勘違い聖女とドS鬼畜王の攻防 

南 玲子

文字の大きさ
17 / 43

エリョリーナ王女婚約破棄 作戦会議

しおりを挟む
私はその後、デューク王に近衛兵達にくれぐれも危害を加えないように念をおしておいて、ついでにあの超普通、激平凡な顔の近衛兵さんの情報もさりげなく手に入れておいた。

いやぁ絵に描いたような普通の人で、ますます惚れてしまった。普通の家庭に生まれた5人兄弟の内の3男で、これまた普通の成績で騎士学校を卒業し、これまた普通の勤務態度で、普通の性格。極めつけは名前まで超普通の ベン・スミス。

今度、会ったら結婚してくださいっていってみよう。
ユリカ・スミスか・・・悪くない・・・。

ミルバさんたちをはじめ、他の侍女達は私が怪鳥に食べられたかと思っていたらしく、ものすごく心配してくれた。今日はもう休んでいいと言われたが、超・侍女はこんなことではへこたれないはずなので、今日の仕事は全て終わらせてから自室に篭った。

今日はいつもと違って敷布団にかけ布団がある。

羽毛布団だ・・・・ふわふわ。下はもふもふ。上はふわふわ、下はもふもふ。上は・・・ダメだダメだ。こんなことをしていると眠ってしまう。今はエリョリーナ王女の婚約破棄をどうするかの会議中だ。

レオールに意見を聞いてみる。

「毎日、地震を起こしていればもうこの王国にはいたくなくなるんじゃないか?」

はい、却下。次、シューリ。

「あたしなら、デューク王よりいい男を紹介するわ」

「あー。それいいかも。・・・で、誰かデューク王よりいい男を知ってるの?」

「「「・・・・・・・・・・・」」」無言・・・・。

「分かった。コンセプトは分かった。デューク王よりいい男がいないなら、デューク王が逆に超普通、激平凡になればいいのよ!!!」

シューリが言う。

「あたしがデューク王の顔を、焼いちゃおうかしら?」

「いやそれ別の意味で、超普通、激平凡じゃなくなると思う・・・」

こ・・・怖いこというなぁ。さすがにそれはお城でお世話になっている身としては、御主人に対してそんなことはできないかな。あ・・・いいこと思いついた。

「ハゲにするのはどうかな・・・。丸坊主。つるぴか。それで太ってもらって3段腹になってもらうの」

これは名案だと私は思った。少なくともシューリの案よりは数段いい。シェーバーさえあれば事足りるし、太らせるのは痩せさせるより簡単に思えた。

よし明日デューク王に提案してみよう。とりあえず今夜はもう寝よう。下はもふもふ。上はふわふわ。ぐぅぅぅぅ。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

聖女の、その後

六つ花えいこ
ファンタジー
私は五年前、この世界に“召喚”された。

召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。

SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない? その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。 ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。 せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。 こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。

召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます

かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~ 【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】 奨励賞受賞 ●聖女編● いきなり召喚された上に、ババァ発言。 挙句、偽聖女だと。 確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。 だったら好きに生きさせてもらいます。 脱社畜! ハッピースローライフ! ご都合主義万歳! ノリで生きて何が悪い! ●勇者編● え?勇者? うん?勇者? そもそも召喚って何か知ってますか? またやらかしたのかバカ王子ー! ●魔界編● いきおくれって分かってるわー! それよりも、クロを探しに魔界へ! 魔界という場所は……とてつもなかった そしてクロはクロだった。 魔界でも見事になしてみせようスローライフ! 邪魔するなら排除します! -------------- 恋愛はスローペース 物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!

あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!? 資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。 そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。 どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。 「私、ガンバる!」 だったら私は帰してもらえない?ダメ? 聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。 スローライフまでは到達しなかったよ……。 緩いざまああり。 注意 いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~

みつまめ つぼみ
ファンタジー
 17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。  記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。  そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。 「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」  恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

処理中です...