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くすぐりは執事の愛の形
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「くふっ……ひゃ、あはっ……ああっ……!」
綾乃の笑い声は、もはや音楽だった。
礼司のくすぐりに誘われ、くすぐったさと快感が混ざり合うその旋律は、天にも昇るような甘やかな響きを持っていた。
今、彼女は拘束されたまま、うつ伏せにベッドへ伏せている。
背中から腰へと続くラインに沿って、礼司の指が滑る。
その指先は、皮膚と意識の隙間を縫うように動き、何度も綾乃の呼吸を奪っていく。
「綾乃様、ここも……ふふ、こんなに敏感になっておられる」
「っあ……っひ、ひゃあっ……やああ、も、もう……!」
礼司の指が背中を這い、両脇へ、そして脇腹のくびれへと到達するたびに、綾乃の身体はぴくりと跳ねた。
ただくすぐったいのではない。くすぐったさが、身体の奥へ、蕩けるような快感の波となって届いていた。
「ふぅん……礼司さん……なんでそんなに、わたしの……くすぐったいとこ、知ってるの……?」
涙に濡れたまつ毛を揺らし、綾乃が甘えるように問いかけた。
礼司はその耳元に唇を寄せ、囁く。
「あなたのすべてを、誰よりも知りたいからです――綾乃様。
笑って、悶えて、恥じらって……そのお姿こそ、私の誇りですから」
「そ、そんなの……ずるい……っ。も、もっと……言って……っ」
耳に吐息が触れた瞬間、全身がピクリと震える。
耳の中に指が触れるか触れないかの距離でなぞられると、綾乃の声がひときわ甘く跳ねた。
「うぁっ……くすぐった……だめ、耳の中……はぁっ、も、もう……変になっちゃうよ……!」
礼司の唇が微笑む。
「その“変になる”という感覚こそ……心が本当の悦びを知り始めた証です。綾乃様……あなたは、くすぐられることに、こんなにも素直になられた」
「だって……礼司さんが……優しくて……ずるいくらい、くすぐるのが……上手なんだもん……!」
頬を染めながら、笑顔と涙の入り混じるその姿は、まさに“くすぐりの虜囚”。
彼女の心は、すでに礼司の指先に絡め取られていた。
「では――もっと、深く。綾乃様のお望みのままに」
礼司は体勢を変え、綾乃の足元へと回り込む。
足首を軽く持ち上げると、その足裏へと唇を寄せた。
「ひゃっ……あっ……!そ、それ……っ!やああっ、だめぇ……っ!」
舌先で優しくなぞり、指でつま先や指の間をこしょこしょと弄ぶ。
足裏は敏感に跳ね、綾乃の笑い声が再び高く響いた。
「こそばいのに……きもちいいの……くすぐったいのに、どうしてぇ……っ!」
「それが、私の愛の形です――あなたの可愛らしさを、すべて余すことなく、味わいたいのです」
「んぁ……やだ……うれしい……もっと、もっとして……っ」
指が、太ももを撫で、内腿へ。
舌が、足首からふくらはぎ、膝の裏を這い、甘く絡みつく。
肌をくすぐりながら、唇は時折優しく吸い付き、愛撫とくすぐりが溶け合う。
そして、足の間の際(きわ)へと至ったとき――
綾乃は、全身を震わせて、笑いながら呟いた。
「お願い……もっと……わたしを、くすぐって……愛して……礼司さん……」
綾乃の笑い声は、もはや音楽だった。
礼司のくすぐりに誘われ、くすぐったさと快感が混ざり合うその旋律は、天にも昇るような甘やかな響きを持っていた。
今、彼女は拘束されたまま、うつ伏せにベッドへ伏せている。
背中から腰へと続くラインに沿って、礼司の指が滑る。
その指先は、皮膚と意識の隙間を縫うように動き、何度も綾乃の呼吸を奪っていく。
「綾乃様、ここも……ふふ、こんなに敏感になっておられる」
「っあ……っひ、ひゃあっ……やああ、も、もう……!」
礼司の指が背中を這い、両脇へ、そして脇腹のくびれへと到達するたびに、綾乃の身体はぴくりと跳ねた。
ただくすぐったいのではない。くすぐったさが、身体の奥へ、蕩けるような快感の波となって届いていた。
「ふぅん……礼司さん……なんでそんなに、わたしの……くすぐったいとこ、知ってるの……?」
涙に濡れたまつ毛を揺らし、綾乃が甘えるように問いかけた。
礼司はその耳元に唇を寄せ、囁く。
「あなたのすべてを、誰よりも知りたいからです――綾乃様。
笑って、悶えて、恥じらって……そのお姿こそ、私の誇りですから」
「そ、そんなの……ずるい……っ。も、もっと……言って……っ」
耳に吐息が触れた瞬間、全身がピクリと震える。
耳の中に指が触れるか触れないかの距離でなぞられると、綾乃の声がひときわ甘く跳ねた。
「うぁっ……くすぐった……だめ、耳の中……はぁっ、も、もう……変になっちゃうよ……!」
礼司の唇が微笑む。
「その“変になる”という感覚こそ……心が本当の悦びを知り始めた証です。綾乃様……あなたは、くすぐられることに、こんなにも素直になられた」
「だって……礼司さんが……優しくて……ずるいくらい、くすぐるのが……上手なんだもん……!」
頬を染めながら、笑顔と涙の入り混じるその姿は、まさに“くすぐりの虜囚”。
彼女の心は、すでに礼司の指先に絡め取られていた。
「では――もっと、深く。綾乃様のお望みのままに」
礼司は体勢を変え、綾乃の足元へと回り込む。
足首を軽く持ち上げると、その足裏へと唇を寄せた。
「ひゃっ……あっ……!そ、それ……っ!やああっ、だめぇ……っ!」
舌先で優しくなぞり、指でつま先や指の間をこしょこしょと弄ぶ。
足裏は敏感に跳ね、綾乃の笑い声が再び高く響いた。
「こそばいのに……きもちいいの……くすぐったいのに、どうしてぇ……っ!」
「それが、私の愛の形です――あなたの可愛らしさを、すべて余すことなく、味わいたいのです」
「んぁ……やだ……うれしい……もっと、もっとして……っ」
指が、太ももを撫で、内腿へ。
舌が、足首からふくらはぎ、膝の裏を這い、甘く絡みつく。
肌をくすぐりながら、唇は時折優しく吸い付き、愛撫とくすぐりが溶け合う。
そして、足の間の際(きわ)へと至ったとき――
綾乃は、全身を震わせて、笑いながら呟いた。
「お願い……もっと……わたしを、くすぐって……愛して……礼司さん……」
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