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第十章 冬来たりて
305.冬の日常
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今日は座学……教室での授業のように、カイツさんからの魔術講義を受けることになりました。
演習場を借りるわけにもいかないのと、冬だと魔術の実践も少ないらしいのでひたすら紙とペンを使って授業を理解していく。
今日まで、セリカさんから大雑把でもこの世界の文字を習っていたから、カイツさんにも変に思われなかった。
「……随分と綺麗な字だね?」
「そうですか??」
セヴィルさんのように達筆ではないけど、子供にしては綺麗な字だそうだ。セリカさんと出会う前はフィーさんから軽く教えてもらってたし絵本で勉強もしていた。その成果かもしれない。
「うん。その年代にしては綺麗だ。君は貴族ではないらしいが、これだったら貴族達とも変わらない出来だね?」
「恐縮です」
属性について。
魔術の構成について。
扱う詠唱について。
などなどなど。
とにかく、ひたすらメモ書きを繰り返していく。合間に、カイツさんに使い方を教えたので彼からお茶を淹れてもらうのだ。
休み休みだけど、魔法とかがない世界から来た僕は覚えることが大変だった。
料理とかは、食材名が違うとこを除けばそこまで難しくないんだよね??
「さて、今日の小テストだ」
授業の最後に、簡単なテストをするのもだいぶ習慣になってきた。セリカさんとのお勉強もそうだから、慣れてはきたけど。小学生には、ちょっとハードだ。僕が実際に小学生サイズの人間だと、カイツさんは知らないけどね?
とにかく、書いて書いて書きまくる!!
今日の復習だったけど、すごく難しくはない。
多少手加減されていても、簡単ではないけどちょっと大変なくらい。
でも、終わったら頭が軽くショートしかけた。
「終わりましたぁ……」
「お疲れ様。んじゃ、結果は明日」
こんな感じで、一日に二時間程度の授業をすれば終わり。
テストの結果は翌日が多いので、それで授業の内容もちょいちょい変わる。間違えたところの再確認とかね?
終わったら、僕はすでに寝ているクラウの横で軽く仮眠。
お昼寝すると、すっごく頭が冴えるんだよね?
あと、起きたら軽くお腹が空くから……厨房をお借りして、色々作ったり。
今日は何を作ろうかなあ……と、僕は眠気がやってきたので目を閉じた。
そして、寝ていたんだけど……少しして目が覚めたのだ。
「…………クアトロフォルマッジ食べたい」
おやつなのに、コテコテのチーズピッツァが食べたい欲求が出てしまったのだ。なので、フィーさんの部屋に行ってから厨房にお邪魔することを決めた。
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