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四章
ブレイブダンジョンのラスボス⑤
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◇◇◇◇◇
キラリとペンダントが宙を舞う。
恐らくそのペンダントはドワーフ製。
リーンにはその製作者に
心当たりがあった。
金の細工が非常に美しく、
中心の、輝く青い石の中には、
金色に彫られた
魔法陣らしき紋様が浮かんでいた。
ただのペンダントではない。
錬金術で作られた特別製だ…
「ええと…」
それを、手の内で眺めながら
イルはリーンに問う。
「一瞬だけ…
使用した人物に眠る、
秘められた能力を
覚醒させる効果がある…
でしたけ?」
「そのようだな」
「さて、
我は、封印を一度解除し、
再び貼り直す…!
それまでの一瞬…五秒でいい。
完全解放された奴を、止めて欲しい!!」
無茶苦茶な事を言っている。
あの…宮廷魔術士ですら
全く歯が立たなかった…どころか、
何もできなかった相手だというのに!
だが…
イルは、ニヤリと口角を上げた。
「なるほど…
やって…やりましょう!」
術を使えない、術者のリーン。
駆け出しでヘタレな未熟剣士イル。
このニ人で…
宮廷仕えの大魔導士である者ですら、
全く太刀打ちできぬ相手に
立ち向かうというのか?
数百年続くダンジョン…
ほぼ誰も最奥に近づけなかった。
破られなかった…
そんな封印を…強大な敵を…
君はしがない術者、
術が使えない変わり者。
駆け出し冒険者の、僕の相棒で…
僕の…
前世の仲間で…
こんな僕を、唯一の仲間だと言って
くれるのならば…!
僕は… 僕は…
「死んでも五秒止めましょう!!」
君の言葉を信じよう。
白金に靡くイルの
青い瞳が真っ直ぐに標的へ向いた。
◇◇◇◇◇
(光の剣士へ続く)
キラリとペンダントが宙を舞う。
恐らくそのペンダントはドワーフ製。
リーンにはその製作者に
心当たりがあった。
金の細工が非常に美しく、
中心の、輝く青い石の中には、
金色に彫られた
魔法陣らしき紋様が浮かんでいた。
ただのペンダントではない。
錬金術で作られた特別製だ…
「ええと…」
それを、手の内で眺めながら
イルはリーンに問う。
「一瞬だけ…
使用した人物に眠る、
秘められた能力を
覚醒させる効果がある…
でしたけ?」
「そのようだな」
「さて、
我は、封印を一度解除し、
再び貼り直す…!
それまでの一瞬…五秒でいい。
完全解放された奴を、止めて欲しい!!」
無茶苦茶な事を言っている。
あの…宮廷魔術士ですら
全く歯が立たなかった…どころか、
何もできなかった相手だというのに!
だが…
イルは、ニヤリと口角を上げた。
「なるほど…
やって…やりましょう!」
術を使えない、術者のリーン。
駆け出しでヘタレな未熟剣士イル。
このニ人で…
宮廷仕えの大魔導士である者ですら、
全く太刀打ちできぬ相手に
立ち向かうというのか?
数百年続くダンジョン…
ほぼ誰も最奥に近づけなかった。
破られなかった…
そんな封印を…強大な敵を…
君はしがない術者、
術が使えない変わり者。
駆け出し冒険者の、僕の相棒で…
僕の…
前世の仲間で…
こんな僕を、唯一の仲間だと言って
くれるのならば…!
僕は… 僕は…
「死んでも五秒止めましょう!!」
君の言葉を信じよう。
白金に靡くイルの
青い瞳が真っ直ぐに標的へ向いた。
◇◇◇◇◇
(光の剣士へ続く)
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