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何かがおかしい
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そうして決行の時が来た。愛は刑事のスーツに防刃ベスト。ホルスターを肩から掛けて手入れした拳銃を装備した。それだけでは寒いので上から茶色いマントのようなものを羽織る。
騎士達は戦闘用の鎧を身に着けて大きな剣を肩から下げた。翼竜たちも元気なようで、翼を広げて雄たけびを上げている。
空間を繋げるゲートの位置は帝王の間。ここには帝王と急襲作戦をする騎士、数人の臣下の者しかいない。
「じゃあ、行ってこい! 健闘を祈る!」
帝王の声とともに空間が繋げられた。アナイスが手をかざして呪文を唱えると、何もない空間が歪んできてぼやけてくる。その先には鬱蒼とした森が徐々に映し出されてきた。
「行くぞ、アイ!」
そうして愛はダグラスと騎士達。彼らの翼竜たちと一緒に深夜の森の中に立っていた。こうしていると遠征のころに戻ったみたいでそれほど緊張感はない。
「では今から奴らの本拠地に向かう。途中で魔獣に出会うかもしれんが、その時は目立たんように第三レベル以上の魔力は使うな」
ダグラスの指示に皆が無言でうなづく。そうして二時間、道なき道を歩く進軍が始まった。
(思ってたよりも山道を歩くのって結構大変。パンプスはやめてブーツを借りたけど、それでもきついな)
異世界に来てからも運動は欠かしたことがなかったが、山道は東京で生まれ育った愛には厳しかった。するとダグラスが何も言わずに愛を肩の上に抱え上げる。
「ひゃぁあっ! ダ、ダグラスぅ?!」
「これだったら両手も使える。悪いと思うんだったら振り落とされないよう黙ってつかまってろ」
他の騎士達がにやにやとして見ている。恥ずかしかったが、ここはダグラスに甘えておくことにした。新宮 塔子を倒すには愛の射撃の腕にかかっているのだ。ここで体力を使ってしまうわけにいかない。
「ここから一キロ先にあるのがナーデン新兵のキャンプです。ダグラス様、ご指示を」
森の開けた平野をエヴァンが手で示す。この先に新宮 塔子がいると思うと、自然に気が引き締まる。ダグラスは愛を肩からおろして、騎士達に指示を与えた。
「この結界はピラミッド型の第三構成だ。フォーメーションBで攻めるぞ。愛は俺とトーマスと一緒に地上から攻める」
ダグラスが他の騎士達に細かく指示をしている間、愛の隣にエヴァンがやってきた。彼の目は相変わらず冷たい。彼が愛のことを気に食わないのはずっと前から知っていたことだ。
「アイ、少し話があります。こちらに来てください」
(聖女を急襲しようとする直前に何の用なのかしら。いまここであまりメンタルに響くようなことは言われたくないな。うぅ、でも嫌だとは言いにくいし……)
愛は気が進まないが彼の示す場所に動いた。
「すみませんが、アイ。あなたのことは初めて見た時から気に入りませんでした。あの時、すぐにこうしておくべきだったんです」
「えっ……?」
そう一言いうと、エヴァンは愛のお腹に何かを押しつけた。一瞬何が起きたのかわからなかったが、腹部に激痛を感じてそれがナイフだったのだと分かる。
「っ! エヴァンさんっ、な、何をっ!」
エヴァンは素早くナイフを抜くと、愛の脇腹に手を入れて拳銃を取り出す。そうしてみたこともないにこやかな表情で拳銃を構えて見せた。
「まさかこれが聖女の命を狙える唯一の武器だとはね。こういう危ないものは処分してしまいましょう」
エヴァンはそういうと安全装置を外し、お腹を押さえて苦しむ愛を見下ろしながら天に向けて拳銃を三発撃った。
「……っ! そ、そんな。まさか! 弾が!」
防刃チョッキを着ていたおかげで深手は免れたようだ。けれども剣先が数センチほどめり込んだらしい。
思ったよりも出血がひどく、傷を押さえた指がすぐに生暖かくなる。
「エヴァンっ! アイっ! 何をしている!」
拳銃の音に気が付いたダグラスがすぐに駆け付けてきてよろめく愛の体を支えた。愛は真っ青になってダグラスに何度も言い募る。
「だめ、もう弾が……弾がもうなくなっちゃった……」
三発の銃声の音で、ダグラスが気が付いたように敵も急襲に気が付いたに違いない。
―――作戦は失敗だ―――
「大丈夫、この妙な布のおかげであまり傷は深くないよ。こうして止血魔法と細胞活性をすればすぐに治るから」
ガイルが急いで医療魔法で傷口を治療してくれるが、なぜだか愛には効かないようだ。傷も塞がらないし血も止まらない。
「……! どうしてだ! どうして魔法が効かない! こんなの初めてだ!」
「大丈夫、ガイル。こうして押さえていれば血も止まるわ。それよりここにきっとナーデン神兵がやってくる」
愛は焦るガイルにそういうと、不安そうな顔でダグラスの顔を仰ぎ見た。彼は落胆も絶望もしていない、まっすぐにエヴァンを見つめて剣を構えた。
作戦の失敗は隊の全滅を意味している。考えないようにしようと思っても、不安が澱が深くなるように募ってくる。
「エヴァン! お前は自分が何をしているのか分かっているのか!」
エヴァンはダグラスの言葉にも動揺すら見せない。いつもの冷静な表情で拳銃を土の地面に放り投げた。
「ええ、分かっていますよ。ダグラス様、知っていますか? 聖女召喚の計画がナーデン神国で始まったのが十五年前。さて私が帝国軍に入隊したのはいつでしたかね」
ダグラスと騎士達が顔色を変える。エヴァンは薄ら笑いを浮かべて両手を広げて見せた。
「帝国の貴族の息子と入れ替わるのは苦労しましたが、おかげで騎士団の副団長にまでなれました。気付かれないように一族を皆殺しにするのは大変だったんですよ」
「まさか、エヴァン副団長がナーデン神国のスパイだったのか!」
トーマスが呆然とつぶやく。どの騎士達も長年の仲間であった副団長の裏切りに動揺が隠せない。エヴァンは微笑みを絶やさずに自らの剣を構えた。
「ダグラス団長。あなたのことだ。恐らく騎士隊を逃がすことをお考えでしょうが、それは無理です。もうここには新たな結界が張られていて中はナーデン神兵たちに囲まれていますから。テレンス兄さん、どこにいるんですか?」
エヴァンがそういうと、ナーデン神兵と神官たちが空からも地上からも一斉に姿を現した。騎士達が剣を身構える。
それと同時に、どこから現れたのか腰までの長い銀の髪に白い聖衣を身に着けた男性が歩み出てきた。
「ここですよ、エヴァン。よくやりました。これでナーデン神国の世界統一が実現するでしょう」
手には金属の司教杖を持ち、まるでこの世の人ではないような雰囲気を醸し出している。彼が噂のテレンス大司教なのだと愛はすぐに分かった。
彼の背後には一角獣のような真っ白の馬がいた。帝王にライオンの守護魔獣カルラがいるように、恐らく彼の守護魔獣なのだろう。馬の肌は白い煙のようなもので覆われている。
その隣には同じく白い聖衣をまとった女性。左目の下に黒子、漆黒の髪を持つ女は愛を見て微笑んだ。
「新宮 塔子! っっつ!」
騎士達は戦闘用の鎧を身に着けて大きな剣を肩から下げた。翼竜たちも元気なようで、翼を広げて雄たけびを上げている。
空間を繋げるゲートの位置は帝王の間。ここには帝王と急襲作戦をする騎士、数人の臣下の者しかいない。
「じゃあ、行ってこい! 健闘を祈る!」
帝王の声とともに空間が繋げられた。アナイスが手をかざして呪文を唱えると、何もない空間が歪んできてぼやけてくる。その先には鬱蒼とした森が徐々に映し出されてきた。
「行くぞ、アイ!」
そうして愛はダグラスと騎士達。彼らの翼竜たちと一緒に深夜の森の中に立っていた。こうしていると遠征のころに戻ったみたいでそれほど緊張感はない。
「では今から奴らの本拠地に向かう。途中で魔獣に出会うかもしれんが、その時は目立たんように第三レベル以上の魔力は使うな」
ダグラスの指示に皆が無言でうなづく。そうして二時間、道なき道を歩く進軍が始まった。
(思ってたよりも山道を歩くのって結構大変。パンプスはやめてブーツを借りたけど、それでもきついな)
異世界に来てからも運動は欠かしたことがなかったが、山道は東京で生まれ育った愛には厳しかった。するとダグラスが何も言わずに愛を肩の上に抱え上げる。
「ひゃぁあっ! ダ、ダグラスぅ?!」
「これだったら両手も使える。悪いと思うんだったら振り落とされないよう黙ってつかまってろ」
他の騎士達がにやにやとして見ている。恥ずかしかったが、ここはダグラスに甘えておくことにした。新宮 塔子を倒すには愛の射撃の腕にかかっているのだ。ここで体力を使ってしまうわけにいかない。
「ここから一キロ先にあるのがナーデン新兵のキャンプです。ダグラス様、ご指示を」
森の開けた平野をエヴァンが手で示す。この先に新宮 塔子がいると思うと、自然に気が引き締まる。ダグラスは愛を肩からおろして、騎士達に指示を与えた。
「この結界はピラミッド型の第三構成だ。フォーメーションBで攻めるぞ。愛は俺とトーマスと一緒に地上から攻める」
ダグラスが他の騎士達に細かく指示をしている間、愛の隣にエヴァンがやってきた。彼の目は相変わらず冷たい。彼が愛のことを気に食わないのはずっと前から知っていたことだ。
「アイ、少し話があります。こちらに来てください」
(聖女を急襲しようとする直前に何の用なのかしら。いまここであまりメンタルに響くようなことは言われたくないな。うぅ、でも嫌だとは言いにくいし……)
愛は気が進まないが彼の示す場所に動いた。
「すみませんが、アイ。あなたのことは初めて見た時から気に入りませんでした。あの時、すぐにこうしておくべきだったんです」
「えっ……?」
そう一言いうと、エヴァンは愛のお腹に何かを押しつけた。一瞬何が起きたのかわからなかったが、腹部に激痛を感じてそれがナイフだったのだと分かる。
「っ! エヴァンさんっ、な、何をっ!」
エヴァンは素早くナイフを抜くと、愛の脇腹に手を入れて拳銃を取り出す。そうしてみたこともないにこやかな表情で拳銃を構えて見せた。
「まさかこれが聖女の命を狙える唯一の武器だとはね。こういう危ないものは処分してしまいましょう」
エヴァンはそういうと安全装置を外し、お腹を押さえて苦しむ愛を見下ろしながら天に向けて拳銃を三発撃った。
「……っ! そ、そんな。まさか! 弾が!」
防刃チョッキを着ていたおかげで深手は免れたようだ。けれども剣先が数センチほどめり込んだらしい。
思ったよりも出血がひどく、傷を押さえた指がすぐに生暖かくなる。
「エヴァンっ! アイっ! 何をしている!」
拳銃の音に気が付いたダグラスがすぐに駆け付けてきてよろめく愛の体を支えた。愛は真っ青になってダグラスに何度も言い募る。
「だめ、もう弾が……弾がもうなくなっちゃった……」
三発の銃声の音で、ダグラスが気が付いたように敵も急襲に気が付いたに違いない。
―――作戦は失敗だ―――
「大丈夫、この妙な布のおかげであまり傷は深くないよ。こうして止血魔法と細胞活性をすればすぐに治るから」
ガイルが急いで医療魔法で傷口を治療してくれるが、なぜだか愛には効かないようだ。傷も塞がらないし血も止まらない。
「……! どうしてだ! どうして魔法が効かない! こんなの初めてだ!」
「大丈夫、ガイル。こうして押さえていれば血も止まるわ。それよりここにきっとナーデン神兵がやってくる」
愛は焦るガイルにそういうと、不安そうな顔でダグラスの顔を仰ぎ見た。彼は落胆も絶望もしていない、まっすぐにエヴァンを見つめて剣を構えた。
作戦の失敗は隊の全滅を意味している。考えないようにしようと思っても、不安が澱が深くなるように募ってくる。
「エヴァン! お前は自分が何をしているのか分かっているのか!」
エヴァンはダグラスの言葉にも動揺すら見せない。いつもの冷静な表情で拳銃を土の地面に放り投げた。
「ええ、分かっていますよ。ダグラス様、知っていますか? 聖女召喚の計画がナーデン神国で始まったのが十五年前。さて私が帝国軍に入隊したのはいつでしたかね」
ダグラスと騎士達が顔色を変える。エヴァンは薄ら笑いを浮かべて両手を広げて見せた。
「帝国の貴族の息子と入れ替わるのは苦労しましたが、おかげで騎士団の副団長にまでなれました。気付かれないように一族を皆殺しにするのは大変だったんですよ」
「まさか、エヴァン副団長がナーデン神国のスパイだったのか!」
トーマスが呆然とつぶやく。どの騎士達も長年の仲間であった副団長の裏切りに動揺が隠せない。エヴァンは微笑みを絶やさずに自らの剣を構えた。
「ダグラス団長。あなたのことだ。恐らく騎士隊を逃がすことをお考えでしょうが、それは無理です。もうここには新たな結界が張られていて中はナーデン神兵たちに囲まれていますから。テレンス兄さん、どこにいるんですか?」
エヴァンがそういうと、ナーデン神兵と神官たちが空からも地上からも一斉に姿を現した。騎士達が剣を身構える。
それと同時に、どこから現れたのか腰までの長い銀の髪に白い聖衣を身に着けた男性が歩み出てきた。
「ここですよ、エヴァン。よくやりました。これでナーデン神国の世界統一が実現するでしょう」
手には金属の司教杖を持ち、まるでこの世の人ではないような雰囲気を醸し出している。彼が噂のテレンス大司教なのだと愛はすぐに分かった。
彼の背後には一角獣のような真っ白の馬がいた。帝王にライオンの守護魔獣カルラがいるように、恐らく彼の守護魔獣なのだろう。馬の肌は白い煙のようなもので覆われている。
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