くすぐり執事とくすぐら令嬢

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くすぐる執事① ― 序章 ―

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舞台:静かな洋館の寝室
登場人物:美しい令嬢・綾乃(あやの)/執事・礼司(れいじ)


薄絹のカーテンが揺れるたび、月光が白い寝台に淡く流れ込む。
そこに横たわるのは、絹のナイティに身を包んだ令嬢・綾乃。

「礼司、……今夜は、あれをお願いできるかしら?」

執事の礼司は、微笑みを浮かべて頷いた。
彼の手には、白い羽根。上質なそれは、息を吹きかければ舞い上がりそうなほど軽い。

綾乃の足首にそっと手を添え、彼女の足裏へ羽根を滑らせる。
指ではなく、羽根の繊細な感触。甘く、くすぐったく、そして心を蕩かすような刺激。

「ん……ふふ……だめ……それ、くすぐったいの……」

綾乃はくすぐったさに身をよじりながらも、逃げようとはしない。
むしろ、もっと深く感じようと、礼司の手元に足を差し出す。

礼司はその様子に応えるように、指先でふくらはぎを撫で、再び羽根で踵をなぞる。
くすぐりという名の、官能的な舞。
笑いと吐息の狭間にある“気持ちよさ”が、彼女の身体を解きほぐしていく。

「ふふ……そんなふうにくすぐられたら、もう……気が変になってしまいそう……」

彼女の声は甘く震え、礼司の耳元へと落ちる。
くすぐったさは、次第に快感の波に溶け込んでいき――
夜の静寂に、くすぐったさと悦びの余韻だけが、柔らかく揺れていた。
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