Red Crow

紅姫

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忌み子と花売り⑦

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檻を出た私とゾムは、外交もそこそこにミール国へ帰ることとなった。
しょうがない…檻に閉じ込められていた時間が長かったのだから…。

「お兄さん…」

ソラナは何か言いたげにこちらを見る。

「ユウィリエ書記長さん方、本日は本当に申し訳なかった。檻に閉じ込めてしまった上に外交話も進まず…」

ノビオが言った。

「構いません…またこの村を訪れても?」

「もちろんですとも」

「では、1週間以内にまたご連絡させていただきます」

私はノビオと話をつけ、ソラナに近づいた。

「ソラナ」

「お兄さん…」

ソラナは何か言いたげに口をパクパクさせるが、ノビオがいて話せないようだ。

まぁ…内容はわかってるんだけど…

「1週間以内にまた来るよ」

キュッとソラナの手を握る。
ソラナは一瞬驚いた顔をしたが、何も言わずに頷いた。







ユウィリエとゾムークが見えなくなるまで見送ったソラナは手を開く。
そこにはユウィリエからの手紙があった。
恐る恐る手紙を開く。


握手をした際にソラナに渡された手紙には

『必ず助けるよ』

その一言。

その一言だけで…
ソラナの瞳を濡らすのには十分だった。











予定より少し遅れて帰国し、色々あったあと、リュウに外交が進まなかったためまたあの村へ行く事を報告した。

「そうか…おつかれさん。いつ行くことにするのかはユウが決めていいよ。報告はほしいけど」

「わかった」

私は頷き、総統室を後にした。


やる事が山積みだ。
とりあえず…


「手紙でも書くか…」

私は書記長室へ向かった。




「おかえりなさい、ユウさん」

「ただいま、ノア。すまなかったね…大変だったろう?」

「アハハ…」

目をそらすノア。
気を使わなくてもいいのに…わかってるんだから…

私は椅子に腰掛け、便箋を取り出す。

「手紙でも書くんですか?」

「ああ」

私はスラスラと万年筆をすべらせた。

「あ、そうだノア」

手紙を書きながら私は言った。

「なんですか?」

「ルナに頼んで、リュウ以外に伝言をしてほしいんだ」

「はぁ…なんと?」

「『今日の夜9時、食堂に集合』と。ノアも遅れずに来てね」

「僕も…居ていいんですか?」

「当たり前だろう」

「わかりました、伝えてきます」

嬉しそうに笑いながら、ノアは書記長室を出た。

少しシンとした書記長室に万年筆の音だけが響いていた。









ー夜

私は、従者に手紙を朝一で届けてもらうようにお願いしたあと食堂へと向かった。


食堂の扉を開けると、もう私以外が揃っていた。

「遅い!帰りも遅けりゃ、来るのも遅いのか!」

「悪かったよ…」

ルナに謝りながら私は席についた。



「ユウさん、お話ってなんです?」

キースが言った。

「ああ…ちょっと長い話になるんだが…」

私はゼード村の話を皆に聞かせた。




「なんて酷いんだ…」

「そんなのおかしいです…間違ってます…」

ルナとノアが私が話し終えると呟いた。

「なんとかできるのか?」

ゾムが首を傾げる。

「んー、相手がまさかの五大旧家だからなぁ」

「そうですね…。しかもあのフランクリン家…中々に手ごわそうです」

「え?やっぱり皆知ってるもんなの?五大旧家?」

「逆に知らない奴とかいるの?」

ゾムが聞くとルナが言う。隣でキースも頷いている。

「僕でも知ってるよ…五大旧家については…」

ノアの言葉にゾムが項垂れる。



「僕でも五大旧家の情報を探るのは時間がかかる…」

ルナの言葉に

「そこはもう手はうってある」

私が答える。

「え?」

「流石に、ルナに頼むのは無理だと思ったんでね、明日手紙を届けてもらう」

「だれに出したの?」

「フランクリン家について、詳しいやつにさ」

私は笑ってみせた。


「もし、届いた結果が良くなくても、私はノビオを殺す。そして、あの子達を助け出す」

「別に止める気はないけど…」

「それはわかってるが…五大旧家の一人が死んだとなれば世界が騒がしくなる。疑いの目がこの国に向くことだって考えられるから、覚悟だけはしといてくれ」

私の言葉に皆、頷いた。
それをもって、夜の会合は終了した。










手紙の返事が来たのは手紙を出して3日後のことだった。

「…」

手紙を読み終えた私は、クシャリとそれを握り笑みを浮かべる。

これはこれは


「どうやら面倒にはならなそうだ」


私は呟いた。











ユウィリエ達がゼード村を去ってから5日後の夜


ゼード村のノビオ=フランクリンはアルフのいる檻の中で


「…っ!」


「ハハハハハ!!」

アルフを蹴りつけ高笑いしていた。


ノビオは時折、こうしてアルフを蹴りつけにこの檻の中に入る。
ストレス発散である。


「お前を傷つけるのも飽きてきたなぁ」

と床に横たわるアルフの髪を持ち引っ張りあげノビオは言った。

「…今度はお前の妹に手をだそうか」

ニタァと笑うノビオをアルフは睨み上げた。

「可愛くなったぞぉ?お前の妹は」

クククとノビオは笑う。

「お前を助けてやるとでも言えば、アイツは何でもするだろうなぁ」

「キサマっ!!」

「なんだ?その口の聞き方は」

ノビオはアルフを投げる。


「っ!」


「全く礼儀というものをまるで理解できてないクソガキが」



アルフはノビオを睨みつける。

それしか出来ない自分が、悔しくて悔しくて仕方なかった。

耐えろ

耐えるんだ


もう少ししたら…助けが来てくれる




ノビオがアルフに近づき、足を振り上げた。

襲ってくる衝撃に耐えるべく、アルフは目をキュッとつむった。





が、いくら待っても衝撃はこない。
かわりに


「何なんだ!お前は!?」

ノビオの声がした。

アルフが目を開けるとそこには、ノビオと知らない人物がいた。手にはナイフ、赤いマフラーを揺らす、ルビーのように赤い瞳を持つ人物。


「…」

その人物は何も言わずにナイフの先をノビオに突きつける。

「キサマ!!俺がフランクリン家の人間だと知っての行動か!」

「…その落ちこぼれの間違いだろ?」

冷ややかな声が言った。

「調べたよ、あんたの事。ノビオ=フランクリン。フランクリン家の人間だったが…父親からも母親からも捨てられ、はっきり言ってフランクリンと名乗るのも嫌がられてるそうじゃないか
奥さんはお前を愛していたかもね…もう死んじゃったけど」

「!!」

「今お前が死んだところで、喜ぶ奴こそ居ても、悲しむやつは居ないだろうよ」


赤目の人は、ノビオとの距離をつめて、


グサッ


ナイフを胸に突き刺した。


「地獄に落ちな」

ナイフを引き抜き、赤目の人はノビオの上に赤い羽根をまいた。


アルフはただその様子を見つめていた。
不思議と恐怖心はなかった。


「…ココで待ってな」


赤目の人はノビオを抱え、アルフに言った。

そして、ジャンプし、天井に消えていった。











次の日の朝、ソラナは村から聞こえる騒がしい声で目をさました。

「村長が…本当に?」

「確かだ、あの木の下に…」

「確かに死んでる。医者が調べたんだ」

ソラナは目を見開いた。

村長が…死んだ?


ソラナは飛び起き、外へと向かった。


村の中央にある木の下にノビオとその妻の姿はあった。
両方共、胸に赤い血のシミを作り倒れている。



本当に

本当に死んだのだ。



ソラナは急いで、廃寺へ向かった。


廃寺の戸を開け、壁を動かし、ソラナは地下の檻へ向かう。

「アル!!」

「ソラナ」

「アル!村長が死んだ!もう貴方がココにいる必要ないよ」

ソラナが笑うとアルフも笑った。

近くの壁にかけられたスペアキーで檻の鍵を外し、ソラナとアルフは二人揃って外へ出た。



「…眩しい」

アルフは空を見上げて呟いた。

「何年ぶりの空だろう…」

「…これからは毎日見れるよ」

「そうだね」

アルフとソラナは手をつなぐ。



「忌み子だ!!」

「外に出てるぞ!!」

その声に二人はハッとする。

「アイツだ…あの忌み子が…」

「村長を殺したんだ…そうに違いない…」

「アル…」

「逃げよう」

アルフとソラナは走り出した。



一生懸命に走る二人。

しかし、大人と子供、ましてや食事もろくに与えられず育った子供…その差は明らかで

距離はどんどんとつまっていく。


トンッ


二人は誰かにぶつかった。

さっと顔から血の気が引く。間違いなく自分達は殺させる…

震える二人にかけられたのは



「大丈夫だよ」




待ちわびた人の声。

二人は顔を上げる。


「おまたせ、迎えに来たよ」


「お兄さん…!!」


ユウィリエ=ウィンベリーが二人を見て微笑んだ。










その後、私は村人たちから話を聞き、村長が死んでいて責任を忌み子…アルフに取らせようとしたことを知った。

怒りで震えながらもにこやかに私は話す。


「それはお困りでしょう。どうです?皆さん私達の国へ来ませんか?受け入れますよ」

「…嫌だ」

「ほう?」

「俺達はこの村を離れる気はない」

「じゃあ、望む人だけでも」

「誰も行くわけ無いだろ!!」

「そうでしょうか?」

私はアルフとソラナを見る。


「どうする?」

「ぼくは…お兄さんと行きたい」

「わたしも…」

「何を言ってるんだ!」

私は二人を怒鳴りつけた村人を見る。
他の村人たちも、呆れた顔して二人を見てる。

「当たり前ではありませんか?」

「は?」

「貴方達は、ソラナとアルフの親が殺されるとき守らなかった。今だって全てをアルフのせいにしようとしていた。そんな人達と彼らが一緒に暮らしたいと思うのですか?」

「…」

「二人は連れていきます。よろしいですね」

「…」

「大丈夫ですよ。私達はもう貴方達に係わりません。ご安心を」

「…好きにしろ」

私は二人を連れて、村を出た。










ーミール国

「…はぁ」

総統室に二人を連れてきて、どう説明すべきか悩んでいたのに

「いや~可愛いなぁ」

二人を愛でるリュウイを見て馬鹿らしくなった。

「この国の移民になるよ」

「もちろんOKだよ!!」

このざまである。
くそ、悩んでいた時間を返してほしいもんだ。

「でも…」

リュウイはチラリとこちらを見る。言いたいことはわかった。

「大丈夫、そのことも含めて準備は整ってる」

「そうか!よかったなぁお前たち!!」

二人は訳がわからないと言うように首を傾げた。



総統室を出て、書記長室に場所を移す。

「今日はこの城で過ごしてもらうよ。ゆっくりしていって。…とりあえず」

私は二人を見て

「まずはお風呂かな?」

私は従者を呼び、準備に取り掛かった。




30分程経つと、二人が従者に連れられ戻ってきた。

「オー、綺麗になったね」

ソラナはもともとそんなでもなかったが、アルフの方は見違えるようだ。

汚れが取れ、ソラナと同じ白く綺麗な肌があらわになり、長かった髪はきちんと整えられている。

用意していた服はサイズもちょうど良さそうだ。

ソラナは身につけている新しい服に興味津々で先程から裾をもってヒラヒラさせている。
アルフは短くなった髪を指で触っている。


なんとも子供らしい


「気に入った?」

「はい!」

ソラナが元気良く答える。
やはり、女の子だな。

「なら良かった。これはプレゼント」

私はソラナの前髪をピンで留める。可愛らしいウサギのチャームの付いたものだ。

「わぁ!ありがとう、お兄さん!!」
ソラナは鏡を見て飛び跳ねている。

「どういたしまして」

『ユウ、準備できたよ』

ソラナに答えていると、耳元のインカムから声がした。

「わかった」

と答え、ソラナとアルフを見る。

「さぁ、綺麗になったところでご飯にしよう。お腹空いたろう?」

私は二人を案内すべく、書記長室の扉を開けた。





美味しそうにご飯を食べた二人は、食欲が満たされ、睡眠欲が襲ってきたのだろう。頭をカクカクさせている。

私は二人を抱え、空き部屋のベッドへ寝せる。


「この様子じゃ明日の朝まで起きないかな?」

タオルケットをかけながら私は呟き


「おやすみ」


部屋を出た。











ー次の日

二人は朝食を取ったあと、私の部屋でゆっくりしていた。
私は時折、時計を確認する。

もうそろそろか…


トントンッ

「どうぞ」

「失礼します、ユウィリエ書記長!お客様が玄関でお待ちです」

「わかった、ありがとう」

「はっ!」

従者が下がるのを確認して、私はアルフとソラナに声をかけた。


「君達へのお客様なんだ」

「え?」

「一緒に来てくれるかい?」

戸惑う二人を連れて、私は玄関へと向かった。


玄関で待っていたのは、一組の男女。

「ユウィリエさん」

「ご足労ありがとう、マカリオ、セイディ」

「いいんです!その子達が」

女性、セイディがアルフとソラナに近づく。

「はじめまして、アルフとソラナ、よね?」

「うん」

アルフは答え、ソラナは声は出さずに頷いた。

「あたしはセイディ。セイディ=カヴィル。よろしくね」

アルフとソラナは私を見る。

私は微笑み、二人に説明する。

「ソラナ、アルフ。この人達はね、この国で花屋をしているんだ。結婚してしばらく経つけど子供はいなくてね。もし良ければ、君達を預からないかと聞いたら二つ返事でOKしてくれたんだ」

「え?」

「ソラナ、アルフ…」

今まで様子を見ていた男、マカリオがセイディの近くに立ち二人に声をかけた。

「ぼくはマカリオ=カヴィル。君たちの話は聞いたよ。大変だったろう、今までよく頑張ったな」

『よく頑張ったな』

その言葉は二人がずっと言ってもらいたかった言葉だろう。
現に二人の目は濡れ始めている。

「君たちの話を聞いてからね、ずっと会ってみたかった。ぼくらで良ければ力になってあげたかったんだ」

マカリオはセイディを抱き寄せ、二人を見る。

「君たちを見て、すぐに良い子だとわかったよ。君たちさえ良ければ…ぼくらと家族にならないかい?」

「…」


二人は顔を見合わせている。

必要なのはもうひと押しかな…

「大丈夫だよ。この二人は信用できる。だからこそ、君達を任せたいと思ったんだ」

「お兄さん…」

「幸せになっていいんだよ。君達にはその権利があるんだ」

二人は頷き合い、セイディとマカリオの手を握って


「「お願いします」」


声を揃えて、笑顔で言った。










ー数十日後

トントンッ
「どうぞ」

「ユウィリエ書記長、お客様ですよ」

「ああ、わかった」

私は玄関へと急ぐ。

「お兄さん!」

「こら、ソラナ。ユウィリエ書記長さん、だろ」

「お兄さんで構わないさ」

すっかり兄妹らしくなった二人に思わず笑ってしまう。



二人は時折、こうして城を訪れるようになった。

「今日はどんなお花だい?」

「はい!どうぞ!」

「…デイジーだね」

白い花束を受け取る。

二人は花を売りに来てくれるのだ。
カヴィル夫婦から聞く限り、どうやら、花も二人が選んでくれているようだ。


今まで色々な花をこうして買った。

トルコキキョウに、ハナビシソウ、白いアネモネ、スノードロップ


「ありがとう、はいこれはお代」

「はい、確かに」

お金を載せたアルフの手は初めてあったときよりも健康的で、全体的にまだ痩せて入るが少しずつふっくらとしてきた。

「まだ家をまわるの?」

「うん、配達があるんだ」

「そっか頑張ってね」

「はい!」

「また来ます!」

二人に手を振り見送る。


私は腕に抱えたデイジーを見る。


トルコキキョウ
ハナビシソウ
白いアネモネ
スノードロップ
そしてデイジー


これらの花は一見、共通点はない。


しかし、1つだけ同じことがある。

それは花言葉。

全てに共通する花言葉、それは







『希望』






私はデイジーの香りを楽しみながら、花瓶に生けるべく、食堂へと向かった。
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