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シルバーバレットに向かうカインの腕には、女の子がまん丸の目と富士山のような小さな口をまあるく開けて見上げている。
隣にいるフェルミの右手には、小さな紳士の左手が握られていた。
「まずは、フレイムこくにいくんだよね?」
「ええ、そうよ。お母様が若い頃、とっても親切にしてくださった人たちが、アネトたちに早く会いたいって」
「とうしゃまの、おにじょーしも?」
「おにじょうしも?」
「鬼上司だなんて。あなたったら、アネトとビオになんていう言葉を教えたの!」
「いや、それは、だな。おに、お兄上司だ。あにのようにっていう意味だから」
「そんな言葉、どこの国にもありません。ふたりとも、そんな言葉は忘れてちょうだいね」
「はーい」
「はい!」
「よく出来ました」
小さな手が空に向かって真っ直ぐに伸びる。笑いながら、真剣に手を挙げるふたりの頭を撫でた。
フェルミはそんな彼らを見て、とても幸せだと笑う。
「グリーン国に来てから、ずいぶん経ったな」
「ええ。長いようで短かった気がするわ」
フェルミは最後の任期を終えたあと、ゲブリオ公爵邸で過ごした。すでに、研究は終わっていて、彼女の出番は、枯らす依頼が時々ある程度でほとんどない。
各国の護衛騎士は帰国しており、彼女の側にいるのはカインただひとりになっていた。
宙ぶらりんになったフェルミは、当初はカインと共に世界中を旅しようと思っていた。だが、寂しがっていた公爵が、こぶつきでもいいからと、新婚夫婦の部屋を準備していてくれたのである。
公爵が、気弱な老人のふりをする芝居に、フェルミはまんまとひっかかった。
カインは苦笑しながら、彼女が公爵邸に留まるのならと、フレイム国の騎士である彼は、このまま彼女と一緒にいるために騎士をやめようとした。
ところが、フレイム国の若き国王から騎士としての立場はそのままに、もう保護する必要がほとんどなくなったというのに、フェルミの永年護衛騎士としての任務を与えられた。
それは、カインを他国で自由にするわけにはいかないのと、ゲブリオ公爵の孫娘の願いを聞き入れた結果だという。
やっと始まった新婚生活は、寂しかった公爵邸に光を灯した。公爵だけでなく、使用人たちも笑顔になった。無事にふたりの子にも恵まれ、公爵邸の皆と一緒に賑やかな毎日を過ごす。
そんな彼らに、フレイム国に戻るように連絡があった。
フレイム国王の代が変わり、三周年の祝賀が開かれる。未だ、フェルミの保護者であると公言している聖女がフレイム国にこられる予定に合わせて行くことになった。
「おかあさま、さきにいっていい?」
「いいけれど、必ず、」
「おとうさまの目にとまるように、でしょ」
「ええ、そうよ。お父様さえいれば、何が起こっても必ず守ってくださるから」
「わかってますってー」
小さな紳士が、フェルミの右手からするりと逃れて駆けていく。
「あ、おにいしゃま、まってぇ。あたちもいくぅ。おとうしゃま、おろちて」
「ビオはまだ小さいからダメ」
「ビオ、タラップは揺れるし、海というのはとても偉大で美しいけれど、とても恐ろしいものでもあるのよ。陸に近いここでも、落ちたら大変なの」
「ぷぅ。おにいしゃまばっかり、ずるーい」
「お利口さんには、お父様が肩車してあげようかな」
「ほんとに? じゃあ、おりこうさんになる」
ビオは、背の高いカインに肩車をされて瞬く間にご機嫌になった。ゆっくり甲板に向かう。
シルバーバレットの船員に、見知った顔があるたびに、ビオは教えてもらった敬礼をする。
角度も顔に当てる指先の位置も目茶苦茶だが、船員たちは笑って返礼してくれた。
「みんなおそーい! もうすぐしゅっこうだって!」
「アネトがとっても速いのよ。お母様は、お船が揺れて、少し怖いわ。どうしましょう……。どなたか、エスコートをしてくださる素敵な紳士おられないかしら?」
「おとうさまは、ビオを肩車しちゃってるもんね。しょうがないなあ。ほら、おかあさま、てをだして」
アネトが、カインを真似て手を差し出す。フェルミは小さな紳士のエスコートで、無事に甲板に上がることが出来た。
「ねね、おとうさまがおかあさまと、うんめいのであいをはたしたのも、このおふねなんだよね?」
高い甲板から、はるか下のグリーン国の大地を見下ろしながら、アネトはカインに問いかけた。もうすでに、何百、何千回と聞いただろう、両親の出会いから始まる冒険譚をせがむ。
「そうだよ。あの頃、密命を受けてグリーン国に来ていたんだ。お父様が仕事のせいで遅れてしまってね」
「おかあしゃまはやさしいから、ちこくしたおとうしゃまを、ゆるしたんだよね」
「ああ、そうだ。それから、ふたりでお酒を飲んで、とってもいい雰囲気になって……」
カインは、眩しそうに目を細めてフェルミを見た。話しを続けていると、事実よりも誇張されたり脚色されていく。
「おしゃけによって、おとうしゃまと、おててをつないだのよね。で、あちゅいハグもしちゃったのよね」
「ちがうよー、おかあさまが、おとうさまにうっとりして、ちゅーしちゃったんだよ」
「そんなこと、してないような……」
カインの話では、出会ってすぐに恋に落ちたことになっている。両片想いのふたりは、なかなか言い出せず、様々な困難を乗り越えた末に互いの気持ちを伝えあった……らしい。
「カイン、色々違うと思うんだけど」
「いいや、確かに、フェルはあの頃から……」
フェルミは、かなり長い間、彼のことを尊敬する騎士としてしか認識していなかった。だが、それを言うと、子供たちだけでなく、カインまで気落ちするに違いない。
釈然としない気持ちのまま、カインの話を聞いていた。
シルバーバレットが、出航の汽笛を鳴らす。いよいよ、フレイム国に行く時間だ。
船首が完全にグリーン国からそっぽを向いた。船が白波をたてて、ぐんぐん走り出す。故郷が見る間に小さくなった。
「あ、かもめー」
「かもめー」
「あれは、うみねこよ」
「うみねこ」
「うみねこー」
白い鳥が、船を追いかけて来る。暫く並走していたが、彼らもまたどこかに旅立って行くようだ。
フェルミにとっては三度目の、子供たちにとっては初めての航海の先に、何が待っているのだろうか。心が踊り、期待で胸がいっぱいになる。
だが、どんな時、どのような場所にいても、カインや子供たちと一緒なら、どこまでも行けるだろう。
(R18)赤い手の嫌われ子爵夫人は、隣国の騎士に甘すぎる果実を食べさせられる──完
隣にいるフェルミの右手には、小さな紳士の左手が握られていた。
「まずは、フレイムこくにいくんだよね?」
「ええ、そうよ。お母様が若い頃、とっても親切にしてくださった人たちが、アネトたちに早く会いたいって」
「とうしゃまの、おにじょーしも?」
「おにじょうしも?」
「鬼上司だなんて。あなたったら、アネトとビオになんていう言葉を教えたの!」
「いや、それは、だな。おに、お兄上司だ。あにのようにっていう意味だから」
「そんな言葉、どこの国にもありません。ふたりとも、そんな言葉は忘れてちょうだいね」
「はーい」
「はい!」
「よく出来ました」
小さな手が空に向かって真っ直ぐに伸びる。笑いながら、真剣に手を挙げるふたりの頭を撫でた。
フェルミはそんな彼らを見て、とても幸せだと笑う。
「グリーン国に来てから、ずいぶん経ったな」
「ええ。長いようで短かった気がするわ」
フェルミは最後の任期を終えたあと、ゲブリオ公爵邸で過ごした。すでに、研究は終わっていて、彼女の出番は、枯らす依頼が時々ある程度でほとんどない。
各国の護衛騎士は帰国しており、彼女の側にいるのはカインただひとりになっていた。
宙ぶらりんになったフェルミは、当初はカインと共に世界中を旅しようと思っていた。だが、寂しがっていた公爵が、こぶつきでもいいからと、新婚夫婦の部屋を準備していてくれたのである。
公爵が、気弱な老人のふりをする芝居に、フェルミはまんまとひっかかった。
カインは苦笑しながら、彼女が公爵邸に留まるのならと、フレイム国の騎士である彼は、このまま彼女と一緒にいるために騎士をやめようとした。
ところが、フレイム国の若き国王から騎士としての立場はそのままに、もう保護する必要がほとんどなくなったというのに、フェルミの永年護衛騎士としての任務を与えられた。
それは、カインを他国で自由にするわけにはいかないのと、ゲブリオ公爵の孫娘の願いを聞き入れた結果だという。
やっと始まった新婚生活は、寂しかった公爵邸に光を灯した。公爵だけでなく、使用人たちも笑顔になった。無事にふたりの子にも恵まれ、公爵邸の皆と一緒に賑やかな毎日を過ごす。
そんな彼らに、フレイム国に戻るように連絡があった。
フレイム国王の代が変わり、三周年の祝賀が開かれる。未だ、フェルミの保護者であると公言している聖女がフレイム国にこられる予定に合わせて行くことになった。
「おかあさま、さきにいっていい?」
「いいけれど、必ず、」
「おとうさまの目にとまるように、でしょ」
「ええ、そうよ。お父様さえいれば、何が起こっても必ず守ってくださるから」
「わかってますってー」
小さな紳士が、フェルミの右手からするりと逃れて駆けていく。
「あ、おにいしゃま、まってぇ。あたちもいくぅ。おとうしゃま、おろちて」
「ビオはまだ小さいからダメ」
「ビオ、タラップは揺れるし、海というのはとても偉大で美しいけれど、とても恐ろしいものでもあるのよ。陸に近いここでも、落ちたら大変なの」
「ぷぅ。おにいしゃまばっかり、ずるーい」
「お利口さんには、お父様が肩車してあげようかな」
「ほんとに? じゃあ、おりこうさんになる」
ビオは、背の高いカインに肩車をされて瞬く間にご機嫌になった。ゆっくり甲板に向かう。
シルバーバレットの船員に、見知った顔があるたびに、ビオは教えてもらった敬礼をする。
角度も顔に当てる指先の位置も目茶苦茶だが、船員たちは笑って返礼してくれた。
「みんなおそーい! もうすぐしゅっこうだって!」
「アネトがとっても速いのよ。お母様は、お船が揺れて、少し怖いわ。どうしましょう……。どなたか、エスコートをしてくださる素敵な紳士おられないかしら?」
「おとうさまは、ビオを肩車しちゃってるもんね。しょうがないなあ。ほら、おかあさま、てをだして」
アネトが、カインを真似て手を差し出す。フェルミは小さな紳士のエスコートで、無事に甲板に上がることが出来た。
「ねね、おとうさまがおかあさまと、うんめいのであいをはたしたのも、このおふねなんだよね?」
高い甲板から、はるか下のグリーン国の大地を見下ろしながら、アネトはカインに問いかけた。もうすでに、何百、何千回と聞いただろう、両親の出会いから始まる冒険譚をせがむ。
「そうだよ。あの頃、密命を受けてグリーン国に来ていたんだ。お父様が仕事のせいで遅れてしまってね」
「おかあしゃまはやさしいから、ちこくしたおとうしゃまを、ゆるしたんだよね」
「ああ、そうだ。それから、ふたりでお酒を飲んで、とってもいい雰囲気になって……」
カインは、眩しそうに目を細めてフェルミを見た。話しを続けていると、事実よりも誇張されたり脚色されていく。
「おしゃけによって、おとうしゃまと、おててをつないだのよね。で、あちゅいハグもしちゃったのよね」
「ちがうよー、おかあさまが、おとうさまにうっとりして、ちゅーしちゃったんだよ」
「そんなこと、してないような……」
カインの話では、出会ってすぐに恋に落ちたことになっている。両片想いのふたりは、なかなか言い出せず、様々な困難を乗り越えた末に互いの気持ちを伝えあった……らしい。
「カイン、色々違うと思うんだけど」
「いいや、確かに、フェルはあの頃から……」
フェルミは、かなり長い間、彼のことを尊敬する騎士としてしか認識していなかった。だが、それを言うと、子供たちだけでなく、カインまで気落ちするに違いない。
釈然としない気持ちのまま、カインの話を聞いていた。
シルバーバレットが、出航の汽笛を鳴らす。いよいよ、フレイム国に行く時間だ。
船首が完全にグリーン国からそっぽを向いた。船が白波をたてて、ぐんぐん走り出す。故郷が見る間に小さくなった。
「あ、かもめー」
「かもめー」
「あれは、うみねこよ」
「うみねこ」
「うみねこー」
白い鳥が、船を追いかけて来る。暫く並走していたが、彼らもまたどこかに旅立って行くようだ。
フェルミにとっては三度目の、子供たちにとっては初めての航海の先に、何が待っているのだろうか。心が踊り、期待で胸がいっぱいになる。
だが、どんな時、どのような場所にいても、カインや子供たちと一緒なら、どこまでも行けるだろう。
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