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第二章~新しい生活~
あだ名
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次の日、俺は水瀬のあだ名を何にするか考えながら登校していた。
柚希の無茶振りにより、水瀬をあだ名で呼ぶ事が課題として出されたからだ。
考え事をしながらだったのでいつの間にか学校に着いていた。
習慣で1年の時の教室に行きそうになり、慌てて2年の教室に向かう。
教室に入るとそこそこのクラスメイトが登校していた。
ふと自分の席を見ると誰かが座って隣の女子と話していた。
去年までの俺ならチャイムが鳴るまで女子が席からどくのを廊下等で待っていたが、今回はその必要はなさそうだ。
何故なら俺の席に座っていたのが昨日同じグループになった新島だったからだ。
流石に同じグループの男子を蔑ろにはしないだろう。
そう思って自分の席まで行き声を掛ける。
「おはよう」
「あ、佐藤君おはよ~」
「おっは~佐藤」
内心ドキドキしながら挨拶したが、二人とも普通に返してくれた。
「ごめん、今どくね~」
と言い、席を立ち及川と俺の席の間に立った。
「ありがとう」
と言って席に座ると及川が話しかけてきた。
「今丁度佐藤の話してたんだよ」
「え? 俺の話?」
まさか俺の悪口とかじゃないよな?
「そうそう! 昨日帰り道南と一緒だったでしょ? どうだったのかな~って」
「うんうん」
どうやら悪口ではないようだ。
このネガティブ思考も変えていかないとな。
「ねえねえ、どんな話したの~?」
「気になる~」
悪口ではなかったけど、あまり良い話題でもないな。
「いや、特に変わった事は話してないよ。俺の去年の事とか水瀬の部活の事位しか話してない」
「でも南のはしゃぎ方凄かったよ?」
「普段よりテンション高かったよね?」
水瀬がテンション上がるような事話した覚えはないんだけどなぁ。
「佐藤君と連絡先交換しちゃったー!って昨日の夜凄かったんだから」
「それで私達も交換したよって言ったら一気にテンション下がってたね」
確かに連絡先の交換はしたな。
それで新島や及川に自慢したって事か。
俺なんかの連絡先で喜んで貰えるとは……。
「あのさ、俺の連絡先って自慢したくなる物なの?」
と言うと二人はキョトンとして
「噂のイケメンの連絡先だから皆知りたがるんじゃないかな~」
「うんうん、聞きたいけど勇気が無いって子もいるだろうしね」
なんだか柚希の言う通りやってけばマジで学校一のリア充になれるんじゃないかと思えてきた。
だとすると柚希の課題は何としてもクリアーしなきゃならない訳か。
でも待てよ? 俺でこんなに騒がれるんなら
「それなら、二人の連絡先知りたい男子もいっぱいいるんじゃないか? 二人とも美人だし」
素直な疑問を口にすると
「も、もしかして佐藤ってジゴロなの?」
「佐藤君上手いな~、思わず照れちゃったよ~」
と及川からはジゴロ扱いされ、新島は顔を赤くしてしまっている。
俺何かマズイ事言ったかな?
なにか弁解しないと! と口を開きかけた所でチャイムが鳴り担任が教室に入って来る。
なんてタイミングの悪い担任だ! と心の中で悪態をつく。
それから弁解のチャンスも無く、今は四時限目前の休み時間になってしまった。
途中から弁解は諦め、周囲を観察している。
ウチのグループは休み時間毎に集まるという訳ではなく、なんとなく集まるという感じだ。
なので今は自分の席で周囲を観察している。
隣の席の及川は違うグループの女子の所に行って話している。
ここまで観察して分かった事は、男子は中居のグループと同じ部活同士でのグループ、同じ趣味グループ、ヲタクグループに分かれている。
女子も基本的には同じだが、新島のグループが女子のトップかと思っていたが、派手目な女子で形成されているグループとでトップが二つある感じになっている。
新島グループと派手グループが交わるような事がなく、お互い牽制しあっている様に見えた。
及川と水瀬は当然の様に新島グループだった。
俺が今までの観察結果を纏めていると、教室の入り口で他のクラスであろう女子が居る事に気づいた。
誰かを探している様に見えたが、程なくして水瀬が他クラスの女子の元に行き何やら話し始めた。
これはチャンスだと思い、顔は入り口とは反対を向けて聞き耳を立てる。
キモイとか言わないで! 十分理解してるから!
「ねえねえ、昨日の話だけど本当なの?」
「ホントホント! 最寄駅が偶然一緒でさ!」
「いいな~。それで何があったの?」
「実は……」
「ちょっと早く教えてよー」
「連絡先を交換しちゃいましたー!」
「えぇー! それで昨日ミナテンション高かったんだ!」
「そうなんですよ~! でも既に楓と佳奈子が交換した後だったんだよねー」
「あー、佳奈子はともかく楓がライバルかぁ」
「いや、あたしゃ負けないよ!」
「何キャラなのよ、それ」
「「ははは」」
ここで始業のチャイムが鳴り、他クラスの女子が帰っていき水瀬も自分の席に戻っていった。
しかし、これは良い情報が手に入った。
どうやら水瀬は『ミナ』というあだ名で呼ばれている事が分かった。
しかしウチのグループでそう呼んでる奴はいない。
俺がみなと呼んでもいいものだろうか?
違うグループでのみ『ミナ』と呼ばれている可能性もある。
どうしたものかと考えていると教師が教室にやって来て授業が始まる。
取りあえず、昼休みにそれとなく聞いてみよう。
柚希の無茶振りにより、水瀬をあだ名で呼ぶ事が課題として出されたからだ。
考え事をしながらだったのでいつの間にか学校に着いていた。
習慣で1年の時の教室に行きそうになり、慌てて2年の教室に向かう。
教室に入るとそこそこのクラスメイトが登校していた。
ふと自分の席を見ると誰かが座って隣の女子と話していた。
去年までの俺ならチャイムが鳴るまで女子が席からどくのを廊下等で待っていたが、今回はその必要はなさそうだ。
何故なら俺の席に座っていたのが昨日同じグループになった新島だったからだ。
流石に同じグループの男子を蔑ろにはしないだろう。
そう思って自分の席まで行き声を掛ける。
「おはよう」
「あ、佐藤君おはよ~」
「おっは~佐藤」
内心ドキドキしながら挨拶したが、二人とも普通に返してくれた。
「ごめん、今どくね~」
と言い、席を立ち及川と俺の席の間に立った。
「ありがとう」
と言って席に座ると及川が話しかけてきた。
「今丁度佐藤の話してたんだよ」
「え? 俺の話?」
まさか俺の悪口とかじゃないよな?
「そうそう! 昨日帰り道南と一緒だったでしょ? どうだったのかな~って」
「うんうん」
どうやら悪口ではないようだ。
このネガティブ思考も変えていかないとな。
「ねえねえ、どんな話したの~?」
「気になる~」
悪口ではなかったけど、あまり良い話題でもないな。
「いや、特に変わった事は話してないよ。俺の去年の事とか水瀬の部活の事位しか話してない」
「でも南のはしゃぎ方凄かったよ?」
「普段よりテンション高かったよね?」
水瀬がテンション上がるような事話した覚えはないんだけどなぁ。
「佐藤君と連絡先交換しちゃったー!って昨日の夜凄かったんだから」
「それで私達も交換したよって言ったら一気にテンション下がってたね」
確かに連絡先の交換はしたな。
それで新島や及川に自慢したって事か。
俺なんかの連絡先で喜んで貰えるとは……。
「あのさ、俺の連絡先って自慢したくなる物なの?」
と言うと二人はキョトンとして
「噂のイケメンの連絡先だから皆知りたがるんじゃないかな~」
「うんうん、聞きたいけど勇気が無いって子もいるだろうしね」
なんだか柚希の言う通りやってけばマジで学校一のリア充になれるんじゃないかと思えてきた。
だとすると柚希の課題は何としてもクリアーしなきゃならない訳か。
でも待てよ? 俺でこんなに騒がれるんなら
「それなら、二人の連絡先知りたい男子もいっぱいいるんじゃないか? 二人とも美人だし」
素直な疑問を口にすると
「も、もしかして佐藤ってジゴロなの?」
「佐藤君上手いな~、思わず照れちゃったよ~」
と及川からはジゴロ扱いされ、新島は顔を赤くしてしまっている。
俺何かマズイ事言ったかな?
なにか弁解しないと! と口を開きかけた所でチャイムが鳴り担任が教室に入って来る。
なんてタイミングの悪い担任だ! と心の中で悪態をつく。
それから弁解のチャンスも無く、今は四時限目前の休み時間になってしまった。
途中から弁解は諦め、周囲を観察している。
ウチのグループは休み時間毎に集まるという訳ではなく、なんとなく集まるという感じだ。
なので今は自分の席で周囲を観察している。
隣の席の及川は違うグループの女子の所に行って話している。
ここまで観察して分かった事は、男子は中居のグループと同じ部活同士でのグループ、同じ趣味グループ、ヲタクグループに分かれている。
女子も基本的には同じだが、新島のグループが女子のトップかと思っていたが、派手目な女子で形成されているグループとでトップが二つある感じになっている。
新島グループと派手グループが交わるような事がなく、お互い牽制しあっている様に見えた。
及川と水瀬は当然の様に新島グループだった。
俺が今までの観察結果を纏めていると、教室の入り口で他のクラスであろう女子が居る事に気づいた。
誰かを探している様に見えたが、程なくして水瀬が他クラスの女子の元に行き何やら話し始めた。
これはチャンスだと思い、顔は入り口とは反対を向けて聞き耳を立てる。
キモイとか言わないで! 十分理解してるから!
「ねえねえ、昨日の話だけど本当なの?」
「ホントホント! 最寄駅が偶然一緒でさ!」
「いいな~。それで何があったの?」
「実は……」
「ちょっと早く教えてよー」
「連絡先を交換しちゃいましたー!」
「えぇー! それで昨日ミナテンション高かったんだ!」
「そうなんですよ~! でも既に楓と佳奈子が交換した後だったんだよねー」
「あー、佳奈子はともかく楓がライバルかぁ」
「いや、あたしゃ負けないよ!」
「何キャラなのよ、それ」
「「ははは」」
ここで始業のチャイムが鳴り、他クラスの女子が帰っていき水瀬も自分の席に戻っていった。
しかし、これは良い情報が手に入った。
どうやら水瀬は『ミナ』というあだ名で呼ばれている事が分かった。
しかしウチのグループでそう呼んでる奴はいない。
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