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五章:甘い声
18話
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キサは心を閉ざし、黙々と針仕事に打ち込むだけの日々を送った。ダネルに呼び出され、あれこれ聞かれたこともあった。しかし、何を聞かれてもキサは表情を変えなかった。何を言っても無駄だと思われたのか、そのうち何も聞かれなくなった。
キサが屋敷の廊下を歩いていると、すれ違った男女のひそひそ声が聞こえてきた。
「領主が連れ込んだあの女、見ろ。まるで幽霊みたいだ」
「本当。気味悪いったらないわよ」
「あの、人喰い鳥が出る山から来たんだろう?」
「そうみたい。なんでも、あそこに住んでいた連中みんなが、逆に人喰い鳥に喰われたって。だから、あの娘が最後の生き残り。領主様は娘を哀れんで、屋敷に住まわせているって話よ」
「はん、いくら美人だからって、あんな気味の悪い女をよ。都から来たお方の考えることはわからんね。お高くとまりやがって」
「本当よね。三年前に亡くなった領主様だったら、あんな娘を連れ込みやしないわよ。ああ、薄気味悪い……」
キサは腹を立てたりしなかった。自分で自分のことを悪霊みたいだと思っているからだ。それに、ダネルも屋敷の使用人に好かれていないようだ。
(あの人は、いつも一人。寂しくないのかしら……)
キサはとぼとぼ歩きながら、ダネルの冷たく青い瞳を思い出していた。
それから少し経った。キサはまたダネルに呼び出された。キサがこの部屋に入るとき、ダネルはいつでも本を読んでいる。
(そんなに面白いのかしら……)
キサは視線を本に落とした。
「気になるのか?」
唐突に声をかけられて、キサは慌てた。
「そんなに気になるのなら、お前にやろう」
(勝手に決めないで……!)
キサは拒否しようとしたが、その手はするりと本に伸びた。
「ありがとうございます」
勝手に口が開いた。
「おそらく読めるのではないか? いいか、お前たちの文字はそれ自体に意味があるが、アバンド文字には意味はない。文字に音が載っているだけだ。そして、お前たちの文字と、音は共通している。お前たちは、後から音に意味を載せ、それに合うようにアバンド文字を作り変えたのではないか? まるで暗号でも作るかのように……まあ、お前に聞いたとて、詳しいことはわかるまい」
ダネルは長話を打ち切り、机から紙を取り出して文字を書いた。
「これは『あ』という文字だ」
(空じゃなくて、あ、なのね)
キサは心の中に浮かんだ空の風景を消して、これはただの『あ』という音だと思うことにした。
「その本の冒頭にはこう書かれている」
ダネルはさらさらと文章を書いた。キサは一文字ずつ音を拾うように読み上げた。
「た・い・よ・う・の・か・み……太陽の神……う・つ・く・し・き……美しき……ぎ・ん・の……ぎん?」
キサは首を傾げた。
「銀を知らぬのか? 待っていろ」
ダネルは机の引き出しを開けて、鎖がついた何かを取り出した。
「この首飾りは銀で出来ている。お前にやろう」
鎖には花の飾りがついていた。白いような、灰色のような、それでいて艶やかで、どこか神聖な輝きを帯びていた。
(硬いから、きっと銅と同じ金属でしょうね。銅よりも控えめで、なにより美しいわ……)
キサはうっとりとした笑みを浮かべ、はっと我に返った。
「いりません! これも……本も、お返しします!」
(ダネルは恐ろしい男よ。今日も私を惑わせて、何か口を滑らせるのを期待しているに違いないわ。どうして私は、この人に心を許そうとしてしまうのかしら……)
『ダージャ。ポラ・ノ・ダージャ……』
(何なの? この、心の奥底から響いてくる、甘ったるい声は。むせかえる甘さがする巣蜜のよう……)
キサは本と首飾りを床に落として、耳を塞いでうずくまった。
「控えめな女だな……まるで銀のようだ」
ダネルは、キサの手を引いて立たせた。
「何かしないと、今に心が壊れるぞ」
「針仕事をしているから平気です」
「新しいことを始めたほうがいい。そんなに針仕事が好きなら、我々の服の作り方でも覚えるか?」
「こんなひらひらした服、作りたくありません!」
キサは身体をじたばたさせて抵抗した。口を開くたびに、心の奥底から、ダージャという甘い声が響いてくる。これで、三度目だ。
「とにかく、持っていけ。一文字ずつ声に出して読めば、それだけ理解が早く進むだろう。首飾りは、ついでだ」
キサはダネルが押しつけた本も、首飾りも、首を振って受け取りを拒否した。ダネルはあきれた顔をして、手元の鈴を鳴らした。世話係の女と、大柄な男が現れた。
「暴れるから、部屋まで担いでいけ。お前はこれを部屋に持っていけ」
ダネルは大柄な男と世話係の女の順に声をかけた。
「受け取っちゃだめ! 置いていって!」
キサは女に懇願したが、女はあきれたように笑うだけで、聞いてくれなかった。
キサは男に担がれたまま部屋に戻った。男はキサをおろすと、すぐに部屋から去った。女はにこやかに笑い、キサに本を差し出した。
「お嬢さま。ダネル様から素晴らしい本をいただいたようですね。これは神話の本ですわ」
「え、神話の本?」
キサは世話係の女から本を受け取った。
(誰かに聞きに行かなくても、神話の物語に触れられるなんて……素敵だわ! 麓の人はすごい物を作ったのね)
キサは一文字ずつ、ゆっくりと読み上げた。
「太陽の神、美しき銀の乙女に心奪われ、彼女を天へ昇らす。銀の乙女、愛する者と引き裂かれ、涙で枕を濡らす。太陽の神、乙女を我が物にせんと、枕元に現る。乙女は月となり、日ごと姿を変え、太陽から逃げ惑う……」
キサが読み上げると、部屋に侍る女たちが集まってきて、めいめいに語り始めた。
「太陽の神様は、乱暴者だね」
「女は追いかけるほど逃げるって、ご存知ないのかしら」
「愛する人と引き離されて、かわいそう……」
「そうかしら? 太陽の神は、一番力のある神様よ。そんなすごい人のもとに行けるなんてうらやましいわ」
「そうね、私も追いかけ回されるほど、愛されてみたいわ!」
「嫌よ、そんなの。操を守って逃げ惑うくらい、人を愛してみたいわ」
「あらやだ、あなた、人を好きになったこと、ないの?」
「あなたったら、まるで恋に恋する乙女みたい!」
女たちはさんざめくように笑った。女たちを見るうちに、キサの頑なな心はふわりと軽くなった。
(ああ、ここの人たちも、わたしたちと同じように、神話の恋物語に憧れるのね。麓の人間も、私たち風の民と変わらない人間なのね……)
それからキサは本来の自分を取り戻してきた。石壁に囲まれた冷たい暮らしと思うのではなく、優しく親切な人に囲まれた、温かい暮らしだと思うようにした。そう思うと食事も美味しくなった。笑顔も増えた。女たちの名前も覚えた。
もちろん、キサは、自分がしたことを忘れてはいなかった。だからせっせと産着を縫い続けた。何故自分がここにいるのかも、忘れはしなかった。キサは毎晩、決してあの人に心を許さないと誓いを立てた。
ある日、キサたちが談笑していると、部屋にダネルがやってきた。キサも女たちも瞬時に静かになった。
「どうやら、邪魔したようだな」
ダネルは素直に詫びた。キサの部屋に侍る女たちは大慌てで立ち上がり、滅相もございません! と答えた。
「キサよ。私は少しの間都へ帰る。半月ほどしたら、ここへ戻る予定だ。お前に都で流行っている小説を買ってやろう。わかるか? 物語の本だ」
物語が読める。キサの心は飛び跳ねた。しかし、キサはダネルのほうを見ようとしなかった。
「相変わらず強情な娘だ。まあ、よい。では、もう行くぞ」
ダネルはさっさと部屋を出た。静まり返っていた女たちは、また口々に、言いたいことを言いあった。
半月はあっというまに過ぎ去った。
世話係の女がキサの髪をとかしながら、うっとりした口調でキサに声をかけた。
「お嬢さまのお髪は、なんと艶やかで、美しいのでしょう……」
「レア、からかわないで」
キサは鏡の前で頬を赤らめた。
「からかってなどおりませんわ。お嬢さまは本当に美しいお方です。ダネルさまが夢中になるのもわかりますわ」
世話係のレアは丁寧にくしを動かしながら、にこにこと笑っていた。その無邪気な笑みを見ると、キサはレアを叱れなくなった。代わりに聞きたいことを聞くことにした。
「レアは、あの人と一緒に都からきたのよね?」
「はい。そうです。私はダネルさまの遠縁にあたります。ダネルさまのお付きとして、都から参りました」
レアはキサの頬に紅粉を塗りながら、にこにこと答えた。
「あの人のご家族はどうしているの? 都にいらっしゃるの?」
「わたくしには分かりかねます。ダネルさまは口数の少ないお方ですから」
そう言いながら、レアはキサの唇に紅を引いた。
「まぁ。ますますお美しい。今日は午後から、ダネルさまにお会いになるのでしょう? きっと、ほれぼれなさいますわ」
「レア、よしてよ」
キサの頬は赤かった。それは紅粉のせいだと、キサは思った。
キサが屋敷の廊下を歩いていると、すれ違った男女のひそひそ声が聞こえてきた。
「領主が連れ込んだあの女、見ろ。まるで幽霊みたいだ」
「本当。気味悪いったらないわよ」
「あの、人喰い鳥が出る山から来たんだろう?」
「そうみたい。なんでも、あそこに住んでいた連中みんなが、逆に人喰い鳥に喰われたって。だから、あの娘が最後の生き残り。領主様は娘を哀れんで、屋敷に住まわせているって話よ」
「はん、いくら美人だからって、あんな気味の悪い女をよ。都から来たお方の考えることはわからんね。お高くとまりやがって」
「本当よね。三年前に亡くなった領主様だったら、あんな娘を連れ込みやしないわよ。ああ、薄気味悪い……」
キサは腹を立てたりしなかった。自分で自分のことを悪霊みたいだと思っているからだ。それに、ダネルも屋敷の使用人に好かれていないようだ。
(あの人は、いつも一人。寂しくないのかしら……)
キサはとぼとぼ歩きながら、ダネルの冷たく青い瞳を思い出していた。
それから少し経った。キサはまたダネルに呼び出された。キサがこの部屋に入るとき、ダネルはいつでも本を読んでいる。
(そんなに面白いのかしら……)
キサは視線を本に落とした。
「気になるのか?」
唐突に声をかけられて、キサは慌てた。
「そんなに気になるのなら、お前にやろう」
(勝手に決めないで……!)
キサは拒否しようとしたが、その手はするりと本に伸びた。
「ありがとうございます」
勝手に口が開いた。
「おそらく読めるのではないか? いいか、お前たちの文字はそれ自体に意味があるが、アバンド文字には意味はない。文字に音が載っているだけだ。そして、お前たちの文字と、音は共通している。お前たちは、後から音に意味を載せ、それに合うようにアバンド文字を作り変えたのではないか? まるで暗号でも作るかのように……まあ、お前に聞いたとて、詳しいことはわかるまい」
ダネルは長話を打ち切り、机から紙を取り出して文字を書いた。
「これは『あ』という文字だ」
(空じゃなくて、あ、なのね)
キサは心の中に浮かんだ空の風景を消して、これはただの『あ』という音だと思うことにした。
「その本の冒頭にはこう書かれている」
ダネルはさらさらと文章を書いた。キサは一文字ずつ音を拾うように読み上げた。
「た・い・よ・う・の・か・み……太陽の神……う・つ・く・し・き……美しき……ぎ・ん・の……ぎん?」
キサは首を傾げた。
「銀を知らぬのか? 待っていろ」
ダネルは机の引き出しを開けて、鎖がついた何かを取り出した。
「この首飾りは銀で出来ている。お前にやろう」
鎖には花の飾りがついていた。白いような、灰色のような、それでいて艶やかで、どこか神聖な輝きを帯びていた。
(硬いから、きっと銅と同じ金属でしょうね。銅よりも控えめで、なにより美しいわ……)
キサはうっとりとした笑みを浮かべ、はっと我に返った。
「いりません! これも……本も、お返しします!」
(ダネルは恐ろしい男よ。今日も私を惑わせて、何か口を滑らせるのを期待しているに違いないわ。どうして私は、この人に心を許そうとしてしまうのかしら……)
『ダージャ。ポラ・ノ・ダージャ……』
(何なの? この、心の奥底から響いてくる、甘ったるい声は。むせかえる甘さがする巣蜜のよう……)
キサは本と首飾りを床に落として、耳を塞いでうずくまった。
「控えめな女だな……まるで銀のようだ」
ダネルは、キサの手を引いて立たせた。
「何かしないと、今に心が壊れるぞ」
「針仕事をしているから平気です」
「新しいことを始めたほうがいい。そんなに針仕事が好きなら、我々の服の作り方でも覚えるか?」
「こんなひらひらした服、作りたくありません!」
キサは身体をじたばたさせて抵抗した。口を開くたびに、心の奥底から、ダージャという甘い声が響いてくる。これで、三度目だ。
「とにかく、持っていけ。一文字ずつ声に出して読めば、それだけ理解が早く進むだろう。首飾りは、ついでだ」
キサはダネルが押しつけた本も、首飾りも、首を振って受け取りを拒否した。ダネルはあきれた顔をして、手元の鈴を鳴らした。世話係の女と、大柄な男が現れた。
「暴れるから、部屋まで担いでいけ。お前はこれを部屋に持っていけ」
ダネルは大柄な男と世話係の女の順に声をかけた。
「受け取っちゃだめ! 置いていって!」
キサは女に懇願したが、女はあきれたように笑うだけで、聞いてくれなかった。
キサは男に担がれたまま部屋に戻った。男はキサをおろすと、すぐに部屋から去った。女はにこやかに笑い、キサに本を差し出した。
「お嬢さま。ダネル様から素晴らしい本をいただいたようですね。これは神話の本ですわ」
「え、神話の本?」
キサは世話係の女から本を受け取った。
(誰かに聞きに行かなくても、神話の物語に触れられるなんて……素敵だわ! 麓の人はすごい物を作ったのね)
キサは一文字ずつ、ゆっくりと読み上げた。
「太陽の神、美しき銀の乙女に心奪われ、彼女を天へ昇らす。銀の乙女、愛する者と引き裂かれ、涙で枕を濡らす。太陽の神、乙女を我が物にせんと、枕元に現る。乙女は月となり、日ごと姿を変え、太陽から逃げ惑う……」
キサが読み上げると、部屋に侍る女たちが集まってきて、めいめいに語り始めた。
「太陽の神様は、乱暴者だね」
「女は追いかけるほど逃げるって、ご存知ないのかしら」
「愛する人と引き離されて、かわいそう……」
「そうかしら? 太陽の神は、一番力のある神様よ。そんなすごい人のもとに行けるなんてうらやましいわ」
「そうね、私も追いかけ回されるほど、愛されてみたいわ!」
「嫌よ、そんなの。操を守って逃げ惑うくらい、人を愛してみたいわ」
「あらやだ、あなた、人を好きになったこと、ないの?」
「あなたったら、まるで恋に恋する乙女みたい!」
女たちはさんざめくように笑った。女たちを見るうちに、キサの頑なな心はふわりと軽くなった。
(ああ、ここの人たちも、わたしたちと同じように、神話の恋物語に憧れるのね。麓の人間も、私たち風の民と変わらない人間なのね……)
それからキサは本来の自分を取り戻してきた。石壁に囲まれた冷たい暮らしと思うのではなく、優しく親切な人に囲まれた、温かい暮らしだと思うようにした。そう思うと食事も美味しくなった。笑顔も増えた。女たちの名前も覚えた。
もちろん、キサは、自分がしたことを忘れてはいなかった。だからせっせと産着を縫い続けた。何故自分がここにいるのかも、忘れはしなかった。キサは毎晩、決してあの人に心を許さないと誓いを立てた。
ある日、キサたちが談笑していると、部屋にダネルがやってきた。キサも女たちも瞬時に静かになった。
「どうやら、邪魔したようだな」
ダネルは素直に詫びた。キサの部屋に侍る女たちは大慌てで立ち上がり、滅相もございません! と答えた。
「キサよ。私は少しの間都へ帰る。半月ほどしたら、ここへ戻る予定だ。お前に都で流行っている小説を買ってやろう。わかるか? 物語の本だ」
物語が読める。キサの心は飛び跳ねた。しかし、キサはダネルのほうを見ようとしなかった。
「相変わらず強情な娘だ。まあ、よい。では、もう行くぞ」
ダネルはさっさと部屋を出た。静まり返っていた女たちは、また口々に、言いたいことを言いあった。
半月はあっというまに過ぎ去った。
世話係の女がキサの髪をとかしながら、うっとりした口調でキサに声をかけた。
「お嬢さまのお髪は、なんと艶やかで、美しいのでしょう……」
「レア、からかわないで」
キサは鏡の前で頬を赤らめた。
「からかってなどおりませんわ。お嬢さまは本当に美しいお方です。ダネルさまが夢中になるのもわかりますわ」
世話係のレアは丁寧にくしを動かしながら、にこにこと笑っていた。その無邪気な笑みを見ると、キサはレアを叱れなくなった。代わりに聞きたいことを聞くことにした。
「レアは、あの人と一緒に都からきたのよね?」
「はい。そうです。私はダネルさまの遠縁にあたります。ダネルさまのお付きとして、都から参りました」
レアはキサの頬に紅粉を塗りながら、にこにこと答えた。
「あの人のご家族はどうしているの? 都にいらっしゃるの?」
「わたくしには分かりかねます。ダネルさまは口数の少ないお方ですから」
そう言いながら、レアはキサの唇に紅を引いた。
「まぁ。ますますお美しい。今日は午後から、ダネルさまにお会いになるのでしょう? きっと、ほれぼれなさいますわ」
「レア、よしてよ」
キサの頬は赤かった。それは紅粉のせいだと、キサは思った。
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