【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版

櫛田こころ

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第九章 想う相手に向けて

285.シャケ茶漬け-①

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 ◆◇◆










「チャヅケ……ですか?」


 フィーさんと一緒に厨房に突撃して、マリウスさんにおやつ代わりのお茶漬けを提案すると首をひねっちゃいました。


「カティアが作るから絶対美味しいと思うよ!! ね、ね、マリウス!!」
「わかりました。しかしながら、私はウルス米をあまり扱ったことがないのです」
「そこはね! カティア?」
「はい、任せてください!!」


 問題はお米もだけど、お茶漬けの出汁みたいな部分だ。昆布茶とかお茶漬けの素がないから、どうしようか……って、少し悩んではいる。

 鰹節とかがよくわかっていないから、普通の出汁茶漬けは難しい。なら、お魚で工夫しよう!!

 シャケに近いお魚があれば多分大丈夫!!

 フィーさんに記憶を読んでもらうと?


「うーん。マリナって魚かな? 塩漬けしたりする以外だと、麺の料理に使う程度だけど」
「マリウスさん! 塩漬けのマリナを拝借して良いですか!?」
「え、ええ……構いませんが」


 お魚の貯蔵庫に行くと、シャケトバみたいなものとかがたくさん!! 生は一部保存の魔法で管理しているようです。

 無事にシャケの切り身みたいなのをいただけたら、まずはお米を炊きましょう!!


「ウルス米……お米はさっと洗って、濁った液体が出たら水切りします!」


 新米ではないと思うけど、保存の魔法のこともあるから多分新米の扱いでいいと思う。無洗米は流石にないだろうから、研ぎは絶対。

 ザルで受け止めたら、小鍋に入れてだいたいの目安で水を入れる。


「蓋をして、軽く煮立つまで火を強めに。あぶくが出たら、蓋をしたままごく弱火で……砂時計一回くらいの時間まで炊きます」
「僕んとこだと、専用の器具あるけど」
「……教えてくださいよぉ」
「まあ、ここはないからそっちの方がいいでしょ?」
「はーい」


 しばらく待っている時間がもったいないので、その時間に具材作り。

 シャケことマリナの塩焼きをマリウスさんにお願いして、僕はフィーさんとネギを切ったり、青じそのような葉物。あと、ごまもあったので。

 それと、冷たいお茶もいいが今回は温かいのがいいので、フィーさんがエディオスさんの献上品からくすねてきたと言う緑茶を淹れておく。

 ご飯が炊けたら、蒸らしも大事な事を教えます。


「そのまま開けてはいけないのですね?」
「お米が張り付いて、あとの片付けが大変になります」
「わかりました」


 蒸らしも完了したら、深めのスープ用の器に盛り付けて……お茶をかける!!

 試食用に作ったのを、マリウスさんとライガーさんに食べていただくよ?
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