31 / 207
修道女、これはちょっと駄目なやつじゃないかと思う
3
しおりを挟む
「なっ、な、な」
異母兄はこっけいなほど大きく身をのけ反らせ、ネメシス憲兵師団長閣下とメイラとを交互に見た。
その、想像もしていなかった、という様子にひそかに安堵する。
タイミング的には、夜伽の直後の事件だった。ハーデス公爵家が後ろから手をまわしての事であれば、自演だと言われても仕方がない。あまりにも強引に後宮から引き放そうとしていることも気になった。なにか後ろ暗い事をたくらんでいるのであれば、どうしようかと思っていたのだ。
この驚きぶりから見ても、少なくとも陛下のお手がついた妃を利用しようとする目的ではないとわかる。部屋が荒らされた件はともかくとして、メイラが後宮から出された、というその事のみを聞いて動いたのだろう。ハーデス公爵家の醜聞になると思ったのか、愛娘を妃にするいいチャンスだと思ったのかは知らないか、遠方にいる父の指示を待たなかった。
それを素早い判断と呼ぶのか、軽率な行為と呼ぶののかは微妙なところだが、実力行使でメイラを連れ出していれば間違いなく罪に問われていただろう。
もちろん妊娠している可能性などまったくないのだが、一年が過ぎるまでは推定妊婦、孕んでいるという仮定で扱われる。つまり異母兄がしたことは皇帝の息子あるいは娘を拉致した、あるいはその子を偽装しようとしたととられても仕方がないのだ。
「……申し訳ございません!」
脂汗を浮かべて狼狽している異母兄に代わって、よく似た容貌のその息子ががばりとその場で両膝をついた。
「発言をお許しください。息子のゲオルグと申します」
ネメシス憲兵師団長閣下が一秒よりも少し長い間メイラの目を見つめた。ああ了承を待っているのかと察して小さく頷くと、ことさらに微笑みを深め場違いにおっとりと優しく口を開く。
「……どうぞ」
異母兄よりも背が高く、少しだけがっちりとした体格の若者で、二十代前半。メイラから見れば甥というわけだが、年上である。
「妾妃さまと閣下のお慈悲に感謝いたします」
見守っていると、彼は両手両膝を絨毯について、あろうことか頭まで下げた。
高位貴族の子弟にしてはありえない姿勢である。ここまでせずとも、両手を額につけるだけでも最上級の謝罪の意を示せるのに。
それを見てメイラだけではなく周囲の皆が思いっきり引いた。
大げさすぎる謝罪はかえって不審をもたらすのだと初めて知った。
「続けて」
しかしネメシス憲兵師団長閣下は楽しそうだった。
「はい。我らは妾妃さまの傷心が身につまされて辛いのです。お身体もあまり丈夫ではございません。家族として心配しての発言だとご容赦ください。過ぎた事を申しました」
「それにしては、娘さんのことを推していましたが」
「姉は昔から陛下に想いを寄せております。この国の子女の多くと同様に。姉のことが頭をよぎり、つい妾妃さまのお心を慮って気休めを申したまででございます」
「慮っているのですか? 血筋云々とおっしゃっていたようですが」
「ここを去るにしても、お勤め途中では気がかりかと思い……申し訳ございません、よもや陛下のお情けを頂いているなどと想像もしておりませんでした」
「……まあいいでしょう」
閣下の優し気と言ってもいい口調に、ゲオルグはぱっと喜色を浮かべたが、異母兄はかえって脂汗の量を増やしたようだった。
「そのあたりの事情をもう少しお聞かせください。別室で」
「……なっ」
「妾妃さまの居室に長居しても陛下からお叱りを受けそうですしね」
まあそうなるよね。
メイラは気づかれない程度に視線を明後日の方向に向けた。
彼女でも苦しい言い訳だと思うし、押しかけたタイミング的にも十分怪しい。できれば部屋を荒らした一件とは無関係でいてほしいものだが、どうなのだろう。
「妾妃さま、ご家族のことはご心配なく。丁寧に対応させていただきますので」
「……よろしくお願いします」
メイラに言えることは他にはなかった。
いくら彼女が無関係であろうとも、異母兄がかかわっているのであれば無罪とは言えない。
微笑みをたたえた閣下の目に、「穏便にお願いします」と念を送っておいた。
伝わったのかどうかはわからないが、更に細くなった双眸を直視し続けることができなかったのは仕方がない。
だってこの人、怖いんだもの。
閣下は来た時同様、あっという間に去っていった。
異母兄と甥は白マントの憲兵たちに連行された。呆然とした二人の足元はふらふらで、抗議する気概もなさそうだが、どうかその調子で殊勝に取り調べを受けてほしい。そして、メイラには後ろ暗いところも陰謀に加担するつもりもないのだとしっかり伝えておいてほしい。
一気に人口密度が下がった室内で、メイラは長く嘆息した。
「ご気分が優れませんか?」
ユリがエスコートしてくれて、なんとかソファーまで戻る。
近衛騎士の二人がその場で膝を折り、こちらをうかがうように見ていて、残りは窓やドアや隣室などを確認している。
三人のメイドと二人の騎士に見つめられて、メイラはもう一度、扇子の陰にため息を零した。
「……いいえ、大丈夫」
「お茶を入れなおしますね」
シェリーメイが空気を換えようとしてか可愛らしく小首を傾げて微笑んだ。
「そうですわ、指の血は止まりましたか? ユリ、お薬は?」
「ああ、すぐに取ってまいります」
アナベルとユリも、テキパキと動き出す。
部屋の確認を終えた騎士たちが、膝をついたふたりに目でそれを告げると、彼らはまるで掛け声を出して呼吸を合わせたようなタイミングで、己の左胸に手を置いて頭を低くした。
「兄君とはいえ、お許しなく通してしまい申し訳ございません」
右側の栗毛のほうが感じの良い声でそう言った。
「今後はこのようなことがないよう努めます」
「いいえ、手間を掛けました」
普通に答えてから、言葉を切る。直答はまずかった。後宮の妃であるメイラが、家族以外の男性と会話するのはあまりよろしくない。
本音を言えば、家族だと思いたくない連中よりも、仕事ができそうな彼らと話していた方がよっぽどいいのだが。
淑女らしからぬ仕草で視線が泳ぎ、どうしたものかと困惑してしまったが、有難いことに皆が気づかないふりをしてくれた。
メイラはちらり、と少し距離のある場所で膝をついている騎士たちに目を向けた。
顔を伏せてはいるが、ふたりともに若く結構な男前だ。明らかに身分のある若い男性に傅かれ、ものすごく落ち着かない。
気持ちお尻を動かしてソファーに座りなおし、作法通りに退室の許可を出そうとしたところで、またも廊下がざわりと騒めいた。
近衛騎士とはいえ男性が同室しているという事で、扉が大きく開かれたままだったのですぐにそれがわかった。
今度は何だと顔をしかめた瞬間、朱金の輝きが結構なスピードで視界に飛び込んできた。
メイラは唖然として、唐突に表れた感のある男性の巨躯を見上げた。
異母兄はこっけいなほど大きく身をのけ反らせ、ネメシス憲兵師団長閣下とメイラとを交互に見た。
その、想像もしていなかった、という様子にひそかに安堵する。
タイミング的には、夜伽の直後の事件だった。ハーデス公爵家が後ろから手をまわしての事であれば、自演だと言われても仕方がない。あまりにも強引に後宮から引き放そうとしていることも気になった。なにか後ろ暗い事をたくらんでいるのであれば、どうしようかと思っていたのだ。
この驚きぶりから見ても、少なくとも陛下のお手がついた妃を利用しようとする目的ではないとわかる。部屋が荒らされた件はともかくとして、メイラが後宮から出された、というその事のみを聞いて動いたのだろう。ハーデス公爵家の醜聞になると思ったのか、愛娘を妃にするいいチャンスだと思ったのかは知らないか、遠方にいる父の指示を待たなかった。
それを素早い判断と呼ぶのか、軽率な行為と呼ぶののかは微妙なところだが、実力行使でメイラを連れ出していれば間違いなく罪に問われていただろう。
もちろん妊娠している可能性などまったくないのだが、一年が過ぎるまでは推定妊婦、孕んでいるという仮定で扱われる。つまり異母兄がしたことは皇帝の息子あるいは娘を拉致した、あるいはその子を偽装しようとしたととられても仕方がないのだ。
「……申し訳ございません!」
脂汗を浮かべて狼狽している異母兄に代わって、よく似た容貌のその息子ががばりとその場で両膝をついた。
「発言をお許しください。息子のゲオルグと申します」
ネメシス憲兵師団長閣下が一秒よりも少し長い間メイラの目を見つめた。ああ了承を待っているのかと察して小さく頷くと、ことさらに微笑みを深め場違いにおっとりと優しく口を開く。
「……どうぞ」
異母兄よりも背が高く、少しだけがっちりとした体格の若者で、二十代前半。メイラから見れば甥というわけだが、年上である。
「妾妃さまと閣下のお慈悲に感謝いたします」
見守っていると、彼は両手両膝を絨毯について、あろうことか頭まで下げた。
高位貴族の子弟にしてはありえない姿勢である。ここまでせずとも、両手を額につけるだけでも最上級の謝罪の意を示せるのに。
それを見てメイラだけではなく周囲の皆が思いっきり引いた。
大げさすぎる謝罪はかえって不審をもたらすのだと初めて知った。
「続けて」
しかしネメシス憲兵師団長閣下は楽しそうだった。
「はい。我らは妾妃さまの傷心が身につまされて辛いのです。お身体もあまり丈夫ではございません。家族として心配しての発言だとご容赦ください。過ぎた事を申しました」
「それにしては、娘さんのことを推していましたが」
「姉は昔から陛下に想いを寄せております。この国の子女の多くと同様に。姉のことが頭をよぎり、つい妾妃さまのお心を慮って気休めを申したまででございます」
「慮っているのですか? 血筋云々とおっしゃっていたようですが」
「ここを去るにしても、お勤め途中では気がかりかと思い……申し訳ございません、よもや陛下のお情けを頂いているなどと想像もしておりませんでした」
「……まあいいでしょう」
閣下の優し気と言ってもいい口調に、ゲオルグはぱっと喜色を浮かべたが、異母兄はかえって脂汗の量を増やしたようだった。
「そのあたりの事情をもう少しお聞かせください。別室で」
「……なっ」
「妾妃さまの居室に長居しても陛下からお叱りを受けそうですしね」
まあそうなるよね。
メイラは気づかれない程度に視線を明後日の方向に向けた。
彼女でも苦しい言い訳だと思うし、押しかけたタイミング的にも十分怪しい。できれば部屋を荒らした一件とは無関係でいてほしいものだが、どうなのだろう。
「妾妃さま、ご家族のことはご心配なく。丁寧に対応させていただきますので」
「……よろしくお願いします」
メイラに言えることは他にはなかった。
いくら彼女が無関係であろうとも、異母兄がかかわっているのであれば無罪とは言えない。
微笑みをたたえた閣下の目に、「穏便にお願いします」と念を送っておいた。
伝わったのかどうかはわからないが、更に細くなった双眸を直視し続けることができなかったのは仕方がない。
だってこの人、怖いんだもの。
閣下は来た時同様、あっという間に去っていった。
異母兄と甥は白マントの憲兵たちに連行された。呆然とした二人の足元はふらふらで、抗議する気概もなさそうだが、どうかその調子で殊勝に取り調べを受けてほしい。そして、メイラには後ろ暗いところも陰謀に加担するつもりもないのだとしっかり伝えておいてほしい。
一気に人口密度が下がった室内で、メイラは長く嘆息した。
「ご気分が優れませんか?」
ユリがエスコートしてくれて、なんとかソファーまで戻る。
近衛騎士の二人がその場で膝を折り、こちらをうかがうように見ていて、残りは窓やドアや隣室などを確認している。
三人のメイドと二人の騎士に見つめられて、メイラはもう一度、扇子の陰にため息を零した。
「……いいえ、大丈夫」
「お茶を入れなおしますね」
シェリーメイが空気を換えようとしてか可愛らしく小首を傾げて微笑んだ。
「そうですわ、指の血は止まりましたか? ユリ、お薬は?」
「ああ、すぐに取ってまいります」
アナベルとユリも、テキパキと動き出す。
部屋の確認を終えた騎士たちが、膝をついたふたりに目でそれを告げると、彼らはまるで掛け声を出して呼吸を合わせたようなタイミングで、己の左胸に手を置いて頭を低くした。
「兄君とはいえ、お許しなく通してしまい申し訳ございません」
右側の栗毛のほうが感じの良い声でそう言った。
「今後はこのようなことがないよう努めます」
「いいえ、手間を掛けました」
普通に答えてから、言葉を切る。直答はまずかった。後宮の妃であるメイラが、家族以外の男性と会話するのはあまりよろしくない。
本音を言えば、家族だと思いたくない連中よりも、仕事ができそうな彼らと話していた方がよっぽどいいのだが。
淑女らしからぬ仕草で視線が泳ぎ、どうしたものかと困惑してしまったが、有難いことに皆が気づかないふりをしてくれた。
メイラはちらり、と少し距離のある場所で膝をついている騎士たちに目を向けた。
顔を伏せてはいるが、ふたりともに若く結構な男前だ。明らかに身分のある若い男性に傅かれ、ものすごく落ち着かない。
気持ちお尻を動かしてソファーに座りなおし、作法通りに退室の許可を出そうとしたところで、またも廊下がざわりと騒めいた。
近衛騎士とはいえ男性が同室しているという事で、扉が大きく開かれたままだったのですぐにそれがわかった。
今度は何だと顔をしかめた瞬間、朱金の輝きが結構なスピードで視界に飛び込んできた。
メイラは唖然として、唐突に表れた感のある男性の巨躯を見上げた。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜
高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。
婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。
それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。
何故、そんな事に。
優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。
婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。
リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。
悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
裏切りの先にあるもの
マツユキ
恋愛
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
【完結】王妃を廃した、その後は……
かずきりり
恋愛
私にはもう何もない。何もかもなくなってしまった。
地位や名誉……権力でさえ。
否、最初からそんなものを欲していたわけではないのに……。
望んだものは、ただ一つ。
――あの人からの愛。
ただ、それだけだったというのに……。
「ラウラ! お前を廃妃とする!」
国王陛下であるホセに、いきなり告げられた言葉。
隣には妹のパウラ。
お腹には子どもが居ると言う。
何一つ持たず王城から追い出された私は……
静かな海へと身を沈める。
唯一愛したパウラを王妃の座に座らせたホセは……
そしてパウラは……
最期に笑うのは……?
それとも……救いは誰の手にもないのか
***************************
こちらの作品はカクヨムにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる