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第40話 変えても、それは日常か?
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綺洞さんが、ちょっと髪とか整え出したみたい。
ちょっと長めの髪を適当にしていた程度が、ヘアゴムひとつで整えただけ? なのに、なんか雰囲気違う……??
陸音さんみたいなドレッドヘアじゃないけど。なんとなく……綺麗に見えた。またインスピレーションもらった感覚になった兆しがあって、すぐ自宅にUターン。
なんか、変な感じ。
「んんん??」
別に、身だしなみ整えるのはいいと思ってた。むしろ、ちょっとダラーってした感じが多かったし。
でも、『きっかけ』がわかんない。
おばちゃんとこの引き継ぎのときは別だけど、普段から……が今までなかったから??
(あれ、誰……?)
雰囲気、が髪型ひとつであれだけ変わる。
受けた印象で、変なデザインのイメージ浮かんだけど……思ったようには出来なかった。
形には出したいけど、うまくいかない。
もがいて、足掻いての……あの嫌な感じだ。
何かに、あたしは非常に焦ってしまっている。これを誰に相談すべきかなんて……綺洞さんのことで悩んでいるのに、本人に言えないなら!!
「……なんで、俺なんだよ。奏歌はしゃーないにしても」
「……流子ちゃんだと、茶化されると思ったから」
「……恋人として否定出来ん」
結局のところ、ご飯あとに陸音さんへ押しかけに来たわけでして……お詫びも兼ねて、好きなお店のお菓子を賄賂にして受けてもらえることにぃ。
ちょっと長めの髪を適当にしていた程度が、ヘアゴムひとつで整えただけ? なのに、なんか雰囲気違う……??
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なんか、変な感じ。
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形には出したいけど、うまくいかない。
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何かに、あたしは非常に焦ってしまっている。これを誰に相談すべきかなんて……綺洞さんのことで悩んでいるのに、本人に言えないなら!!
「……なんで、俺なんだよ。奏歌はしゃーないにしても」
「……流子ちゃんだと、茶化されると思ったから」
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