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24、公爵と迎えた朝
しおりを挟むこの世界に来てから初めての睡眠を味わった私は、目覚めと共に何となく気怠さを感じながらも、公爵のベッドでひたすら彼の目覚めを待ちました。
カーテンから射し込むひかりが眩しいのか、彼は眉間に皺を寄せて、もぞもぞと動き出し、大きな伸びをしてからやっと目覚めました。
「公爵、おはよう。」
「‥ルシフェル?」
「ああ、公爵はこの姿を見るのは初めてか。」
私は金髪の髪に白い肌、大きく美しい白い羽の生えた、天使の頃の姿を初めて公爵に見せてやりました。
「‥ルシフェル、逆光で君の顔がよく見えないよ。‥でも、君の髪や背中の羽が朝日を浴びてキラキラしてる。とても綺麗だ。」
ベッドに横になったまま、私を眩しそうに見上げる公爵を、私は抱きしめてキスをしてやりました。
「‥ルシフェル!」
公爵は、目覚めと共に勃起したソレを私に突っ込んできました。そして、胸を弄りながら、ある事に気付きました。
「‥ルシフェル、胸が無い。それに股間に何ある。」
「‥公爵、私はもとは中性なんだ。男性器も女性器も付いている。」
「‥どうする、今からでもマリアの姿に戻ろうか?」
「いや、ルシフェルが良い。この姿のまま抱かせてくれ。」
そう言うと、公爵は私のソレを掴み、上下に擦り始めました。
「ルシフェル、凄くいやらしいよ。何だかおかしくなりそうだ。」
「公爵、だめだ、私はもう‥。」
私は我慢できずに射精をしてしまいました。‥なんて屈辱的なのだろうかと、私は少し落ち込んでしまいました。
そんな中、公爵も私の膣の中で吐精してしまいました。
「‥まさかこの姿で公爵にイカされるとは‥。」
「‥ルシフェルもイッたの?僕は嬉しいよ。」
そう言って無邪気に笑う公爵の顔を見て、私は思わず彼にまたキスをしてしまいました。
何故だか無性に彼が愛おしく見えてしまったのです。
‥‥どうやら私は公爵に特別な感情を抱いてしまったようです。
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