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第4章 得たものとモノ
視線の先にあるもの
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この場にいるはず者ない者の声。いや、いて欲しくなかった者。それに先ほどの言葉で理解する。こいつらもここを攻略したのだと。
「ユゼリ、どうしてここに⁉」
「お前たちを追ってきたんだよ」
「何でそんなことを?」
「いやー。お前たちのことが心配でな。それにオレたちより前に入ったお前たちが遅いからここで待っててやったんだよ。優しいだろ、オレ。」
何を言っているのだろうこいつは。ようはストーカーだろ。何が優しいだよ。俺は皮肉を込めて言う。
「ああ、優しいな。で、俺たちに何か用か?用がないならここにいるなよ。ここにいたいならそれでもいい。俺たちがここからいなくなるから。」
そんなことを言っても、ユゼリはニヤニヤ顔を止めることはなかった。
「そんな悲しいこと言うな。ほらこれな~んだ?」
ユゼリの手には、フロワストーンが握られていた。本当に性格が悪いなこいつは。あの時の俺たちの様子を見てたな。
「それがどうした?」
「おや、これが欲しかったんじゃなかったのか、なあ“ヴィレ”」
ヴィレ?誰だそいつは。あいつか、それともあいつ?あいつはヴィレっぽくないしな。
「ヴィレはユゼリのリブロティアよ」
ああ、あの猫みたいなやつか。興味なかったから目に入らなかった。ただ、普通の猫とは何か違うようなこの違和感はなんだ?
「ユゼリ、そんな回りくどい言い方しちゃ駄目じゃないか。あいつらそれじゃわからないだろ。」
ピキッ。そんな音が俺の顔から鳴った気がする。ご主人共々嫌な言い方しやがって。
「ディタ行くぞ。こんな奴らと話してる暇はない」
「そうね。相手をしているだけ無駄だわ」
「行っちまうのか?・・・じゃあ、これならどうだ、オレに勝てたらこれ、やるよ」
その言葉を聞いて俺は、ピタッと足を止めてしまった。頭では、立ち止まってはいけないと思っていても無意識に足が言うことを聞かなかったのだ。この場から立ち去ることに意味が生まれてしまったから。しょうもない意味が。俺は振り向かずにその言葉だけ言った。
「本当だろうな?」
「ちょ、ロガ!?何か企みがあるに決まってるじゃない。何で止まるのよ」
「くくくっ。本当だ。ただ、条件付きで。」
「ほらね。ロガ、聞く必要ないわよ‼さっさと行くわよ。」
企みがあるのはわかっている。ただ、俺はもうしょうもない意味に捉われていた。まあ、ちょっとした八つ当たりっていうのも含まれてるかもしれないが。
「条件ってなんだ?」
「ロガ?」
俺はすでにユゼリの方を向いている。ディタが今どんな表情をしているか何てわからない。
「情報をくれよ。手に入ったんだろ、首から手が出るほど欲しかった情報が」
俺はユゼリの言う“情報”が何なのか、すぐわかってしまった。ただ、ユゼリがなぜその“情報”が欲しいのかわからなかった。
「何のためにその情報が欲しいんだよ」
「ん?そんなの暇つぶしだよ。それ以上でもそれ以下でもない。最近ダンジョンに挑んでもつまらなくてな、だからだよ。」
「そんな理由で⁉ロガ何してんのよ。行くわよ‼」
これで、逃げるわけにも負けるわけにもいかない。馬鹿にしやがって。
「わかった。その勝負乗ろう」
「なんで・・・」
そんなのディタだってわかっているだろう。でも、ディタはそう思っていても俺よりも冷静だった、それだけ。その違いだけだろう。想いの大きい小さいじゃない。
「くくくっ。ルールは簡単、1対1の魔法勝負。参ったというか、動けなくなったら負け、これでいいか?」
「ああ、なんでも構わない」
「準備万端ってか。・・・じゃあ、スタート」
そんな味気ない、突拍子もない感じで勝負が始まった。
「ユゼリ、どうしてここに⁉」
「お前たちを追ってきたんだよ」
「何でそんなことを?」
「いやー。お前たちのことが心配でな。それにオレたちより前に入ったお前たちが遅いからここで待っててやったんだよ。優しいだろ、オレ。」
何を言っているのだろうこいつは。ようはストーカーだろ。何が優しいだよ。俺は皮肉を込めて言う。
「ああ、優しいな。で、俺たちに何か用か?用がないならここにいるなよ。ここにいたいならそれでもいい。俺たちがここからいなくなるから。」
そんなことを言っても、ユゼリはニヤニヤ顔を止めることはなかった。
「そんな悲しいこと言うな。ほらこれな~んだ?」
ユゼリの手には、フロワストーンが握られていた。本当に性格が悪いなこいつは。あの時の俺たちの様子を見てたな。
「それがどうした?」
「おや、これが欲しかったんじゃなかったのか、なあ“ヴィレ”」
ヴィレ?誰だそいつは。あいつか、それともあいつ?あいつはヴィレっぽくないしな。
「ヴィレはユゼリのリブロティアよ」
ああ、あの猫みたいなやつか。興味なかったから目に入らなかった。ただ、普通の猫とは何か違うようなこの違和感はなんだ?
「ユゼリ、そんな回りくどい言い方しちゃ駄目じゃないか。あいつらそれじゃわからないだろ。」
ピキッ。そんな音が俺の顔から鳴った気がする。ご主人共々嫌な言い方しやがって。
「ディタ行くぞ。こんな奴らと話してる暇はない」
「そうね。相手をしているだけ無駄だわ」
「行っちまうのか?・・・じゃあ、これならどうだ、オレに勝てたらこれ、やるよ」
その言葉を聞いて俺は、ピタッと足を止めてしまった。頭では、立ち止まってはいけないと思っていても無意識に足が言うことを聞かなかったのだ。この場から立ち去ることに意味が生まれてしまったから。しょうもない意味が。俺は振り向かずにその言葉だけ言った。
「本当だろうな?」
「ちょ、ロガ!?何か企みがあるに決まってるじゃない。何で止まるのよ」
「くくくっ。本当だ。ただ、条件付きで。」
「ほらね。ロガ、聞く必要ないわよ‼さっさと行くわよ。」
企みがあるのはわかっている。ただ、俺はもうしょうもない意味に捉われていた。まあ、ちょっとした八つ当たりっていうのも含まれてるかもしれないが。
「条件ってなんだ?」
「ロガ?」
俺はすでにユゼリの方を向いている。ディタが今どんな表情をしているか何てわからない。
「情報をくれよ。手に入ったんだろ、首から手が出るほど欲しかった情報が」
俺はユゼリの言う“情報”が何なのか、すぐわかってしまった。ただ、ユゼリがなぜその“情報”が欲しいのかわからなかった。
「何のためにその情報が欲しいんだよ」
「ん?そんなの暇つぶしだよ。それ以上でもそれ以下でもない。最近ダンジョンに挑んでもつまらなくてな、だからだよ。」
「そんな理由で⁉ロガ何してんのよ。行くわよ‼」
これで、逃げるわけにも負けるわけにもいかない。馬鹿にしやがって。
「わかった。その勝負乗ろう」
「なんで・・・」
そんなのディタだってわかっているだろう。でも、ディタはそう思っていても俺よりも冷静だった、それだけ。その違いだけだろう。想いの大きい小さいじゃない。
「くくくっ。ルールは簡単、1対1の魔法勝負。参ったというか、動けなくなったら負け、これでいいか?」
「ああ、なんでも構わない」
「準備万端ってか。・・・じゃあ、スタート」
そんな味気ない、突拍子もない感じで勝負が始まった。
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