僕がサポーターになった理由

弥生 桜香

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第一章

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 結局何の成果も上がらず、月曜日がやってきた。

 今日は演習でまた、僕たちが戦う事になる。

 残念な事に相手は先週の月曜日に戦っていたので、僕たちはまともに相手の戦術は分からない。

「おい、無能。」
「……。」

 ただ、相手の一人は僕を蔑む一人だった。

「お前の相方が強いだから、てめぇが強いんだと勘違いすんなよ。」
「おい、お前。」

 流石に暴言だと思ったのか、彼のペアの男が止める。

「おめぇら、いい加減似やがれ、つーか、マジ面倒だ。」

 扇先生はやる気がなさそうに言う。

「Cの群青、涼宮(すずみや)お前ら先に入れ。」
「ああ?」
「いいのか?」
「お前らな敬語ぐらい使え。」
「はっ。」
「わり…じゃなかった、すみません。」

 鼻で笑う群青くんと違い、涼宮くんはちゃんと謝っている。

「もういい、ここの部屋はビル街を想定している、それを念頭に入れておけよ。」
「へいへい。」
「おい。」

 さっさと中に入っていく二人に扇先生は頭を掻く。

「本当に今どきのガキは。」
「あの、今回の持ち込みは?」
「おめーは三つまでだ。」
「…僕だけですか?」
「ああ、前回やりすぎたな。」
「……。」

 先生の言葉に僕は苦笑を浮かべるしかなかった。

「んで、お前だけに言っておくが、お前らの勝利条件は相手に大怪我を追わせない事、できるだけ、相手を降参と言わせること、あと、器物損害も少なくすること。」
「無茶ぶりですね。」
「おめーらとの実力差がありすぎるんだ。」

 くあ、とあくびをする先生に僕は首をひねる。

「まあ、確かに御神くん一人だとそうですよね、つまりは僕がどれくらいセーブさせるかがカギになる、というところですか?」
「……。」

 何故か、先生は「お前、何言ってるんだ」というような目をされるが、何か間違っただろうか?

 僕は分からなかったが、気づいたら五分経ったのか、ひょうちゃんは僕に声をかけることなく一人中に入っていく。

「ちょっと、御神くん。」

 僕は彼を呼ぶがひょうちゃんは足を止めない。

 仕方ない、僕はそう思うと、いくつかの装備を置いてから中に入った。

 さて、相手はどう出るかな?
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