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私と猫
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猫、それは多くの人に愛される動物。
私の家も猫を四匹飼っている。ペットショップで買った猫じゃないよ? 皆保護猫!
薄い茶色の毛のタロ。
白い毛に顔に黒い斑点があるタマ。
黒い毛に体に白い線の入ったクロ。
虎模様のトラ。
みんな捨てられたり虐められて保護された猫ちゃん達。それをウチで受け入れて、一緒に生活している。
私の家も言うほど裕福じゃないから、去勢手術や、避妊手術などは、結構お金の工面大変だったみたい。
私は猫の王女様なんて家族から言われてる。
パパが餌を置いても誰もよってこないし、ママが置いても誰もよってこない。なのに私が置こうとするとちょこちょこと、私の元へみんな寄ってくる。
勿論パパもママも好かれてないわけじゃない。隣で一緒に寝たり皆仲良し。でも、なんというか私には特別な感情を覚えてるように思うの。きっと私の勘違い、そう思う時もある。
でもね……
これは私が中学生の頃の事。
私はいつも通り学校から帰っていたの。友達二人と一緒にね。そしたらふと声が聞こえたの。
「大変だ! あっちで火事だぞ」
「え?」
私は友達二人の方に振り向いた。
「ん? どしたん?」
友達の一人が尋ねる。ああ、そうか、これは……。
右側を見ると塀に一匹の黒猫がいた。
「家が燃えてる何とかしないと」
「どっち?」
「ん? お嬢ちゃん俺の声が聞こえるのか? よし、付いてこい」
黒猫は、塀から降りると走っていった。私は追いかける。
「何何? どうしたん? ちょっ……」
「ちょっと待ってよ鮎香!」
私は必死で黒猫さんを追いかけた。時々止まって待ってくれる。
少しだけ煙が見えた。どうやら燃え始めたところらしかった。消防車はまだ来ていない。
「うっわ! 火事じゃん! 消防に連絡しないと!」
足の速い友達が追いついて叫んだ。黒猫さんは、家の窓を見ている。
「大変だ、子供の泣き声が聞こえる」
「そんな! どうしよう!」
「な、何が?」
「ハァハァ、しんどっ! って火事じゃん! 取り残された人とかいないかな?」
やっと追いついてきたもう一人の友達の心配は恐らく当たってる。多分赤ちゃんか、小さな子供が取り残されてるんだ。
私はチャイムを押してみる。やはり留守のようだ。
「ダメだね、鍵も当然閉まってる」
「あれを見ろ」
黒猫さんが見てる方向を見ると燃えてる家の二階の窓が開いていた。運動に自信のあった私でも流石にきつい。
「行くぞ、付いてこい」
それに住居不法侵入に……。
「どうした? 行かないのか」
「もうあとのことは知らない!」
私は叫んで、塀を登った。
「なにしてんの! 危ないよ!」
友達の叫びも聞かず、進む。塀から下屋は近く、何とか飛び移る。
「やばいって! 鮎香!」
「ああ! もう! 消防車早く来て!」
ベランダまで必死に登っていく。黒猫さんは柵の上にいて見守ってる。柵を乗り越えた私は息絶え絶えで、窓を開けて中に入った。黒猫さんが更に中へスっと入っていく。中のドアを開けると二階の廊下に出た。熱い!
「こっちから声が聞こえるぞ」
黒猫さんはあるドアの前に立っていた。寝室のようだった。中の赤ちゃんベッドで赤ちゃんが泣いていた。私は抱きかかえて、外に出る。一階へと階段を降りようとした時聞こえるの。
「そっちはダメだ」
もう火の手が回っていた。ということは……。
「さぁ、いくぞ」
「嘘でしょ!?」
登ってきた部屋へ入っていく黒猫さんを追いかけてベランダに着く。サイレンが鳴り響き消防車が到着していた。下では友達二人が心配そうに見守っている。
消火活動が始まり私は赤ちゃんを抱えてベランダの柵を掴み助けを待つ。
「頑張れ。俺の真似をしてみな」
黒猫さんは、ベランダの柵から下屋に降りていき、ぴょいと下へ飛び降りた。
「いや、待ってよ……」
登る時も怖かったけど、降りるのは何倍も怖いよ!
「鮎香! しっかり!」
赤ん坊を抱えながら柵を越えるのは無理だ。すると、はしご車が到着した。
友達の一人が詳細を伝えていたらしい。私と赤ちゃんは救助され、私はしっかり怒られた。でも、赤ちゃんの母親が赤ちゃんを抱きしめ泣いてるところを見ると、行動して良かったと思った。
「あ……」
黒猫さんはふいと踵を返し去ろうとする。
「ありがとう!」
「鮎香、さっきから誰と話してるの?」
「ふふふ、内緒」
「まさか幽霊? こっわ!」
「違うけど……友達辞める?」
友達二人は顔を見合わせて言ってくれた。
「「そんなわけないじゃん!」」
これが、私が中学生の頃体験した猫との話。私は本当に稀に、猫と会話出来ることがある。超能力なのかなんなのか?それとも猫好きな親が猫に好かれますようにとつけた鮎香という私の名前に何か関係が?理由はわからない。いつも会話してるわけでなく、本当にふと突然猫の声が聞こえるんだ。
私の家も猫を四匹飼っている。ペットショップで買った猫じゃないよ? 皆保護猫!
薄い茶色の毛のタロ。
白い毛に顔に黒い斑点があるタマ。
黒い毛に体に白い線の入ったクロ。
虎模様のトラ。
みんな捨てられたり虐められて保護された猫ちゃん達。それをウチで受け入れて、一緒に生活している。
私の家も言うほど裕福じゃないから、去勢手術や、避妊手術などは、結構お金の工面大変だったみたい。
私は猫の王女様なんて家族から言われてる。
パパが餌を置いても誰もよってこないし、ママが置いても誰もよってこない。なのに私が置こうとするとちょこちょこと、私の元へみんな寄ってくる。
勿論パパもママも好かれてないわけじゃない。隣で一緒に寝たり皆仲良し。でも、なんというか私には特別な感情を覚えてるように思うの。きっと私の勘違い、そう思う時もある。
でもね……
これは私が中学生の頃の事。
私はいつも通り学校から帰っていたの。友達二人と一緒にね。そしたらふと声が聞こえたの。
「大変だ! あっちで火事だぞ」
「え?」
私は友達二人の方に振り向いた。
「ん? どしたん?」
友達の一人が尋ねる。ああ、そうか、これは……。
右側を見ると塀に一匹の黒猫がいた。
「家が燃えてる何とかしないと」
「どっち?」
「ん? お嬢ちゃん俺の声が聞こえるのか? よし、付いてこい」
黒猫は、塀から降りると走っていった。私は追いかける。
「何何? どうしたん? ちょっ……」
「ちょっと待ってよ鮎香!」
私は必死で黒猫さんを追いかけた。時々止まって待ってくれる。
少しだけ煙が見えた。どうやら燃え始めたところらしかった。消防車はまだ来ていない。
「うっわ! 火事じゃん! 消防に連絡しないと!」
足の速い友達が追いついて叫んだ。黒猫さんは、家の窓を見ている。
「大変だ、子供の泣き声が聞こえる」
「そんな! どうしよう!」
「な、何が?」
「ハァハァ、しんどっ! って火事じゃん! 取り残された人とかいないかな?」
やっと追いついてきたもう一人の友達の心配は恐らく当たってる。多分赤ちゃんか、小さな子供が取り残されてるんだ。
私はチャイムを押してみる。やはり留守のようだ。
「ダメだね、鍵も当然閉まってる」
「あれを見ろ」
黒猫さんが見てる方向を見ると燃えてる家の二階の窓が開いていた。運動に自信のあった私でも流石にきつい。
「行くぞ、付いてこい」
それに住居不法侵入に……。
「どうした? 行かないのか」
「もうあとのことは知らない!」
私は叫んで、塀を登った。
「なにしてんの! 危ないよ!」
友達の叫びも聞かず、進む。塀から下屋は近く、何とか飛び移る。
「やばいって! 鮎香!」
「ああ! もう! 消防車早く来て!」
ベランダまで必死に登っていく。黒猫さんは柵の上にいて見守ってる。柵を乗り越えた私は息絶え絶えで、窓を開けて中に入った。黒猫さんが更に中へスっと入っていく。中のドアを開けると二階の廊下に出た。熱い!
「こっちから声が聞こえるぞ」
黒猫さんはあるドアの前に立っていた。寝室のようだった。中の赤ちゃんベッドで赤ちゃんが泣いていた。私は抱きかかえて、外に出る。一階へと階段を降りようとした時聞こえるの。
「そっちはダメだ」
もう火の手が回っていた。ということは……。
「さぁ、いくぞ」
「嘘でしょ!?」
登ってきた部屋へ入っていく黒猫さんを追いかけてベランダに着く。サイレンが鳴り響き消防車が到着していた。下では友達二人が心配そうに見守っている。
消火活動が始まり私は赤ちゃんを抱えてベランダの柵を掴み助けを待つ。
「頑張れ。俺の真似をしてみな」
黒猫さんは、ベランダの柵から下屋に降りていき、ぴょいと下へ飛び降りた。
「いや、待ってよ……」
登る時も怖かったけど、降りるのは何倍も怖いよ!
「鮎香! しっかり!」
赤ん坊を抱えながら柵を越えるのは無理だ。すると、はしご車が到着した。
友達の一人が詳細を伝えていたらしい。私と赤ちゃんは救助され、私はしっかり怒られた。でも、赤ちゃんの母親が赤ちゃんを抱きしめ泣いてるところを見ると、行動して良かったと思った。
「あ……」
黒猫さんはふいと踵を返し去ろうとする。
「ありがとう!」
「鮎香、さっきから誰と話してるの?」
「ふふふ、内緒」
「まさか幽霊? こっわ!」
「違うけど……友達辞める?」
友達二人は顔を見合わせて言ってくれた。
「「そんなわけないじゃん!」」
これが、私が中学生の頃体験した猫との話。私は本当に稀に、猫と会話出来ることがある。超能力なのかなんなのか?それとも猫好きな親が猫に好かれますようにとつけた鮎香という私の名前に何か関係が?理由はわからない。いつも会話してるわけでなく、本当にふと突然猫の声が聞こえるんだ。
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