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第22話 ポイ活での還元を初めて
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給料日とは別の日に、『ポイ活』としてのポイント還元をすると藍葉は少し決めた。
上司となった成樹についても、使用方法は好きにしていいと連絡はもらっているので。まず『還元先』の一覧を見てみる。
ギフトカードもあれば、バーコード決済での使用ポイントまで。
主な利用先がいくつもあると迷ってしまうというものの、藍葉はひとつ選んでみれば。
還元したポイントが、五千円分出来上がった。ちなみに、この金額はあくまでここ半月で『異世界ファーム』の設備とクルスの生活面を整えただけの……ミッションコインで得たポイントでだけだ。まだ少し還元の余裕はあるが、今回はこれ以上はやめておく。
慣れ過ぎて、あとで請求……はなくとも。普通の社会人経験もない藍葉にはまだ何が何だかわからないからだ。これが実は……とか成樹を疑いたくないが、ゼロの可能性も低い。
まだまだ線引き生活からの離脱も出来ていないため、どうしたって疑ってしまうのだ。
「……交換は出来たけど。何に使おう??」
キャッシュレスの金額なので、手元に直接あるわけではない。
これで買いたいものも、大概買えると言われても。まだ前回の給与が余裕であるので……一応出来るか練習しただけだ。かと言って、今空腹かと言われても微妙な感じ。
「……ニット帽作りたいから、ネット通販してみようかな?」
趣味が手芸と読書の藍葉なので、それに使ってみようと意気込む。リハビリもいいが、手作業をするのも嫌いじゃないのだ。端末で色を選んでいると、不意に成樹のことが浮かんだのとそろそろ彼の誕生日が近いのを思い出して。
「……成樹くんへのプレゼント」
仕事で得た給与を他人のために使うなんて、以前の自分なら否定していただろうが。卑屈になりかけてた原因の相手である彼から、きちんと謝罪されたし。SNSでのやり取りも良好。
恋の相手、というのは間違っていないが。向こうも今はフリー。
なら、チャンスはゼロじゃないと意気込んでいいかもしれない。と、真剣にサイトにある毛糸の在庫を確認していく。
「……マフラー、手袋はちょっと。だと、やっぱり……帽子??」
普通のニット帽よりも、立体的なキャッスケット。色合いは髪と普段着のイメージをだいたい想像して……だが、あの謝罪以降直接は対面していない。
会社の勤務時間というのは、定時だと十七時か十八時らしいがあっているだろうか。ともあれ、もう彼へのプレゼント作りをするのは決定したので注文は確定。
その後に、ファームの様子を見ていくとクルスはきちんと食事を取っているのかレシピ作成の項目はきちんと埋まっていた。今は風呂なのか、湯気のデフォルメが露天風呂の小屋の上に出ていたが。
「……ご飯。そう言えば、今日何しようかな?」
美晴が帰宅している様子はないが、成樹と会ってからはちょくちょく寄ってくれているのだから、必要かどうかをメッセージしてみれば。
『シゲもおるけど、追加ええ?』
「はいぃいいいいいお!!?」
相手には聞こえずとも、焦るのは当然だ。
もう来る前提のようなメッセージしか来ないので、了解したと返事をしてから……カジュアルでも見苦しくないものへと着替えた。家でご飯、を誘うのもいかがなものかと思うが。
両親たちはいらないと確認してから、冷蔵庫の中身を漁り出した。
「……お菓子は大昔にしても。ご飯? 好き嫌いはそこまで知らないけどぉ」
揚げ物は嫌いじゃないはず、と唐揚げ定食でも作るかと意気込んでみる。長時間の立ち仕事は出来ないので、補助椅子を用意してから調理を始めた。
上司となった成樹についても、使用方法は好きにしていいと連絡はもらっているので。まず『還元先』の一覧を見てみる。
ギフトカードもあれば、バーコード決済での使用ポイントまで。
主な利用先がいくつもあると迷ってしまうというものの、藍葉はひとつ選んでみれば。
還元したポイントが、五千円分出来上がった。ちなみに、この金額はあくまでここ半月で『異世界ファーム』の設備とクルスの生活面を整えただけの……ミッションコインで得たポイントでだけだ。まだ少し還元の余裕はあるが、今回はこれ以上はやめておく。
慣れ過ぎて、あとで請求……はなくとも。普通の社会人経験もない藍葉にはまだ何が何だかわからないからだ。これが実は……とか成樹を疑いたくないが、ゼロの可能性も低い。
まだまだ線引き生活からの離脱も出来ていないため、どうしたって疑ってしまうのだ。
「……交換は出来たけど。何に使おう??」
キャッシュレスの金額なので、手元に直接あるわけではない。
これで買いたいものも、大概買えると言われても。まだ前回の給与が余裕であるので……一応出来るか練習しただけだ。かと言って、今空腹かと言われても微妙な感じ。
「……ニット帽作りたいから、ネット通販してみようかな?」
趣味が手芸と読書の藍葉なので、それに使ってみようと意気込む。リハビリもいいが、手作業をするのも嫌いじゃないのだ。端末で色を選んでいると、不意に成樹のことが浮かんだのとそろそろ彼の誕生日が近いのを思い出して。
「……成樹くんへのプレゼント」
仕事で得た給与を他人のために使うなんて、以前の自分なら否定していただろうが。卑屈になりかけてた原因の相手である彼から、きちんと謝罪されたし。SNSでのやり取りも良好。
恋の相手、というのは間違っていないが。向こうも今はフリー。
なら、チャンスはゼロじゃないと意気込んでいいかもしれない。と、真剣にサイトにある毛糸の在庫を確認していく。
「……マフラー、手袋はちょっと。だと、やっぱり……帽子??」
普通のニット帽よりも、立体的なキャッスケット。色合いは髪と普段着のイメージをだいたい想像して……だが、あの謝罪以降直接は対面していない。
会社の勤務時間というのは、定時だと十七時か十八時らしいがあっているだろうか。ともあれ、もう彼へのプレゼント作りをするのは決定したので注文は確定。
その後に、ファームの様子を見ていくとクルスはきちんと食事を取っているのかレシピ作成の項目はきちんと埋まっていた。今は風呂なのか、湯気のデフォルメが露天風呂の小屋の上に出ていたが。
「……ご飯。そう言えば、今日何しようかな?」
美晴が帰宅している様子はないが、成樹と会ってからはちょくちょく寄ってくれているのだから、必要かどうかをメッセージしてみれば。
『シゲもおるけど、追加ええ?』
「はいぃいいいいいお!!?」
相手には聞こえずとも、焦るのは当然だ。
もう来る前提のようなメッセージしか来ないので、了解したと返事をしてから……カジュアルでも見苦しくないものへと着替えた。家でご飯、を誘うのもいかがなものかと思うが。
両親たちはいらないと確認してから、冷蔵庫の中身を漁り出した。
「……お菓子は大昔にしても。ご飯? 好き嫌いはそこまで知らないけどぉ」
揚げ物は嫌いじゃないはず、と唐揚げ定食でも作るかと意気込んでみる。長時間の立ち仕事は出来ないので、補助椅子を用意してから調理を始めた。
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