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第22章 想いを断ち切る
第370話 想いを断ち切る(1)
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「それにしてもびっくりしたよ。聡がそんなお腹になってるなんて」
もう何度目だろうか。カウンターでおしぼりを受け取りながら美智子はさらにもう1回繰り返した。
買い物の帰り、お別れに美智子が奢ってくれるというので海潮寿司に来ている。
教え子の兵藤が修行している寿司店だ、と思いだして聡は身構えたが、美智子は逆に
「聡の教え子さんが修行している店なんでしょ」
とむしろ肯定的に誘ったから断れない。
真面目な生徒だった兵藤が……聡と将の関係をどこまで知っていて、どう思っていたのかはわからない。
だけど彼のいるところで美智子から『将との別れの顛末』を捏造するのはかなり苦しいと思ったのだ。
しかし幸い、兵藤は使いにでもいっているのか、小さな店の中にその姿はなかった。
聡が持っていたデパートの大きな紙袋を預かってくれたのは女将さんで、聡は心からほっとした。
昨日、たまたま美智子から『聡?暇ぁ?』と電話がかかってきたときは、どうしようかと思った。
妊娠して以来、美智子とは一度も会っていない。
当然、彼女は聡の妊娠も知らないはずだった。
仲の良い美智子にも日本を離れる前に一度会っておきたい、と思う反面、このお腹をどう説明すると悩んだ。
なにしろ美智子は、聡と将の関係も、その深い思いも知っている。
だまし切れるだろうか……。
忙しいなど理由をつけて、会わない選択肢も当然考えた。
だが。
嘘をついたまま連絡もせずに、結婚して海外に引っ越してしまうほどの薄情をすることは、やはりできないと思いなおす。
両親ですら騙しとおしたのだ。大丈夫。
それに、急なボストンへの出発にあたっていくつか足りないものもある。
その買い物に美智子に付き合ってもらおう、買い物という目的があればじっくり向き合って話すこともあるまい……と聡はお腹のことを言わずに、ただ美智子と会う約束をした。
待ち合わせ場所にやってきた美智子は当然、驚いた。
「あ、聡……そのお腹!」
そう言ったきり、口がパクパクしている。
アイラインでフチドリをほどこし、付けまつげを隙間なく貼り付けた目から、目玉が落っこちそうなほど見開いている。
「ま、まさか、将くん?」
そう言われることは、シミュレーション済みなので、聡の心は表面には出ない。
微笑んで首を振りながらも……それでも、聡の心は嘘をついたことにチクリと痛む。
「だよねー、あーびっくりした」
で、誰、相手?
将くんとはあの後、本当に別れちゃったの?
なんで?
スキャンダルになったから?ちがうか。
美智子は質問をまくしたてる。
「そんな、一気に質問されても」
「ごめーん。だーってびっくりしたんだもん。……それで今何カ月?」
そりゃ、そうだ……と聡は微笑んで自分のお腹へと目を伏せると「8か月」と答えた。
そして意を決すると、
「実はね。……博史さんとよりを戻したの」
と嘘をつく。何度ついても苦い嘘は、聡の顔をこわばらせそうになる。
それを無理やりのように……口角をあげる。きのう、鏡の前で練習した笑顔をつくる。
「博史さんと!」
美智子はさらにびっくりした。
艶のあるグロスを塗った口が『と』を発した形のままあけっぱなしになっているのを見て、聡はやるせなくなった。
「将くんとは? あのあと本当に別れちゃったの?」
だまってうなづくしかない。
うなづきながら、聡は心で美智子に懇願していた。
お願い。これ以上、突っ込まないで……。
美智子に訊かれたときのために、将との別れの顛末は、昨日一生懸命考えていた。
将が海外ロケに旅立ったそのまま……自然に心が離れてしまったのだと。
別れを捏造すべく、あの頃を思い出しながら、聡の心はいつしか、将との思い出の中にのめりこんでしまう。
甘く、せつない日々。
将の笑顔、泣き顔。ぬくもり。少年らしさが残るその囁き。
思い出したら最後、聡は枕カバーをびっしょりにするまで泣いてしまうのだ。
昨日も、泣きぬれてしまった聡は、瞼の腫れの処理に苦労した。
出発のせまった聡の中で、断ち難い思いはなおも日に日に高まっていくようでさえあった。
将とその思い出と……引きはがされる期日まで3日を切った今、聡は必死で将のことが頭に思い浮かばないように……別れの現実を直視しないようにしていた。
荷造り、診察、手続き。体を動かすことで、思考に隙間をつくらないようにする。
せっかく自分の心ごと、取り繕っているのに、あまり突かれると。
固まりかけた傷から再び血が吹き出すように……聡は将を失う悲しみに飲み込まれてしまう。
だから。これ以上、将のことを聞かないで。将を思い出させないで。
聡は叫んでいた。
その気持ちが届いたのかもしれない。
聡の顔を美智子はしばらく見つめると、おもむろに明るい声を出した。
「そっかー。そういや長かったもんね、博史さんと。うん、そっかー」
心の底から、聡はほっとした。
この日の寿司も素晴らしかった。
1つずつ握ってもらうのもできるのだが、美智子によればおまかせが最もお勧めだというので、おまかせにする。
それがいちいち素晴らしかった。主人も
「憲が世話になったから。お好きなのがあったら遠慮なく言って下さいよ」
と声をかけてくれる。
「大将、この鯛の皮、絶品!もいっこちょうだい」
美智子は冷酒にほんのりほおを赤くしている。
彼女が言う通り、今が旬という鯛の皮の表面を炙ったものだけをネタにした寿司は素晴らしかった。
表面の香ばしさが、皮の裏にたっぷりついた脂肪の甘味を引き立てるようだ。
「先生もいかがですか?」
「……お願いします」
「あきらぁ、いっぱい食べなよ~。こんなに美味しいお寿司やなんて、ぜえったい、ボストンにないんだから」
美智子の口調がかなりリズミカルになったのはお酒が入った証拠だ。
そのときカラリと勝手口が開く音がした。
「おう、憲。仮免許はとれたか」
主人の声で、聡は兵藤が帰ってきたことを悟り、身構える。
「はい。……あ、先生」
すでに着替えた兵藤は聡に気づくと、ぺこっと頭を下げた。
あのときと同じく、甘じょっぱい玉子がデザートがわりだった。
「でさあ。博史さんはァ」
それにしても美智子の声は大きい。
酒が入った美智子は、あまりに遠慮のない声の大きさになってしまっていた。
「会社辞めてなにすんの?」
聡はといえば、兵藤に聞こえないよう、できるだけ小声で答えている。
といっても、兵藤は店に入るなり、洗いものやお運びで忙しく働いていたから、聡は少し油断していた。
「……マサチューセッツ工科大学に社会人留学するんだって」
「ボストンのぉ? すっごいねー!」
「え、先生。ボストンに行くんですか?」
聡はハッとした。
ちょうど背後に茶を運んできた兵藤がいたのだ。
しかし嘘はつけない。
一瞬――兵藤から将にこのことが伝わればいい。
将に伝わったら……引きとめに来るだろうか。
ほんの一瞬のすきに、期待を割り込ませて震える心を自覚して聡は愕然とした。
この期におよんで――もう博史と籍を入れて夫婦になった自分なのに――まだそんなことを。
――まだ、諦められないのだ。
兵藤の問いにうなづきながらも、これ以上、教え子の瞳を見続けることができなくて聡は目を伏せた。
「へえーっ。いいですねえ」
無邪気に、うらやましがっただけの兵藤に聡はなぜかがっかりした。
聡と将は完全に終わったとクラスの生徒に思われていることは……喜ぶべきことなのに。
「ほーんと、うらやましいよねー」
美智子が相槌を打った時、
「こら、憲、話し込むな」
と主人の叱責が入り、兵藤は仕事に戻ってしまった。
もう何度目だろうか。カウンターでおしぼりを受け取りながら美智子はさらにもう1回繰り返した。
買い物の帰り、お別れに美智子が奢ってくれるというので海潮寿司に来ている。
教え子の兵藤が修行している寿司店だ、と思いだして聡は身構えたが、美智子は逆に
「聡の教え子さんが修行している店なんでしょ」
とむしろ肯定的に誘ったから断れない。
真面目な生徒だった兵藤が……聡と将の関係をどこまで知っていて、どう思っていたのかはわからない。
だけど彼のいるところで美智子から『将との別れの顛末』を捏造するのはかなり苦しいと思ったのだ。
しかし幸い、兵藤は使いにでもいっているのか、小さな店の中にその姿はなかった。
聡が持っていたデパートの大きな紙袋を預かってくれたのは女将さんで、聡は心からほっとした。
昨日、たまたま美智子から『聡?暇ぁ?』と電話がかかってきたときは、どうしようかと思った。
妊娠して以来、美智子とは一度も会っていない。
当然、彼女は聡の妊娠も知らないはずだった。
仲の良い美智子にも日本を離れる前に一度会っておきたい、と思う反面、このお腹をどう説明すると悩んだ。
なにしろ美智子は、聡と将の関係も、その深い思いも知っている。
だまし切れるだろうか……。
忙しいなど理由をつけて、会わない選択肢も当然考えた。
だが。
嘘をついたまま連絡もせずに、結婚して海外に引っ越してしまうほどの薄情をすることは、やはりできないと思いなおす。
両親ですら騙しとおしたのだ。大丈夫。
それに、急なボストンへの出発にあたっていくつか足りないものもある。
その買い物に美智子に付き合ってもらおう、買い物という目的があればじっくり向き合って話すこともあるまい……と聡はお腹のことを言わずに、ただ美智子と会う約束をした。
待ち合わせ場所にやってきた美智子は当然、驚いた。
「あ、聡……そのお腹!」
そう言ったきり、口がパクパクしている。
アイラインでフチドリをほどこし、付けまつげを隙間なく貼り付けた目から、目玉が落っこちそうなほど見開いている。
「ま、まさか、将くん?」
そう言われることは、シミュレーション済みなので、聡の心は表面には出ない。
微笑んで首を振りながらも……それでも、聡の心は嘘をついたことにチクリと痛む。
「だよねー、あーびっくりした」
で、誰、相手?
将くんとはあの後、本当に別れちゃったの?
なんで?
スキャンダルになったから?ちがうか。
美智子は質問をまくしたてる。
「そんな、一気に質問されても」
「ごめーん。だーってびっくりしたんだもん。……それで今何カ月?」
そりゃ、そうだ……と聡は微笑んで自分のお腹へと目を伏せると「8か月」と答えた。
そして意を決すると、
「実はね。……博史さんとよりを戻したの」
と嘘をつく。何度ついても苦い嘘は、聡の顔をこわばらせそうになる。
それを無理やりのように……口角をあげる。きのう、鏡の前で練習した笑顔をつくる。
「博史さんと!」
美智子はさらにびっくりした。
艶のあるグロスを塗った口が『と』を発した形のままあけっぱなしになっているのを見て、聡はやるせなくなった。
「将くんとは? あのあと本当に別れちゃったの?」
だまってうなづくしかない。
うなづきながら、聡は心で美智子に懇願していた。
お願い。これ以上、突っ込まないで……。
美智子に訊かれたときのために、将との別れの顛末は、昨日一生懸命考えていた。
将が海外ロケに旅立ったそのまま……自然に心が離れてしまったのだと。
別れを捏造すべく、あの頃を思い出しながら、聡の心はいつしか、将との思い出の中にのめりこんでしまう。
甘く、せつない日々。
将の笑顔、泣き顔。ぬくもり。少年らしさが残るその囁き。
思い出したら最後、聡は枕カバーをびっしょりにするまで泣いてしまうのだ。
昨日も、泣きぬれてしまった聡は、瞼の腫れの処理に苦労した。
出発のせまった聡の中で、断ち難い思いはなおも日に日に高まっていくようでさえあった。
将とその思い出と……引きはがされる期日まで3日を切った今、聡は必死で将のことが頭に思い浮かばないように……別れの現実を直視しないようにしていた。
荷造り、診察、手続き。体を動かすことで、思考に隙間をつくらないようにする。
せっかく自分の心ごと、取り繕っているのに、あまり突かれると。
固まりかけた傷から再び血が吹き出すように……聡は将を失う悲しみに飲み込まれてしまう。
だから。これ以上、将のことを聞かないで。将を思い出させないで。
聡は叫んでいた。
その気持ちが届いたのかもしれない。
聡の顔を美智子はしばらく見つめると、おもむろに明るい声を出した。
「そっかー。そういや長かったもんね、博史さんと。うん、そっかー」
心の底から、聡はほっとした。
この日の寿司も素晴らしかった。
1つずつ握ってもらうのもできるのだが、美智子によればおまかせが最もお勧めだというので、おまかせにする。
それがいちいち素晴らしかった。主人も
「憲が世話になったから。お好きなのがあったら遠慮なく言って下さいよ」
と声をかけてくれる。
「大将、この鯛の皮、絶品!もいっこちょうだい」
美智子は冷酒にほんのりほおを赤くしている。
彼女が言う通り、今が旬という鯛の皮の表面を炙ったものだけをネタにした寿司は素晴らしかった。
表面の香ばしさが、皮の裏にたっぷりついた脂肪の甘味を引き立てるようだ。
「先生もいかがですか?」
「……お願いします」
「あきらぁ、いっぱい食べなよ~。こんなに美味しいお寿司やなんて、ぜえったい、ボストンにないんだから」
美智子の口調がかなりリズミカルになったのはお酒が入った証拠だ。
そのときカラリと勝手口が開く音がした。
「おう、憲。仮免許はとれたか」
主人の声で、聡は兵藤が帰ってきたことを悟り、身構える。
「はい。……あ、先生」
すでに着替えた兵藤は聡に気づくと、ぺこっと頭を下げた。
あのときと同じく、甘じょっぱい玉子がデザートがわりだった。
「でさあ。博史さんはァ」
それにしても美智子の声は大きい。
酒が入った美智子は、あまりに遠慮のない声の大きさになってしまっていた。
「会社辞めてなにすんの?」
聡はといえば、兵藤に聞こえないよう、できるだけ小声で答えている。
といっても、兵藤は店に入るなり、洗いものやお運びで忙しく働いていたから、聡は少し油断していた。
「……マサチューセッツ工科大学に社会人留学するんだって」
「ボストンのぉ? すっごいねー!」
「え、先生。ボストンに行くんですか?」
聡はハッとした。
ちょうど背後に茶を運んできた兵藤がいたのだ。
しかし嘘はつけない。
一瞬――兵藤から将にこのことが伝わればいい。
将に伝わったら……引きとめに来るだろうか。
ほんの一瞬のすきに、期待を割り込ませて震える心を自覚して聡は愕然とした。
この期におよんで――もう博史と籍を入れて夫婦になった自分なのに――まだそんなことを。
――まだ、諦められないのだ。
兵藤の問いにうなづきながらも、これ以上、教え子の瞳を見続けることができなくて聡は目を伏せた。
「へえーっ。いいですねえ」
無邪気に、うらやましがっただけの兵藤に聡はなぜかがっかりした。
聡と将は完全に終わったとクラスの生徒に思われていることは……喜ぶべきことなのに。
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