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第五章~過去との決別~
仲間
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理科室を出て教室に向かいながら話す。
「水樹、助けてくれてありがとう」
とお礼を言うと、水樹は笑いながら
「いいっていいって、気にすんな」
と言ってくれた。
改めて良い友人に恵まれたと実感した。
教室に戻ると既に誰も居なかった。
俺は自分の鞄を持ちながら
「今日はごめん、部活完全に遅刻だよな」
そう謝ると
「ん? 俺、部活入ってないけど?」
と帰ってきた。
「え? 中居と田口と同じサッカー部じゃないの?」
「俺がいつそんな事言ったよ?」
「俺が初めてグループに行った時、田口の事同じサッカー部って紹介してたから」
「んん? ああ、あれは中居と同じっていみだよ」
「そうだったのか、てっきり水樹もサッカー部だと思い込んでたよ」
「ははは、まぁ俺の言い方も悪かったかな」
そんな話をしながら教室を後にする。
正面玄関で靴を履き替えていると
「友也、この後時間あるか?」
と尋ねられた。
俺は特に用事は無かったので
「ああ、大丈夫だけど」
「したらちょっと茶でも飲んでくか」
「わかった」
駅の傍にあるスタバに入り、それぞれ注文を済ませ席に着く
水樹は一口飲んでから
「にしても、友也があんな状態だったとは驚いた」
「俺も水樹があんなに怖いと思わなかったよ」
「あん時はお前の身体見て軽くキレてたからな」
「ごめん」
「別に友也が謝る事じゃないだろ」
と、先ほどまで理科室で起きた事を話していると
「でもな、友也」
水樹が急に真剣な表情になる。
思わず俺は姿勢を正す。
「一人で無茶すんな。今回俺がいなかったらどうなってたか分かんないぞ?」
「ごめん、どうしても一人で解決したくて……」
確かにあの時、水樹が現れなければ危なかった。
「お前の事だから自分だけで解決しないと真のリア充じゃないとか思ったんだろ?」
「うっ……」
「図星か。いいか、友也? リア充だって困ったら友達を頼る。一人で抱え込むな」
水樹の言葉に目が潤む。
俺は何処かで水樹達に頼ったら嫌われるんじゃないかと思ってしまっていた。
だけどそれは間違っていたらしい。
苦しい時は頼ってもいいんだ。
「ありがとう水樹」
「いいって。んで? 次のターゲットは? アイツ一人じゃないんだろ」
水樹は何でもお見通しだ! というような表情で聞いてくる。
「1組の荒井と5組の池田、この二人だよ」
「なるほどねぇ、その二人はちと厄介だな」
そうなのだ。荒井と池田は藤原と違い、クラスでもカーストは決して低くない。
一歩間違えれば今まで以上にダメージを受ける。
しかし水樹はそんなのお構いなしといった感じで
「じゃあ、二人纏めてやるか」
「だ、大丈夫なのか?」
「次は中居と田口も呼ぶ。文句ないだろ?」
学年でもトップカーストの中居と水樹のコンビならイケるかも。
だが一つの疑問があった。
「どうして田口まで?」
「まぁ単純に数が多い方がいいのと……」
とここで一端区切ってから
「万が一の時用だな。アイツああ見えて喧嘩はかなり強いからな」
「マジか! 普段からは想像出来ないな」
「だな!」
と言って笑いあう。
改めて思う。友達っていいな!
外に出ると既に日が沈みかけていた。
結構な時間話していたらしい。
水樹の「さて、帰りますか」という言葉で改札に向かおうとすると
「水樹と佐藤か?」
と声を掛けられ振り向くと、そこには部活帰りの中居と田口が居た。
「水樹君と佐藤君二人で何してたん? ナンパしてたんなら誘ってよ~」
と、田口がいつもの調子で言ってくる。
それに対し中居は
「確かに珍しいな、何かあったのか?」
と推察してくる。
水樹は丁度いいといった感じで
「少し時間あるか? 大事な話がある」
水樹の言葉で中居だけでなく田口も真剣な顔になる。
こうして俺達は再びスタバに舞い戻る。
席に着き、早速水樹が詳細を話す。
その際に俺は中居達にも身体を見せた。
話を聞き終わった中居は
「ナメた事してくれんじゃねぇか」
と怒りを露わにし、いつもお調子者の田口も
「これはダメだわ。流石にやり過ぎっしょ」
と真剣なトーンで言っている。
そこから中居は怒りを収める事無く俺に向く。
「どうしてもっと早く言わなかった? 何かあったら直ぐ言えって言っただろ」
「……ごめん」
「落ち着けって、さっきも言っただろ? 友也なりに考えて行動してたんだよ」
怒る中居を水樹が落ち着かせる。
そんな中、田口は
「一人で乗り込むって佐藤君案外肝座ってるっしょ~」
と場を和ませる為か、いつもの調子に戻っている。
なんとか落ち着いた中居も
「そうだな、佐藤の事見なおしたわ」
と言ってくれた。
続けて
「後は俺達に任せろよ。俺達に喧嘩売るとどうなるか思い知らせてやる」
と心強い言葉が発せられる。
そして水樹が
「とりあえずどうする? 話つけるなら早い方がいいけど、お前達部活あるしな」
「そうだな、土曜にあいつら呼び出すか」
「したら俺が遊びって名目で誘っとくわ」
「当日まで佐藤君の名前は出さない方がいいっしょ」
「そうだな、それでいいか?」
「ああ、俺は問題ない」
こうして話が進んでいき、土曜日にケリをつけるという事になった。
土曜までに何かされたら直ぐに言え! と中居に釘を刺され、その日は解散となった。
「水樹、助けてくれてありがとう」
とお礼を言うと、水樹は笑いながら
「いいっていいって、気にすんな」
と言ってくれた。
改めて良い友人に恵まれたと実感した。
教室に戻ると既に誰も居なかった。
俺は自分の鞄を持ちながら
「今日はごめん、部活完全に遅刻だよな」
そう謝ると
「ん? 俺、部活入ってないけど?」
と帰ってきた。
「え? 中居と田口と同じサッカー部じゃないの?」
「俺がいつそんな事言ったよ?」
「俺が初めてグループに行った時、田口の事同じサッカー部って紹介してたから」
「んん? ああ、あれは中居と同じっていみだよ」
「そうだったのか、てっきり水樹もサッカー部だと思い込んでたよ」
「ははは、まぁ俺の言い方も悪かったかな」
そんな話をしながら教室を後にする。
正面玄関で靴を履き替えていると
「友也、この後時間あるか?」
と尋ねられた。
俺は特に用事は無かったので
「ああ、大丈夫だけど」
「したらちょっと茶でも飲んでくか」
「わかった」
駅の傍にあるスタバに入り、それぞれ注文を済ませ席に着く
水樹は一口飲んでから
「にしても、友也があんな状態だったとは驚いた」
「俺も水樹があんなに怖いと思わなかったよ」
「あん時はお前の身体見て軽くキレてたからな」
「ごめん」
「別に友也が謝る事じゃないだろ」
と、先ほどまで理科室で起きた事を話していると
「でもな、友也」
水樹が急に真剣な表情になる。
思わず俺は姿勢を正す。
「一人で無茶すんな。今回俺がいなかったらどうなってたか分かんないぞ?」
「ごめん、どうしても一人で解決したくて……」
確かにあの時、水樹が現れなければ危なかった。
「お前の事だから自分だけで解決しないと真のリア充じゃないとか思ったんだろ?」
「うっ……」
「図星か。いいか、友也? リア充だって困ったら友達を頼る。一人で抱え込むな」
水樹の言葉に目が潤む。
俺は何処かで水樹達に頼ったら嫌われるんじゃないかと思ってしまっていた。
だけどそれは間違っていたらしい。
苦しい時は頼ってもいいんだ。
「ありがとう水樹」
「いいって。んで? 次のターゲットは? アイツ一人じゃないんだろ」
水樹は何でもお見通しだ! というような表情で聞いてくる。
「1組の荒井と5組の池田、この二人だよ」
「なるほどねぇ、その二人はちと厄介だな」
そうなのだ。荒井と池田は藤原と違い、クラスでもカーストは決して低くない。
一歩間違えれば今まで以上にダメージを受ける。
しかし水樹はそんなのお構いなしといった感じで
「じゃあ、二人纏めてやるか」
「だ、大丈夫なのか?」
「次は中居と田口も呼ぶ。文句ないだろ?」
学年でもトップカーストの中居と水樹のコンビならイケるかも。
だが一つの疑問があった。
「どうして田口まで?」
「まぁ単純に数が多い方がいいのと……」
とここで一端区切ってから
「万が一の時用だな。アイツああ見えて喧嘩はかなり強いからな」
「マジか! 普段からは想像出来ないな」
「だな!」
と言って笑いあう。
改めて思う。友達っていいな!
外に出ると既に日が沈みかけていた。
結構な時間話していたらしい。
水樹の「さて、帰りますか」という言葉で改札に向かおうとすると
「水樹と佐藤か?」
と声を掛けられ振り向くと、そこには部活帰りの中居と田口が居た。
「水樹君と佐藤君二人で何してたん? ナンパしてたんなら誘ってよ~」
と、田口がいつもの調子で言ってくる。
それに対し中居は
「確かに珍しいな、何かあったのか?」
と推察してくる。
水樹は丁度いいといった感じで
「少し時間あるか? 大事な話がある」
水樹の言葉で中居だけでなく田口も真剣な顔になる。
こうして俺達は再びスタバに舞い戻る。
席に着き、早速水樹が詳細を話す。
その際に俺は中居達にも身体を見せた。
話を聞き終わった中居は
「ナメた事してくれんじゃねぇか」
と怒りを露わにし、いつもお調子者の田口も
「これはダメだわ。流石にやり過ぎっしょ」
と真剣なトーンで言っている。
そこから中居は怒りを収める事無く俺に向く。
「どうしてもっと早く言わなかった? 何かあったら直ぐ言えって言っただろ」
「……ごめん」
「落ち着けって、さっきも言っただろ? 友也なりに考えて行動してたんだよ」
怒る中居を水樹が落ち着かせる。
そんな中、田口は
「一人で乗り込むって佐藤君案外肝座ってるっしょ~」
と場を和ませる為か、いつもの調子に戻っている。
なんとか落ち着いた中居も
「そうだな、佐藤の事見なおしたわ」
と言ってくれた。
続けて
「後は俺達に任せろよ。俺達に喧嘩売るとどうなるか思い知らせてやる」
と心強い言葉が発せられる。
そして水樹が
「とりあえずどうする? 話つけるなら早い方がいいけど、お前達部活あるしな」
「そうだな、土曜にあいつら呼び出すか」
「したら俺が遊びって名目で誘っとくわ」
「当日まで佐藤君の名前は出さない方がいいっしょ」
「そうだな、それでいいか?」
「ああ、俺は問題ない」
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