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第七章~ヒメゴト~
変わりたい
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『どうすればリア充になれる!?』
俺が柚希に言った言葉を思い出す。
それと同じようなセリフを友華さんが沙月に言ったらしい。
俺の時は柚希の為に変わろうと思った。
なら、友華さんはどうして変わろうと思ったのだろう?
「どうしてリア充みたいになりたいか聞いたのか?」
「一応聞きましたよ~」
「なんて言ってた?」
「『友也さんともっと普通にしゃべりたいから』らしいですよ。まさかお姉ちゃんがあんな事言うなんて思ってなかったです」
「それで昨日俺に色々聞いてきたのか」
俺と普通に喋りたいか。
それなら無理に変わる必要は無いと思うけどなぁ。
本人からしたら小さい声や怯える様な挙動は直したいのだろう。
せめて俺の前では普通に成りたいって事か。
「それで私言ったんですよー、根暗でオドオドしてる奴が変われる訳ないでしょ!って。そしたらお姉ちゃん泣きながら『もう佐藤君に迷惑掛けられない』って」
「ああ……」
「だからもう一度聞きます。お姉ちゃんと帰った時何があったんですか?」
沙月は沙月で友華さんの事を心配してるんだ。
口では根暗でキモイと言いつつも、いきなり変わりたいと言い出した友華さんが心配で仕方ないのだろう。
しかし、俺に迷惑掛けたくないって思う程の出来事があっただろうか?
離れて歩いていた事か? それとも柚希と出会って逃げる様に帰った事だろうか。
そうだ! 離れて歩いてる時に藤原にぶつかってヒドイ事を言われていた。
俺が助けに入った事に責任を感じているのかもしれない。
「実は一緒に帰ってる時……」
藤原にぶつかって暴言を吐かれた事などを話した。
俺の話を聞き終えた沙月は
「あー、原因は多分それですねー。友也さんの前で『ブス』って言われたのが効いたのかもです」
「もしかして昨日店に来なかったのって」
「恐らくブスが友也さんの近くに居たら迷惑とか考えちゃったんじゃないですか?」
「だったら言っといてくれ、俺も昔は根暗だったから気にする必要は無いって」
確かに今の俺の周りは美少女と言っても過言ではない女子ばかりだが、容姿が良く無いからって避ける様な事は一切するつもりはない。
だから誰に何を言われても気にする必要もない。
それに友華さんは決してブスなんかじゃないからな。
と考えていたら沙月が爆笑していた。
「さすがにその嘘はお姉ちゃんにバレますよ~」
「嘘? 嘘なんて言ってないぞ」
「え~、じゃあ昔は根暗だったって本当なんですか~?」
「ああ、本当だよ。いつも一人で居たし、友達も居なかった。疑うなら水樹に確認すればいい」
俺が真剣に話しているので、昔は根暗だったと信じ始めた。
「なら孝弘に聞きますけどいいんですね?」
「ああ、構わない。別に隠すつもりもないからな」
「分かりました。ちょっと待っててください」
と言ってスマホ片手に席を立った。
水樹に確認しにいったのだろう。
しばらくして戻って来た沙月は
「本当にぼっちだったんですね! 今からは全然想像出来ないです」
とテンション高く言ってくる。
「だから言っただろ?」
「しかも春休みの間に変わったらしいじゃないですか! 彼女欲しいからって頑張り過ぎですよ!」
あ~、そういえば俺が変わった理由って彼女欲しいからって事になってたんだった。
「まぁそれは置いておいて、俺も根暗だったから友華さんは何も気にする必要は無いって事だよ」
俺の言葉を聞いて難しい顔をする沙月。
何かいけなかったか?
「多分ですけど、その話をしたら余計に変わろうと思うんじゃないですかねー」
「え? どうして?」
「友也さんも根暗で努力して変わったんなら自分も変わらなきゃ! って思っちゃうんですよ」
「そういう物なのか?」
「皆が皆じゃないですよ? 友也さんの事が好きだからそう思っちゃうんです」
なるほど。だとするとこの話はしない方がいいのか?
ってちょっと待て! 今沙月は何て言った?
「今なんて言った? 友華さんが俺の事を好きって言ったのか?」
「そうですよ? あれ、気づいてなかったんですか?」
気づいていたけど、沙月がそれを知ってる事に驚いた。
「沙月はいつからその事に気づいてたんだ?」
「友也さんのバイト初日ですね。後はお姉ちゃんからこの間聞きました」
流石は姉妹といった感じだろうか。
まさかバイト初日から気づいていたとは。
そしてそれを沙月に言った友華さんも凄いな。
「お姉ちゃんが一人でバイト先に行く前日に言われたんです。好きになっちゃったかもって」
「それであの日は友華さん一人で店にきたのか」
「妹の私としてはお姉ちゃんに頑張って欲しいんですけど……」
そこで一呼吸置いて
「同じ女としては素直に応援できないかな~って」
「なんだよその言い方は?」
「別に深い意味はないですよ。ちょっとお手洗い行ってきますね」
と言って席を立った。
なんか強引に話を切り上げられた気がするな。
俺が柚希に言った言葉を思い出す。
それと同じようなセリフを友華さんが沙月に言ったらしい。
俺の時は柚希の為に変わろうと思った。
なら、友華さんはどうして変わろうと思ったのだろう?
「どうしてリア充みたいになりたいか聞いたのか?」
「一応聞きましたよ~」
「なんて言ってた?」
「『友也さんともっと普通にしゃべりたいから』らしいですよ。まさかお姉ちゃんがあんな事言うなんて思ってなかったです」
「それで昨日俺に色々聞いてきたのか」
俺と普通に喋りたいか。
それなら無理に変わる必要は無いと思うけどなぁ。
本人からしたら小さい声や怯える様な挙動は直したいのだろう。
せめて俺の前では普通に成りたいって事か。
「それで私言ったんですよー、根暗でオドオドしてる奴が変われる訳ないでしょ!って。そしたらお姉ちゃん泣きながら『もう佐藤君に迷惑掛けられない』って」
「ああ……」
「だからもう一度聞きます。お姉ちゃんと帰った時何があったんですか?」
沙月は沙月で友華さんの事を心配してるんだ。
口では根暗でキモイと言いつつも、いきなり変わりたいと言い出した友華さんが心配で仕方ないのだろう。
しかし、俺に迷惑掛けたくないって思う程の出来事があっただろうか?
離れて歩いていた事か? それとも柚希と出会って逃げる様に帰った事だろうか。
そうだ! 離れて歩いてる時に藤原にぶつかってヒドイ事を言われていた。
俺が助けに入った事に責任を感じているのかもしれない。
「実は一緒に帰ってる時……」
藤原にぶつかって暴言を吐かれた事などを話した。
俺の話を聞き終えた沙月は
「あー、原因は多分それですねー。友也さんの前で『ブス』って言われたのが効いたのかもです」
「もしかして昨日店に来なかったのって」
「恐らくブスが友也さんの近くに居たら迷惑とか考えちゃったんじゃないですか?」
「だったら言っといてくれ、俺も昔は根暗だったから気にする必要は無いって」
確かに今の俺の周りは美少女と言っても過言ではない女子ばかりだが、容姿が良く無いからって避ける様な事は一切するつもりはない。
だから誰に何を言われても気にする必要もない。
それに友華さんは決してブスなんかじゃないからな。
と考えていたら沙月が爆笑していた。
「さすがにその嘘はお姉ちゃんにバレますよ~」
「嘘? 嘘なんて言ってないぞ」
「え~、じゃあ昔は根暗だったって本当なんですか~?」
「ああ、本当だよ。いつも一人で居たし、友達も居なかった。疑うなら水樹に確認すればいい」
俺が真剣に話しているので、昔は根暗だったと信じ始めた。
「なら孝弘に聞きますけどいいんですね?」
「ああ、構わない。別に隠すつもりもないからな」
「分かりました。ちょっと待っててください」
と言ってスマホ片手に席を立った。
水樹に確認しにいったのだろう。
しばらくして戻って来た沙月は
「本当にぼっちだったんですね! 今からは全然想像出来ないです」
とテンション高く言ってくる。
「だから言っただろ?」
「しかも春休みの間に変わったらしいじゃないですか! 彼女欲しいからって頑張り過ぎですよ!」
あ~、そういえば俺が変わった理由って彼女欲しいからって事になってたんだった。
「まぁそれは置いておいて、俺も根暗だったから友華さんは何も気にする必要は無いって事だよ」
俺の言葉を聞いて難しい顔をする沙月。
何かいけなかったか?
「多分ですけど、その話をしたら余計に変わろうと思うんじゃないですかねー」
「え? どうして?」
「友也さんも根暗で努力して変わったんなら自分も変わらなきゃ! って思っちゃうんですよ」
「そういう物なのか?」
「皆が皆じゃないですよ? 友也さんの事が好きだからそう思っちゃうんです」
なるほど。だとするとこの話はしない方がいいのか?
ってちょっと待て! 今沙月は何て言った?
「今なんて言った? 友華さんが俺の事を好きって言ったのか?」
「そうですよ? あれ、気づいてなかったんですか?」
気づいていたけど、沙月がそれを知ってる事に驚いた。
「沙月はいつからその事に気づいてたんだ?」
「友也さんのバイト初日ですね。後はお姉ちゃんからこの間聞きました」
流石は姉妹といった感じだろうか。
まさかバイト初日から気づいていたとは。
そしてそれを沙月に言った友華さんも凄いな。
「お姉ちゃんが一人でバイト先に行く前日に言われたんです。好きになっちゃったかもって」
「それであの日は友華さん一人で店にきたのか」
「妹の私としてはお姉ちゃんに頑張って欲しいんですけど……」
そこで一呼吸置いて
「同じ女としては素直に応援できないかな~って」
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と言って席を立った。
なんか強引に話を切り上げられた気がするな。
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