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第一章 着任します!男性保護特務警護官
第六話 二人目の警護官着任?
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朝日は宣言通り本当に強かった。お互いついつい対戦に熱が入ってしまう。結果は三十五戦して十六勝十九敗、深夜子の負け越しである。
ここまでだろうと終了した時には明け方の午前五時――もう窓から光が差し込んでいた。なんと二人目のMaps着任時間まで残り三時間を切ってしまっている。
深夜子は急ぎゲーム機の片付けを済ませて、朝日には時間を気にせずしっかりと睡眠を取るように伝える。それから朝日が寝室へ向かうのを見送って、自分も寝室へと戻った。
「ふう、朝日君……強い。序盤、中盤、終盤、隙が無かった。でも……次は負けない!」
満足そうに呟いた深夜子は仮眠を取ることにして、そのままベッドに横になる。ゲームの反省をする前に、時間管理の反省をして欲しい物である。
――眠りについてから一時間……いや、三十分も経っていない。
深夜子はまどろみの中で、ふと気配を感じて目を覚ます。何やら右半身にあきらかな温度と重みを感じる。これは一体? そっと左手で薄手の掛け布団の右端を掴み一気にはぎ取る。そこには――。
「んなぁっ!? あ、朝日君?」
深夜子の右腕にすがるようにして抱きついている朝日の姿があった。
「い、いったい……どうしたの?」
「あ……深夜子さん……」
深夜子の問いに朝日は少し照れた表情を見せる。
「あ、あの……僕、やっぱり不安で寝れなくて……ダ、ダメだとは思ったんだけど。その……我慢できなくて」
「う、ううん。全然ダメじゃない! むしろ歓迎」
ウェルカムトゥようこそマイお布団!
「って、いや、そうでなくて。どうしたの朝日君? 大丈夫? もしかしてやっぱり――っ!!」まだ辛いのだろうか? そう思って再び慰めようとした瞬間!
「ちょっと!? あ、朝日君?」
右側にあったはずの朝日の上半身が、スッと深夜子の身体に重なった。頭を深夜子の胸の少し上側に左頬を擦りつけるようにあずけ、右手は寝間着の左肩部分をキュッと握り締めている。
「ねぇ、深夜子さん……僕、元の世界に帰るのあきらめることにしたよ……」
「えっ? 朝日君? 突然何を言ってるの? そんなに簡単に諦めないで。ね、あたしがついてるから」
弱気な発言に胸が締めつけられる。朝日の頭を優しく撫でながら、慰めの声をかけてみる。
「……ううん、もういい」
「朝日君。どうして!?」
「僕には深夜子さんが居ればいい!」
寝間着を掴んでいる朝日の手に少し力が込められた。
「えっ!?」
「……だって、僕のこと……守ってくれるんでしょ?」
朝日が胸元で弱々しく震えるような声で呟く。深夜子はキュッと心臓を鷲掴みにされたような感覚に襲われた。
「そ、それはもちろん! 君はあたしが守る! 何があっても。絶対に!」
力強く朝日を抱きしめる。
「ほんと……じゃあ……僕のこと。一生守ってくれる?」
朝日が上目遣いで潤んだ目を向けてきた。これはオスの顔ですわ。
「あっ?」
一瞬。深夜子と朝日の位置は逆転していた。
深夜子の右手は朝日の顔の左側に支えるように置かれ、左手は朝日の右手に重ねる。そしてお互いの指を交互に軽く絡めあい――握る。いつの間にか二人は、お互い吐息が感じられる距離で見つめ合っていた。
「朝日君……」
「深夜子さん……」
ピピピ、ピピピ。
「ふふふ、いいよ。君のこと一生守ってあげる。その契約料を貰うね」
ピピピ、ピピピ。
「うん。好き――」
深夜子の手が優しピピ、ピピピ両頬を包みピピピ、朝日ピピその唇をピピピ、ピピピ。
「ぷひゃぁっ!?」
がばっ! とベッドから起き上がった深夜子がゆっくりと周りを見渡す。だが何も無い。誰もいない。呆然としながら音のする部屋の扉側に目を向ける。すると来客を知らせるブザーが点滅して鳴り響いていた。現在の時刻は午前八時二十八分である。
――わずかに時間は巻き戻る。一方こちらは、深夜子たちMapsが出入りする為の通用門の前だ。
編み込みサイドアップのブラウンヘアー。身長は深夜子よりわずかに高い程度だが、違うのは豊かな胸とひきしまった腰に抜群のボディスタイル。その身体をベージュのスーツに包んだ女性が呼び鈴を鳴らし続けている。
「おかしいですわね……何方かいらっしゃいませんの?」
おかしい。彼女の記憶では、本日午前八時に勤務先で合流に間違いないはずだ。手元のタブレットを操作してデータを再確認するが――。
「どうなってますのかしら? やはり場所もここで合っていますわよね……」
彼女の名前は『五月雨五月』深夜子たちの所属する曙区に隣接している地域。『武蔵区』担当のAランクMapsだ。
少し勝ち気そうだが、非常に整った美しい顔立ち。細い薄赤色フレームのメガネが『仕事ができる女』の雰囲気を引き立てる。
五月は深夜子とは違う。チームを率いて警護任務に着任中だった正真正銘のAランクMapsである。ところが特殊保護案件を理由に、理不尽な緊急異動命令を受けたのが三日前。引継もそこそこに警護対象を後輩に託してやって来たのだ。
「特殊案件ということでしたし、本部側の手違い――の可能性はありませんわね。チームリーダーがすでに着任されてるはずですのに――!? まさか何かトラブルでも?」
嫌な予感が横切る。もう幾度となく鳴らしたであろう呼び鈴を再度連打する。本来であればチームリーダーが出てきて合流になるはずだが、一向に反応がない。それもそのはず冒頭の通りである。
その深夜子はというと、ちょうど五月の連打するブザー音に反応して目覚めたところだ。もそもそと布団から頭を出し、這いずるようにベッドを降りて床に転がる。そして音も無く、ふらりと幽鬼のように立ち上がり、ただでさえ悪い目つきに殺気をまとわせて歩き始めた。
「ううー! せっかくのー……せっかくのー……」
ぶつぶつと呟きながら、部屋の扉横にあるセキュリティボタンを操作して通用門の施錠を解除すると、そのままフラフラと部屋を出ていった――。
ピー……ガチャ。
五月が音の鳴った先に視線を向ける。ちょうど通用門の施錠表示のランプが赤から青に変わってロックが解除されたところであった。
「ああっ! 良かった。やはり誰かいらしたのですね……。あっ、急ぎませんと!」
すぐに通用門を抜けて、小走りで玄関へ向かう。トラブルがあった可能性を考慮して、念のためスタンガン機能付き特殊警棒を取り出して不測の事態に備えておく。玄関にたどり着きノックをするも反応はない。……扉のノブに手をかけ、軽く力を込めて引いてみると施錠はされていない。
「……失礼……しますわ」
慎重にゆっくりと扉を開けて、声をかけながら中へ入る。
見ると玄関には灯りがついてなく。さらに建物の位置関係から、日が当たり難い場所なのでかなり薄暗い。明るい場所から入ってきたこともあって、視界の悪さに五月はクッと目を凝らす。
(まだ人の気配がありませんわね? どういうことですの……ともかく)
誰かいないかと声をあげようとした瞬間であった。
「私――ひいぃっ!?」
暗さに慣れてきた五月の目に、玄関の奥からフラりと現れた人影が飛び込んで来た。それはまるで幽鬼のように佇み、暗闇から獲物を狙う猛禽類のような目を光らせている――深夜子の姿であった。
本来であれば、イコール先任のMapsであることは明白である。しかし、殺気交じり眼光の異様な迫力に、五月は違う結論に行き着いてしまった。ガチリッ! スタンガン警棒を伸ばして臨戦体勢に入る。
「何者!? 貴女、なんの目的でここに居ますのっ?」
威嚇のため、放電スイッチを押して先端の電極にスパークを走らせる。
「せ、せっかく……あと少しで……」
だが、深夜子は全く怖じ気づかない。重苦しい呟きと共に、フラり……また、フラり……と不気味に距離を詰めてくる!
「くっ、それ以上近寄らないで下さいませ! 最終警告ですわよ!」
五月が攻撃の構えを取る。
「少しで……あさひ、朝日君と……」
「えっ!? 朝日君? ……はぁ? ……あれ? 確か――」
突然、記憶にある任務対象の名前が出たことで躊躇して動きがにぶってしまう。さらに、次に耳に入ってきた言葉は五月にとって想像の遥か斜め上の内容であった。
「ちゅーできるトコだったのにーっ!!」
「「…………」」
「ちゅー? …………ちゅう? はぁああああああっ!?」
「うー! めっ、さーつ!」
きゅっピーン! と目を輝かせた深夜子が五月へと飛びかかる。
「はっ!? しまっ! ちょっ!? いやああああああああっ!」
その余りにも馬鹿げた言動に動揺した五月は迎撃に失敗。深夜子に覆い被らされて密着状態となってしまう。
「きゃあああ! ちょ、ちょっと? なんですの?」
「コノウラミハラサデオクベキカ! ふしゃーっ!」
夢のような夢から、現実に引き戻されてしまった。その怒りで寝起きの深夜子は復讐の獣と化していたのだ!
「ひいいいいいいいいいいっ!?」
深夜子が五月は本日着任のMapsであると理解するまでの約十分間。不毛なキャットファイトが繰り広げられた――。
ここまでだろうと終了した時には明け方の午前五時――もう窓から光が差し込んでいた。なんと二人目のMaps着任時間まで残り三時間を切ってしまっている。
深夜子は急ぎゲーム機の片付けを済ませて、朝日には時間を気にせずしっかりと睡眠を取るように伝える。それから朝日が寝室へ向かうのを見送って、自分も寝室へと戻った。
「ふう、朝日君……強い。序盤、中盤、終盤、隙が無かった。でも……次は負けない!」
満足そうに呟いた深夜子は仮眠を取ることにして、そのままベッドに横になる。ゲームの反省をする前に、時間管理の反省をして欲しい物である。
――眠りについてから一時間……いや、三十分も経っていない。
深夜子はまどろみの中で、ふと気配を感じて目を覚ます。何やら右半身にあきらかな温度と重みを感じる。これは一体? そっと左手で薄手の掛け布団の右端を掴み一気にはぎ取る。そこには――。
「んなぁっ!? あ、朝日君?」
深夜子の右腕にすがるようにして抱きついている朝日の姿があった。
「い、いったい……どうしたの?」
「あ……深夜子さん……」
深夜子の問いに朝日は少し照れた表情を見せる。
「あ、あの……僕、やっぱり不安で寝れなくて……ダ、ダメだとは思ったんだけど。その……我慢できなくて」
「う、ううん。全然ダメじゃない! むしろ歓迎」
ウェルカムトゥようこそマイお布団!
「って、いや、そうでなくて。どうしたの朝日君? 大丈夫? もしかしてやっぱり――っ!!」まだ辛いのだろうか? そう思って再び慰めようとした瞬間!
「ちょっと!? あ、朝日君?」
右側にあったはずの朝日の上半身が、スッと深夜子の身体に重なった。頭を深夜子の胸の少し上側に左頬を擦りつけるようにあずけ、右手は寝間着の左肩部分をキュッと握り締めている。
「ねぇ、深夜子さん……僕、元の世界に帰るのあきらめることにしたよ……」
「えっ? 朝日君? 突然何を言ってるの? そんなに簡単に諦めないで。ね、あたしがついてるから」
弱気な発言に胸が締めつけられる。朝日の頭を優しく撫でながら、慰めの声をかけてみる。
「……ううん、もういい」
「朝日君。どうして!?」
「僕には深夜子さんが居ればいい!」
寝間着を掴んでいる朝日の手に少し力が込められた。
「えっ!?」
「……だって、僕のこと……守ってくれるんでしょ?」
朝日が胸元で弱々しく震えるような声で呟く。深夜子はキュッと心臓を鷲掴みにされたような感覚に襲われた。
「そ、それはもちろん! 君はあたしが守る! 何があっても。絶対に!」
力強く朝日を抱きしめる。
「ほんと……じゃあ……僕のこと。一生守ってくれる?」
朝日が上目遣いで潤んだ目を向けてきた。これはオスの顔ですわ。
「あっ?」
一瞬。深夜子と朝日の位置は逆転していた。
深夜子の右手は朝日の顔の左側に支えるように置かれ、左手は朝日の右手に重ねる。そしてお互いの指を交互に軽く絡めあい――握る。いつの間にか二人は、お互い吐息が感じられる距離で見つめ合っていた。
「朝日君……」
「深夜子さん……」
ピピピ、ピピピ。
「ふふふ、いいよ。君のこと一生守ってあげる。その契約料を貰うね」
ピピピ、ピピピ。
「うん。好き――」
深夜子の手が優しピピ、ピピピ両頬を包みピピピ、朝日ピピその唇をピピピ、ピピピ。
「ぷひゃぁっ!?」
がばっ! とベッドから起き上がった深夜子がゆっくりと周りを見渡す。だが何も無い。誰もいない。呆然としながら音のする部屋の扉側に目を向ける。すると来客を知らせるブザーが点滅して鳴り響いていた。現在の時刻は午前八時二十八分である。
――わずかに時間は巻き戻る。一方こちらは、深夜子たちMapsが出入りする為の通用門の前だ。
編み込みサイドアップのブラウンヘアー。身長は深夜子よりわずかに高い程度だが、違うのは豊かな胸とひきしまった腰に抜群のボディスタイル。その身体をベージュのスーツに包んだ女性が呼び鈴を鳴らし続けている。
「おかしいですわね……何方かいらっしゃいませんの?」
おかしい。彼女の記憶では、本日午前八時に勤務先で合流に間違いないはずだ。手元のタブレットを操作してデータを再確認するが――。
「どうなってますのかしら? やはり場所もここで合っていますわよね……」
彼女の名前は『五月雨五月』深夜子たちの所属する曙区に隣接している地域。『武蔵区』担当のAランクMapsだ。
少し勝ち気そうだが、非常に整った美しい顔立ち。細い薄赤色フレームのメガネが『仕事ができる女』の雰囲気を引き立てる。
五月は深夜子とは違う。チームを率いて警護任務に着任中だった正真正銘のAランクMapsである。ところが特殊保護案件を理由に、理不尽な緊急異動命令を受けたのが三日前。引継もそこそこに警護対象を後輩に託してやって来たのだ。
「特殊案件ということでしたし、本部側の手違い――の可能性はありませんわね。チームリーダーがすでに着任されてるはずですのに――!? まさか何かトラブルでも?」
嫌な予感が横切る。もう幾度となく鳴らしたであろう呼び鈴を再度連打する。本来であればチームリーダーが出てきて合流になるはずだが、一向に反応がない。それもそのはず冒頭の通りである。
その深夜子はというと、ちょうど五月の連打するブザー音に反応して目覚めたところだ。もそもそと布団から頭を出し、這いずるようにベッドを降りて床に転がる。そして音も無く、ふらりと幽鬼のように立ち上がり、ただでさえ悪い目つきに殺気をまとわせて歩き始めた。
「ううー! せっかくのー……せっかくのー……」
ぶつぶつと呟きながら、部屋の扉横にあるセキュリティボタンを操作して通用門の施錠を解除すると、そのままフラフラと部屋を出ていった――。
ピー……ガチャ。
五月が音の鳴った先に視線を向ける。ちょうど通用門の施錠表示のランプが赤から青に変わってロックが解除されたところであった。
「ああっ! 良かった。やはり誰かいらしたのですね……。あっ、急ぎませんと!」
すぐに通用門を抜けて、小走りで玄関へ向かう。トラブルがあった可能性を考慮して、念のためスタンガン機能付き特殊警棒を取り出して不測の事態に備えておく。玄関にたどり着きノックをするも反応はない。……扉のノブに手をかけ、軽く力を込めて引いてみると施錠はされていない。
「……失礼……しますわ」
慎重にゆっくりと扉を開けて、声をかけながら中へ入る。
見ると玄関には灯りがついてなく。さらに建物の位置関係から、日が当たり難い場所なのでかなり薄暗い。明るい場所から入ってきたこともあって、視界の悪さに五月はクッと目を凝らす。
(まだ人の気配がありませんわね? どういうことですの……ともかく)
誰かいないかと声をあげようとした瞬間であった。
「私――ひいぃっ!?」
暗さに慣れてきた五月の目に、玄関の奥からフラりと現れた人影が飛び込んで来た。それはまるで幽鬼のように佇み、暗闇から獲物を狙う猛禽類のような目を光らせている――深夜子の姿であった。
本来であれば、イコール先任のMapsであることは明白である。しかし、殺気交じり眼光の異様な迫力に、五月は違う結論に行き着いてしまった。ガチリッ! スタンガン警棒を伸ばして臨戦体勢に入る。
「何者!? 貴女、なんの目的でここに居ますのっ?」
威嚇のため、放電スイッチを押して先端の電極にスパークを走らせる。
「せ、せっかく……あと少しで……」
だが、深夜子は全く怖じ気づかない。重苦しい呟きと共に、フラり……また、フラり……と不気味に距離を詰めてくる!
「くっ、それ以上近寄らないで下さいませ! 最終警告ですわよ!」
五月が攻撃の構えを取る。
「少しで……あさひ、朝日君と……」
「えっ!? 朝日君? ……はぁ? ……あれ? 確か――」
突然、記憶にある任務対象の名前が出たことで躊躇して動きがにぶってしまう。さらに、次に耳に入ってきた言葉は五月にとって想像の遥か斜め上の内容であった。
「ちゅーできるトコだったのにーっ!!」
「「…………」」
「ちゅー? …………ちゅう? はぁああああああっ!?」
「うー! めっ、さーつ!」
きゅっピーン! と目を輝かせた深夜子が五月へと飛びかかる。
「はっ!? しまっ! ちょっ!? いやああああああああっ!」
その余りにも馬鹿げた言動に動揺した五月は迎撃に失敗。深夜子に覆い被らされて密着状態となってしまう。
「きゃあああ! ちょ、ちょっと? なんですの?」
「コノウラミハラサデオクベキカ! ふしゃーっ!」
夢のような夢から、現実に引き戻されてしまった。その怒りで寝起きの深夜子は復讐の獣と化していたのだ!
「ひいいいいいいいいいいっ!?」
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