チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい

616號

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第1章

第二十二話 悪魔の塔とお茶会Talk 閑話

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 時間は少し戻って悪魔の塔を攻略するためにアキトはどこかに行ってしまった後のこと。

ノイリ「アキトさん、結構な勢いで行きましたけど大丈夫ですかね?」

ユウキ「死ぬことはないって言ってたから、まあ、みんなで見ていようよ」

レイラ「じゃあ、あの門の上でお茶でもしながら待ってみようか。三人にお話ししたいこともあるし……」

ノイリ「初めて登りましたけど、上は結構広いんですね。私、テーブルとイスだしますね」

レイラ「いつでも外で飲めるようにお茶セットは持ち歩いてるんだよね~」

ユウキ「お、お茶会だね、いいね~。私、おいしいお菓子もってるよ。……はい、どうぞ!」

ルーミエ「レイラ様、改めてお話ってなんでしょうか?」

レイラ「……改めて話するなんてなんか照れるけれど、頑張って話すね。もしアキトがあの悪魔たちを倒しせた時のことなんだけれど……。私、アキトに結婚を申し込もうと思うの。いいかな?」

「「「えぇーーーー!」」」

レイラ「みんな驚くのは無理ないよね、でもね、屋敷の窓からアキトを一目見たときから好きになっちゃったの……というか心待ちにしすぎて、好きになっちゃってたの」

ルーミエ「えっ、あっ、そのっ……困っ、いや……まだ会って少ししかたってませんけど、ご結婚ですか?あまりに急じゃありませんか?」

レイラ「確かにそうね。まだ、悪魔を倒せるとは決まってないし……。でも、この気持ちをみんなに伝えとかないといけないと思って——。雰囲気を見ていると、みんなアキトのこと好きなんでしょ?」

ルーミエ「……好きですよ。旦那様にしたいくらい」

レイラ「あ~やっぱりぃ、言っといてよかった。あとで揉めたくないからね。ノイリはどうなの?」

ノイリ「あの弟子の私がでしゃばるのも、なんですが……私もアキトさんのことが好きです。師匠のお気持ちもよくわかります。でもアキトさんには色々と魔法とか教えてほしいとかは思ってましたが、お付き合いとか、結婚とかあまり考えられなくて、それに巫女のこともどうなるかわからないし、もう少しゆっくり考えてから答えをだしてもいいでしょうか?」

レイラ「ノイリ、素直に答えてくれてありがとう。恋愛に弟子も師匠もないから気にしなくてもいいよ。ノイリの気持ちはよく分かったよ。ユウちゃんは?」

ユウキ「あたしも、アキトのことはすごく好き。でもお兄ちゃんに憧れているからかもしれないのと結婚したいほどの気持ちはまだないかも。それにこれから私とルーミエのために旅をしてくれるのであれば、恋愛や結婚はまだ考えられないよ。故郷のことをそっちのけで自分だけ幸せになろうなんて思えないから私も保留かな……」

ルーミエ「私はユウキと違い故郷のことは諦めています。お母様が最後に『あなただけでも幸せになりなさい…』と、言ってくださいました。私はアキトとは結ばれて幸せになりたいと思っています」

レイラ「みんな、ありがとう。私はみんなが大好きだよ。アキトのことを取り合って、どこかの悪魔みたいに勝負なんてしたくないしね」

ユウキ「お、うまいこと言うねぇ~」

レイラ「うふふ……私はアキトに関してはルーちゃん、ユウちゃん、ノイリと同じ立場にいると思っているの。遠夜見(とおよみ)の巫女だとか、どこかの国の王女だとか、そんなのは全然関係なくて、みんな同時に好きになってもいいって思っているの。……で、ここからが相談なんだけど、アキトが悪魔の塔を攻略できた時に彼にプロポーズをするつもりなの。でもその後から、ルーちゃん、ユウちゃん、ノイリから彼への告白があっても私は全然かまわない。アキトには多妻でも私は受け入れられるよ」

ルーミエ「レイラ様……」

レイラ「ルーちゃん。私、みんなのこと離れていても仲間だと思ってたから、レイラって呼んで。”れいたん”でも可!……ふふふ」

ルーミエ「わかりました。では、私はレイラの意見に賛同するわ。故郷のこともあるけど、一番はアキトと一緒にいたいと思っているのから、積極的にアプローチしていこうと思ってるけど、いいよね?」

レイラ「全然OK!デレデレしているアキトを想像しても、それが三人なら許せちゃう」

ユウキ「じゃあ私もこれまで通りべたべたしちゃうよ~。一緒にお風呂にはいっちゃうかも!?レイラ、それでも大丈夫?」

レイラ「……う、うん、えーと、その時は一緒に入ろう!」

ユウキ「約束だよー、えへへへ」

ノイリ「私はそこまで積極的になれないのですが、これまで通りにアキトさんに接していきたいと思います」

レイラ「みんな、ありがとう。私のプロポーズもいつになるかわからないけど、緊張してきちゃったな、うふふふふ」

ルーミエ「あ!塔の上空……来たわね」

ユウキ「ほんとだ、回り込んで真上から攻撃するんだね」

レイラ「でかっっっ!あれが暴食の炎!?あんなに大きいの?」

ノイリ「私たちも見るのは初めてです。えっ!塔にかぶりついた!?」

レイラ「うそーん、あれはないわー」

ユウキ「飲み込んでる?あんなに強力すぎる魔法見たことないよー」

ルーミエ「これまでの攻略隊の苦労っていったいなんだったのかしら……」

ノイリ「もう半分くらいですよ。窓から出てくるのモンスターも吸い込んでますね。あっ、そういえば塔の中にいる人はどうなるんでしょうか?」

レイラ「教会に戻るんじゃない?悪魔の塔に入っていく人なんて加護がついている冒険者だけでしょ。加護無しの人や四回目の人が挑戦することも考えにくいし——」

ユウキ「アキトはレイラのこと気に入ってたからな~。ずいぶん思い切ったことしちゃったね~」

ルーミエ「そうそう、話を聞いている間、ずっと鼻の下伸びてたし。まあそれは置いておいて、アキトが攻略していることは、ここだけの秘密にしておきましょう。英雄はともかく戦犯にもなりうる可能性があるわ」

ノイリ「私は絶対に言いませんよ。ここに誓います」

「「「同じく、誓います」」」

ユウキ「地上部分なくなったね。すっきりして山がとっても綺麗だね~」

レイラ「塔がなくなれば朝日や夕日が綺麗に感じられるだろうね~。あ、アキトのあの移動で使っているので連れてってもらおうっと」

ルーミエ「それは名案ね。そのまま地下も行く感じかしら?」

ユウキ「そうみたい。あの炎があればぜったい負けないような気がする」

レイラ「うーんどうかな、世界は広いからな~。あっ一緒に竪穴に入った。それであのアキトの乗り物は何?」

ノイリ「箱魔法だっておっしゃっていました。寝ている時でも展開できて、野営の時にすごい便利です」

ルーミエ「レイラ、私、あの魔法のおかげで野営中だったけど、お風呂に入ることができたのよ。色を黒に変えて外から見えないようにして、満天の星空を眺めらながらのお風呂。人生の中でも最高に贅沢な時間だったわ」

レイラ「そんなこともできるの?私もいつかしてもほしいな~」

ユウキ「それじゃあ五人で入れる大きい湯船を買わないとね……えへへへ」

「「「……(/ω\)……」」」

レイラ「あ、出てきた。もう終わったの?」

ユウキ「戻ってくるみたいだね……会いに行こう!」

レイラ「えっ、えっ!えーーーーーーー!今日なのプロポーズ!?」

ノイリ「師匠!ガンバです」

ユウキ「どんな告白か後で聞かせてもらうからね~」

ルーミエ「仲間ですものね、レイラ。参考にさせていただくわ」

レイラ「わーーー!緊張してきたーーーー!」
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