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第三章 交わる記憶
088.覚えたもの
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「削ってくださったカッツを火の魔法で焦げ目がつくまで炙って」
チーズパンを手早く作っていきます。
出来上がったら、蜂蜜のポットを受け取って躊躇わずにどばっとかければ、
「そ、そんなにも⁉︎」
シャルロッタさんもだけど、遠巻きに見えてた他のコックさんも顔が引きつっていくが気にしない。
「出来ました!」
「ほら、シャル。食ってみろよ」
「あ、は……い」
猫がすっごく慎重に餌を吟味する感じ。
あれと似た面持ちでシャルロッタさんがおそるおそるチーズパンを手にしていく。蜂蜜が滴るのにちょっと青ざめてるけど、そこは料理人の性なのか出されたものは口にするみたい。小ちゃなお口を開けて、端っこをかぷっと頬張った。
「甘いけど、カッツの塩っぱさでくどくない……美味しいです!」
「「やった!」」
思わずイシャールさんとハイタッチしちゃうけど、イシャールさんの力で手のひらがいちゃい……。
「カティア、次はコッテージの方だな?」
「はい!」
牛乳を鍋で温めてリモ二汁を加えたら分離していくのにまたシャルロッタさんが目を丸くされちゃうけど、ここは無視です。
出来上がったら、漉して液とチーズを分けて軽く冷却させて、下層で披露したように簡単カナッペとミニサンドイッチを作っていく。
試食にはここでも若いけど、実年齢は僕より遥かに上のお兄さんお姉さんも同席します。お兄さんは板前さんに見えるくらい髪が刈り上げでした。
「この白いのがカッツ?」
「「いただきます」」
僕とセヴィルさんとイシャールさん以外がそれぞれ口に入れれば、ものの数秒で顔色が激変したよ!
「すっごくさっぱりしてます!」
「カッツ独特の臭みも軽減されて、果物と蜂蜜ともこんなに合うなんて思いもよらなかったです」
「サンドイッチのこの組み合わせなら、試作を重ねればティータイムにぴったりな軽食にもなりそうだわ」
「それは追々だな。んで、どうだシャル? カティアが料理人だって証拠は見れただろ?」
「ええ、そうですね」
パン屑を手で払ってから、シャルロッタさんは僕の前にしゃがんで来た。
「見事だわ。改めて、いらっしゃい中層調理場へ」
「あ、ありがとうございます!」
認められちゃいました!
「さて、カティアちゃんの腕前はわかりました。それはひとまず」
「ぴょ?」
きっ、とシャルロッタさんの猫目が違う方向に鋭く光った。その方向は、
「おい、ゼル⁉︎ 離しやがれ!」
逃げようとしてたイシャールさんです。こちらはセヴィルさんに首根っこ掴まれてたよ。
「このバカに関しては任せた。俺達はまだ行くところがあるのでな」
「お任せください! カティアちゃんに免じて、折檻はいつもの半分にしておきますが」
「半分って、おい⁉︎」
「「自分達は戻りまーす」」
「てめぇら!」
イシャールさんの味方は一人もいなくなりました。
僕はセヴィルさんに手を掴まれて退散する形になったので無理です。
と言うか、さり気なくきゅっと掴んでくる手に僕は心臓ばくばくですよ⁉︎
◆◇◆
中層調理場を後にしてからは、僕が行ってもいい範囲の場所に散策を再開しました。
あとは歩きながら簡単な暦のお勉強。
僕の外見年齢だと簡単な読み書きと暦を知っていればとりあえずは怪しまれないからとのこと。
四季は普通にあって、呼び方は春季、夏季、秋季、冬季。
月の呼び名は数字じゃなくて『神前』と言った季語のような呼び名が多いようで、日にちは大体日本と同じ。一週間も七日でカウントだそうな。曜日感覚はないらしいけど。
「そして、エディオスの即位式典まであと十日程だ」
「あんまり時間がないんですね?」
「準備は然程難しいものはないからな。問題となるのは、浮き足立つ民衆の中でも犯罪をやりかねん者達だ」
「どこでも、お祭りに乗じているんですねーそう言う人って」
万引きとか痴漢とか諸々。
僕は遭遇したことはないけど、SNSやテレビのニュースではちょいちょい取り上げられてるのは見た事がある。
それはいつまで経ってもなくならず、どこにだってあるらしい。
(僕は遭遇したことはないけど……って、あれ?)
今何か違和感を覚えたような……?
「カティア……?」
胸の奥に感じた違和感。
でも、それはとても小さくて微か過ぎて。
僕には認識するのが難しかった。
だから、きっと気のせいだ。
「大丈夫ですよ! 次はどこですか?」
「あ、あぁ。…………と言っても、お前が行ける範囲はとりあえず終わったが」
「そうですか。じゃあ、戻りましょう!」
気取られないうちに、明るく振る舞わなくっちゃ。
それに、クラウもいい加減起きてるかもしれないしね?
「……カティア」
「ほぇ⁉︎」
歩き出そうとしたら、後ろからふわっと抱き締められました。
あたふたしてみるもセヴィルさんは一向に離してくれません!
ここが、人気の少ない廊下で良かったよと片隅に考えるくらいの冷静さはあるけど、ほとんどが大慌て!
「無理に明るく振舞おうとするな。今何か思い出しかけたのだろう?」
僕そんなに表情に出さないの得意でいたつもりなのに。
「……なんで、わかっちゃうんですか?」
セヴィルさん、さりげなく僕の感情の変化に気づいてくれる。
他の皆さんもだけど、セヴィルさんは特に気づくのが早い気がする。
「……それは、カティアだからだな」
ここで、御名手だからって言わないセヴィルさんはズルいよ。
僕勘違いしちゃ…………あれ?
『カティアの今のような顔が愛らしいと思ってな?』
『充分胃袋は掴まれたぞ? あちらでもこちらでも』
他にも言われたけど……僕って、セヴィルさんに告白されてた?
(ぴょぉおおおおおぉぉおお⁉︎)
自覚してしまった事実に、僕は頭の中がショートしかけた。
と言うか、『初恋の人』疑惑が解消されたんだから、現在進行形に気づけよ!
「カティア?」
それと、セヴィルさんの吐息近い!
後ろから抱きつかれてるから耳元だけど!
「せ、せせせセヴィルさん! こここ、ここ廊下⁉︎」
「あ、あぁ……すまない」
誰もいなかったかと視線を巡らせば僕の見える範囲には誰もいなかったのでほっと出来た。
「……名残惜しいが、戻るか」
なんか笑っていませんか?、と振り返れば不敵な笑みを浮かべていらした。
さっきの絶対わざとだ!
◆◇◆
パァンッ!
「おっ帰りーー!」
自室にまで送っていただいたら、何故かフィーさんがいらした。
いや、正確には彼だけじゃないが、何故に皆さんクラッカーを手にして僕らに向けてるんですか!
小ちゃなタイプだからって危ないでしょうに。
「……それを人に向けるな」
セヴィルさんもクラッカーの用途は知ってるみたい。
「いやぁ、だってこうして出迎えない訳にもいかないじゃない?」
「そうねー?」
「ねー?」
ヴァスシード夫妻までニマニマと何を言ってるんだろう?
「最後の抱擁はいい仕事したね、ゼル!」
「なっ⁉︎」
「ぴょぉ⁉︎」
なんでついさっきのことをユティリウスさんが知ってるんですか!
「種明かしはカティアの眼にかけておいた術だよ」
僕があわあわしてれば、フィーさんがすっと僕の前にまで来て指パッチンしてきた。
「あ、中庭のとこだけは遮断しておいたよ?」
「何故だ、珍しい……」
「う?」
にまにま笑顔のフィーさんが意味深に言うけど、僕はまだ頭の中がごちゃ混ぜになってて意味がよくわからなかった。
「まあ、兄様達のことは置いとくにして。君達の思い出の共有だからねぇ?」
「…………お前はどこまで見たんだ?」
「なーいしょ!」
そこは可愛く言う必要ないと思うんですが。
「ごめんなさいね、カティ。貴女達の成り行き……こほん、いえ、逢引の様子が気になってね?」
「思いっきり成り行きって言ってましたよね⁉︎」
つまりは、僕の目を通して監視カメラのごとくモニタリングしてたんですね!
「ごっめーん?」
「いやぁ、ごめんごめん」
全然謝ってる感じじゃないですよ!
「けどまぁ、エディに見られてなくてよかったね?」
「自分の従兄弟があり得ないくらいの激変っぷりだったもの?」
「玉に取り出して見せることも出来るよ?」
「「させちゃう?」」
「やめろ‼︎」
映像再生とか僕も勘弁願いたいです!
その日、僕とセヴィルさんはフィーさん達に散々からかわれ、エディオスさん達への報告はセヴィルさんが大雑把に言うと頑なに説得されました。
チーズパンを手早く作っていきます。
出来上がったら、蜂蜜のポットを受け取って躊躇わずにどばっとかければ、
「そ、そんなにも⁉︎」
シャルロッタさんもだけど、遠巻きに見えてた他のコックさんも顔が引きつっていくが気にしない。
「出来ました!」
「ほら、シャル。食ってみろよ」
「あ、は……い」
猫がすっごく慎重に餌を吟味する感じ。
あれと似た面持ちでシャルロッタさんがおそるおそるチーズパンを手にしていく。蜂蜜が滴るのにちょっと青ざめてるけど、そこは料理人の性なのか出されたものは口にするみたい。小ちゃなお口を開けて、端っこをかぷっと頬張った。
「甘いけど、カッツの塩っぱさでくどくない……美味しいです!」
「「やった!」」
思わずイシャールさんとハイタッチしちゃうけど、イシャールさんの力で手のひらがいちゃい……。
「カティア、次はコッテージの方だな?」
「はい!」
牛乳を鍋で温めてリモ二汁を加えたら分離していくのにまたシャルロッタさんが目を丸くされちゃうけど、ここは無視です。
出来上がったら、漉して液とチーズを分けて軽く冷却させて、下層で披露したように簡単カナッペとミニサンドイッチを作っていく。
試食にはここでも若いけど、実年齢は僕より遥かに上のお兄さんお姉さんも同席します。お兄さんは板前さんに見えるくらい髪が刈り上げでした。
「この白いのがカッツ?」
「「いただきます」」
僕とセヴィルさんとイシャールさん以外がそれぞれ口に入れれば、ものの数秒で顔色が激変したよ!
「すっごくさっぱりしてます!」
「カッツ独特の臭みも軽減されて、果物と蜂蜜ともこんなに合うなんて思いもよらなかったです」
「サンドイッチのこの組み合わせなら、試作を重ねればティータイムにぴったりな軽食にもなりそうだわ」
「それは追々だな。んで、どうだシャル? カティアが料理人だって証拠は見れただろ?」
「ええ、そうですね」
パン屑を手で払ってから、シャルロッタさんは僕の前にしゃがんで来た。
「見事だわ。改めて、いらっしゃい中層調理場へ」
「あ、ありがとうございます!」
認められちゃいました!
「さて、カティアちゃんの腕前はわかりました。それはひとまず」
「ぴょ?」
きっ、とシャルロッタさんの猫目が違う方向に鋭く光った。その方向は、
「おい、ゼル⁉︎ 離しやがれ!」
逃げようとしてたイシャールさんです。こちらはセヴィルさんに首根っこ掴まれてたよ。
「このバカに関しては任せた。俺達はまだ行くところがあるのでな」
「お任せください! カティアちゃんに免じて、折檻はいつもの半分にしておきますが」
「半分って、おい⁉︎」
「「自分達は戻りまーす」」
「てめぇら!」
イシャールさんの味方は一人もいなくなりました。
僕はセヴィルさんに手を掴まれて退散する形になったので無理です。
と言うか、さり気なくきゅっと掴んでくる手に僕は心臓ばくばくですよ⁉︎
◆◇◆
中層調理場を後にしてからは、僕が行ってもいい範囲の場所に散策を再開しました。
あとは歩きながら簡単な暦のお勉強。
僕の外見年齢だと簡単な読み書きと暦を知っていればとりあえずは怪しまれないからとのこと。
四季は普通にあって、呼び方は春季、夏季、秋季、冬季。
月の呼び名は数字じゃなくて『神前』と言った季語のような呼び名が多いようで、日にちは大体日本と同じ。一週間も七日でカウントだそうな。曜日感覚はないらしいけど。
「そして、エディオスの即位式典まであと十日程だ」
「あんまり時間がないんですね?」
「準備は然程難しいものはないからな。問題となるのは、浮き足立つ民衆の中でも犯罪をやりかねん者達だ」
「どこでも、お祭りに乗じているんですねーそう言う人って」
万引きとか痴漢とか諸々。
僕は遭遇したことはないけど、SNSやテレビのニュースではちょいちょい取り上げられてるのは見た事がある。
それはいつまで経ってもなくならず、どこにだってあるらしい。
(僕は遭遇したことはないけど……って、あれ?)
今何か違和感を覚えたような……?
「カティア……?」
胸の奥に感じた違和感。
でも、それはとても小さくて微か過ぎて。
僕には認識するのが難しかった。
だから、きっと気のせいだ。
「大丈夫ですよ! 次はどこですか?」
「あ、あぁ。…………と言っても、お前が行ける範囲はとりあえず終わったが」
「そうですか。じゃあ、戻りましょう!」
気取られないうちに、明るく振る舞わなくっちゃ。
それに、クラウもいい加減起きてるかもしれないしね?
「……カティア」
「ほぇ⁉︎」
歩き出そうとしたら、後ろからふわっと抱き締められました。
あたふたしてみるもセヴィルさんは一向に離してくれません!
ここが、人気の少ない廊下で良かったよと片隅に考えるくらいの冷静さはあるけど、ほとんどが大慌て!
「無理に明るく振舞おうとするな。今何か思い出しかけたのだろう?」
僕そんなに表情に出さないの得意でいたつもりなのに。
「……なんで、わかっちゃうんですか?」
セヴィルさん、さりげなく僕の感情の変化に気づいてくれる。
他の皆さんもだけど、セヴィルさんは特に気づくのが早い気がする。
「……それは、カティアだからだな」
ここで、御名手だからって言わないセヴィルさんはズルいよ。
僕勘違いしちゃ…………あれ?
『カティアの今のような顔が愛らしいと思ってな?』
『充分胃袋は掴まれたぞ? あちらでもこちらでも』
他にも言われたけど……僕って、セヴィルさんに告白されてた?
(ぴょぉおおおおおぉぉおお⁉︎)
自覚してしまった事実に、僕は頭の中がショートしかけた。
と言うか、『初恋の人』疑惑が解消されたんだから、現在進行形に気づけよ!
「カティア?」
それと、セヴィルさんの吐息近い!
後ろから抱きつかれてるから耳元だけど!
「せ、せせせセヴィルさん! こここ、ここ廊下⁉︎」
「あ、あぁ……すまない」
誰もいなかったかと視線を巡らせば僕の見える範囲には誰もいなかったのでほっと出来た。
「……名残惜しいが、戻るか」
なんか笑っていませんか?、と振り返れば不敵な笑みを浮かべていらした。
さっきの絶対わざとだ!
◆◇◆
パァンッ!
「おっ帰りーー!」
自室にまで送っていただいたら、何故かフィーさんがいらした。
いや、正確には彼だけじゃないが、何故に皆さんクラッカーを手にして僕らに向けてるんですか!
小ちゃなタイプだからって危ないでしょうに。
「……それを人に向けるな」
セヴィルさんもクラッカーの用途は知ってるみたい。
「いやぁ、だってこうして出迎えない訳にもいかないじゃない?」
「そうねー?」
「ねー?」
ヴァスシード夫妻までニマニマと何を言ってるんだろう?
「最後の抱擁はいい仕事したね、ゼル!」
「なっ⁉︎」
「ぴょぉ⁉︎」
なんでついさっきのことをユティリウスさんが知ってるんですか!
「種明かしはカティアの眼にかけておいた術だよ」
僕があわあわしてれば、フィーさんがすっと僕の前にまで来て指パッチンしてきた。
「あ、中庭のとこだけは遮断しておいたよ?」
「何故だ、珍しい……」
「う?」
にまにま笑顔のフィーさんが意味深に言うけど、僕はまだ頭の中がごちゃ混ぜになってて意味がよくわからなかった。
「まあ、兄様達のことは置いとくにして。君達の思い出の共有だからねぇ?」
「…………お前はどこまで見たんだ?」
「なーいしょ!」
そこは可愛く言う必要ないと思うんですが。
「ごめんなさいね、カティ。貴女達の成り行き……こほん、いえ、逢引の様子が気になってね?」
「思いっきり成り行きって言ってましたよね⁉︎」
つまりは、僕の目を通して監視カメラのごとくモニタリングしてたんですね!
「ごっめーん?」
「いやぁ、ごめんごめん」
全然謝ってる感じじゃないですよ!
「けどまぁ、エディに見られてなくてよかったね?」
「自分の従兄弟があり得ないくらいの激変っぷりだったもの?」
「玉に取り出して見せることも出来るよ?」
「「させちゃう?」」
「やめろ‼︎」
映像再生とか僕も勘弁願いたいです!
その日、僕とセヴィルさんはフィーさん達に散々からかわれ、エディオスさん達への報告はセヴィルさんが大雑把に言うと頑なに説得されました。
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