【完結】ピッツァに嘘はない! 改訂版

櫛田こころ

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第十五章 異界の夏に向けて

460.親友と今の友達

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 ◆◇◆










 ちょっと……いや、だいぶ凄い真実を知っちゃったんだけど。


(……ファルミアさんが、けい?)


 僕より前に転生した時期とか、色々違うけど。

 元の顔の面影もないから……全然結びつけられなかった。と言うか、僕はそもそも記憶を封印されていたから。彼女の名前も忘れていたんだもの。

 レイアークさんは、ピッツァを堪能するのに……僕らに彗の事を告げたらさっさと帰っちゃったけど。

 僕は僕で……フィーさんと部屋で話し合うことにしました。


「ミーアが、君の親友ねぇ?」


 フィーさんもさっき知ったから……僕と同じくらいにびっくりしているようだ。


「……まだ。ちょっと信じられないです」
「面影とかないから?」
「全く」
「ミーアも、記憶が封じられていただろうね?」
「……戻されたら、どうなるか」


 ちょっと……いや、だいぶ怖い。

 怖いのは……質問攻めが色々ある事とか!

 彗だったら、絶対そうだもん!!


「けどまあ。君はミーアのことは好きなんでしょう?」
「……それは、まあ」


 超歳上だけど……お料理上手だし、日本出身ってことで意気投合はしてたし。

 彗の時とは違うやり取りは……嫌いじゃなかった。むしろ、楽しかったね。


「だったら、大丈夫だよ。クロノ兄様から記憶戻されたかもだけど……まだ識札も何も来てないでしょう?」
「……彗だったら、乗り込んできそうですけど」
「……それ。今までのミーアとあんまり変わらなくない?」
「……ですよね」


 初対面(?)で、ああ言う出会い方だったから……ある意味で、彗と同じだ。僕のいるところに、いきなり出てくるとか。

 今は……妊娠中だから、そんな無茶しないと思うが。

 彗だったら、わかんないからね!!

 僕は……とりあえず、識札でファルミアさんに連絡事項をお伝えしようと決めたが。

 コロネさんが来て、僕らにエディオスさんの執務室に来て欲しいと伝言をされたのだ。


「エディんとこ?」
「はい。とても……重要な事だと」
「僕もですか?」
「はい。フィルザス神様とカティアさんと」
「ふゅぅ(僕はー?)」
「クラウも行こうか?」


 なので、お手紙は一度中断して……部屋を出ることにしました。

 フィーさんの案内で執務しに来たけど。

 中では……大きな浮いている鏡の前で、エディオスさんとセヴィルさんが……誰かに話しかけているところだった。


「……マジ?」
『大マジよ』
「……本当なのか?」
『ええ』


 聞こえてきた声は……ファルミアさんだった!!


「け……ファルミアさん!?」


 僕が思わず声を上げると……エディオスさん達が振り替えってくれたので、鏡みたいなものにファルミアさんが映っているのがよく見えた!
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