Red Crow

紅姫

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書記長のお仕事②

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書記長の仕事の中に、移民の対処がある。
移民したという事は、この国の一員となると言うことだ。
平和を掲げるこの国に移民したからには、安心して暮らせるように住む場所や仕事などの対処するのは当たり前のことである。






「どうです?調子は」
ユウィリエ=ウィンベリーは上を見上げ声を張り上げた。
見上げる先には、大きな白い建設途中の建物がそびえ立っている。

「オー、順調ですよ!ユウィ書記長!!」

スルスルと下の地面まで伸びた紐をつたって降りてきた大柄で日に焼けた男が大声でそれに答え、肌とは対象的な白い歯を見せ笑った。


ここは、通称『移民区』と呼ばれる場所だ。
移民達が住むための建物がある地区で、200人くらいならかるく住めるような大型のアパートが並んでいる。
今も2棟のアパートの建設中で、私はその進捗を聞きに来たのだ。

「このままのペースなら1週間後には作り終わるだろう、もう少しペースを早めることも可能ですぞ」

ガハハと笑う男は、グレッグ=スクワイア。アパートづくりの責任者である。

「相変わらず仕事が早くて助かります、グレッグさん」

「なになに、こうして望む仕事をさせてくれて、愛弟子までできて…感謝してもしきれない程の恩義がありますからな。迅速に仕事をするのは当たり前のことですぞ」

途中から、今もなお建設途中のアパートで作業に当たる愛弟子たちを見てグレッグは言った。

グレッグもまた移民の一人だった。グレッグがもといた国は徹底的な国の管理下のもとで国民達が働かされており、自分がやりたい仕事をすることすらできなかったと聞く。
もともと建物が好きで、建設業をやりたかったという彼に今の仕事を任せたのは自然なことである。彼の作る建物は住む人、使う人のことを考えて作られており、評判も上々だ。

『オレも移民でこの国に来た身。同じ移民たちに安心して暮らせる場を作れるこの仕事を誇りに思ってる』

かつて、彼は私にそういったものだ。
だから、私は彼に信頼を寄せている。

「親方ー!」
とアパートの方からグレッグを呼ぶ声がした。何かあったのだろう。

「貴方にこの仕事を任せて良かった。ペースは今のままで大丈夫だと思います。早める必要が出来たら連絡させてもらいます」

「わかりました。では、オレは仕事に戻ります」

そう言って駆けていくグレッグの後ろ姿を見てから、私はその場を離れた。




せっかく移民区に来たのだから他の者たちの様子も見ていこうかと考えていると、耳に入れていたインカムから通信が入った。

「はい、こちらユウィリエ」

『ユウィリエ書記長殿、門番のデシです』

この国を囲む城壁にある門の番をしている男からだった。

「どうした?」

『実は国の上の人に会わせてくれという異国民が来ておりまして』

「分かった、今移民区にいる。5分でつくからそれまで待たせてやってくれ」

『わかりました、お待ちしております』

通信が切れる音がしたと同時に私は走り出した。
そして考える。
何故、国の上の人に会いたいのか
確かに最終的に移民の決定を下すのはリュウイ=レラ=ウェンチェッター総統閣下だ。だが、リュウが移民を拒否することは無い。なぜなら、その前に私が面会し安全な人物であることを報告するからだ。
門番もそのことは説明したはず。上の人に会わせろなどと言う必要がないのだ。

どんなに考えても結論は出ない。
私はとにかく門まで急いだ。




「またせた」
門出口付近で私を待っていたもう一人の門番に声をかけ、中に通してもらう。

門の入り口には、門番の他に二人の人物がいた。
初老のふたり組、多分夫婦だ。
どちらも、痩せていて、肌の色が悪い。服も継ぎ接ぎだらけ。
かなり荒れた土地から来たことが推測できた。

「ご足労ありがとうございます」
とデシの言葉に頷き、私は異国民の前に立つ。

「こんにちは、私はこの国の書記長をしているユウィリエ=ウィンベリー。国の上の人に会いたいと言ったのはあなた方ですね」

そう問いかけると、2人は目を見開く。
多分、こんなに若い奴だとは思わなかったのだろう。

だが、それも一瞬だった。
女の方が目に涙を貯め、私の手を握り力強く握りながら
「お助けください、お助けください」
そう言うのだ。
「何があったのですか、ご婦人」

「お助けください。お助けください」
こちらの声も届いていないようだ。

「お助けください、お助け…」
スッと婦人の力が抜ける。
とっさに支え様子を見るに、気を失ってしまったようだ。

「シーラ…」
婦人に近づき男の呟いた声はひどく震えていた。









「ご迷惑をかけて申し訳ありません…」
ソファに腰掛けた直後、男は頭を下げた。

ここは、城のとある一室。あのまま城壁にいるわけにも行かないので倒れてしまった婦人を支え男を案内しここまで来た。

「頭を上げてください、倒れてしまうほどに疲労があったのでしょう」

男は力なく頷いた。

「お名前を伺っても」

「はい…。わたしはパベル=ホーンビー。彼女は妻のシーラです」

「年齢は」

「どちらも今年で45になります」
やはり見た目より若い。

「どちらの国からいらしたんですか?」

「…トルレッタという国です」

トルレッタ…確かここから車でも1日はかかるほど遠くの、小さな国だ。

「歩いてここまで?」

「はい…」

「それはそれは、お疲れでしょう。奥さんが倒れてしまうのも無理はない」

「…5日間休まず歩いてまいりました」

5日も…

「移民したくて来たんですよね?」

「はい」



「何があったのですか」
私は、核心に触れることにした。
『お助けください』
あの言葉はどういう意味だったのか。

「……」

パベルはきゅっと口をつぐみ、うつむいた。言いづらいのだろう。

「言いづらいのはわかるのですが、それではこちらも貴方方の力にはなれませんよ」

「む、」

ひどく震えた声がした。
ぱっと顔を上げたパベルの目からは大粒の涙がこぼれ落ちている。

「娘が…国の皆が…大変な目にあっているのです…!」

「あいつらは…悪魔です…。」

そう言うとオイオイと声を出しながら、パベルは泣いた。



泣いたことや今までの疲労からだろう、パベルも寝てしまったため、ソファに横たえ、布団をかけ、私は静かに部屋を出た。

そして、インカムを操作し、あるところにつなぐ。
『ファ~イ』
とひどく間抜けな声が聞こえた。

「調べてほしいことがある、大急ぎでだ。トルレッタという国について情報がほしい」

『へ?』

「30分以内に情報をまとめて書記長室の机に紙をおいておけ」

『は?』

「切るぞ」

『え、ちょ、まっ』

通信を切り、私は城の廊下をいつもより少し早歩きで進んだ。
やる事が山積みなのだ。








準備をほぼ終え、書記長室の机を見ると紙の束が置かれていた。
それをペラペラと見ていく。
最後まで見終え、私はしばし目を閉じ、そして、行動を開始した。









パベルは目を覚した。
身体にかけられた毛布がズルリと床に落ちる。

「目、醒めました?」

突如かけられたその声にビクリと身体が揺れる。

「驚かせて申し訳ない。どうぞ、コーヒーです」

コトリとコーヒーを机に置き、その人物はパベルのいるソファの反対側に腰掛けた。
そして、コーヒーに口をつける。

とても若い男だ。話を聞きに来てくれた書記長と同じくらいの年に見える。
黒い軍服にマント。
静かで優しい瞳がこちらを見ている。

「あの…どちら様で…?」

「あぁ、すみません。名乗っていませんでしたね」

と頬をかく動きはどこか子供っぽい。

「俺はリュウイ=レラ=ウェンチェッター。この国の総統です」

コーヒーカップに手を伸ばそうとしたパベルの手が止まり、ゆっくりとした動きでリュウイを見る。

「驚きました?」

コクリと頷くことしかパベルにはできなかった。

「普通ならこうして会うことはないんですけどね、ちょっとしたご報告をしに来たんです


「報告ですか?」

「ええ、本来は書記長から貴方方に伝わるはずなのですが…急用で出かけるとのことなので、俺から直後伝えようと」

カチャッとコーヒーカップを置き、リュウイはパベルを見る。

「俺は貴方達の移民を認めます」

「へ?」

「ただ、今住む場所が建設途中のようで…しばらくこの部屋を使ってください。仕事などはきちんとした住居が決まってから始めてもらえればいいので、今はゆっくりとお休みください」

優しく微笑みこちらを見るリュウイに、思わず頭をさげる。
ありがとうございます、と言わねばならないのに声が出ない。

「それでは、俺はこれで。どうぞ、自分の家だと思って生活してください」

パタンと扉が閉まる音がするまで、パベルは頭を下げていた。











ートルレッタ国のある部屋にて

「おやめください…おやめください…」

「出して…ここから…出して…」

「いや…もう…いや!」

と泣き叫ぶ女達の声が響いていた。

それを楽しむかのような、汚い男の声。




トルレッタ国
小さくも笑顔のあふれるその国が変わったのは、国の国王がある賊達に殺されてしまったからだ。
賊達はトルレッタ国を自分たちの支配下においた。もともと武力を持たないトルレッタの国民たちに抵抗などできなかった。

男達は年齢問わず、寝る間もなく労働をさせられ、女達は賊達の見世物となった。

国の地下はそんな女たちを牢屋へ閉じ込める場所へと変貌していた。




「さてさて…」
と汚い声を出したのは賊のトップである。
「今日はどの女で遊ぼうか」
とノシノシと牢屋へ近づく。
男が近づくにつれて、女たちの悲鳴は大きくなっていった。




「私が遊んであげるよ」





そんな声が聞こえた。
そして、天井から男の前にその人物は飛び降りる。

長い真っ赤なマフラー
赤い瞳

「れ、RedCrow!」

少し後ずさる男に赤烏、ユウィリエは近づく。

「お、おい!出てこいお前ら!侵入者だ!!」

「お前の仲間なら、もうみんな息してないぜ」

「何!?」

「残ってるのはお前で最後だ」

「馬鹿な…俺には50を超える部下が居るんだぞ…」

「なら」

一気に間合いを詰め、





「全員いるかあの世で確認しな」






胸にナイフを突き刺した。






その様子を呆然と見ていた女たちをユウィリエは見る。
そして、牢屋に近づく。

「い、いや!!殺さないで!!」

誰かが叫ぶと他の女たちも次々と叫び出す。

そんなの気にすることなくユウィリエは牢屋に近づき、鍵を開け、開いた。

そして、踵を返し女たちと距離を置いた。
女たちが叫ぶのをやめる。

「私はお前たちを殺す気はない」

ユウィリエは静かに言う。

「外で働いていた男達がそろそろ城の外でお前たちを待っているはずだ。逃げろ」

「え…」

「この国にいた賊達は皆殺した。でも、この国ははっきり言ってお前たちだけでの復興は難しい。だから、違う国へ向かえ」

ユウィリエはここに入るときに使った天井の穴の下まで行き、思い出したかのように言う。

「お前たちの中に、ホーンビーと言うやつはいるか」

目線が一人の女に集中した。

「わ、ワタシですが」

「君の両親はミール国にいるよ」

「え…?」

「それじゃ」

ユウィリエは天井へ消えた。













ー5日後

コンコンッとノックがして、扉が開いた。
「こんにちは、パベルさん、シーラさん」

「あら…書記長さん」

シーラが小さく笑いながらユウィリエに会釈した。
しかし、すぐに表情は固くなる。
きっと、国に残してきた娘達が心配なのだろう

「何かありましたか」
パベルが隈のできた目を瞬かせユウィリエに聞く。

「一緒に散歩にでも行きませんか」

「「へ?」」

にこやかに笑みを浮かべたユウィリエの言葉に、彼らは声をもらした。







「どこへ…向かっているのです?」
「城壁の門です」

心配そうに聞いてきたシーラにユウィリエは答えた。

「門で何をするんです?」
「人を待つんですよ」

パベルの問いにもユウィリエはいつもの調子で答えた。

2人は顔を見合わせ首を傾げていた。

「見えてきましたよ」
一人楽しそうなユウィリエに、二人はついていく。


二人は城門をじっと見ていた。ちょうど5日前、2人はこの門を通り、この国の移民となった。

コンコン

と城門に客が来たことを伝える音が響いた。


ぎぃと鈍い音と共に城門が開く。
そこに居たのは…


「っ!」
「…!」
2人は同時にそのことに気づき、目に涙を貯める。

そこに居たのは、彼らがもと居た国、トルレッタ国の国民達、約200人。
その中には、

「お父さん!お母さん!」

「「チェロ…!」」

彼らの娘も居た。

感動の再会の様子を眺めながら、私は1人、今後のことを考える。

もとトルレッタ国の国民達の移民はすぐ認められるように準備してある。
グレッグに頼んでアパートの建設も早めてもらったため、住むことも可能。
仕事も当てがある。

あとは、こちらが全力でサポートするだけだな

とユウィリエは心の中で呟いた。











ー数十日後

「いらっしゃいませー!」

可愛らしい声が店内に響いた。

「お疲れ様、お父さん達はいるかな?」

「あ!ユウィリエさん!勿論いますよ、こちらへどうぞ」

チェロ=ホーンビーに連れられ、私は店の中を歩く。
店の中は人で溢れにぎわっている。
従業員である、トルレッタ国の国民達も忙しそうだ。

「お父さん、ユウィリエさんが来たよ!」
「これはこれは、ユウィリエ書記長!ようこそいらっしゃいました」
パベルは皿を磨いていた手を止め、ユウィリエに挨拶した。

「こんにちは、パベルさん。大盛況なようですね」

勧められた席に座り、私は言った。

「ええ、これもユウィリエ書記長のおかげです」

頭をさげる彼に、私は微笑んだ。



私が彼らに頼んだ仕事は喫茶店の運営だった。
トルレッタ国は、国王が殺されるまで世界でも有数のお菓子が美味しい国だったらしい。
特にケーキにおいては右に出る国は無いとまで言われていたそうだ。
パベル達に確認したところ、皆、ケーキやお菓子作りの知識や技術を持っていた。
ならば、ケーキを作るパティシエの仕事とそれを売るウエイトレスの仕事を勧めるのは普通のことだろう。


「あなた誰と話されてるの…あら、ユウィリエさん!」
「こんにちは、シーラさん」
店の奥からやってきたのはパベルの妻のシーラだった。

以前の痩せた姿は面影もなく、ややふっくらとした頬は薄赤く染まっている。


「ようこそ、いらっしゃいました」

笑顔でそう言う彼女にこちらも自然と笑みがこぼれた。


あの落ち込んでいた顔がここまで明るく戻った
それだけで、とても喜ばしい。

「何か、買われます?」

「そうですねぇ…」

ショーケースに並ぶケーキはどれも美味しそうだ。


「では、店長のオススメのケーキをお持ち帰りでいただけますか」



「はい!喜んで」

店内に明るい声が響いた。
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