男性保護特務警護官~あべこべな異世界は男性が貴重です。美少年の警護任務は婚活です!

タッカー

文字の大きさ
15 / 100
第二章 どうやら美少年との日常は甘くて危険らしい

第十四話 どうやら美少年との日常は甘くて危険らしい

しおりを挟む
 少し時間を進めさせていただく。

 ――六月下旬。

 朝日がこの世界に来て、約二ヶ月が経過。深夜子たちとの距離感もずいぶんと変わり始めている。隔絶していた常識(特に男女関係)など、少しずつお互いの理解も進んで、関係性も同様に進展していた。

 深夜子と梅に対しては友達っぽくずいぶんと砕け、一番年上の五月は姉的ポジション扱いになっている。もちろん警護任務こんかつ成功を目指す深夜子らにとって、優位的前進に違いない。

 しかしそれは、神崎朝日と言う『超絶天然女殺し』が、本領を発揮し始めることも意味していた。

 朝日との共同生活は深夜子らMapsにとって、恐ろしく甘美で、恐ろしく危ういものであることが明確になっていった。その容姿や性格はもちろん。女性に対する好意的な態度、無防備な思考が、悪魔的なまでに魅力……、だけで終わ・・・・・らなかった・・・・・のである。

 ――最近、毎日が日曜日の神崎朝日さん(十七歳・男性)は「やることが無い!」とぼやき、家事を始めた。それは自分のことだけに留まらず。深夜子たちの世話もあれやこれやと焼いてくるようになった。

 当然、警護対象である以前に、男性の朝日にそんな真似をさせるわけにはいかない。家政婦でもあるまいし、と三人は反対する。しかし朝日の強い希望に押しきられ、じゃあ一回だけ……などと、ある日は手料理、ある日は洗濯掃除、またある日は――美少年の甘い罠にどっぷりとまってしまった三人である。

 人間、一度贅沢を覚えると戻るのは容易ではない。その甘美な魅惑に、気がつけば朝日主導の生活ペースとなっていたのだ。

 それでは、ここでその一例をご覧いただこう。


 ――まずは五月の場合。

 その日はちょうど書類関係の仕事がたまり、深夜まで作業が続いていた。すると朝日が部屋を訪ねてくる。こんな遅くに何かと思いつつも、五月は部屋のドアを開け迎え入れた。

 「五月さん。コーヒーと軽い夜食を持って来たのでどうぞ」

 それは五月を気遣っての差し入れであった。

 「まあ、朝日様。こんな遅くに……。でも、とても助かりますわ。お優しいお気遣い、ありがたくいただきますわ」

 もちろん本来ならば、熱い抱擁と過剰なスキンシップに加え、たっぷりねっとり耳元で愛をささやきながら、感謝の意に代えたいところである。だが、五月は優しい微笑みをたたえ、淑女的に対応できるまで進歩していた。

 「あのパソコンの横でいいですか? 置いておきますね」
 「ええ、片付けは自分で済ませておきますわ」
 「はい。じゃあ、続き頑張ってくださいね! おやすみなさい」
 「それではおやすみなさいませ。朝日様」

 軽く挨拶を交わして、朝日が寝室へと戻っていくのを見送る。一時作業を中断し、デスクチェアーに座ってコーヒーを飲む。ほぅ……とため息をつき、しばし物憂げな目で中空をながめる。

 数秒後、だんだんとカップと受け皿を持つ手が震え始めた。カチャカチャと音をたてるそれらを五月は一旦デスクに置いて、ゆっくりと優雅に椅子から立ち上がる。

 そのままフラフラと部屋の中央へ歩くと、突然、倒れるように床に転がり突っ伏した。

 「うっきゃああああああああああっ!! あああ朝日様、朝日様、朝日様あっ――――!!」
 五月がゴロゴロと床で転げ回る。

 (コーヒーいれてきました)
 (ええ、ありがとう)

 「なーんて! どんな、どぉーんなお伽噺とぎばなしですの!? ふ、ふふ夫婦ですらあり得ませんわっ! あ゛あ゛あ゛可愛い優しい可愛い愛しい! 朝日様素敵ですわああああああああ!!」
 悶絶しながらその歓喜を表現している。

 不思議とメガネがハートマークに見えるのは気のせいであろう。

 「はあっ……はあっ……きっ、きっと、きっといつかは……わたくしのそばまで来てコーヒーを置いてくださった後に」
 床に転がりながら、五月は器用に一人芝居を始める。

 『それじゃあ、お仕事頑張ってくださいね。おやすみなさい……僕の愛しい五月さん(はぁと)』ちゅっ。

 「とかっ! お、おおおやすみのキキキキキスを軽くしてくださったりなんかしたりなぁんてうひゃはあああああああでっすっわっ! んっもう! 朝日様ったら、朝日様った――――」

 そんな自らの妄想にバンバン床を叩きまくり、転がりながら悶絶する五月。その部屋へと凄い勢いで迫りくる影があった。

 バァンッと、勢いよく扉が開かれる!

 「うるせぇええええええっ! てめえ、今何時だと思ってやがる!? 変な叫び声上げながら盛ってんじゃねえぞ! ちくしょーーめぇ!!」

 五月の部屋からちょうど壁一つ隔てたとなりは梅の部屋である。


 ――続いて梅の場合。

 Mapsは定例業務として月一回本部に出勤する必要がある。装備メンテナンスや情報関連のデータ更新を行うためだ。ある日の朝、ちょうど梅が玄関で出発の準備をしていた。ロリ猫娘に似合うかはともかく、スーツ姿で革靴を履いているところである。

 「よっし! んじゃ、ちょっと行ってくらぁ」
 「あっ、梅ちゃんちょっと待って」

 出かけの挨拶をした梅を呼び止めて、スリッパをパタパタと鳴らし、朝日が玄関へやって来る。その手には何やら手提げ袋が一つ。

 「はい、これ」
 「ん? なんだこりゃ?」

 突然、朝日から手提げ袋を渡され、梅の頭に”?”が浮かんでいる。

 「お弁当だよ、作ったんだ。梅ちゃん夜まで本部でお仕事でしょ。お昼ご飯はこれを食べてね」

 男性による手作り弁当。この世界において伝説級レジェンドと称されるアイテムである。それを聞いた梅の顔がみるみる真っ赤になっていく。

 「ちょっ!? おまっ、べ、べべべ弁当……だと……!? な、ななな……朝日。お、お前……まさか、俺に気でもあんのか? い、いやそんな――」
 「あはは。大げさだなぁ梅ちゃんは。たまのお出かけでお仕事なんだから、この位は当然でしょ?」
 「と、当然? そ、そうなのか? ……そうか……あっ、ああ、いやっ! まあ、あ、ありがとよ朝日。ちょうど昼をなんにすっか悩んでたからよ。ありがたくいただくぜ! ……と、とにかく行ってくん――――ぐぎゃっ!?」

 あからさまに動揺し、思いっきり扉に激突する梅である。

 なんせ夫婦であっても、夫が働く妻に手作りの弁当を作る確率は限りなくゼロのこの世界。これはまさか愛の告白か!? と、早とちりしたのであった。

 「ふ、ふーん……そっか、当然か、当然なのか。いや、でも、朝日の手作り弁当か……へへへ」

 嬉しいのか、残念なのか、よく分からない独り言をぶつぶつと漏らす。結局、手提げ袋をながめつつ、梅はふらふらと仕事に出発していった。

 ――そんな本部での昼休み。梅は久々に再会した後輩しゃていと二人で食事をすることにしていた。男性保護省の職員用食堂で隣り合って座り、昔話に花を咲かせている。ちょうどこれから弁当を取り出して開けるところだ。

 「あれ? あねさん今日は弁当自前っスか? めずらしいっスね」
 「えっ? あっ、ああ、まあ……た、たまにはよ」

 口が裂けても警護対象あさひお手製とは言えない。

 さも自作弁当を装い、内心は期待と喜びに小さな胸を膨らませ、弁当の蓋を開ける。大食いな梅のために弁当は特大の二段型になっている。まずは上段、色とりどりのおかずが入っており見た目も美しい。後輩しゃていも驚きの声を上げる。

 それに気を良くした梅は、いそいそと下段のご飯も確認する。すると目に飛び込んで来たのは、海苔で作られたハートマーク、さらにふりかけで『うめちゃんラブbyあさひ』と器用に描かれた文字であった。朝日の辞書に『容赦』の二文字は存在しない。

 「なっ、何いっス!? あ、あねさん、それはいった――――」
 その瞬間! 梅の高速裏張り手が後輩しゃていの両目を容赦なく襲った。
 「うっ、ぎゃあああああっス!! め、目がぁ!? 目がぁ!?」

 すぐさま弁当をがばっと抱える。猛ダッシュで梅は食堂から逃げ去った。

 「――おっと!?」
 ちょうど食堂の出入口で昼食にやって来た矢地とすれ違う。
 「ん? 今のは梅じゃないか? なんだ? 凄い勢いで……顔だけじゃなく耳まで真っ赤にしてどうした? ……ああ、トイレか」

 梅。当日はトイレで一人飯とあいなった。


 ――最後に深夜子の場合である。
 
 「朝日君。ありがと、超感謝!」
 「ううん。いつも深夜子さんの部屋で僕もゲームして遊んでるし……それに、掃除するのは嫌いじゃないからね」

 ある日、深夜子は自分の部屋を朝日に掃除して貰った。現在、清掃完了の立ち会い中というわけだ。もちろん言うまで無いことだが、Mapsが自分の部屋を警護対象だんせいに掃除させる。完全に論外である。

 朝日にこれを頼んでしまえる辺り、深夜子の甘えっぷりが実にうかがえる。

 「ほらっ! ね、深夜子さん。お布団、どう?」
 ぽふぽふと布団を軽く叩いてご満悦の朝日。
 「ん? ふおあああああっ!? こっ、これはふかふか! 超ふっかふか!」
 「天気も良かったからね。しっかり干したあとで、布団用 掃除機もかけたんだ」
 「朝日君。ヤバい。グッジョブすぎる!」
 サムズアップでこちらもご満悦な深夜子である。

 もし、世間一般の女性がこの場面を見たなら、嫉妬と呪いで魂は黒く濁り、砕け散ってもおかしくない。そしてそんな暴挙をやはり天は許さなかったらしい。

 ――朝日の口から、聞き捨てならないキーワードが漏れた。

 「それに布団だけじゃ無くて、ベッドも・・・・ばっちり掃除してるからね!!」
 「は? へ? ベ、ベッド……も?」
 今なんと? ドキンと心臓が音をたて、深夜子は自然と表情が曇る。
 「うん。やっぱベッドマットとかも掃除しないとダメだからね。ついでにベッドの下も片付――――あっ!」

 そう言いかけて朝日が口をふさいだ。そう! この世界、年頃の女子である深夜子のベッド下には――。見られた? アレ・・を? 深夜子の精神こころにさらにどんよりとした雲がかかる。理由は是非とも察していただきたい!

 見ればなんとも気まずそうな朝日の反応。深夜子は一気に青ざめる。ヤバい! 嫌われる? 軽蔑されちゃう? 日頃は猛禽類を思わす目が、釣り糸もかくやの細さとなる。顔中かおじゅうからだらだらと脂汗が流れ、引きつった笑みを浮かべてるのが精一杯だ。

 「あっ、あああ朝日君!? ま、まさか……ま、さ、か、あたしのベッド下のモノ・・を――」
 「ウウン。ボクナンニモミテナイヨー」

 朝日。ごまかすのが下手な子!

 「あわわわわ、朝日君。その、あたし。いや、その、あの……ああああああああ」
 「ちょ、ちょっと深夜子さん。その、少し片づけしただけだから! 箱の中身・・・・なんて見てないから。そ、それに僕、ちょっとエッチなの・・・・・とか平気だから、全然大丈夫だから」

 傷口を広げて行くスタイル。

 深夜子の真っ青だった顔が、急激に真っ赤に変色していく。だんだんと目にも危ない光が宿っていく。その変化に朝日も焦ってしまう。

 実のところ、思いっきりチェックしてしまった数々のエロゲーやエロBDコレクションたち。しかし、朝日はエロに強い健全な男子高校生である。きっと深夜子は変な勘違いをしてるに違いない。逆の立場だったら……そうだ、むしろ共感すらあるのだ。

 ここは一つ気の利いたフォローをするべき場面だろうと朝日は考えた。

 「あの深夜子さん! 女教師モノとか、姉弟モノってやっぱ定番だと思うんだよね。それとマッサージ系。うん、深夜子さんってなかなかいい趣味・・・・してるよ! それから僕、びっくりしたんだけど痴漢ものがラッキースケベに分類されるとか、まあこれは逆に考えれば――」

 やめたげてよお!

 「くっ、殺せ!!」
 「ちょっ!? 深夜子さん?」
 「うっ……うう……う、うわあああああああああん!!」
 「あ、ちょっと! 逃げないでよ? みっ、深夜子さーん!」

 その日。晩ご飯での二人はそれはもう気まずかったそうな。


  ――とまあこんな有り様ではあるが、朝日としては日々こうしていた・・・・・・方が落ち着くから程度の理由である。何故かと問えば、朝日の日本における生活環境が原因だ。

 母子家庭らしく朝日の母親は仕事で忙しく、家事全般は姉弟三人の交代担当制でフォローをしていた。その経験もあって、朝日は家事を一通りこなせる女子力高い系男子高校生だったりする。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ
恋愛
 高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。  4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。  総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。  いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。  デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!  ※特別編7が完結しました!(2026.1.29)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる

まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」 父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。 清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。 なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。 学校では誰もが憧れる高嶺の花。 家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。 しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。 「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」 秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。 彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。 「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」 これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。 完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。 『著者より』 もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。 https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について

のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。 だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。 「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」 ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。 だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。 その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!? 仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、 「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」 「中の人、彼氏か?」 視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!? しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して―― 同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!? 「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」 代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!

迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる

九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。 ※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。

処理中です...