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第五章~過去との決別~
暗雲
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俺達が荒井達の元まで行き、水樹が話しかける。
「悪い悪い、待たせたか?」
「いあや、俺達も今着いた所だったから大丈夫」
と荒井が答えるが、若干視線が彷徨っている。
すかさず今度は田口が
「どうしたん? そんなにキョロキョロして~」
とツッコむ。
すると今度は池田が
「中居は居ないの?」
と疑問を口にする。
この質問は想定内だったので作戦通りに水樹が
「あいつ及川とのデートって事すっかり忘れてたらしくてな。及川に連れて行かれたよ」
「はは、そうなんだ、残念」
「中居も及川には勝てないのかな」
と返事を返すが何処かホッとしている。
「その代わり友也呼んどいたから問題ないだろ?」
と水樹が視線をこっちに向けながら言うと
「俺等は別に構わないぜ」
「ああ、今じゃ有名人だしな」
と答えると田口が
「なになに~、佐藤君ってそんなに有名人なん~?」
と池田の肩を抱きながら聞く。
「あの新島の彼氏だぜ? 知らない方がおかしいって」
「それな! やっぱ佐藤君パないわ~」
「ははは」
田口が池田を解放すると水樹が
「ここで喋っててもしょうがないし行くか」
「よっしゃ! 今日は遊ぶぞー!」
「田口うるさい」
「ごめんよ~」
水樹の提案にテンション高い田口に俺がツッコむ。
今日は俺が水樹と田口を積極的にツッコむ事でこのグループでの存在感をアピールする。
俺がグループの一員という事を分からせる為らしい。
目的地のゲームセンターまで5人連れ添って歩くが、そこでも作戦は続く。
「和樹も彼女持ちになるとはな~」
「中居君も佐藤君と新島さんみたいにイチャイチャすんのかな~」
「和樹はしないだろ、及川はしたそうに見えたけどな」
「おいおい、俺達ってそんなにイチャついてるか?」
「何言ってんだよ友也、毎日手作り弁当食ってる癖に」
「それは弁当食ってるだけでイチャついてはいないだろ」
「いや~、佐藤君自覚無さすぎっしょ~。荒井達もそう思うよな?」
とここで突然話を振られた二人は
「そ、そんなにイチャついてるの?」
「手作り弁当ってヤバイでしょ」
と何故か俺の方を見て言う。
荒井の発言に田口が
「なになに~、荒井ちゃん興味深々だね~」
「い、いやどんな風にイチャついてんのかな~って」
すかさず水樹が
「この二人は休み時間はおろか、飯食ってる時でさえ腕組んだり、手繋いだりしてるからな」
「へ、へ~」
「一番ビックリしたのは7人で遊んでる時に二人きりになるたびにキスしてたな」
「あれはビックリっしょ~」
「「……」」
水樹の大幅に盛られた話を聞いて二人が黙り込む。
そこを田口がおちゃらけた感じで
「ほらほら~、二人とも引いちゃってるよ~」
と言うと、二人は我に返ったのか
「ほ、ホントにラブラブなんだね」
「う、羨ましいな~」
と何とか返事を返す。
更に追い打ちをかける様に田口が
「でもビックリしたっていったら中居君っしょ~、佐藤君に一目置いてる感じあるし」
「それを言ったら俺だって友也凄ぇって思うぜ?」
「いや、中居君は今のグループに新しい奴を受け入れたくないって雰囲気あたじゃん? だけど佐藤君の事は最初から受け入れてたって感じするんよ」
「ああ、確かに。あいつプライド高いから余り人を褒めたりしないけど友也の事はめっちゃ褒めてたな」
「だしょ~、そう考えるとやっぱり佐藤君パないわ~」
「そうだな。あの和樹に困った事あったら相談しろよまで言わせたからな」
田口と水樹の会話を聞いていた二人の顔が少し青くなる。
そしてチラリと俺を見るが、俺は気づかないフリをする。
そんな二人に更に追い打ちをかける様に
「ま、俺も友也に何かあったら必ず助けるけどな」
「俺も俺も、ボッコボコにしちゃうよ~」
と二人は笑いながら話しているが、荒井と池田の顔色は悪くなる一方だ。
もしかして俺が中居達に話してるんじゃないかと勘ぐってるに違いない。
目的のゲームセンターに到着する。
作戦では此処で偶然中居と及川に遭遇する事になっている。
「よっしゃ、何から行く?」
「はいは~い、パンチングマシーンしかないっしょ~」
「またかよ、好きだな」
「いやいや~、男なら腕力っしょ~」
「しょうがねぇな、友也もそれでいいか?」
「俺は文句ないよ」
「荒井と池田は?」
「俺も大丈夫」
「俺も」
と作戦通りにパンチングマシーンに誘導出来た。
そこに中居が居て合流する流れだ。
「よっし、先ずは俺からっしょ~」
と言って田口がおを入れてグローブを嵌める。
「おりゃー!」
ズトンッ!!
「うっし、絶好調~」
田口は男は腕力と言っていた様に、かなり高い数値を出した。
それを見て荒井と池田も「おぉ~」と感嘆の声を挙げる。
「どうよ~、抜かせるもんなら抜かしてみな~」
と上機嫌で戻って来る。
そして俺の耳元で
「水樹君何処行ったん?」
と聞いてきた。
辺りを見回すとさっきまで居た筈の水樹の姿が無かった。
しかしそれを悟られない様に田口が
「んじゃ次は荒井いってみようか」
「えぇ、俺! 勝てる訳ないって」
「いいからいいから~、ほらほら~」
と荒井と池田の注意を引きつけている。
俺は水樹を探そうと振り返ると、こちらに向かってくる水樹の姿が目に入った。
水樹は俺の傍までやって来ると真剣な表情で耳打ちしてくる。
「マズイ事になった」
それを聞いて俺は小声で聞き返す。
「どうしたんだ?」
「中居と及川が偶然遊びに来てた楓に見つかったらしい」
此処まで順調だった作戦に暗雲が立ち込めた。
「悪い悪い、待たせたか?」
「いあや、俺達も今着いた所だったから大丈夫」
と荒井が答えるが、若干視線が彷徨っている。
すかさず今度は田口が
「どうしたん? そんなにキョロキョロして~」
とツッコむ。
すると今度は池田が
「中居は居ないの?」
と疑問を口にする。
この質問は想定内だったので作戦通りに水樹が
「あいつ及川とのデートって事すっかり忘れてたらしくてな。及川に連れて行かれたよ」
「はは、そうなんだ、残念」
「中居も及川には勝てないのかな」
と返事を返すが何処かホッとしている。
「その代わり友也呼んどいたから問題ないだろ?」
と水樹が視線をこっちに向けながら言うと
「俺等は別に構わないぜ」
「ああ、今じゃ有名人だしな」
と答えると田口が
「なになに~、佐藤君ってそんなに有名人なん~?」
と池田の肩を抱きながら聞く。
「あの新島の彼氏だぜ? 知らない方がおかしいって」
「それな! やっぱ佐藤君パないわ~」
「ははは」
田口が池田を解放すると水樹が
「ここで喋っててもしょうがないし行くか」
「よっしゃ! 今日は遊ぶぞー!」
「田口うるさい」
「ごめんよ~」
水樹の提案にテンション高い田口に俺がツッコむ。
今日は俺が水樹と田口を積極的にツッコむ事でこのグループでの存在感をアピールする。
俺がグループの一員という事を分からせる為らしい。
目的地のゲームセンターまで5人連れ添って歩くが、そこでも作戦は続く。
「和樹も彼女持ちになるとはな~」
「中居君も佐藤君と新島さんみたいにイチャイチャすんのかな~」
「和樹はしないだろ、及川はしたそうに見えたけどな」
「おいおい、俺達ってそんなにイチャついてるか?」
「何言ってんだよ友也、毎日手作り弁当食ってる癖に」
「それは弁当食ってるだけでイチャついてはいないだろ」
「いや~、佐藤君自覚無さすぎっしょ~。荒井達もそう思うよな?」
とここで突然話を振られた二人は
「そ、そんなにイチャついてるの?」
「手作り弁当ってヤバイでしょ」
と何故か俺の方を見て言う。
荒井の発言に田口が
「なになに~、荒井ちゃん興味深々だね~」
「い、いやどんな風にイチャついてんのかな~って」
すかさず水樹が
「この二人は休み時間はおろか、飯食ってる時でさえ腕組んだり、手繋いだりしてるからな」
「へ、へ~」
「一番ビックリしたのは7人で遊んでる時に二人きりになるたびにキスしてたな」
「あれはビックリっしょ~」
「「……」」
水樹の大幅に盛られた話を聞いて二人が黙り込む。
そこを田口がおちゃらけた感じで
「ほらほら~、二人とも引いちゃってるよ~」
と言うと、二人は我に返ったのか
「ほ、ホントにラブラブなんだね」
「う、羨ましいな~」
と何とか返事を返す。
更に追い打ちをかける様に田口が
「でもビックリしたっていったら中居君っしょ~、佐藤君に一目置いてる感じあるし」
「それを言ったら俺だって友也凄ぇって思うぜ?」
「いや、中居君は今のグループに新しい奴を受け入れたくないって雰囲気あたじゃん? だけど佐藤君の事は最初から受け入れてたって感じするんよ」
「ああ、確かに。あいつプライド高いから余り人を褒めたりしないけど友也の事はめっちゃ褒めてたな」
「だしょ~、そう考えるとやっぱり佐藤君パないわ~」
「そうだな。あの和樹に困った事あったら相談しろよまで言わせたからな」
田口と水樹の会話を聞いていた二人の顔が少し青くなる。
そしてチラリと俺を見るが、俺は気づかないフリをする。
そんな二人に更に追い打ちをかける様に
「ま、俺も友也に何かあったら必ず助けるけどな」
「俺も俺も、ボッコボコにしちゃうよ~」
と二人は笑いながら話しているが、荒井と池田の顔色は悪くなる一方だ。
もしかして俺が中居達に話してるんじゃないかと勘ぐってるに違いない。
目的のゲームセンターに到着する。
作戦では此処で偶然中居と及川に遭遇する事になっている。
「よっしゃ、何から行く?」
「はいは~い、パンチングマシーンしかないっしょ~」
「またかよ、好きだな」
「いやいや~、男なら腕力っしょ~」
「しょうがねぇな、友也もそれでいいか?」
「俺は文句ないよ」
「荒井と池田は?」
「俺も大丈夫」
「俺も」
と作戦通りにパンチングマシーンに誘導出来た。
そこに中居が居て合流する流れだ。
「よっし、先ずは俺からっしょ~」
と言って田口がおを入れてグローブを嵌める。
「おりゃー!」
ズトンッ!!
「うっし、絶好調~」
田口は男は腕力と言っていた様に、かなり高い数値を出した。
それを見て荒井と池田も「おぉ~」と感嘆の声を挙げる。
「どうよ~、抜かせるもんなら抜かしてみな~」
と上機嫌で戻って来る。
そして俺の耳元で
「水樹君何処行ったん?」
と聞いてきた。
辺りを見回すとさっきまで居た筈の水樹の姿が無かった。
しかしそれを悟られない様に田口が
「んじゃ次は荒井いってみようか」
「えぇ、俺! 勝てる訳ないって」
「いいからいいから~、ほらほら~」
と荒井と池田の注意を引きつけている。
俺は水樹を探そうと振り返ると、こちらに向かってくる水樹の姿が目に入った。
水樹は俺の傍までやって来ると真剣な表情で耳打ちしてくる。
「マズイ事になった」
それを聞いて俺は小声で聞き返す。
「どうしたんだ?」
「中居と及川が偶然遊びに来てた楓に見つかったらしい」
此処まで順調だった作戦に暗雲が立ち込めた。
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