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1 ヒロインのタンシちゃんは、メインヒーローの王子に夢中
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どうやら私は、あの事故が切っ掛けとなり異世界転生をしたようだ。ラッキーなことに、裕福な家庭の一人娘として。
短詩はあれからどうなったのか、きっと両親は悔やんで泣いているだろうなとか考えたものの、もうどうしようもない。
私が引きこもりにさえならなかったら、あんなことは起こらなかった。だから、両親は私を追い出したからだと自分たちを責めないで欲しいと思うし、巻き込んだ短詩にはもう一回死んでも償えないほど申し訳ないと自分を責めた。
せめて、今度の人生ではまっとうに生きて、今の両親たちを悲しませないと決意する。
私が産まれたのは、アース伯爵という中立派閥の家だった。貴族令嬢としての教育は、前世のマナーなんて、1w/hほども役に立たない。
びっくりしたことに、魔法がある世界だった。私自身も赤ちゃんのころから物を浮遊させたり、下敷きで髪の毛を逆立てた静電気くらいの電圧10kVくらいの電気を発生させ、この子は魔法の才能あふれる天才だと喜ばせたりした。通常は、魔法が発現するのは5歳くらいかららしい。
そんなこんなで、貴族令嬢としての教育のほかに、魔法の先生までついて、前世よりも大変な勉強量が課せられた。もう二度と家族に悲しい思いをさせたくなかったから必死にやったけど、やればやるほど勉強量が増えてしまう。
両親は一科目ごとの宿題は少ないから、私がものすごく大変だったことに気づいていなかった。だから、総量は大学出身の研究者並みなんだと訴えると、普通の勉強量に減った。
とはいえ、この世界の勉強はとても面白くて、前世の記憶も応用すると、さらに新たな数式や魔法式が出来たのだ。
そのおかげで、アース伯爵家の至宝姫と呼ばれたのは計算外のことで、同年代の子たちからは遠巻きにされてしまった。私と仲良しの人はそこそこできたけど、20代、いや40、50、60オーバーの学者や魔法使いの権威とか、なんというか、こんなはずじゃなかったーと叫びたいほどのコミュニティが形成された。
おかしい、同年代の子たちと和気あいあいとしたお茶会とかピクニック、ショッピングがしたかったのに。
そんな私にも、ちょっと変わった親友が出来た。その子は男の子なんだけど、とある町で果物を盗んでしまい大人に滅多打ちにされているところを助けたのが縁だ。それは真犯人による冤罪で、彼は無実だったんだけど。
私は、真犯人を見つけて彼の無実を晴らした。
孤児だと本人も言っていたし、このまま見捨てられなかった。困り果てて家に連れて帰り両親に彼を紹介すると、紫の瞳の家系がすぐに判明した。彼の紫の瞳は珍しい。両親がホスピタル家に連絡すると、行方不明だった子供だとわかった。それ以来、その家とうちは家族ぐるみで付き合うようになる。
「ね、本当に学園にいかないの?」
「僕は、学園よりも魔法専門学校に行って古代魔法とかの研究をしたいんだ」
貴族の子は、だいたい王都の学園に通う。だけど、彼のように、専門性の高い分野に小さなころから行き、そこで過ごす子も少なくない。
私もだけど、その子も孤児だった経歴があるので社交界の同年代から遠巻きにされているから、学園では彼とつるもうと思っていた。なのに、彼がいないと学園でぼっちになると思い、ちょっと寂しくなる。
「僕、古代のアーティファクトを見つけて、キヨクちゃんに恩返ししたいんだ」
「恩返しなんていいのに。お友達になってくれたから、それで十分なんだけどな。でも、一緒に学園にいけないのは寂しいけど、イヨウくんのやりたいことを応援するよ」
私のたったひとりの同年代の友達は、私が渡したお守りを持って、遠くの研究機関に行ってしまった。その数日後、私は王都の学園に入った。
生徒代表の金髪碧眼の少年は、ヌケドメ・ロッキングという、この国の王道イケメンの金髪赤目の第三王子。そして、煌びやかな彼の隣には、これまたキラキラした、青いストレートの髪で黒目のメガネをかけたヒカケ・ツイスト。
さらに、王子を守るように側にひかえている、黒髪に金色に見える琥珀の瞳のイケメンだ。彼は、学園の制服や礼服よりも甲冑や騎士服のほうが似合いそうだと思った。
その三人の側にいる女の子の、ふわふわした桃色の髪に碧眼のかわいい系美少女を見た瞬間、前世で遊んでいたゲームと一致した。
美少女の名前は、タンシ・アースターミナルと言った。とある子爵が平民の女性に産ませた私生児で、この度、世界で唯一無二の聖女として覚醒したことにより、王国が保護と教育が急務だと王子たちを彼女につけさせたのである。
「あれ? ちょっと待って。隠しキャラがいたよね……え?」
私の唯一の友達であるイヨウ。彼の名前はイヨウ・ホスピタルだ。隠しキャラの名前と一致する。でも、イヨウは孤児で暗殺者の設定だったはずだ。でも、考えるとそのキャラのビジュとも同じだし、私が見つけなかったら、本当の家がわからなかったと思う。
「マジかー。やらかしたかもしれない……」
そこで、私はイヨウが、ゲームの攻略対象であることに初めて気づいた。
知らなかったとはいえ、ゲームの一部をかなり変えてしまい、私はOrzの恰好をしたくなる。でも、ヒロインのタンシちゃんは、メインヒーローの王子に夢中のようで、他の攻略対象には友達未満に見えた。
よくある、逆ハーレム狙いじゃなさそうで、ほっとしつつ、万が一関わったらめんどくさそうなんで、彼らとは鉢合わせしないように気を付けた。
短詩はあれからどうなったのか、きっと両親は悔やんで泣いているだろうなとか考えたものの、もうどうしようもない。
私が引きこもりにさえならなかったら、あんなことは起こらなかった。だから、両親は私を追い出したからだと自分たちを責めないで欲しいと思うし、巻き込んだ短詩にはもう一回死んでも償えないほど申し訳ないと自分を責めた。
せめて、今度の人生ではまっとうに生きて、今の両親たちを悲しませないと決意する。
私が産まれたのは、アース伯爵という中立派閥の家だった。貴族令嬢としての教育は、前世のマナーなんて、1w/hほども役に立たない。
びっくりしたことに、魔法がある世界だった。私自身も赤ちゃんのころから物を浮遊させたり、下敷きで髪の毛を逆立てた静電気くらいの電圧10kVくらいの電気を発生させ、この子は魔法の才能あふれる天才だと喜ばせたりした。通常は、魔法が発現するのは5歳くらいかららしい。
そんなこんなで、貴族令嬢としての教育のほかに、魔法の先生までついて、前世よりも大変な勉強量が課せられた。もう二度と家族に悲しい思いをさせたくなかったから必死にやったけど、やればやるほど勉強量が増えてしまう。
両親は一科目ごとの宿題は少ないから、私がものすごく大変だったことに気づいていなかった。だから、総量は大学出身の研究者並みなんだと訴えると、普通の勉強量に減った。
とはいえ、この世界の勉強はとても面白くて、前世の記憶も応用すると、さらに新たな数式や魔法式が出来たのだ。
そのおかげで、アース伯爵家の至宝姫と呼ばれたのは計算外のことで、同年代の子たちからは遠巻きにされてしまった。私と仲良しの人はそこそこできたけど、20代、いや40、50、60オーバーの学者や魔法使いの権威とか、なんというか、こんなはずじゃなかったーと叫びたいほどのコミュニティが形成された。
おかしい、同年代の子たちと和気あいあいとしたお茶会とかピクニック、ショッピングがしたかったのに。
そんな私にも、ちょっと変わった親友が出来た。その子は男の子なんだけど、とある町で果物を盗んでしまい大人に滅多打ちにされているところを助けたのが縁だ。それは真犯人による冤罪で、彼は無実だったんだけど。
私は、真犯人を見つけて彼の無実を晴らした。
孤児だと本人も言っていたし、このまま見捨てられなかった。困り果てて家に連れて帰り両親に彼を紹介すると、紫の瞳の家系がすぐに判明した。彼の紫の瞳は珍しい。両親がホスピタル家に連絡すると、行方不明だった子供だとわかった。それ以来、その家とうちは家族ぐるみで付き合うようになる。
「ね、本当に学園にいかないの?」
「僕は、学園よりも魔法専門学校に行って古代魔法とかの研究をしたいんだ」
貴族の子は、だいたい王都の学園に通う。だけど、彼のように、専門性の高い分野に小さなころから行き、そこで過ごす子も少なくない。
私もだけど、その子も孤児だった経歴があるので社交界の同年代から遠巻きにされているから、学園では彼とつるもうと思っていた。なのに、彼がいないと学園でぼっちになると思い、ちょっと寂しくなる。
「僕、古代のアーティファクトを見つけて、キヨクちゃんに恩返ししたいんだ」
「恩返しなんていいのに。お友達になってくれたから、それで十分なんだけどな。でも、一緒に学園にいけないのは寂しいけど、イヨウくんのやりたいことを応援するよ」
私のたったひとりの同年代の友達は、私が渡したお守りを持って、遠くの研究機関に行ってしまった。その数日後、私は王都の学園に入った。
生徒代表の金髪碧眼の少年は、ヌケドメ・ロッキングという、この国の王道イケメンの金髪赤目の第三王子。そして、煌びやかな彼の隣には、これまたキラキラした、青いストレートの髪で黒目のメガネをかけたヒカケ・ツイスト。
さらに、王子を守るように側にひかえている、黒髪に金色に見える琥珀の瞳のイケメンだ。彼は、学園の制服や礼服よりも甲冑や騎士服のほうが似合いそうだと思った。
その三人の側にいる女の子の、ふわふわした桃色の髪に碧眼のかわいい系美少女を見た瞬間、前世で遊んでいたゲームと一致した。
美少女の名前は、タンシ・アースターミナルと言った。とある子爵が平民の女性に産ませた私生児で、この度、世界で唯一無二の聖女として覚醒したことにより、王国が保護と教育が急務だと王子たちを彼女につけさせたのである。
「あれ? ちょっと待って。隠しキャラがいたよね……え?」
私の唯一の友達であるイヨウ。彼の名前はイヨウ・ホスピタルだ。隠しキャラの名前と一致する。でも、イヨウは孤児で暗殺者の設定だったはずだ。でも、考えるとそのキャラのビジュとも同じだし、私が見つけなかったら、本当の家がわからなかったと思う。
「マジかー。やらかしたかもしれない……」
そこで、私はイヨウが、ゲームの攻略対象であることに初めて気づいた。
知らなかったとはいえ、ゲームの一部をかなり変えてしまい、私はOrzの恰好をしたくなる。でも、ヒロインのタンシちゃんは、メインヒーローの王子に夢中のようで、他の攻略対象には友達未満に見えた。
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