君色 My Dream

ヒマリ

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出会い

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「ありがとう、お姉さん」
「ううん、良いのよ。でも」
子供の鼻に人差し指をちょんと軽くつつく。
「もうあんな所のぼってちゃダメ!落ちたら、
危ないんだからね!」
「うん」
私は子供の小指と自分の小指を絡めたら。
「約束!私と君との大事な約束。守れるね?」
子供は満面の笑みで、
「うん!」
力強く頷いた。

パーティも終盤に差し掛かった頃、パパの大事な取引先の方々と話をしていた。
相手も日本人だったため、私は必要がなく、壁際でゆっくり待っていた。
それにしても、さっきの子お母さんに連れられて行ったけど、みっちり怒られてるのかなぁ?
そんな疑問が頭をよぎったその時!
目の前に黒いスーツを身にまとった男が立っていた。
へ・・・・・・・?
「お前か?あの子供を助けたというのは・・・・」
見上げると顔立ちの整った男がこちらを偉そうに見下ろしていた。
「え、ええ、まあ」
愛想笑いを浮かべて、答えると彼の表情は心なしか柔らかくなる。
誰だろう?この人・・・・・?
「・・・・・俺は黒須 拓哉(くろす たくや)だ。お前は?」
「大原舞菜です」
「大原・・・・」
彼は何かを考え込むように顎に手をあてる。
???
「おい、舞菜」
「え?あ、はい!」
いきなり、呼び捨て~?
「明日、オレと一緒に来い」
・・・・・・・・はぁ!? 
マジで言ってんの?
「えと、明日は用事が(嘘です!この場をやり過ごす、真っ赤な嘘です!)・・・・・・」
「なんだ?その用事は」
え?それは~・・・・・・。
「と、友達と遊ぶ・・・・・・」
OH!我ながら、どうでもいい用事だ(嘘だけど)。
「は?そんな用事キャンセルしろ!」
ひぃ!やっぱり、そうですよね!
頭の中は大パニック!
どうしよう?どうしよう?どうしよう?
そして、結局・・・・・・・・
「・・・・・・・わ、わかりました」
OK してしまった。
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