【完結】【R18】クリスマスプレゼントは、魅惑のガチャ~婚約者をNTRれた令嬢は、ガチャでサンタさんを引き当てたい!

にじくす まさしよ

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小話 ガチャの中身の正体は……② R15

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 シンディが、夫以外の手管で達しようとしたその時、ヨークトールが毛玉ちゃんを鷲掴みにした。

「毛玉! それ以上は許さない! シンディにこういう事をしていいのは僕だけだっ!」
「ピ! ピピィ! ピゥン……、ピピ!」
「お前の存在意義はシンディに快楽を与える事なのかもしれんが、シンディはお前にそんな事を望んじゃいない!」
「ピ……! ピー!」
「そんな事ないって文句言うな! お前は可愛らしい姿とその行動だけでシンディは満足しているだろ! 普段、僕よりもずっと可愛がられているじゃないか!」
「ピ!」
「いいか? シンディにこういう悦びを与えるのは一生僕だけだ。わかったか?」
「ピ」

 なぜか会話が成立している。

  ヨークトールの言葉を受けて、毛玉ちゃんは触手をしゅるしゅると直した。そして、いつのまにか消えた虹色ピュヨコを追いかけて遊びに出かけたのであった。

「…………」

 ヨークトールが毛玉ちゃんを無事に追い払い、達成感を感じて短く嘆息していると、腕の中のシンディからポンポン腕を叩かれた。

「シンディ、大丈夫か? もうアイツは出て行ったから安心……し、て……」

 ヨークトールは、腕の中のシンディに愛を込めながらもう危険は去った事を伝えようとして言葉を発したが、シンディの表情を見て口をつぐんだ。

 そうだ。そもそも、シンディにガチャのカプセルの、秘密にしていたグッズ使用方法などがバレそうになっている状況だった事を思い出して血の気が引いた。勿論、彼女のお尻の下の、大きく立ち上がったソコも血液が無くなりしぼんでいる。

「ヨール、どういう事かきちんと説明してくださらない?」

 にっこり微笑む彼女の瞳には、ちょっとやそっとじゃ納得しないし、嘘やごまかしをすれば一生許さないという決意が見て取れた。



※※※※


「えーと。何から言えばいいのか……」

「わたくしが望むものが出て来るとおっしゃいました。あれは嘘で、いかがわしいグッズが出て来るガチャだったという事でよろしいのかしら?」

「ちがっ!」

「では、わたくしが、あのような、あんな……、あんな。とにかくアレらを望んでいたとでも? 知らなかったのに!」

 シンディは興奮して感情が荒立つ。はっと我に返り息を繰り返して冷静になれと自分に言い聞かせた。ヨークトールはばつの悪い表情のまま、肩を竦めてソファで身を小さくしている。

 ヨークトールは、正直に全てを打ち明ける決心をして、おずおず口を開く。

「シンディは、いや、世間の人たちはサンタのガチャの事を誤解しているんだ……」

「誤解?」

「そもそも、サンタは恋人や夫婦など、大人のパートナーがいる二人の前に現れる。つまり、仲を深めるためのカプセルを授けるんだよ……」

「は?」

「子供に、サンタが訪れた話はないだろう?」

「そういえば……」

「カプセルからは、もちろん、指輪とか、通常の物も出て来るんだけど、やっぱり大人同士だからどうしても、ベッドで使う物を望む人が多くてね……。で、その時に想い描いた心に反応して近しいものが出るんだ」

「ベッドの……。思ったものに近いもの……」

 シンディは、ヨークトールの説明を聞きながら理解するには頭がついていかずオウム返しをするだけだ。

「では、わたくしの回したガチャは……」

「あの時、初めのガチャを回した時にシンディが何を考えていたのかはよくわからない。でも、ねこじゃじゃらしと毛玉は、かわいいものが欲しいと言っていたからアレが出たんだと思う……」

「そ、そもそも、コレはなんなんですの?」

 指さしたのは人体模型とねこじゃじゃらしだ。

「……。人体模型は、キスを上達させるための物だよ。舌を入れると、魔法で中が動き出すんだ」

「キス……」

 そういえば、あの時彼とのキスを思い出していた気がしなくもないと思い当たり、シンディは頬を染めて視線を少し逸らした。

「で、それは……。思っている通りだよ。もう知っているよね?  口淫の練習とか、自分か相手が手に持って、つ、つまり、僕が持ってシンディの中とかに入れて……。た、たまに女の人が男にも使ったり……」

「……!」

 シンディは、ねこじゃじゃらしの先についている、目の前の愛する人のモノよりも小さなキャノコをちらりと見た。彼にもついている体の一部がしっかりと心に浮かんでしまう。

 耳どころか首まで真っ赤になった。毛玉ちゃんに至っては、放っておいたら下半身や彼しか入らない場所まで毛先にいじられただろうことは想像がつく。

「あの、さ。言い出せなくて、ごめん。でも、騙そうとかしたわけじゃなくて」

 ヨークトールは、顔を下に向けて真っ赤になり震えるシンディに、申し訳なく思ったが、これ以上言葉が出なかった。
 


  
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