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ころりんころりん1/2 ※毎度お馴染み以下略。文字数が多いので分けます。次回は明日の夜になると叱られそうなので夜中。
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野菜の王子様と揶揄されるフロントとは幼い頃からの親友だ。何かと、俺の父はフロントに厳しくあたるが、どうも、俺が騎士の道を進む事を決めた原因の一端が彼にあると勘違いしている。
文官より武官のほうが向いているから、と何度説明しても、あの頑固な父は理解してくれない。しかも、俺と同じで肉の好きな父にとっては、野菜を作るのはひ弱で頼りないという勝手なイメージを抱いているようだ。
『異世界の乙女に何が何でも気に入られるんだ。なんなら、フロント王子から奪え』
この間、結婚する気になれずふらふらしている俺に父がこう言った。馬鹿馬鹿しい。また何か言ってるとスルーしていた。
だが、フロントに、にやけて乙女とのラブラブっぷりを毎日のように聞かされているうちに、乙女の事が気になり始めた。
ある日、フロントが乙女から深い愛の証である〈あーん♡〉をしてもらっているのを見た。彼は感激の涙を流し、嗚咽をあげながら、あまりおいしくないトウミョイヤーを、世界の美味のように平らげていた。
乙女の優しい微笑み、見つめ合うふたりの間には、幸せ以外の何も見えない。
いいな
と、思った。今まで、どんな恋人同士を見ても、こんな風に考えることはなかった。すると、そこからは俺にも乙女のような女性に、フロントのように溺れるほど愛されたい、誰かを心から愛したいという欲が生まれた。
やがてその相手は、瞬く間にリア様の姿に変わった。小さな体で明るい笑い声で周囲の顔を微笑みに変えてしまう誰にでも優しい彼女。どこもかしこもちんまりしていて、ぎゅっぎゅって抱きしめて可愛がりたくなる。
いつしか、リア様に憧れのような、俺のモノにしたいという独占欲が沸いた。彼女が欲しい、彼女に愛されたいと、ふと気づくと渇望している自分に気付いた。
『リア様の指にブラックダイヤを?』
『うん……照れるけど、ほら、僕たちはお互い黒だろう? 僕もリアの色を身につけたいし、リアも僕とずっと一緒みたいって喜んでくれているんだ。僕は、彼女の明るい瞳に似た琥珀をつけているんだ。こうして離れて(同じ王宮内にいますし、リアの部屋はフロントの隣です)いても、繋がっていられるような気がして。フロントも、いい加減、独身きどってないで誰か良い人を探せよ。カバー侯爵だって、そろそろ孫の顔が見たいだと思うよ?』
『あ……ああ……』
俺とリア様は後日見合いする事が決められていて、フロントもその事を知っている。知っていて、リア様がフロント以外の誰も選ばないって確信しているのか、そう自分に言い聞かせているのか、俺を牽制しているのか。かなりムッとするおせっかいな一言を言われた。
俺は、モヤモヤムカムカジリジリする気持ちになって、その日のうちに、俺の髪の色に近い宝石を算出する島国に向かった。リクガメの姿になり加速して飛んで行って片道4時間ほど。
幸い、体は鍛えてあるし、魔力もかなり保有しているからあまり苦はない。だが、あまりにも時間がなさすぎた。
その島は閉鎖的で、あまり外の者を入れたがらない。だが、偶然にも、以前災害時に俺はこの島に救助活動を行った事があり歓迎された。
事情を話し、少し時間はかかるがファイアーオパールで指輪とピアス、そしてネックレスやヘアアクセサリーなど、様々な世界でたった一つのオーダーメイド品を作るよう依頼した。
勿論、帰ってから誰にもそんな事は言わなかった。フロントにも。
フロントとリア様は、本当にお互いしか見えていないみたいだし、いくら父上たちの反論があったとて、リア様はフロントひとりと決めているんだから、周囲がどれほど奮闘しても無駄だろう。勿論、俺のこんな努力や願いも。
見合い当日、やっとアクセサリーが出来たと聞き慌てて取りに行った。急いだが、リア様を待たせてしまった。しかも、じいが本気で俺と分かっていながら攻撃を仕掛けて来た。
目の前に、リア様がいてるというのに。
俺は、ラスボス悪代官が、俺では防御できそうにない攻撃魔法を唱えようとした時、心が折れそうになった。ところが、そのじいを止めたのはフロントだった。
助かった……!
俺はフロントに礼を言い、さらに、リア様に最初で最後の思い出でもいいから〈あーん♡〉をしてもらいたいと申し出てみた。フロントには断られたが、リア様が、まるで聖母のように俺に大好物の肉の入ったサンドイッチを〈あーん♡♡〉ってしてくれたではないか。
俺はもう、嬉しくてどうしようもなくて、思いっきりかぶりつきたくなった。けど、そんな事をしたら、白くてちっさい手が傷ついてしまう。そうっと、そうっとサンドイッチをチマチマ口の先でちぎるように食べた。
多分、リア様は俺の事を小さな子どもだと勘違いしている。だが、それでもいい。
これで、思い残すことはないと本気で思ったその時、じいが、リア様の行動を見て、俺を第二夫だと大きな声で叫んでくれた。まさか、リア様を得るための最大の敵かと思っていたじいから塩を贈られる事になるとは。
リア様は戸惑っているようだが、嫌がってはいなさそうだ。
俺は、この小さくて、でも大きなチャンスを逃す気はない。どさくさだろうが、なんだろうが構うものか。
可愛らしい彼女に求婚して、先ほど手に入れたばかりのファイアーオパールの指輪をフロントのブラックダイヤの隣にはめた。本当は、ブラックダイヤを抜き取って、俺のと交換したかったが、そんな事をすればチャンスをふいにするかもしれない。
二番目でもいい。これから、俺を意識して好きになってくれたら。そして、次は、リア様が心から愛を込めて俺に〈あーん♡♡♡〉っていいながら、俺が最も望むモノを全部差し出してくれると嬉しい。
※
『リア、さま……』
『インテーク……』
薄暗い俺の部屋のベッドの上で、白い肌、華奢な姿に不釣り合いなほど大きくたわわに実る胸が揺れている。ベッドに仰向けになった俺に跨ぐように乗っているから、これ以上はないほど硬くなった愚息と、彼女の足の間がぴったり引っ付いていた。
可愛い彼女が、俺の部屋にいきなり訪れたかと思うと、ガウンを脱いだ。ガウンの下は、辛うじて胸の先と、足の付け根の大切な部分を隠すほどの布しかない。美しく、怪しく、妖艶に微笑む彼女のその姿に俺は釘付けになった。心臓の音が体全体に鳴って響いているかと思われるほど激しく動いている。
そんな俺を、悪戯が成功したかのようにふふっと笑いながら近寄って、とんっと軽く体を押された。力なんて全く入っていないのに、それに逆らえず、俺はベッドに倒れるように寝転ぶ。
思わせぶりに、ゆっくり動かして俺の名を呼ぶ唇は妙に赤い。そこに吸い寄せられるように視線が固定された。
彼女の手にはサンドイッチはない。右手の指先が、赤い唇にちょんっと当たり、その後、俺の唇をつんっとつっつく。
『インテーク、はい、あーん♡』
『リア様、そんな……俺は……』
『ん、イヤ? 欲しくない? それとも、あなたに会いたくてこんな風に来てしまった私なんていらない?』
『リア様……欲しいに決まってる。だけど、フロントともまだなんだろう? それなのに、俺となんて……』
『シー……ね、インテークぅ……はい、あーん♡』
俺は、彼女に言われるがまま、唇を軽く開けて、彼女の唇を待った。
ちゅっ
一瞬触れたかと思うと、軽く吸い付いて音を立てて離れてしまった。
『あ……』
物足りなさと、寂しさが俺を襲う。そっと閉じていた目を開けると、そこにはうっとり愛しい者を見下ろすかのように頬を赤らめている女神がいた。
『インテーク……もう、ごちそうさま?』
『いや……もっと食べたい』
『わかったわ』
すると、今度はすぐに離れないどころか、俺の唇を割って、可愛らしい舌が入り込んできたのであった。
文官より武官のほうが向いているから、と何度説明しても、あの頑固な父は理解してくれない。しかも、俺と同じで肉の好きな父にとっては、野菜を作るのはひ弱で頼りないという勝手なイメージを抱いているようだ。
『異世界の乙女に何が何でも気に入られるんだ。なんなら、フロント王子から奪え』
この間、結婚する気になれずふらふらしている俺に父がこう言った。馬鹿馬鹿しい。また何か言ってるとスルーしていた。
だが、フロントに、にやけて乙女とのラブラブっぷりを毎日のように聞かされているうちに、乙女の事が気になり始めた。
ある日、フロントが乙女から深い愛の証である〈あーん♡〉をしてもらっているのを見た。彼は感激の涙を流し、嗚咽をあげながら、あまりおいしくないトウミョイヤーを、世界の美味のように平らげていた。
乙女の優しい微笑み、見つめ合うふたりの間には、幸せ以外の何も見えない。
いいな
と、思った。今まで、どんな恋人同士を見ても、こんな風に考えることはなかった。すると、そこからは俺にも乙女のような女性に、フロントのように溺れるほど愛されたい、誰かを心から愛したいという欲が生まれた。
やがてその相手は、瞬く間にリア様の姿に変わった。小さな体で明るい笑い声で周囲の顔を微笑みに変えてしまう誰にでも優しい彼女。どこもかしこもちんまりしていて、ぎゅっぎゅって抱きしめて可愛がりたくなる。
いつしか、リア様に憧れのような、俺のモノにしたいという独占欲が沸いた。彼女が欲しい、彼女に愛されたいと、ふと気づくと渇望している自分に気付いた。
『リア様の指にブラックダイヤを?』
『うん……照れるけど、ほら、僕たちはお互い黒だろう? 僕もリアの色を身につけたいし、リアも僕とずっと一緒みたいって喜んでくれているんだ。僕は、彼女の明るい瞳に似た琥珀をつけているんだ。こうして離れて(同じ王宮内にいますし、リアの部屋はフロントの隣です)いても、繋がっていられるような気がして。フロントも、いい加減、独身きどってないで誰か良い人を探せよ。カバー侯爵だって、そろそろ孫の顔が見たいだと思うよ?』
『あ……ああ……』
俺とリア様は後日見合いする事が決められていて、フロントもその事を知っている。知っていて、リア様がフロント以外の誰も選ばないって確信しているのか、そう自分に言い聞かせているのか、俺を牽制しているのか。かなりムッとするおせっかいな一言を言われた。
俺は、モヤモヤムカムカジリジリする気持ちになって、その日のうちに、俺の髪の色に近い宝石を算出する島国に向かった。リクガメの姿になり加速して飛んで行って片道4時間ほど。
幸い、体は鍛えてあるし、魔力もかなり保有しているからあまり苦はない。だが、あまりにも時間がなさすぎた。
その島は閉鎖的で、あまり外の者を入れたがらない。だが、偶然にも、以前災害時に俺はこの島に救助活動を行った事があり歓迎された。
事情を話し、少し時間はかかるがファイアーオパールで指輪とピアス、そしてネックレスやヘアアクセサリーなど、様々な世界でたった一つのオーダーメイド品を作るよう依頼した。
勿論、帰ってから誰にもそんな事は言わなかった。フロントにも。
フロントとリア様は、本当にお互いしか見えていないみたいだし、いくら父上たちの反論があったとて、リア様はフロントひとりと決めているんだから、周囲がどれほど奮闘しても無駄だろう。勿論、俺のこんな努力や願いも。
見合い当日、やっとアクセサリーが出来たと聞き慌てて取りに行った。急いだが、リア様を待たせてしまった。しかも、じいが本気で俺と分かっていながら攻撃を仕掛けて来た。
目の前に、リア様がいてるというのに。
俺は、ラスボス悪代官が、俺では防御できそうにない攻撃魔法を唱えようとした時、心が折れそうになった。ところが、そのじいを止めたのはフロントだった。
助かった……!
俺はフロントに礼を言い、さらに、リア様に最初で最後の思い出でもいいから〈あーん♡〉をしてもらいたいと申し出てみた。フロントには断られたが、リア様が、まるで聖母のように俺に大好物の肉の入ったサンドイッチを〈あーん♡♡〉ってしてくれたではないか。
俺はもう、嬉しくてどうしようもなくて、思いっきりかぶりつきたくなった。けど、そんな事をしたら、白くてちっさい手が傷ついてしまう。そうっと、そうっとサンドイッチをチマチマ口の先でちぎるように食べた。
多分、リア様は俺の事を小さな子どもだと勘違いしている。だが、それでもいい。
これで、思い残すことはないと本気で思ったその時、じいが、リア様の行動を見て、俺を第二夫だと大きな声で叫んでくれた。まさか、リア様を得るための最大の敵かと思っていたじいから塩を贈られる事になるとは。
リア様は戸惑っているようだが、嫌がってはいなさそうだ。
俺は、この小さくて、でも大きなチャンスを逃す気はない。どさくさだろうが、なんだろうが構うものか。
可愛らしい彼女に求婚して、先ほど手に入れたばかりのファイアーオパールの指輪をフロントのブラックダイヤの隣にはめた。本当は、ブラックダイヤを抜き取って、俺のと交換したかったが、そんな事をすればチャンスをふいにするかもしれない。
二番目でもいい。これから、俺を意識して好きになってくれたら。そして、次は、リア様が心から愛を込めて俺に〈あーん♡♡♡〉っていいながら、俺が最も望むモノを全部差し出してくれると嬉しい。
※
『リア、さま……』
『インテーク……』
薄暗い俺の部屋のベッドの上で、白い肌、華奢な姿に不釣り合いなほど大きくたわわに実る胸が揺れている。ベッドに仰向けになった俺に跨ぐように乗っているから、これ以上はないほど硬くなった愚息と、彼女の足の間がぴったり引っ付いていた。
可愛い彼女が、俺の部屋にいきなり訪れたかと思うと、ガウンを脱いだ。ガウンの下は、辛うじて胸の先と、足の付け根の大切な部分を隠すほどの布しかない。美しく、怪しく、妖艶に微笑む彼女のその姿に俺は釘付けになった。心臓の音が体全体に鳴って響いているかと思われるほど激しく動いている。
そんな俺を、悪戯が成功したかのようにふふっと笑いながら近寄って、とんっと軽く体を押された。力なんて全く入っていないのに、それに逆らえず、俺はベッドに倒れるように寝転ぶ。
思わせぶりに、ゆっくり動かして俺の名を呼ぶ唇は妙に赤い。そこに吸い寄せられるように視線が固定された。
彼女の手にはサンドイッチはない。右手の指先が、赤い唇にちょんっと当たり、その後、俺の唇をつんっとつっつく。
『インテーク、はい、あーん♡』
『リア様、そんな……俺は……』
『ん、イヤ? 欲しくない? それとも、あなたに会いたくてこんな風に来てしまった私なんていらない?』
『リア様……欲しいに決まってる。だけど、フロントともまだなんだろう? それなのに、俺となんて……』
『シー……ね、インテークぅ……はい、あーん♡』
俺は、彼女に言われるがまま、唇を軽く開けて、彼女の唇を待った。
ちゅっ
一瞬触れたかと思うと、軽く吸い付いて音を立てて離れてしまった。
『あ……』
物足りなさと、寂しさが俺を襲う。そっと閉じていた目を開けると、そこにはうっとり愛しい者を見下ろすかのように頬を赤らめている女神がいた。
『インテーク……もう、ごちそうさま?』
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