレないように見た、穏やかに寝そべっているマロウ様のマロウさまの姿は、ふにゃっとしている。
本体が寝ている時の明け方のマロウ様のマロウさまは、触ってもないのに、なぜだかとっても元気だ。勿論、本体が起きていて私が彼のを愛している時とは、太さも、長さも、硬さも、全然違う。何倍も膨れ上がっていて、とても同じマロウ様のマロウさまだとは思えない。全く別の生き物のようだ。
一体、何がどうなって、こうなっているのだろう?
出来れば、こっちのマロウさまで繋がりたいけど……この大きさのまま、元気になってくれないかしら? ちょっとツンってしただけで、あっという間にむくむく育っちゃうから無理よねえ……
なんて、ちょっと馬鹿な事を考えたりする余裕まで出て来た。
痛くないのか聞くと、痛くはないが、ずっとその状態だと辛いらしい。そういう時は、教えてもらった通りに、マロウ様のマロウさまを満足させてあげると、本体であるマロウ様もとても気持ち良さそうで幸せそうだから、もっとしてあげたくなる。
他の男にこんな事するな、絶対に見てはいけないときつく言われたけれど、そんな事するはずがない。
私にはずっとマロウ様だけだ、マロウ様のしかこんな事したくないと言うと、なぜだか泣きそうになったマロウ様にぎゅうぎゅう抱きしめられたのであった。
家の事も、お義母様や周囲の人たちに教わりながら少しずつ覚えて行っている。先日私が主催したお茶会は大成功で、笑顔で太鼓判を押されたのだった。
そして、今日。
私は大粒のアレキサンドライトのネックレスとイヤリング、そして指輪をつけて、私を綺麗に身支度してくれた皆と一緒に愛しい彼の訪れを待っていた。
今日のために作られた、世界でたった一つのドレスは、美しいグラデーションで、夜が明けて新しい朝を迎えようとする希望に満ちた空の色だ。マロウ様を身にまとっているようでとても愛おしく感じる。嬉しいし、これで堂々と彼の婚約者として胸を張れると思うと誇らしくもある。
大きくて重みを感じる、このアレキサンドライトたちに恥じないよう、彼と共に未来を歩いて行きたい。まだ少しだけ怖いような気もするけれど、彼がいてくれるのならどんな事だって乗り越えられると思った。
「ビオラ、さあ行こう。とても美しいよ」
「はい、マロウ様……マロウ様も、とても素敵です」
私を迎えに来たマロウ様は、私の髪の色のスーツに身を包んでくれていた。少し驚いて、私に見惚れて言葉すら失ったと言ってくれた彼の指し出された腕に、そっと手を添える。
お義父様の挨拶も終わり、私たちが招待客の前に姿を見せると、あちこちから温かい笑顔と共に祝辞を贈られた。
予定通り殿下が私たちを祝いに来てくれた時、殿下がエスコートして来た女性が、彼の婚約者であるローズ様じゃない事から会場が騒然となった。
事情を全く知らない人々が、殿下と、特に一緒にいる女性──チェリーに非難の視線と言葉を、聞こえるか聞こえないかくらいの大きさで呟く大人たちが多い中、若い世代は、そんなふたりを微笑ましそうに見ているという、会場内の雰囲気が真っ二つに分かれていた。
そんな会場内の視線を集めた殿下たちが、私たちにお祝いを述べた後、ほどなくしてローズ様がウスベニ様と現れたのである。
※ 続きは朝方にアップできればします。
0
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる