99 / 167
第8章~宵越しの祭り~
田口
しおりを挟む
綿あめ機に並んで数分、俺の順番になった。
そして綿あめを作っている子から沙月に変わる。
「友也さんの為に張り切って作っちゃいますよ~」
「いや、普通でいいからな」
「え~、でも美味しくなる魔法はかけますからね!」
と言って綿あめを作り始めた。
綿あめを作っている所を見るのは初めてなので少し興奮する。
機械の中に細い糸の様な物が沢山出てきて、それを棒でクルクルと巻き取る。
その光景に思わず
「おお、凄いな」
「結構練習したんですよ」
と言っている間に完成した。
良い物がみれたなぁ。と思いながら綿菓子を受け取ろうとすると
「では、美味しくなる魔法をかけますね~」
と言って綿菓子を一掴み取り
「はい、あ~ん♡」
「は?」
「は? じゃないですよ。美味しくなる魔法なんですから食べてください」
「いやいや、そんな事出来る訳ないだろ!」
「いいんですか断って? 私のあ~んを断ると他の男子たちが黙ってないと思いますよ?」
それを聞き周囲を見渡すと、じゃんけん大会はどこへやら、男子達が俺を睨んでいる。
こんな状況で断ったら本当に後で何をされるか分からない。
だったら食べてやろうじゃないか!
しかし沙月、お前も羞恥に悶えて貰うぞ!
「分かったよ、食べればいいんだろ」
「も~、最初から素直になってくださいよ。それじゃあ……」
「ちょっと待て」
俺は沙月と同じように綿菓子を一摘み取ると、沙月の口元へ運ぶ。
「こうした方がもっと美味しくなると思わないか?」
「ふぇ?」
「ほら、あ~ん」
「え? えっと、あ、あ~ん」
「ほら、沙月も食べさせてくれよ」
「は、はい! あ、あ~ん」
「あ~ん。うん、美味しい」
「あ、ありがとうございます」
ふふふ、お互いが凄く恥ずかしい秘儀! 食べさせ合いっこ!
思惑通り沙月の顔が真っ赤になっている。
綿菓子を受け取り逃げる様に教室から出る。
何やら教室の中が騒がしいが俺は聞こえないフリをしてその場を離れる。
階段付近まで逃げてきて気づいた。
そういえばずっと田口の姿が見えない。
教室に置いてきてしまっただろうかと思い振り返る。
すると、直ぐに発見できた。
田口は行き交う女子達の殆どに声を掛け、その尽くに玉砕していた。
合コンの時から思っていたが、田口がこんなに軟派だったとは。
俺は田口の所まで行き、声を掛ける。
「田口、そろそろ集合場所に行かないと」
「え~、まだいけるっしょ! 俺はこの文化祭に賭けてるんだよ~」
「そりゃ分かるけど、中居を待たせていいのか?」
「うわ、ヤバイって! 佐藤君何してんの! 早く行かないと」
なんだろう? これが殺意という物なのだろうか。
集合場所に到着し、水樹と中居達と合流する。
露店で軽く昼食を済ませた後、どうするか話していると、突然田口が
「三人にお願いがあります! このフィーリングカップルに一緒に出てくれませんか?」
と言って頭を下げてきた。
パンフレットを見ると2年Bクラスの出し物がフィーリングカップルだった。
俺の記憶が間違っていなければ一人でも参加出来るはずだと思ったが、参加条件という項目があった。
そこには4人以上のグループしか参加できないらしい。
田口が必死なのは伝わってくるが、中居がどうするかだな。
そして先ずは水樹が口を開く。
「俺は参加してもいいけど、中居と佐藤は参加させられないだろ」
「え? どうして」
「中居には及川がいるし、佐藤は新島と水瀬がいるだろ?」
「分かってるけど、そこをどうにかお願いします!」
そう言ってもう一度頭を下げる。
それを見た中居が
「頭上げろ」
「中居君……」
「俺達が参加したとして、俺達を選んでくれた子に実は彼女居るんだとか言えると思うか?」
「それは……」
「選んでくれた子に対して失礼だろ。もうちょっと考えて行動しろよ」
「ごめん……」
そう言って中居は踵を返し
「わりぃ、帰るわ」
と言って歩き出した。
俺は水樹に
「悪い、中居を追いかける。後は任せていいか?」
「ああ、中居の事は任せた」
俺急いで中居の後を追い、横に並ぶ。
すると中居が
「前々から田口は軽い奴だと思ってたけどさっきのは無いわ」
中居が身内に此処まで怒るのは見た事がない。
どうにかしてフォローしないと。
「田口も必死なんだよ。決して悪気があった訳じゃないと思うんだ」
「まぁな。アイツの性格は分かってるつもりなんだがな」
そう言って中居は黙ってしまう。
こういう時どう声を掛ければいいか分からない。
俺がどう声を掛けるか悩んでいると、中居は
「心配すんな、月曜にはいつもの俺に戻ってる。今は一人にしてくれ」
「ああ」
その後水樹達に合流する気になれず、俺も一人で帰った。
その日の夜、俺は前田と後藤の事を考えていた。
そろそろ看板が出来上がらないとまずい。
考えた結果、俺は去年と同じようにする事にした。
そして綿あめを作っている子から沙月に変わる。
「友也さんの為に張り切って作っちゃいますよ~」
「いや、普通でいいからな」
「え~、でも美味しくなる魔法はかけますからね!」
と言って綿あめを作り始めた。
綿あめを作っている所を見るのは初めてなので少し興奮する。
機械の中に細い糸の様な物が沢山出てきて、それを棒でクルクルと巻き取る。
その光景に思わず
「おお、凄いな」
「結構練習したんですよ」
と言っている間に完成した。
良い物がみれたなぁ。と思いながら綿菓子を受け取ろうとすると
「では、美味しくなる魔法をかけますね~」
と言って綿菓子を一掴み取り
「はい、あ~ん♡」
「は?」
「は? じゃないですよ。美味しくなる魔法なんですから食べてください」
「いやいや、そんな事出来る訳ないだろ!」
「いいんですか断って? 私のあ~んを断ると他の男子たちが黙ってないと思いますよ?」
それを聞き周囲を見渡すと、じゃんけん大会はどこへやら、男子達が俺を睨んでいる。
こんな状況で断ったら本当に後で何をされるか分からない。
だったら食べてやろうじゃないか!
しかし沙月、お前も羞恥に悶えて貰うぞ!
「分かったよ、食べればいいんだろ」
「も~、最初から素直になってくださいよ。それじゃあ……」
「ちょっと待て」
俺は沙月と同じように綿菓子を一摘み取ると、沙月の口元へ運ぶ。
「こうした方がもっと美味しくなると思わないか?」
「ふぇ?」
「ほら、あ~ん」
「え? えっと、あ、あ~ん」
「ほら、沙月も食べさせてくれよ」
「は、はい! あ、あ~ん」
「あ~ん。うん、美味しい」
「あ、ありがとうございます」
ふふふ、お互いが凄く恥ずかしい秘儀! 食べさせ合いっこ!
思惑通り沙月の顔が真っ赤になっている。
綿菓子を受け取り逃げる様に教室から出る。
何やら教室の中が騒がしいが俺は聞こえないフリをしてその場を離れる。
階段付近まで逃げてきて気づいた。
そういえばずっと田口の姿が見えない。
教室に置いてきてしまっただろうかと思い振り返る。
すると、直ぐに発見できた。
田口は行き交う女子達の殆どに声を掛け、その尽くに玉砕していた。
合コンの時から思っていたが、田口がこんなに軟派だったとは。
俺は田口の所まで行き、声を掛ける。
「田口、そろそろ集合場所に行かないと」
「え~、まだいけるっしょ! 俺はこの文化祭に賭けてるんだよ~」
「そりゃ分かるけど、中居を待たせていいのか?」
「うわ、ヤバイって! 佐藤君何してんの! 早く行かないと」
なんだろう? これが殺意という物なのだろうか。
集合場所に到着し、水樹と中居達と合流する。
露店で軽く昼食を済ませた後、どうするか話していると、突然田口が
「三人にお願いがあります! このフィーリングカップルに一緒に出てくれませんか?」
と言って頭を下げてきた。
パンフレットを見ると2年Bクラスの出し物がフィーリングカップルだった。
俺の記憶が間違っていなければ一人でも参加出来るはずだと思ったが、参加条件という項目があった。
そこには4人以上のグループしか参加できないらしい。
田口が必死なのは伝わってくるが、中居がどうするかだな。
そして先ずは水樹が口を開く。
「俺は参加してもいいけど、中居と佐藤は参加させられないだろ」
「え? どうして」
「中居には及川がいるし、佐藤は新島と水瀬がいるだろ?」
「分かってるけど、そこをどうにかお願いします!」
そう言ってもう一度頭を下げる。
それを見た中居が
「頭上げろ」
「中居君……」
「俺達が参加したとして、俺達を選んでくれた子に実は彼女居るんだとか言えると思うか?」
「それは……」
「選んでくれた子に対して失礼だろ。もうちょっと考えて行動しろよ」
「ごめん……」
そう言って中居は踵を返し
「わりぃ、帰るわ」
と言って歩き出した。
俺は水樹に
「悪い、中居を追いかける。後は任せていいか?」
「ああ、中居の事は任せた」
俺急いで中居の後を追い、横に並ぶ。
すると中居が
「前々から田口は軽い奴だと思ってたけどさっきのは無いわ」
中居が身内に此処まで怒るのは見た事がない。
どうにかしてフォローしないと。
「田口も必死なんだよ。決して悪気があった訳じゃないと思うんだ」
「まぁな。アイツの性格は分かってるつもりなんだがな」
そう言って中居は黙ってしまう。
こういう時どう声を掛ければいいか分からない。
俺がどう声を掛けるか悩んでいると、中居は
「心配すんな、月曜にはいつもの俺に戻ってる。今は一人にしてくれ」
「ああ」
その後水樹達に合流する気になれず、俺も一人で帰った。
その日の夜、俺は前田と後藤の事を考えていた。
そろそろ看板が出来上がらないとまずい。
考えた結果、俺は去年と同じようにする事にした。
0
あなたにおすすめの小説
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ツンデレ王子とヤンデレ執事 (旧 安息を求めた婚約破棄(連載版))
あみにあ
恋愛
公爵家の長女として生まれたシャーロット。
学ぶことが好きで、気が付けば皆の手本となる令嬢へ成長した。
だけど突然妹であるシンシアに嫌われ、そしてなぜか自分を嫌っている第一王子マーティンとの婚約が決まってしまった。
窮屈で居心地の悪い世界で、これが自分のあるべき姿だと言い聞かせるレールにそった人生を歩んでいく。
そんなときある夜会で騎士と出会った。
その騎士との出会いに、新たな想いが芽生え始めるが、彼女に選択できる自由はない。
そして思い悩んだ末、シャーロットが導きだした答えとは……。
表紙イラスト:San+様(Twitterアカウント@San_plus_)
※以前、短編にて投稿しておりました「安息を求めた婚約破棄」の連載版となります。短編を読んでいない方にもわかるようになっておりますので、ご安心下さい。
結末は短編と違いがございますので、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
※毎日更新、全3部構成 全81話。(2020年3月7日21時完結)
★おまけ投稿中★
※小説家になろう様でも掲載しております。
あの日、幼稚園児を助けたけど、歳の差があり過ぎてその子が俺の運命の人になるなんて気付くはずがない。
NOV
恋愛
俺の名前は鎌田亮二、18歳の普通の高校3年生だ。
中学1年の夏休みに俺は小さい頃から片思いをしている幼馴染や友人達と遊園地に遊びに来ていた。
しかし俺の目の前で大きなぬいぐるみを持った女の子が泣いていたので俺は迷子だと思いその子に声をかける。そして流れで俺は女の子の手を引きながら案内所まで連れて行く事になった。
助けた女の子の名前は『カナちゃん』といって、とても可愛らしい女の子だ。
無事に両親にカナちゃんを引き合わす事ができた俺は安心して友人達の所へ戻ろうとしたが、別れ間際にカナちゃんが俺の太ももに抱き着いてきた。そしてカナちゃんは大切なぬいぐるみを俺にくれたんだ。
だから俺もお返しに小学生の頃からリュックにつけている小さなペンギンのぬいぐるみを外してカナちゃんに手渡した。
この時、お互いの名前を忘れないようにぬいぐるみの呼び名を『カナちゃん』『りょうくん』と呼ぶ約束をして別れるのだった。
この時の俺はカナちゃんとはたまたま出会い、そしてたまたま助けただけで、もう二度とカナちゃんと会う事は無いだろうと思っていたんだ。だから当然、カナちゃんの事を運命の人だなんて思うはずもない。それにカナちゃんの初恋の相手が俺でずっと想ってくれていたなんて考えたことも無かった……
7歳差の恋、共に大人へと成長していく二人に奇跡は起こるのか?
NOVがおおくりする『タイムリープ&純愛作品第三弾(三部作完結編)』今ここに感動のラブストーリーが始まる。
※この作品だけを読まれても普通に面白いです。
関連小説【初恋の先生と結婚する為に幼稚園児からやり直すことになった俺】
【幼馴染の彼に好きって伝える為、幼稚園児からやり直す私】
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
転生モブは分岐点に立つ〜悪役令嬢かヒロインか、それが問題だ!〜
みおな
恋愛
転生したら、乙女ゲームのモブ令嬢でした。って、どれだけラノベの世界なの?
だけど、ありがたいことに悪役令嬢でもヒロインでもなく、完全なモブ!!
これは離れたところから、乙女ゲームの展開を楽しもうと思っていたのに、どうして私が巻き込まれるの?
私ってモブですよね?
さて、選択です。悪役令嬢ルート?ヒロインルート?
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2025.11.25)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる