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五章:甘い声
17話
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キサは縫い物に夢中になっていた。せっせと産着を縫っていた。罪滅ぼしのつもりだった。産着を縫うのは、赤子が無事に産まれることを願う行為だからだ。
(ロッジュの子が生まれる頃まで、私、毎日、産着を縫うわ)
キサはロッジュが大好きだった。背が高いロッジュ。素朴で優しいロッジュ。キサより先に生まれたロッジュは、キサを自分の妹のように可愛がってくれた。
(ウィッサも、そろそろ結婚式を迎えた頃ね。シトジーとうまくやったのかしら)
ふと、生々しいことを考えてしまい、キサは顔を赤らめた。もちろん、キサはウィッサのことも大好きだった。背が低いウィッサ。華やかで勝ち気なウィッサ。キサより後に生まれたウィッサは、それでも、キサは自分の妹だと思っていたようだ。
「痛い!」
余計なことを考えていたら、針で指を刺してしまった。指先にじわりと血がにじんできた。産着に血が落ちそうになった。
このままでは、この産着が呪われてしまう。キサは指を口に突っ込み、軽く噛んだ。呪われた血を、全部吸い取ってしまおうと思ったのだ。
突然、部屋の扉が開いた。キサは扉を開けた男と目が合った。ダネルだった。
(今までここに来たことはないのに、どうしてこんなときに……)
キサは身体ごと後ろを向いた。
「針で指を刺したのか?」
ダネルの声は優しかった。キサは何も答えなかった。
「薬草を漬け込んだ酒がある。それで消毒するか?」
キサは何も答えずに、しばらく指を吸い続けた。やがて血の味がしなくなった。キサは口から指を抜き、袖口で唾を拭き取った。
「心配いりません。血はもう止まりました」
キサはダネルを見ずに、早口で答えた。早く部屋を出て行ってほしい、そう思っていた。
「傷を拭うなら、もっと清潔な物を使え。傷を見せてみろ。私は少しだが、医術の心得も持っている」
「いけません!」
キサはダネルのほうを振り返らなかった。優しい言葉をかけてほしくなかった。
「何故だ。私が毒でも盛ると思ったのか?」
ダネルは軽蔑したような、あきれたような口調でキサに尋ねた。
「私は呪われています。私の血を受けたら、あなたまで呪われてしまいます」
キサは指を押さえ、うずくまったまま答えた。ダネルはおかしそうに笑い出した。
「ならば、どうして今まで私を呪おうとしなかった? 呪いを受けて、私が死んでしまったほうが、お前には都合がよいのではないか?」
キサはぱっとダネルのほうに振り返った。
「なんてことを! 人を呪うなど、風の民として決して許されないことです! あなたは私のことを他人を呪い殺すような女だと思ったのですか? ひどい侮辱です!」
キサは悔しくて唇を噛んだ。
「大げさな娘だ。自らの敵を呪い殺すことの、何が悪い? もっとも私も、お前が私を呪わずにいてくれて感謝しているが」
ダネルは皮肉っぽく笑っていた。キサはむきになって言い返した。
「あなたたちはおかしいのです。簡単に、人を呪うとか、殺すとか、拷問にかけるとか。どうしてそんなに残酷で野蛮なのです」
「どうしてそう簡単に、人をおかしいと決めつける? 掟でがんじがらめに縛り付ける? 私には、お前たち風の民のほうがよほど残酷で野蛮に思えるが?」
そんなことを考えたこともなかった。キサは言葉に詰まった。
「お前は何も疑わずに育ったのだな。幸せなことだ」
ダネルは馬鹿にしたように言った。キサは頬を膨らませた。
「違います。私は疑いました。だから今ここにいるのです」
「ほお? 何を疑ったのだ?」
ダネルは面白がっているようだ。その態度に、キサは腹を立てた。
「私が子を成すことの意味を疑いました」
そこまで言ってキサははっと口をつぐんだ。これ以上話してはならない、これ以上は「神の名を知る者」の根幹を成す話だ。
「そんなことを疑う女がいるのか。女は男と結ばれて、子を成すのが当たり前だと思うが」
こんなに頭のいい人でも疑わなかったことを私は疑ったのか、と思うと、キサは誇らしいような、愚かしいような、二つの気持ちの狭間に立っていた。
「面白い。もっと詳しく聞かせろ」
ダネルはキサの顔をのぞき込むようにして尋ねた。キサは反射的に飛び退いた。
(だめ……この人の側にいると、心が落ちつかない。嘘をついてあしらわないと。半分くらい本当の嘘を……)
キサは目を伏せ、ゆっくり語りはじめた。
「私は、私に似た娘を産むのが怖いのです。先程、あなたに対して怒ったのは、図星を指されたからです。私は母を憎み、幸せな友を知らず知らずのうちに呪いました。そのせいで母は私のためなら禁を犯すと言い、友は病に苦しむようになりました。私は、自分は誰よりも醜く汚れた心の持ち主だと気づきました。私は自分の心のために苦しむようになりました。もし、私が子を産んだら……きっと、私に似て、人を憎み呪う人間になります。そして、そのために苦しみます。ならばいっそ……子どもなど産まない方がいいと思ったのです」
キサはうつむいてうなだれた。ダネルに対してどんなに啖呵を切っても、自分が弱い人間だという事実は変わらないのだ。それを忘れて、強くなったなどとうぬぼれて、私はなんて愚かなのだろう、キサはそう思っていた。
「うぬぼれた女だな」
ダネルは短いため息をついた。
「そうです。私はうぬぼれています」
キサは申し訳なさそうに答えた。
「自分の心は美しくて汚れがないと思い込んでいたのか? おめでたいことだ。そんな人間はいない。人を憎んだことも、呪ったこともない人間など、いるわけがない。何よりも、醜い人間を産みたくないなどと言うのは、とんでもない思い上がりだ」
「だって!」
キサは叫んだ。
「だって、おじいさんが私に言ったのです。誰も憎むな、自分を呪うな、と。風の民は自らのために何千、何万もの人々を焼き殺しました。そしてそのことで傲慢になりました。その過ちを繰り返さないためには、常に心を清く保たないといけないって、ずっと、繰り返し言われて育ったのです!」
そこまで言って、キサは自分の口を覆った。
「認めたな。自分たちの先祖がしたことを」
ダネルはにやりと笑った。キサは青ざめ、唇を震わせた。
「ひどい……あなたは私の心を惑わせて、口を割らせるつもりだったのね! これだったら、拷問を受けたほうがまだましだわ!」
キサは顔を覆って泣き出した。
「もうやめて……やめてください……」
キサは力なくつぶやいた。
「風の民の掟は、残酷だな」
ぼそりとした声がした。ダネルは続けた。
「その名さえ口に出してしまえば、苦しみは終わるというのに、いつまでもいつまでもお前を縛り続けるのか。こんな華奢な娘一人に、重荷を背負わせるのか」
キサはダネルの顔を見た。その目には、哀れみの光が宿っていた。キサはたまらない気持ちになった。
「本当に、口にした瞬間に、神の力が発動するのか? 祈りや儀式も必要でなく? ならば一切、口にすることもできまい。何という神だ。名を呼べば瞬時に答えるとは。それとも、その名を知るだけでも、何か効果があるのか? だから、頑ななまでにその名を隠すのか……」
ダネルは何かをぶつぶつ言い続け、部屋中をぐるぐると歩き回った。
(この人は、何かに取り憑かれているんだわ……。精霊じゃない、まるで悪霊みたい……)
キサはダネルの異様な姿におびえて、しばしの間動けなくなった。
(ロッジュの子が生まれる頃まで、私、毎日、産着を縫うわ)
キサはロッジュが大好きだった。背が高いロッジュ。素朴で優しいロッジュ。キサより先に生まれたロッジュは、キサを自分の妹のように可愛がってくれた。
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「痛い!」
余計なことを考えていたら、針で指を刺してしまった。指先にじわりと血がにじんできた。産着に血が落ちそうになった。
このままでは、この産着が呪われてしまう。キサは指を口に突っ込み、軽く噛んだ。呪われた血を、全部吸い取ってしまおうと思ったのだ。
突然、部屋の扉が開いた。キサは扉を開けた男と目が合った。ダネルだった。
(今までここに来たことはないのに、どうしてこんなときに……)
キサは身体ごと後ろを向いた。
「針で指を刺したのか?」
ダネルの声は優しかった。キサは何も答えなかった。
「薬草を漬け込んだ酒がある。それで消毒するか?」
キサは何も答えずに、しばらく指を吸い続けた。やがて血の味がしなくなった。キサは口から指を抜き、袖口で唾を拭き取った。
「心配いりません。血はもう止まりました」
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「いけません!」
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ダネルは軽蔑したような、あきれたような口調でキサに尋ねた。
「私は呪われています。私の血を受けたら、あなたまで呪われてしまいます」
キサは指を押さえ、うずくまったまま答えた。ダネルはおかしそうに笑い出した。
「ならば、どうして今まで私を呪おうとしなかった? 呪いを受けて、私が死んでしまったほうが、お前には都合がよいのではないか?」
キサはぱっとダネルのほうに振り返った。
「なんてことを! 人を呪うなど、風の民として決して許されないことです! あなたは私のことを他人を呪い殺すような女だと思ったのですか? ひどい侮辱です!」
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ダネルは皮肉っぽく笑っていた。キサはむきになって言い返した。
「あなたたちはおかしいのです。簡単に、人を呪うとか、殺すとか、拷問にかけるとか。どうしてそんなに残酷で野蛮なのです」
「どうしてそう簡単に、人をおかしいと決めつける? 掟でがんじがらめに縛り付ける? 私には、お前たち風の民のほうがよほど残酷で野蛮に思えるが?」
そんなことを考えたこともなかった。キサは言葉に詰まった。
「お前は何も疑わずに育ったのだな。幸せなことだ」
ダネルは馬鹿にしたように言った。キサは頬を膨らませた。
「違います。私は疑いました。だから今ここにいるのです」
「ほお? 何を疑ったのだ?」
ダネルは面白がっているようだ。その態度に、キサは腹を立てた。
「私が子を成すことの意味を疑いました」
そこまで言ってキサははっと口をつぐんだ。これ以上話してはならない、これ以上は「神の名を知る者」の根幹を成す話だ。
「そんなことを疑う女がいるのか。女は男と結ばれて、子を成すのが当たり前だと思うが」
こんなに頭のいい人でも疑わなかったことを私は疑ったのか、と思うと、キサは誇らしいような、愚かしいような、二つの気持ちの狭間に立っていた。
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(だめ……この人の側にいると、心が落ちつかない。嘘をついてあしらわないと。半分くらい本当の嘘を……)
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キサは申し訳なさそうに答えた。
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