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第64話 移動のピン立てのために
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大学の復学は無事に手続きが完了になったが。もともと、卒論以外の単位はほとんど完了しているので、インターンを優先して生活するようにした。
手術の日程はまだ決まらないが、成樹も最近メッセも含めて色々連絡が取りにくいらしい。ただし、藍葉が寝る前に十分ほどだけ『通話』する習慣はつけるようにしてくれた。声に疲れが出ているのはわかったが、睡眠は藍葉との次のデートのためにもちゃんと寝るようにはしているらしい。
なので、ひとりでも出来ることはと、ポイ活の『モニター』としてもっと活動的になろうと『公共機関』を久しぶりに利用してみることにした。
「どこ行こうかな~?」
復学しても履修ゼミ以外、あまり大学に行く必要がないのだが。これまで、ほとんどをインドア派に近い生活をしていたせいもあって、出歩くのを勝手に我慢していたのだ。杖の使える範囲、近場、などと行くところも大抵同じ場所。それで事足りることが多かったため、大学に行くときくらいしか公共機関も使えてはいない。
障がい手帳もあるため、割引も結構されているが。手術後は精神側の方にしなくてはいけないかと考えたが、今は気にしないでおこう。
資金はあるので、まずはバスから。
ICカードと手帳を見せたら割引してもらえるのはいつものこと。次に、電車も同じく。
目的地をまず、ショッピングモール前にセッティングしたら……スマホにもDLしたアプリを起動。以前はすぐにバグったチェックインを展開すると、しゅるんと水が流れていくようなエフェクトが始まり、ポイントの数値がスロットのように動いていく。四桁以上のところで止まったので、今度はバグも問題なさそうだ。
「よし。次は……カフェで、ポイント還元の支払いが出来るか」
ショッピングモールだと数か所はあるだろうが、ここでも公共機関を使うための目的地でしかない。カフェで電子決済ができる場所を検索し、そこまでバスなどを使って移動。到着したときには、もうお昼前くらいだったのでしっかりランチでも取ろうと決めた。
健常者であれば、誰だって『普通』に行動することなのに。藍葉は少しひねくれていた性格もあって……態と、しなかったかもしれない。成樹へのトラウマも加味しつつ、普通の人が当然のようにする行動を避けていた。足への負担も大きかったから……と、簡単に諦めて。
けど今は、出来ることが少しずつ増えてきたのだから、逆に挑戦をしなくてはと思い込む気力が強くなっている。
成樹との交際スタートがきっかけだとしても、インターンとしても彼の役に立ちたいし……なにより、自分はもっと周りに甘えていいんだとわかったところから変えていこうと決めたのだ。
バスに揺られ、停留所近くのカフェに入ってからまたチェックインを展開してポイントを貯めていく。
しばらくは、この繰り返しになっていくが。足以外の筋力を少しでも鍛えないと、手術するのに不具合があってはいけない。フード類は、監修担当になりそうな宅配弁当のリサーチ代として美晴や成樹に報告することは決まっている。
それをまとめる報告書は、今も通っているPC教室でレポートの延長からスタートしようと……色々進むことが出来た。もっとはやくに、は後悔しても今更意味がない。
藍葉は、充実している『今』を存分に楽しむことから、生活の再スタートを切ることにしたのだ。先日、両親にもそのことを話せれたので、『よかった』とかなり泣かれたが。
手術の日程はまだ決まらないが、成樹も最近メッセも含めて色々連絡が取りにくいらしい。ただし、藍葉が寝る前に十分ほどだけ『通話』する習慣はつけるようにしてくれた。声に疲れが出ているのはわかったが、睡眠は藍葉との次のデートのためにもちゃんと寝るようにはしているらしい。
なので、ひとりでも出来ることはと、ポイ活の『モニター』としてもっと活動的になろうと『公共機関』を久しぶりに利用してみることにした。
「どこ行こうかな~?」
復学しても履修ゼミ以外、あまり大学に行く必要がないのだが。これまで、ほとんどをインドア派に近い生活をしていたせいもあって、出歩くのを勝手に我慢していたのだ。杖の使える範囲、近場、などと行くところも大抵同じ場所。それで事足りることが多かったため、大学に行くときくらいしか公共機関も使えてはいない。
障がい手帳もあるため、割引も結構されているが。手術後は精神側の方にしなくてはいけないかと考えたが、今は気にしないでおこう。
資金はあるので、まずはバスから。
ICカードと手帳を見せたら割引してもらえるのはいつものこと。次に、電車も同じく。
目的地をまず、ショッピングモール前にセッティングしたら……スマホにもDLしたアプリを起動。以前はすぐにバグったチェックインを展開すると、しゅるんと水が流れていくようなエフェクトが始まり、ポイントの数値がスロットのように動いていく。四桁以上のところで止まったので、今度はバグも問題なさそうだ。
「よし。次は……カフェで、ポイント還元の支払いが出来るか」
ショッピングモールだと数か所はあるだろうが、ここでも公共機関を使うための目的地でしかない。カフェで電子決済ができる場所を検索し、そこまでバスなどを使って移動。到着したときには、もうお昼前くらいだったのでしっかりランチでも取ろうと決めた。
健常者であれば、誰だって『普通』に行動することなのに。藍葉は少しひねくれていた性格もあって……態と、しなかったかもしれない。成樹へのトラウマも加味しつつ、普通の人が当然のようにする行動を避けていた。足への負担も大きかったから……と、簡単に諦めて。
けど今は、出来ることが少しずつ増えてきたのだから、逆に挑戦をしなくてはと思い込む気力が強くなっている。
成樹との交際スタートがきっかけだとしても、インターンとしても彼の役に立ちたいし……なにより、自分はもっと周りに甘えていいんだとわかったところから変えていこうと決めたのだ。
バスに揺られ、停留所近くのカフェに入ってからまたチェックインを展開してポイントを貯めていく。
しばらくは、この繰り返しになっていくが。足以外の筋力を少しでも鍛えないと、手術するのに不具合があってはいけない。フード類は、監修担当になりそうな宅配弁当のリサーチ代として美晴や成樹に報告することは決まっている。
それをまとめる報告書は、今も通っているPC教室でレポートの延長からスタートしようと……色々進むことが出来た。もっとはやくに、は後悔しても今更意味がない。
藍葉は、充実している『今』を存分に楽しむことから、生活の再スタートを切ることにしたのだ。先日、両親にもそのことを話せれたので、『よかった』とかなり泣かれたが。
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