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四章 二体目ですよ
七十四話
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「そういえば、俺って今後の実習とかってどうすれば良いですか?」
安静を言い渡されてはや数日。確実に授業で習うより多い課題に悪戦苦闘の毎日だ。今も保健室に机を持ち込んで古典のプリントをやっつけている。
監督官は何故か大屋敷先生だ。
いや、何故かも何もないよな。起きた時からずっといるんだし。
多分、年齢的に定年後の再雇用枠で、授業も魔法概論しか受け持ってないって話だし、時間があるんだろう。
「いま、何か失礼な事を考えてなかった?」
「い、いえ。何も考えてないです」
事務机で優雅にお茶をしていた大屋敷先生が、ジロリとこちらを睨む。
まさか、竜と同じで他人の心が読めるのか?無くは無いな。
ちょっとナイーブな事を考えるのはやめておこう。君子危うきに近寄らずだ。
「そう?それで、今後のカリキュラムについて聞きたいのかしら?」
「は、はい」
大屋敷先生はカップを机の上のソーサーに戻し、俺の方に向き直る。
「そうね、今までと一緒よ。何も変わらないわ」
「へ?」
意外な答えに、思わず手に持ったシャープペンシルを落としそうになった。
ステータスが爆上がりしたことで、なんらかの措置があると思っていたんだ。
「何か変わると思ってたのかしら?」
「はぁ、ステータスが上がったんで………」
「そうね、今の小幡君はレベルで二年生の上位、ステータスでいったら民間業者の一線級よ」
そうか、やっぱり今のステータスだったらガンガン活躍出来るんだ。
「でもね、ステータスだけじゃ通用しないのがダンジョンなのよ。特に脅威度の高いダンジョンは少しでも立ち回りにミスがあったら全滅もあり得るわ。それが例え超人的な高レベルのパーティーでもね」
珍しく大屋敷先生の感情が乱れている気がする。昔、ダンジョンで何かあったのかもな。
「と、いうことで在学中は他の生徒と変わらずカリキュラムをこなしてもらうわよ」
「分かりました」
言い終えた大屋敷先生は普段と変わらない表情だった。流石に切り替えが早いな。
そして、授業内容が変わらず、ホッとした。
ここから怒濤の特訓篇に突入とか嫌だからね。ゆるくまったり過ごしていきたい。
「ちぅ」
ツクモが遊んで欲しそうに鳴く。
俺と同じく昏睡状態が続いていたけど、今はもう元気になったようだ。
ただ、俺が課題三昧の日々でなかなか構ってあげれないので、ちょっとご不満の様子。
「もうちょっとで課題が終わるから待っててね」
「ちぅ」
頭から背中にかけて撫でると、ツクモは不承不承といった感じで鳴いた。
「そういえば、新しい従魔はどうなったのかしら?そのペンダントを依代にしてるのよね?」
「よく分からないです」
安静にってことだったので、最初にステータスを確認してから、スキルは使っていない。だから、新しい従魔と言われてもあまりピンとこない。
竜のところで意識を失う前に、そんな風に言われてたなあと朧気に憶えている程度だ。詳しい事は全く分からない。
ただ、テイマーとして、従魔との繋がりがペンダントに繋がっているのはなんとなく感じる。
喚べば出てきそうな気もするけど、どんな反動があるか分からないし、必要性も感じないから試してもいない。
「そう。明後日からは授業に戻って良いから、そうしたら確認だけはしておきなさい」
「分かりました。後で確認しておきます」
保健室で寝起きするようになって明日で早くも一週間。大屋敷先生の見立てではすっかり身体は安定しているそうだ。
明日の朝には寮に戻って良いらしいから、その前に一回は呼び出してみよう。
その前に、課題の山を片付けないといけないけどね。
安静を言い渡されてはや数日。確実に授業で習うより多い課題に悪戦苦闘の毎日だ。今も保健室に机を持ち込んで古典のプリントをやっつけている。
監督官は何故か大屋敷先生だ。
いや、何故かも何もないよな。起きた時からずっといるんだし。
多分、年齢的に定年後の再雇用枠で、授業も魔法概論しか受け持ってないって話だし、時間があるんだろう。
「いま、何か失礼な事を考えてなかった?」
「い、いえ。何も考えてないです」
事務机で優雅にお茶をしていた大屋敷先生が、ジロリとこちらを睨む。
まさか、竜と同じで他人の心が読めるのか?無くは無いな。
ちょっとナイーブな事を考えるのはやめておこう。君子危うきに近寄らずだ。
「そう?それで、今後のカリキュラムについて聞きたいのかしら?」
「は、はい」
大屋敷先生はカップを机の上のソーサーに戻し、俺の方に向き直る。
「そうね、今までと一緒よ。何も変わらないわ」
「へ?」
意外な答えに、思わず手に持ったシャープペンシルを落としそうになった。
ステータスが爆上がりしたことで、なんらかの措置があると思っていたんだ。
「何か変わると思ってたのかしら?」
「はぁ、ステータスが上がったんで………」
「そうね、今の小幡君はレベルで二年生の上位、ステータスでいったら民間業者の一線級よ」
そうか、やっぱり今のステータスだったらガンガン活躍出来るんだ。
「でもね、ステータスだけじゃ通用しないのがダンジョンなのよ。特に脅威度の高いダンジョンは少しでも立ち回りにミスがあったら全滅もあり得るわ。それが例え超人的な高レベルのパーティーでもね」
珍しく大屋敷先生の感情が乱れている気がする。昔、ダンジョンで何かあったのかもな。
「と、いうことで在学中は他の生徒と変わらずカリキュラムをこなしてもらうわよ」
「分かりました」
言い終えた大屋敷先生は普段と変わらない表情だった。流石に切り替えが早いな。
そして、授業内容が変わらず、ホッとした。
ここから怒濤の特訓篇に突入とか嫌だからね。ゆるくまったり過ごしていきたい。
「ちぅ」
ツクモが遊んで欲しそうに鳴く。
俺と同じく昏睡状態が続いていたけど、今はもう元気になったようだ。
ただ、俺が課題三昧の日々でなかなか構ってあげれないので、ちょっとご不満の様子。
「もうちょっとで課題が終わるから待っててね」
「ちぅ」
頭から背中にかけて撫でると、ツクモは不承不承といった感じで鳴いた。
「そういえば、新しい従魔はどうなったのかしら?そのペンダントを依代にしてるのよね?」
「よく分からないです」
安静にってことだったので、最初にステータスを確認してから、スキルは使っていない。だから、新しい従魔と言われてもあまりピンとこない。
竜のところで意識を失う前に、そんな風に言われてたなあと朧気に憶えている程度だ。詳しい事は全く分からない。
ただ、テイマーとして、従魔との繋がりがペンダントに繋がっているのはなんとなく感じる。
喚べば出てきそうな気もするけど、どんな反動があるか分からないし、必要性も感じないから試してもいない。
「そう。明後日からは授業に戻って良いから、そうしたら確認だけはしておきなさい」
「分かりました。後で確認しておきます」
保健室で寝起きするようになって明日で早くも一週間。大屋敷先生の見立てではすっかり身体は安定しているそうだ。
明日の朝には寮に戻って良いらしいから、その前に一回は呼び出してみよう。
その前に、課題の山を片付けないといけないけどね。
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