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4、ご主人様の意地悪
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私をからかってその反応を見るのがこの上ない楽しみらしい。
ご主人様は顔がいいだけではなく頭もかなりいい。どれほどいいのかというと、大学の高名な教授らが彼がまだ十五歳のころからご主人様の意見を伺いに遠い領地からわざわざ訪れるほど。しかも二十七歳の若さでもう大学教授の席に座っている。
名門貴族の長男として生まれ天使のような美しい顔を持ち、その上頭脳明晰だなんてため息が出るほど完璧な人間だ。
(だからその帳尻を合わせるためにこんなに性格が歪んでしまったのだわ。神様は時々その塩梅を間違うのですね)
「えっと『資本統一論の不可逆性』ですね。少しお待ちください」
勢いよく本棚の方を向いた私は、しばらくの間そのままの状態で立ち尽くしていた。作り付けの本棚は天井まで高さがあって、中には何百冊もの本がびっしりと詰め込まれているのだ。
しかもそのどれもが難しい長文の題名ばかり。中には外国語で書かれたものまである。彼の指定した本がどこにあるのか、なかなか探し出せない。
五分ほど本棚の前を何度か往復していると涙目になってくる。そのころにはもう本当に目尻に涙がたまってしまっていた。
「うぅ、すみませんご主人様。私ではすぐには見つけられそうにありません」
「本当にお前は馬鹿だな。左の一番上の棚で、右から三番目の本だ。こんな簡単なことがどうしてできないんだ」
ご主人様はベッドに腰かけたまま、呆れたようにつぶやく。
「あっ! ありました!」
彼の言っていた場所に本があったので喜んで振り向くと、彼がにやにやと笑っている。背筋に戦慄が走る。まだ何を考えているのだろう。
あまりの怖さにもう一度本棚に向きなおる。部屋の天井の高さは三メートルをゆうに超えているのだ。そうして本棚はそれと同じ高さまで造りつけられている。本を取るためには本棚のわきにある移動式の梯子を上らなければいけない。
(寝起きにあんな細い梯子を昇るだなんて、そうでなくても私は運動神経が鈍いのに落ちたらどうしたらいいのでしょうか)
半泣きになりながら梯子を探すが見当たらない。私が困っているとご主人様は愉快そうに笑いながらこういった。
「あ、そういえば梯子の木がたわんでいたから、今夜俺が寝る前に修理に出した。お前はよく眠っていたようだから起こすと悪いと思って知らせなかったがな。これでも俺はお前の体を気遣っているんだ。ありがたいだろう」
足を組んだ上に肘をつき、手を顎に添えてニマニマと笑っている。本当に楽しそうだ。どうしてこんな風に私をからかおうとするのだろう。手がわなわなと震える。
(きっと梯子がたわんでいるのなんてとっくに気が付いていたのに、わざわざ私が寝る時間を見計らってから修理を頼んだのですね!)
こうなると本当に梯子の木がたわんでいたのかどうかも怪しい。ご主人様は私の困った顔をみるためなら、いかなる労力を払っても惜しまない人だから。彼はずっと前からいつだってそうだった。
私を椅子に座らせて、その周りにドミノを並べ始めるとか……(それはもう本格的なもので、おかげで私はその間トイレにも行けないばかりか指一本動かせない始末)
ある時は窓辺でうとうとしていた私のお仕着せの裾をあろうことか袖に縫い付けてしまうとか……(立ち上がると下着が見えてしまうので、歩くこともままならなかった)それはたいそう込み入った刺繍で、ほどくのがもったいないほどだったことをよく覚えている。
というようにご主人様の暴挙にはいとまがない。
ご主人様は私が困った顔や泣き顔になるととても喜ぶのだ。だから絶対にご主人様の前で困ったり泣いたりしないと思っているのだけれども……悔しさが募って目に涙がたまってくる。
恨めしそうにもう一度ご主人様の顔を仰ぎ見るが、その目はわくわくしていて私が泣くのを楽しみに待っているようだ。私は急に正気に戻る。
(これは駄目です、自分でどうにかしないといけません……)
心細い気持ちで部屋の中を見渡す。すると物書き用机の椅子が目に入った。
(よかった。椅子にのぼればもしかしたら届くかもしれません)
ホッとして椅子を取りに行こうとすると、さっそくご主人様のダメ出しが入る。
「その椅子は古いアンティークで名匠チッペンポールの作品だ。万が一壊れでもしたらエマがこの屋敷で一生働いても返せない額の請求をしなきゃいけなくなる。あぁ、でもそうなるとエマは俺のメイドじゃなくて奴隷になるのか。それはそれで楽しみだな」
その言葉に泣く泣く椅子を机に戻し、忌々しそうにご主人様を見る。すると彼の顔が更に明るくなった。本当に性格の悪いサディストだ。
「だが困ったな。このままだと今夜は俺もお前も眠れそうにない。明日はヒッグスとランチの予定が入っていたよな。久しぶりに会うのに、お前のせいで途中で眠ってしまいそうだ」
どこをどう見ても困った表情をしていない。そればかりかこれ以上ないほどの笑顔を浮かべている。
「もしどうしてもできないなら、俺にお願いすればいい。もちろんいつものように俺の前で床に膝をついて頭を下げるんだ。『リチャード様、お願いします』ってちゃんと三回いうんだぞ」
宝石よりも美しい彼の瞳がキラリと怪しく光る。ご主人様のメイドになってから、数えきれないほどこの屈辱の『お願い』をさせられた。彼はそれが目当てで私を困らせているのだろう。
(やだやだ、絶対にヤダ! ご主人様になんか屈したくないです! アンティークの家具さえ壊さなければいいんですから)
私は憤然と本棚に向き合った。本棚は壁と天井に造りつけてあるのだ。倒れてくることはない。
私は梯子の要領で棚をよじ登ることにした。本を並べている棚の板をがしりと掴むと、背後でハッと息を呑む声が聞こえる。彼も私がここまでするとは思ってもみなかったに違いない。
棚板は厚くて指でつかみやすい。のぼることは意外と簡単だった。このままならあっという間にお目当ての本を手に取ることができるだろう。
すぐに天井近くまで登りつめて本に手を伸ばすけれど、本の上部を掴んでもなかなか引き出せない。どうやら本がぎっちり詰まりすぎているようだ。
(うぅぅぅっ、もう少しっ!)
力任せに引き抜こうとしたその瞬間、思ったよりもあっけなく本が抜けて思わず体勢がぐらりと崩れた。
しかもその隣に並んでいた本まで一気に頭の上から落ちてきて、反対の手までが棚板から離れる。このままでは二メートル下の床に叩きつけられてしまう!
「きゃぁぁっ!」
思い切り目を閉じて痛みを覚悟したのだが…………待てど暮らせど一向にその瞬間が訪れない。どうしたのかと目を開けると、いつの間にか私の背後にご主人様が立って私の体を支えていた。
あの一瞬で、どうやって私を助けにきてくれたのだろうかと驚く。
彼は私の腰に右腕を回し、本棚から落ちるのを防いでいてくれたようだ。
「あ、あの。ありがとうございま……す」
どんな風の吹き回しだろう。もしかしてああ見えて、根っこはいい人なのかもしれない。なんてあり得ないことを想像してしまう。
「――手が痛い……お前もう少し痩せろ」
せっかく見直したというのに彼はその美しい顔を究極まで歪めて低いくぐもった声を出した。そうして無言で私の腰に当てていた手を離す。私は支えを失って、お尻から床にダイビングするはめになった。
「いっ! いったぁぁぁい!」
前言撤回。やっぱりご主人様はただのいじめっ子だった。
たとえ三十センチほどの高さだったとはいえ、痛いものは痛いのだ。
彼は読みたかった本をさっさと床から拾い上げて、お尻の痛みを我慢している私を冷ややかに見降ろした。
「散らかっている本はすべて元の場所に戻しておけ。順番を間違えると何度でもやり直させるぞ。それとお前が落ちたせいで部屋に埃がたったから掃除もしておけ。俺が病気になったらどうしてくれる」
そういうとご主人様は素知らぬ顔でベッドに戻り、本を読み始める。結局私は必死で本を棚の上に戻し、深夜だというにもかかわらずほうきと塵取りをもってこさせられたのだ。
というか掃除を始めようとした瞬間、まだ本も読んでいないというのにいまから寝るといわれて部屋を追い出された。なので厳密には掃除はしていないのだけれど。
(ご主人様に助けてもらわなかったらもっと高いところから落ちたはずですけど、助けておいてやっぱり床に落とすだなんて女性に対して酷い仕打ちです!)
そのあとお尻の鈍痛と悔しさになかなか寝付けなかった。こんな風に、私は十年近くもご主人様に翻弄されているのだ。
「あぁもう最低! ご主人様なんて大嫌いです!」
ご主人様は顔がいいだけではなく頭もかなりいい。どれほどいいのかというと、大学の高名な教授らが彼がまだ十五歳のころからご主人様の意見を伺いに遠い領地からわざわざ訪れるほど。しかも二十七歳の若さでもう大学教授の席に座っている。
名門貴族の長男として生まれ天使のような美しい顔を持ち、その上頭脳明晰だなんてため息が出るほど完璧な人間だ。
(だからその帳尻を合わせるためにこんなに性格が歪んでしまったのだわ。神様は時々その塩梅を間違うのですね)
「えっと『資本統一論の不可逆性』ですね。少しお待ちください」
勢いよく本棚の方を向いた私は、しばらくの間そのままの状態で立ち尽くしていた。作り付けの本棚は天井まで高さがあって、中には何百冊もの本がびっしりと詰め込まれているのだ。
しかもそのどれもが難しい長文の題名ばかり。中には外国語で書かれたものまである。彼の指定した本がどこにあるのか、なかなか探し出せない。
五分ほど本棚の前を何度か往復していると涙目になってくる。そのころにはもう本当に目尻に涙がたまってしまっていた。
「うぅ、すみませんご主人様。私ではすぐには見つけられそうにありません」
「本当にお前は馬鹿だな。左の一番上の棚で、右から三番目の本だ。こんな簡単なことがどうしてできないんだ」
ご主人様はベッドに腰かけたまま、呆れたようにつぶやく。
「あっ! ありました!」
彼の言っていた場所に本があったので喜んで振り向くと、彼がにやにやと笑っている。背筋に戦慄が走る。まだ何を考えているのだろう。
あまりの怖さにもう一度本棚に向きなおる。部屋の天井の高さは三メートルをゆうに超えているのだ。そうして本棚はそれと同じ高さまで造りつけられている。本を取るためには本棚のわきにある移動式の梯子を上らなければいけない。
(寝起きにあんな細い梯子を昇るだなんて、そうでなくても私は運動神経が鈍いのに落ちたらどうしたらいいのでしょうか)
半泣きになりながら梯子を探すが見当たらない。私が困っているとご主人様は愉快そうに笑いながらこういった。
「あ、そういえば梯子の木がたわんでいたから、今夜俺が寝る前に修理に出した。お前はよく眠っていたようだから起こすと悪いと思って知らせなかったがな。これでも俺はお前の体を気遣っているんだ。ありがたいだろう」
足を組んだ上に肘をつき、手を顎に添えてニマニマと笑っている。本当に楽しそうだ。どうしてこんな風に私をからかおうとするのだろう。手がわなわなと震える。
(きっと梯子がたわんでいるのなんてとっくに気が付いていたのに、わざわざ私が寝る時間を見計らってから修理を頼んだのですね!)
こうなると本当に梯子の木がたわんでいたのかどうかも怪しい。ご主人様は私の困った顔をみるためなら、いかなる労力を払っても惜しまない人だから。彼はずっと前からいつだってそうだった。
私を椅子に座らせて、その周りにドミノを並べ始めるとか……(それはもう本格的なもので、おかげで私はその間トイレにも行けないばかりか指一本動かせない始末)
ある時は窓辺でうとうとしていた私のお仕着せの裾をあろうことか袖に縫い付けてしまうとか……(立ち上がると下着が見えてしまうので、歩くこともままならなかった)それはたいそう込み入った刺繍で、ほどくのがもったいないほどだったことをよく覚えている。
というようにご主人様の暴挙にはいとまがない。
ご主人様は私が困った顔や泣き顔になるととても喜ぶのだ。だから絶対にご主人様の前で困ったり泣いたりしないと思っているのだけれども……悔しさが募って目に涙がたまってくる。
恨めしそうにもう一度ご主人様の顔を仰ぎ見るが、その目はわくわくしていて私が泣くのを楽しみに待っているようだ。私は急に正気に戻る。
(これは駄目です、自分でどうにかしないといけません……)
心細い気持ちで部屋の中を見渡す。すると物書き用机の椅子が目に入った。
(よかった。椅子にのぼればもしかしたら届くかもしれません)
ホッとして椅子を取りに行こうとすると、さっそくご主人様のダメ出しが入る。
「その椅子は古いアンティークで名匠チッペンポールの作品だ。万が一壊れでもしたらエマがこの屋敷で一生働いても返せない額の請求をしなきゃいけなくなる。あぁ、でもそうなるとエマは俺のメイドじゃなくて奴隷になるのか。それはそれで楽しみだな」
その言葉に泣く泣く椅子を机に戻し、忌々しそうにご主人様を見る。すると彼の顔が更に明るくなった。本当に性格の悪いサディストだ。
「だが困ったな。このままだと今夜は俺もお前も眠れそうにない。明日はヒッグスとランチの予定が入っていたよな。久しぶりに会うのに、お前のせいで途中で眠ってしまいそうだ」
どこをどう見ても困った表情をしていない。そればかりかこれ以上ないほどの笑顔を浮かべている。
「もしどうしてもできないなら、俺にお願いすればいい。もちろんいつものように俺の前で床に膝をついて頭を下げるんだ。『リチャード様、お願いします』ってちゃんと三回いうんだぞ」
宝石よりも美しい彼の瞳がキラリと怪しく光る。ご主人様のメイドになってから、数えきれないほどこの屈辱の『お願い』をさせられた。彼はそれが目当てで私を困らせているのだろう。
(やだやだ、絶対にヤダ! ご主人様になんか屈したくないです! アンティークの家具さえ壊さなければいいんですから)
私は憤然と本棚に向き合った。本棚は壁と天井に造りつけてあるのだ。倒れてくることはない。
私は梯子の要領で棚をよじ登ることにした。本を並べている棚の板をがしりと掴むと、背後でハッと息を呑む声が聞こえる。彼も私がここまでするとは思ってもみなかったに違いない。
棚板は厚くて指でつかみやすい。のぼることは意外と簡単だった。このままならあっという間にお目当ての本を手に取ることができるだろう。
すぐに天井近くまで登りつめて本に手を伸ばすけれど、本の上部を掴んでもなかなか引き出せない。どうやら本がぎっちり詰まりすぎているようだ。
(うぅぅぅっ、もう少しっ!)
力任せに引き抜こうとしたその瞬間、思ったよりもあっけなく本が抜けて思わず体勢がぐらりと崩れた。
しかもその隣に並んでいた本まで一気に頭の上から落ちてきて、反対の手までが棚板から離れる。このままでは二メートル下の床に叩きつけられてしまう!
「きゃぁぁっ!」
思い切り目を閉じて痛みを覚悟したのだが…………待てど暮らせど一向にその瞬間が訪れない。どうしたのかと目を開けると、いつの間にか私の背後にご主人様が立って私の体を支えていた。
あの一瞬で、どうやって私を助けにきてくれたのだろうかと驚く。
彼は私の腰に右腕を回し、本棚から落ちるのを防いでいてくれたようだ。
「あ、あの。ありがとうございま……す」
どんな風の吹き回しだろう。もしかしてああ見えて、根っこはいい人なのかもしれない。なんてあり得ないことを想像してしまう。
「――手が痛い……お前もう少し痩せろ」
せっかく見直したというのに彼はその美しい顔を究極まで歪めて低いくぐもった声を出した。そうして無言で私の腰に当てていた手を離す。私は支えを失って、お尻から床にダイビングするはめになった。
「いっ! いったぁぁぁい!」
前言撤回。やっぱりご主人様はただのいじめっ子だった。
たとえ三十センチほどの高さだったとはいえ、痛いものは痛いのだ。
彼は読みたかった本をさっさと床から拾い上げて、お尻の痛みを我慢している私を冷ややかに見降ろした。
「散らかっている本はすべて元の場所に戻しておけ。順番を間違えると何度でもやり直させるぞ。それとお前が落ちたせいで部屋に埃がたったから掃除もしておけ。俺が病気になったらどうしてくれる」
そういうとご主人様は素知らぬ顔でベッドに戻り、本を読み始める。結局私は必死で本を棚の上に戻し、深夜だというにもかかわらずほうきと塵取りをもってこさせられたのだ。
というか掃除を始めようとした瞬間、まだ本も読んでいないというのにいまから寝るといわれて部屋を追い出された。なので厳密には掃除はしていないのだけれど。
(ご主人様に助けてもらわなかったらもっと高いところから落ちたはずですけど、助けておいてやっぱり床に落とすだなんて女性に対して酷い仕打ちです!)
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