21 / 26
終話 玉箒
1
しおりを挟む
哲くんと恋人同士になってからというもの、小学生がラジオ体操の出席カードをシールで埋めていくように、ぼくらは色々な体験をひとつずつ試していった。
水族館や動物園に行ってお土産を買ったり、デリバリーで頼んだピザでパーティーのようなことをしたり、一緒にジムに行ったり。ぼくにとっては目新しさのないはずのそれらの行為は、隣に哲くんという存在がいてくれるだけで新鮮に、価値あるものに感じられた。何気ない瞬間に驚き、はにかみ、嬉しそうにする哲くんを見ているだけで、ぼくの胸は温かさで満たされた。彼が笑えば、ぼくも幸せな気持ちになる。もしかしたら、この形容しがたいふわふわした感情が、愛というものなのかもしれない。つらつらと臆面もなく考えてしまうくらいには、今の自分は浮かれている。
仕事の方も順調だ。先日から来所が難しい依頼主のために出張除霊を始めたのだが、最初のお客は古い邸宅に住む壮年の家主だった。客間は見るからに破格の価値がある調度品だらけで、それらに囲まれながらセックスをするのは背徳感があり、哲くんも普段よりいっそう興奮したようだ。お互いに盛り上がりすぎて、降霊していない状態の哲くんと、除霊が済んでからさらに一戦交えてしまったのは内緒の話である。
慣れた環境で肌を合わせるのも安心感があるが、初めての場所で刺激的な時間を過ごすのもいいかもしれない。今度は、尖った内装のホテルにでも哲くんを誘ってみようか――。
「……さん、颯季さん? 大丈夫ですか」
声をかけられてハッとする。目の前には哲くん。二人のあいだには木製のテーブル。四方は白木造りの内装で、壁には筆文字でメニューが書かれた短冊が並ぶ。控えめに琴でアレンジされた洋楽がBGMとして流れていた。
そうだった。今ぼくは哲くんと二人で、居酒屋に来ているのだった。
回想の中にトリップしていたぼくを、哲くんが落ち着かない表情ながら心配そうに見つめていて。
ぼくは条件反射的に笑顔を取り繕った。
「大丈夫大丈夫、ごめんね。ちょっと考え事してて」
君とのセックスのことを考えていた、なんて正直に言えるわけがない。
そうですか?と小首を傾げながらも頷いた哲くんは、手に持った酒類のメニューに視線を戻した。
ここはぼくの知り合い(正確に言うとぼくの師匠の同級生)がやっている居酒屋である。「短冊メニューが貼ってあるような居酒屋に行ってみたい」という哲くんのリクエストを請け、連れ立ってやってきた。驚くべきことに、哲くんはほとんどアルコールを嗜んだことがないらしい。
「二十歳の誕生日に一缶だけ酎ハイを飲んでみたんですけど、あんまり美味しいと思えなくて」と哲くんは言っていた。お酒は相性もあるし、仮にまったく飲めなくても居酒屋メニューは美味しい。哲くんは並んだ短冊から料理を選ぶことに憧れがあったようだ。
お通しの枝豆を摘まんでいると、店員さんがビールジョッキをふたつ運んできた。キンキンに冷やされていたことが分かる水滴がついたジョッキに、黄金色の液体ときめ細かい泡がバランスよく注がれている。
若干緊張している哲くんと目を合わせ、「それじゃ、かんぱーい」とジョッキを軽くぶつけた。
ごくりと一口呷ると、独特の苦味が口内を満たしてから、ホップ特有の香りが鼻へと抜けていく。
――やっぱり何度飲んでも、ビールはビールだなあ。
正直言ってぼくはあまりお酒は得意ではない。ビールは特に苦手意識がある。今回は飲めるようになってるかも、という淡い期待を込めて最初の一杯だけビールにするのを、よせばいいのになぜかやめられない。一口目だけはまあまあ美味しいかな、と思えるが、それ以降はなぜ注文したのかと毎回後悔しながらなんとか飲み干す羽目になる。
「どう、飲めそう?」と目の前の哲くんに問うと、彼は一息にジョッキの三分の一くらいを既に飲んでいた。
「はい! これは好きかもしれないです。酎ハイは甘いから駄目だったのかも……」
「そう、良かったねえ」
ちょっと意外に思いながらもなんだか嬉しくなる。哲くんの好きなものが増えるのはぼくとしても喜ばしいことだ。
「料理もどれでも注文してね。何でも美味しいけど、天ぷらと焼き鳥が絶品なんだよお。ぼくのおすすめ」
「そっ、そうなんですね。じゃあ……」
ぼくの言ったものが書かれた短冊を探すように、哲くんがきょろきょろと店内を見回す。二口目のビールを飲みながら、ぼくは彼の可愛い挙動に癒されていた。
その後もぼくたちは好きなように食べ、好きなように飲んだ。哲くんは予想外に辛党のようで、大将に勧められた日本酒も美味しいと言ってすいすいと飲んでいた。最初はザ・お酒という匂いにおっかなびっくりの様子だったけれど、すっきりとした味が気に入ったみたいだ。いくつかの銘柄を一人で飲み、それでいてほとんど顔色が変わらないのだから、鯨飲と言ってもいいレベルだ。
ぼくはというと、哲くんが美味しそうに料理を食べお酒を飲んでいるところを眺めながら、ハイボールをちびちびと飲んでいた。もはや肴なんて必要ない。ぼくには哲くんだけで充分だった。
「あの、颯季さん。ありがとうございます」
会食も終盤といった頃合いに、哲くんが突然改まった表情で頭を下げてくる。
「んー? どうしたの、急に」
「俺一人じゃ、こんないい場所がこの世にあるなんて分かりませんでした。全部颯季さんのおかげです。……いつも、本当に感謝してます」
「ええ、大袈裟だなあ、これくらいで。もっとわがまま言っていいんだよ?」
あまりにもまっすぐな言葉に照れてしまう。普段の哲くんならもう少しはにかんだり言い淀んだりしそうなのに、彼も顔に出ていないだけで酔ってはいるのかもしれない。
それじゃあそろそろ、とお開きにして会計のために立ち上がる。気にしなくていいのに、哲くんは頻りに頭を下げて恐縮していた。楽しい時間に名残惜しさを感じつつ、木箱から靴を取り出して履こうとしたところで。
ゆらり、と足元がふらついた。
「だ、大丈夫ですか」
哲くんがすかさずぼくの背中を支える。
なんてことだ、とぼくは内心で愕然とする。自分が酔っていることに気づけなかった。哲くんのペースに飲まれ、いつの間にか飲酒量が増えていたのか。あまり料理を食べなかったのもよくなかったのかもしれない。いずれにせよ、ほとんど初めてお酒を飲む部下の前で、自分のキャパシティを見誤ったことに変わりはない。
「うん……ありがと。ごめんね、情けないところ見せて」
「そんな、謝らないで下さい……。えっと、掴まれますか?」
哲くんがぼくの腕を肩へ回し、体を支えてくれる。
顔から火が出そうだった。仮にも上司なのに、こんな醜態を晒すなんてみっともない。真横に並んでいるから、今の顔を見られないことが不幸中の幸いだろうか。
幻滅したかな、とちらりと横目でうかがうも、哲くんは真剣な目を前に向けていて、感情は読み取れなかった。こんな状況なのに、肩と腰を支えてくれるしっかりした掌の感触を、心地好いと感じている自分がいた。
水族館や動物園に行ってお土産を買ったり、デリバリーで頼んだピザでパーティーのようなことをしたり、一緒にジムに行ったり。ぼくにとっては目新しさのないはずのそれらの行為は、隣に哲くんという存在がいてくれるだけで新鮮に、価値あるものに感じられた。何気ない瞬間に驚き、はにかみ、嬉しそうにする哲くんを見ているだけで、ぼくの胸は温かさで満たされた。彼が笑えば、ぼくも幸せな気持ちになる。もしかしたら、この形容しがたいふわふわした感情が、愛というものなのかもしれない。つらつらと臆面もなく考えてしまうくらいには、今の自分は浮かれている。
仕事の方も順調だ。先日から来所が難しい依頼主のために出張除霊を始めたのだが、最初のお客は古い邸宅に住む壮年の家主だった。客間は見るからに破格の価値がある調度品だらけで、それらに囲まれながらセックスをするのは背徳感があり、哲くんも普段よりいっそう興奮したようだ。お互いに盛り上がりすぎて、降霊していない状態の哲くんと、除霊が済んでからさらに一戦交えてしまったのは内緒の話である。
慣れた環境で肌を合わせるのも安心感があるが、初めての場所で刺激的な時間を過ごすのもいいかもしれない。今度は、尖った内装のホテルにでも哲くんを誘ってみようか――。
「……さん、颯季さん? 大丈夫ですか」
声をかけられてハッとする。目の前には哲くん。二人のあいだには木製のテーブル。四方は白木造りの内装で、壁には筆文字でメニューが書かれた短冊が並ぶ。控えめに琴でアレンジされた洋楽がBGMとして流れていた。
そうだった。今ぼくは哲くんと二人で、居酒屋に来ているのだった。
回想の中にトリップしていたぼくを、哲くんが落ち着かない表情ながら心配そうに見つめていて。
ぼくは条件反射的に笑顔を取り繕った。
「大丈夫大丈夫、ごめんね。ちょっと考え事してて」
君とのセックスのことを考えていた、なんて正直に言えるわけがない。
そうですか?と小首を傾げながらも頷いた哲くんは、手に持った酒類のメニューに視線を戻した。
ここはぼくの知り合い(正確に言うとぼくの師匠の同級生)がやっている居酒屋である。「短冊メニューが貼ってあるような居酒屋に行ってみたい」という哲くんのリクエストを請け、連れ立ってやってきた。驚くべきことに、哲くんはほとんどアルコールを嗜んだことがないらしい。
「二十歳の誕生日に一缶だけ酎ハイを飲んでみたんですけど、あんまり美味しいと思えなくて」と哲くんは言っていた。お酒は相性もあるし、仮にまったく飲めなくても居酒屋メニューは美味しい。哲くんは並んだ短冊から料理を選ぶことに憧れがあったようだ。
お通しの枝豆を摘まんでいると、店員さんがビールジョッキをふたつ運んできた。キンキンに冷やされていたことが分かる水滴がついたジョッキに、黄金色の液体ときめ細かい泡がバランスよく注がれている。
若干緊張している哲くんと目を合わせ、「それじゃ、かんぱーい」とジョッキを軽くぶつけた。
ごくりと一口呷ると、独特の苦味が口内を満たしてから、ホップ特有の香りが鼻へと抜けていく。
――やっぱり何度飲んでも、ビールはビールだなあ。
正直言ってぼくはあまりお酒は得意ではない。ビールは特に苦手意識がある。今回は飲めるようになってるかも、という淡い期待を込めて最初の一杯だけビールにするのを、よせばいいのになぜかやめられない。一口目だけはまあまあ美味しいかな、と思えるが、それ以降はなぜ注文したのかと毎回後悔しながらなんとか飲み干す羽目になる。
「どう、飲めそう?」と目の前の哲くんに問うと、彼は一息にジョッキの三分の一くらいを既に飲んでいた。
「はい! これは好きかもしれないです。酎ハイは甘いから駄目だったのかも……」
「そう、良かったねえ」
ちょっと意外に思いながらもなんだか嬉しくなる。哲くんの好きなものが増えるのはぼくとしても喜ばしいことだ。
「料理もどれでも注文してね。何でも美味しいけど、天ぷらと焼き鳥が絶品なんだよお。ぼくのおすすめ」
「そっ、そうなんですね。じゃあ……」
ぼくの言ったものが書かれた短冊を探すように、哲くんがきょろきょろと店内を見回す。二口目のビールを飲みながら、ぼくは彼の可愛い挙動に癒されていた。
その後もぼくたちは好きなように食べ、好きなように飲んだ。哲くんは予想外に辛党のようで、大将に勧められた日本酒も美味しいと言ってすいすいと飲んでいた。最初はザ・お酒という匂いにおっかなびっくりの様子だったけれど、すっきりとした味が気に入ったみたいだ。いくつかの銘柄を一人で飲み、それでいてほとんど顔色が変わらないのだから、鯨飲と言ってもいいレベルだ。
ぼくはというと、哲くんが美味しそうに料理を食べお酒を飲んでいるところを眺めながら、ハイボールをちびちびと飲んでいた。もはや肴なんて必要ない。ぼくには哲くんだけで充分だった。
「あの、颯季さん。ありがとうございます」
会食も終盤といった頃合いに、哲くんが突然改まった表情で頭を下げてくる。
「んー? どうしたの、急に」
「俺一人じゃ、こんないい場所がこの世にあるなんて分かりませんでした。全部颯季さんのおかげです。……いつも、本当に感謝してます」
「ええ、大袈裟だなあ、これくらいで。もっとわがまま言っていいんだよ?」
あまりにもまっすぐな言葉に照れてしまう。普段の哲くんならもう少しはにかんだり言い淀んだりしそうなのに、彼も顔に出ていないだけで酔ってはいるのかもしれない。
それじゃあそろそろ、とお開きにして会計のために立ち上がる。気にしなくていいのに、哲くんは頻りに頭を下げて恐縮していた。楽しい時間に名残惜しさを感じつつ、木箱から靴を取り出して履こうとしたところで。
ゆらり、と足元がふらついた。
「だ、大丈夫ですか」
哲くんがすかさずぼくの背中を支える。
なんてことだ、とぼくは内心で愕然とする。自分が酔っていることに気づけなかった。哲くんのペースに飲まれ、いつの間にか飲酒量が増えていたのか。あまり料理を食べなかったのもよくなかったのかもしれない。いずれにせよ、ほとんど初めてお酒を飲む部下の前で、自分のキャパシティを見誤ったことに変わりはない。
「うん……ありがと。ごめんね、情けないところ見せて」
「そんな、謝らないで下さい……。えっと、掴まれますか?」
哲くんがぼくの腕を肩へ回し、体を支えてくれる。
顔から火が出そうだった。仮にも上司なのに、こんな醜態を晒すなんてみっともない。真横に並んでいるから、今の顔を見られないことが不幸中の幸いだろうか。
幻滅したかな、とちらりと横目でうかがうも、哲くんは真剣な目を前に向けていて、感情は読み取れなかった。こんな状況なのに、肩と腰を支えてくれるしっかりした掌の感触を、心地好いと感じている自分がいた。
0
あなたにおすすめの小説
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
宵にまぎれて兎は回る
宇土為名
BL
高校3年の春、同級生の名取に告白した冬だったが名取にはあっさりと冗談だったことにされてしまう。それを否定することもなく卒業し手以来、冬は親友だった名取とは距離を置こうと一度も連絡を取らなかった。そして8年後、勤めている会社の取引先で転勤してきた名取と8年ぶりに再会を果たす。再会してすぐ名取は自身の結婚式に出席してくれと冬に頼んできた。はじめは断るつもりだった冬だが、名取の願いには弱く結局引き受けてしまう。そして式当日、幸せに溢れた雰囲気に疲れてしまった冬は式場の中庭で避難するように休憩した。いまだに思いを断ち切れていない自分の情けなさを反省していると、そこで別の式に出席している男と出会い…
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
有能課長のあり得ない秘密
みなみ ゆうき
BL
地方の支社から本社の有能課長のプロジェクトチームに配属された男は、ある日ミーティングルームで課長のとんでもない姿を目撃してしまう。
しかもそれを見てしまったことが課長にバレて、何故か男のほうが弱味を握られたかのようにいいなりになるはめに……。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
壁乳
リリーブルー
BL
ご来店ありがとうございます。ここは、壁越しに、触れ合える店。
最初は乳首から。指名を繰り返すと、徐々に、エリアが拡大していきます。
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。
じれじれラブコメディー。
4年ぶりに続きを書きました!更新していくのでよろしくお願いします。
(挿絵byリリーブルー)
地味メガネだと思ってた同僚が、眼鏡を外したら国宝級でした~無愛想な美人と、チャラ営業のすれ違い恋愛
中岡 始
BL
誰にも気づかれたくない。
誰の心にも触れたくない。
無表情と無関心を盾に、オフィスの隅で静かに生きる天王寺悠(てんのうじ・ゆう)。
その存在に、誰も興味を持たなかった――彼を除いて。
明るく人懐こい営業マン・梅田隼人(うめだ・はやと)は、
偶然見た「眼鏡を外した天王寺」の姿に、衝撃を受ける。
無機質な顔の奥に隠れていたのは、
誰よりも美しく、誰よりも脆い、ひとりの青年だった。
気づいてしまったから、もう目を逸らせない。
知りたくなったから、もう引き返せない。
すれ違いと無関心、
優しさと孤独、
微かな笑顔と、隠された心。
これは、
触れれば壊れそうな彼に、
それでも手を伸ばしてしまった、
不器用な男たちの恋のはなし。
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる