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第一章
飛ばないしゃぼん玉
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ライナさんの案内で、雄大な自然を味わう事が出来た。国では見た事のないような可愛い真っ白い動物や、寒さで羽毛がもふっとしている鳥たちがたくさんいて、現実離れしたその美しい光景に時が経つのも忘れてしまう。
「ライナさん、あれはなんですか? 大きな湯気がたくさん出ています! あ、もしかしてあれが温泉ですか?」
「ああ、あれはね間欠泉って言うんだ。この国には、今は休止している大きな火山があって、その凄まじい熱が地の割れ目を通り地表にでてくるんだ。あの辺りは岩がごつごつしていて、近づくといきなり噴射した間欠泉の熱湯に全身浴びて危ないから近寄っちゃダメだよ」
「間欠泉……。すごく怖いものがあるんですね」
熱湯が噴き出す場所なんて恐ろしい。魔法で防御せず知らずに浴びたらひとたまりもないだろう。ぞっとして、絶対に近づかないようにしようと思った。
「ティーナちゃんの国には火山がないから、こういうのも見た事がないんだね。危険地帯にはきちんと案内の立札やロープを張り巡らせているからそこから入らないようにすれば大丈夫だよ。もう少し行った先に、天然温泉の露天風呂があるんだ。肌がつるつるになるから、女の人に人気なんだ。領地の人々や環境客が気軽に入れるように整備されているから、明日にでもつれて行ってあげる」
「露天風呂ってなんですか?」
「ああ、外で入れるお風呂の事だよ。風景や空を見ながらゆっくりくつろげるんだ。男女共有の露天風呂もあるけれど、だいたいは男女別になっているから安心して入れるよ」
「風景を見ながらですか。素敵ですね」
「ああ。昼間はお客さんでいっぱいだから、冷え込むけれど、温泉に入れば温まるから夜にでも来ようか。とてもリラックスできて、心身ともにたまった疲れが癒されるよ」
「わぁ、楽しみです!」
優しい大人の男の人に少しでも子供っぽく見られないように、なるべくはしゃぐ事をやめようと思っていた。けれど、舌の根も乾かないうちに、まるで家族と一緒にいている時と同じように大はしゃぎしてしまう。
時々、しまった、はしゃぎすぎたって思うんだけれど、そんな子供っぽい私でもライナさんは優しく微笑んで、楽しそうに色々説明してくれた。
なんでだろう。ライナさんといると、素の自分をさらけ出せるのがやっぱり不思議。やっぱり、大人な彼が私に合わせてくれる余裕があるからかな?
ふと、隣にいるライナさんを見上げると、お兄様たちのようにとことん優しい瞳で私の事を見守っていてくれていた。
バチっと視線が交差して、なんだか恥ずかしくなる。さっと視線を逸らして、間欠泉のほうを見ると、ちょうど熱湯が噴水のように、勢いよく空高く舞い上がるのが見えた。辺りに水しぶきがまき散らされているのがわかる。あのしぶきも熱湯で、一粒でも当たれば酷いやけどを負い水膨れになるらしい。
その後、近くの露店が並ぶ商店街に案内された。ホットワインやアツアツのフランクフルト、揚げたてのポテトに甘いラスキアイスプッラ。シュークリームのようなパンに生クリームがいっぱい挟まったラスキアイスプッラは、中にベリージャムが入っていて酸味のアクセントが効いている。
「美味しいですー。シュークリームとちがって、パンがしっかりしていて。でも小さいしふんわりしているからたくさん食べ過ぎちゃいそうです」
「はは、気に入ったのならお土産にいくつか包んでもらおうか?」
「うーん。魅力的な提案なんですけれど、脂っこいものや甘いものは食べ過ぎたらいけないんです。太りすぎるとトーニョービョーや生活シューカンビョーになって体に悪いってお母様が言ってました」
「エミリアさんは相変わらず物知りだね。聞いた事のない病気の名前だけど、太らないように気を付けるよ。ティーナちゃんは痩せすぎているくらいだから、もう少し食べても良いと思うけどね」
「ライノさんまでお父様やお兄様たち同じ事を言うんですね。そうやって甘やかされると、あっという間に太っちゃうからその誘惑には負けませーん」
「はは、本当の事だよ。と言っても、この国の女の子でも太るのを気にするからなあ。そんなに太りたくない?」
「だって、なんだかんだ言って、男の人は太っている女の人よりも痩せているほうが好きなんでしょう?」
「健康的な体型ならそれがいいね。人それぞれの好みがあるんだろうけど、俺はもうちょっとぽちゃっとしている女の子も魅力的だと思うよ?」
「むぅ、またしてもお父様やお兄様たちと全く同じことを……」
「はは、ティーナちゃんが好きになった人が痩せているほうが好みなら、今くらいを維持しているのもいいだろうね。そう言えば、ティーナちゃんは番を探しているんだろう? 番なら、外見なんて全く気にしないと思うんだけどね」
「うーん、まだ番に出会ってないんでよくわからないんですけれど、お父様はお母様がどんな姿でも変わらず愛しているとは思います」
「だろうねぇ……。でもね、ティーナちゃん。番じゃなくても、俺たちだって同じだよ。好きな人が笑顔で元気に過ごしてくれていたら、それだけで最高なんだ」
「それは、勿論そうですよ! 私たち獣人だって、番に巡り合えなかったり、相手にパートナーがいたら別の人と普通の恋愛をするんですもん。でも、番って憧れで。私もお父様たちのようになりたいなって思うんです」
「そっか……番に会えるといいね。そのためにサンタになったんでしょ?」
「んーと、番を見つけるためもあるんですけど……。私、気が弱くていざとなったら何も出来ないんです。そんな自分を変えたくて、無理を言って家を出て来たんです」
「気が弱かったら家を飛び出すなんて無理だと思うよ? ティーナちゃんは勇気のある素敵な女の子だと思うけど」
「そうですかねー?」
「そうだよ。かわいいし、優しいし、明るい、とっても素敵なレディだよ」
「ライノさんったら、冗談ばっかり。昨日からほめ過ぎですってばぁ……!」
「俺は、男相手の仕事上の方便ならともかく、プライベートでは女性に対して本当の事しか言わないよ」
もう、穴があったら入りたいとはこの事だ。周囲からわりと持て囃されて誉め慣れているとはいえ、居たたまれなくなって冗談めかして頬を膨らました。すると、ライノさんがさっきまでのふんわりした雰囲気から、真面目な表情をしてくれた言葉は、なんだか心をほぐして素直な気持ちを育ててくれる。
「ライノさん……、あの、ありがとうございます」
下心まるだしの美辞麗句や社交辞令じゃない、ライノさんの気持ちのこもった言葉は、私の心にすっと入って来る。照れくさすぎて、顔を両手で隠してしまった私の頭を優しくぽんぽんってしてくるライノさんは、お兄様よりもおにいさまみたいに感じた。
それからはなんとなく、お互いに無言で歩いた。何一つ会話なんてないのに、落ち着く人も初めて。このまま何も言わずに、どこまでも歩いていけそうだなんて今までにはあり得なかった考えが浮かぶ。
「そうだ、ティーナちゃん。ちょっとこっちに来て」
もうすぐライノさんの家が見える頃になって、少し道外れの雪がつもった場所に案内された。一体何があるのかと、そちらを見ても花も動物もなにもない。日が傾いてきたから、容赦なく底冷えしてくる。
首を傾げていると、ライノさんがポケットからしゃぼん玉を取り出した。
「見ていてね」
ライノさんはそう言うと、雪に向かってしゃぼん玉をゆっくり吹きかける。すると、大きなひとつのしゃぼん玉が、雪の上にドーム状に作られた。
「ライノさん?」
しゃぼん玉って空に向かって飛ばすはずなのに。意外な、子供っぽい彼の様子にもびっくりしたし、何がしたいのかわからず、取り合えずしゃぼん玉を凝視した。
すると、しゃぼんの膜に、小さな星がたくさん生まれたかと思うと、くるくる回り踊り出した。小さな星が徐々に大きくなり、やがて雪の結晶がしゃぼんに出来てどんどんくっ付いていく。
「わぁ、きれい……」
そこだけ、まるで雪が降る夜空を作っているかのような、音の無い幻想的な空間だった。うっとり見とれていると、しゃぼんのゆらめきが無くなり凍り付いたかと思うと、ぴしりとヒビがはいりしゃぼん玉が壊れてしまった。
割れると消えるシャボン玉が、ガラスのように粉々になって雪の上に転がったまま。その様子は、物悲しくも美しく、じぃんと私の胸に感動を与えた。
「素敵……ですね」
「母に教えてもらったんだ。南国ではこれは見る事が出来ないだろう? 寒いからこそ美しい、そんなものをたくさん見て行って欲しいんだ」
しゃがんでいたライノさんが、中腰の私を見上げる形になっている。早い日の暮れの時間。夕日がライノさんの横顔を照らしていた。
照れているのか夕日に照らされているからか、彼の顔が赤らんでいる。そんなライナさんの、サプライズが成功したかのような子供っぽい笑顔も、この国でしか見る事が出来ない素敵なワンシーンだと思った。
「ライナさん、あれはなんですか? 大きな湯気がたくさん出ています! あ、もしかしてあれが温泉ですか?」
「ああ、あれはね間欠泉って言うんだ。この国には、今は休止している大きな火山があって、その凄まじい熱が地の割れ目を通り地表にでてくるんだ。あの辺りは岩がごつごつしていて、近づくといきなり噴射した間欠泉の熱湯に全身浴びて危ないから近寄っちゃダメだよ」
「間欠泉……。すごく怖いものがあるんですね」
熱湯が噴き出す場所なんて恐ろしい。魔法で防御せず知らずに浴びたらひとたまりもないだろう。ぞっとして、絶対に近づかないようにしようと思った。
「ティーナちゃんの国には火山がないから、こういうのも見た事がないんだね。危険地帯にはきちんと案内の立札やロープを張り巡らせているからそこから入らないようにすれば大丈夫だよ。もう少し行った先に、天然温泉の露天風呂があるんだ。肌がつるつるになるから、女の人に人気なんだ。領地の人々や環境客が気軽に入れるように整備されているから、明日にでもつれて行ってあげる」
「露天風呂ってなんですか?」
「ああ、外で入れるお風呂の事だよ。風景や空を見ながらゆっくりくつろげるんだ。男女共有の露天風呂もあるけれど、だいたいは男女別になっているから安心して入れるよ」
「風景を見ながらですか。素敵ですね」
「ああ。昼間はお客さんでいっぱいだから、冷え込むけれど、温泉に入れば温まるから夜にでも来ようか。とてもリラックスできて、心身ともにたまった疲れが癒されるよ」
「わぁ、楽しみです!」
優しい大人の男の人に少しでも子供っぽく見られないように、なるべくはしゃぐ事をやめようと思っていた。けれど、舌の根も乾かないうちに、まるで家族と一緒にいている時と同じように大はしゃぎしてしまう。
時々、しまった、はしゃぎすぎたって思うんだけれど、そんな子供っぽい私でもライナさんは優しく微笑んで、楽しそうに色々説明してくれた。
なんでだろう。ライナさんといると、素の自分をさらけ出せるのがやっぱり不思議。やっぱり、大人な彼が私に合わせてくれる余裕があるからかな?
ふと、隣にいるライナさんを見上げると、お兄様たちのようにとことん優しい瞳で私の事を見守っていてくれていた。
バチっと視線が交差して、なんだか恥ずかしくなる。さっと視線を逸らして、間欠泉のほうを見ると、ちょうど熱湯が噴水のように、勢いよく空高く舞い上がるのが見えた。辺りに水しぶきがまき散らされているのがわかる。あのしぶきも熱湯で、一粒でも当たれば酷いやけどを負い水膨れになるらしい。
その後、近くの露店が並ぶ商店街に案内された。ホットワインやアツアツのフランクフルト、揚げたてのポテトに甘いラスキアイスプッラ。シュークリームのようなパンに生クリームがいっぱい挟まったラスキアイスプッラは、中にベリージャムが入っていて酸味のアクセントが効いている。
「美味しいですー。シュークリームとちがって、パンがしっかりしていて。でも小さいしふんわりしているからたくさん食べ過ぎちゃいそうです」
「はは、気に入ったのならお土産にいくつか包んでもらおうか?」
「うーん。魅力的な提案なんですけれど、脂っこいものや甘いものは食べ過ぎたらいけないんです。太りすぎるとトーニョービョーや生活シューカンビョーになって体に悪いってお母様が言ってました」
「エミリアさんは相変わらず物知りだね。聞いた事のない病気の名前だけど、太らないように気を付けるよ。ティーナちゃんは痩せすぎているくらいだから、もう少し食べても良いと思うけどね」
「ライノさんまでお父様やお兄様たち同じ事を言うんですね。そうやって甘やかされると、あっという間に太っちゃうからその誘惑には負けませーん」
「はは、本当の事だよ。と言っても、この国の女の子でも太るのを気にするからなあ。そんなに太りたくない?」
「だって、なんだかんだ言って、男の人は太っている女の人よりも痩せているほうが好きなんでしょう?」
「健康的な体型ならそれがいいね。人それぞれの好みがあるんだろうけど、俺はもうちょっとぽちゃっとしている女の子も魅力的だと思うよ?」
「むぅ、またしてもお父様やお兄様たちと全く同じことを……」
「はは、ティーナちゃんが好きになった人が痩せているほうが好みなら、今くらいを維持しているのもいいだろうね。そう言えば、ティーナちゃんは番を探しているんだろう? 番なら、外見なんて全く気にしないと思うんだけどね」
「うーん、まだ番に出会ってないんでよくわからないんですけれど、お父様はお母様がどんな姿でも変わらず愛しているとは思います」
「だろうねぇ……。でもね、ティーナちゃん。番じゃなくても、俺たちだって同じだよ。好きな人が笑顔で元気に過ごしてくれていたら、それだけで最高なんだ」
「それは、勿論そうですよ! 私たち獣人だって、番に巡り合えなかったり、相手にパートナーがいたら別の人と普通の恋愛をするんですもん。でも、番って憧れで。私もお父様たちのようになりたいなって思うんです」
「そっか……番に会えるといいね。そのためにサンタになったんでしょ?」
「んーと、番を見つけるためもあるんですけど……。私、気が弱くていざとなったら何も出来ないんです。そんな自分を変えたくて、無理を言って家を出て来たんです」
「気が弱かったら家を飛び出すなんて無理だと思うよ? ティーナちゃんは勇気のある素敵な女の子だと思うけど」
「そうですかねー?」
「そうだよ。かわいいし、優しいし、明るい、とっても素敵なレディだよ」
「ライノさんったら、冗談ばっかり。昨日からほめ過ぎですってばぁ……!」
「俺は、男相手の仕事上の方便ならともかく、プライベートでは女性に対して本当の事しか言わないよ」
もう、穴があったら入りたいとはこの事だ。周囲からわりと持て囃されて誉め慣れているとはいえ、居たたまれなくなって冗談めかして頬を膨らました。すると、ライノさんがさっきまでのふんわりした雰囲気から、真面目な表情をしてくれた言葉は、なんだか心をほぐして素直な気持ちを育ててくれる。
「ライノさん……、あの、ありがとうございます」
下心まるだしの美辞麗句や社交辞令じゃない、ライノさんの気持ちのこもった言葉は、私の心にすっと入って来る。照れくさすぎて、顔を両手で隠してしまった私の頭を優しくぽんぽんってしてくるライノさんは、お兄様よりもおにいさまみたいに感じた。
それからはなんとなく、お互いに無言で歩いた。何一つ会話なんてないのに、落ち着く人も初めて。このまま何も言わずに、どこまでも歩いていけそうだなんて今までにはあり得なかった考えが浮かぶ。
「そうだ、ティーナちゃん。ちょっとこっちに来て」
もうすぐライノさんの家が見える頃になって、少し道外れの雪がつもった場所に案内された。一体何があるのかと、そちらを見ても花も動物もなにもない。日が傾いてきたから、容赦なく底冷えしてくる。
首を傾げていると、ライノさんがポケットからしゃぼん玉を取り出した。
「見ていてね」
ライノさんはそう言うと、雪に向かってしゃぼん玉をゆっくり吹きかける。すると、大きなひとつのしゃぼん玉が、雪の上にドーム状に作られた。
「ライノさん?」
しゃぼん玉って空に向かって飛ばすはずなのに。意外な、子供っぽい彼の様子にもびっくりしたし、何がしたいのかわからず、取り合えずしゃぼん玉を凝視した。
すると、しゃぼんの膜に、小さな星がたくさん生まれたかと思うと、くるくる回り踊り出した。小さな星が徐々に大きくなり、やがて雪の結晶がしゃぼんに出来てどんどんくっ付いていく。
「わぁ、きれい……」
そこだけ、まるで雪が降る夜空を作っているかのような、音の無い幻想的な空間だった。うっとり見とれていると、しゃぼんのゆらめきが無くなり凍り付いたかと思うと、ぴしりとヒビがはいりしゃぼん玉が壊れてしまった。
割れると消えるシャボン玉が、ガラスのように粉々になって雪の上に転がったまま。その様子は、物悲しくも美しく、じぃんと私の胸に感動を与えた。
「素敵……ですね」
「母に教えてもらったんだ。南国ではこれは見る事が出来ないだろう? 寒いからこそ美しい、そんなものをたくさん見て行って欲しいんだ」
しゃがんでいたライノさんが、中腰の私を見上げる形になっている。早い日の暮れの時間。夕日がライノさんの横顔を照らしていた。
照れているのか夕日に照らされているからか、彼の顔が赤らんでいる。そんなライナさんの、サプライズが成功したかのような子供っぽい笑顔も、この国でしか見る事が出来ない素敵なワンシーンだと思った。
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