31 / 43
ユニコーンの秘密
しおりを挟む
その後、またミルバさんの指導の下、ラウラや侍女仲間と一緒に侍女仕事を終え、自分の部屋でくつろいだ。一週間後に王妃になるのに侍女の仕事をする必要はないと、キンベル侍女長をはじめミルバさんや、おそらくかなりできる有能な侍従さんからも言われたけど、私は自分の夢を諦めたりはしていない。そう・・・少し方向転換はしたが、やるつもりだ。
私は超・侍女王妃になる!!!
ベットの上で横になると、あらかじめわかっていたかのようにシューリが変化して私に優しく羽毛をかけてくれる。今はまだ初春で肌寒いのでドイールの出番はまだ先の話だ。なので彼は竜の姿に戻りベットの下で丸くなっている。・・・頭しか隠せていませんけどね・・・・。
レオールは寝室の扉の前で座っているらしい。時たま金色の毛が擦れる音がする。
「ねえ。シューリ。健司は男なのにどうして守護精霊を持てるの?」
私は虹色の羽毛に包まれて、ふわふわしながら聞く。
「まあ本来はあちらの世界からきた人にだけ、守護獣の言葉が理解できるらしいから、男女の区別は別に関係ないのよ。ただ召還されるのがいつも女だからっていうのが理由ね」
「どうして女の人だけが召還されるの?」
「この世界からの呼びかけに気づくのは女だけだからなのよ。だから男が召還されるなんて歴史上初めてのことじゃないかしら、男だからこそ風の精霊のカミールが守護精霊になったんだと思うわ」
え?どうして?普通、一角獣って処女以外の人はその角で突いて殺してしまうんじゃなかったっけ?その疑問をぶつけてみると、意外な答えが返ってきた。
「ふふふふ。それは違うわ。正反対よ。カミールは男が大・大・大好きなの。だから男と交わったことのある女に嫉妬して殺しちゃうの。カミールは男だったら誰でも大好きな上に、とっても嫉妬深いから・・・。あまりに男が大好きすぎて男をみかけると、ものすごい顔で突進するから、男は皆殺されると誤解して逃げて行くのよね」
なんてこったい!!今まで信じていたユニコーン伝説が覆ってしまったよ!!?そうだったのかカミール。馬鹿だろカミール。
健司。別れてから一度も会ってなかったけど、何をしていたのかな?どうして私を追いかけて異世界にまで来たのかな?まあでも、あいつのことだから会社の最高経営責任者の地位よりも、もっといろんな面白いことができそうな王様の地位が魅力的だっただけだろう。
私はあまり考えるのをやめて、敷布団がなくて寂しいながらも、なんとかふわふわだけを堪能して眠りについた。
ふわふわ、気持ちいい。ぐううぅぅぅ。
私は超・侍女王妃になる!!!
ベットの上で横になると、あらかじめわかっていたかのようにシューリが変化して私に優しく羽毛をかけてくれる。今はまだ初春で肌寒いのでドイールの出番はまだ先の話だ。なので彼は竜の姿に戻りベットの下で丸くなっている。・・・頭しか隠せていませんけどね・・・・。
レオールは寝室の扉の前で座っているらしい。時たま金色の毛が擦れる音がする。
「ねえ。シューリ。健司は男なのにどうして守護精霊を持てるの?」
私は虹色の羽毛に包まれて、ふわふわしながら聞く。
「まあ本来はあちらの世界からきた人にだけ、守護獣の言葉が理解できるらしいから、男女の区別は別に関係ないのよ。ただ召還されるのがいつも女だからっていうのが理由ね」
「どうして女の人だけが召還されるの?」
「この世界からの呼びかけに気づくのは女だけだからなのよ。だから男が召還されるなんて歴史上初めてのことじゃないかしら、男だからこそ風の精霊のカミールが守護精霊になったんだと思うわ」
え?どうして?普通、一角獣って処女以外の人はその角で突いて殺してしまうんじゃなかったっけ?その疑問をぶつけてみると、意外な答えが返ってきた。
「ふふふふ。それは違うわ。正反対よ。カミールは男が大・大・大好きなの。だから男と交わったことのある女に嫉妬して殺しちゃうの。カミールは男だったら誰でも大好きな上に、とっても嫉妬深いから・・・。あまりに男が大好きすぎて男をみかけると、ものすごい顔で突進するから、男は皆殺されると誤解して逃げて行くのよね」
なんてこったい!!今まで信じていたユニコーン伝説が覆ってしまったよ!!?そうだったのかカミール。馬鹿だろカミール。
健司。別れてから一度も会ってなかったけど、何をしていたのかな?どうして私を追いかけて異世界にまで来たのかな?まあでも、あいつのことだから会社の最高経営責任者の地位よりも、もっといろんな面白いことができそうな王様の地位が魅力的だっただけだろう。
私はあまり考えるのをやめて、敷布団がなくて寂しいながらも、なんとかふわふわだけを堪能して眠りについた。
ふわふわ、気持ちいい。ぐううぅぅぅ。
0
あなたにおすすめの小説
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる