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第三章:蒸奇の国・ガンク・ダンプ
第54話
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「ふむ……やはりマズい試合展開ですね……」
観客席に座るミーナが腕を組み、片手を顎に添え、そう重々しげにつぶやいた。その視線の先のクロエとキリアは、試合開始よりおよそ十分ばかり、たっぷりと切り結んでいた。
だが、その戦いはクロエの防戦一方で、時折攻撃を仕掛けるもののその攻撃はキリアの「自動防御」の前にことごとく防がれている。もはや一方的とも呼べる試合展開に、さしものミーナもその眉を険しくさせている。
そして、その隣に座るサラはその焦燥を試合開始のころより激しいものとさせていた。
「あ、あのクロエさんがこんな一方的にやられるなんて……」
「お嬢様、これが相性の恐怖と言う物です。魔法を主軸とした戦いがメインのクロエさんは、その身体能力などは人類種とそう大差はありません。それ故のあの蒸奇装甲ではあるのですが、今回の戦いではその魔法を禁止され、さらには相性の悪い相手。実際の戦闘でもなかなかないこの悪条件では、さすがのクロエさんでも苦戦は必須のようです。」
「そんな……」
ほぞを噛むかのような思いで顔をしかめるサラ。もしこれが普通の戦闘なら自分が囮になるなり、援護するなり、何らかの支援ができるのだ。しかし、ここはそういう場ではない。ただただ苦戦を強いられるクロエを安全な場所から眺める事しかできないこの焦燥感と無力感がサラの心をかき乱すのだった。
「……まさに、背水の陣、四面楚歌ってやつだねぇ……」
オトミが眼下の戦いを見てそう呟く。その口から発せられた言葉に聞き覚えのないサラはオトミに疑問を発した。
「オトミさん、その先ほど仰った言葉は、どういう意味なんですの?」
「ん? あぁ、背水の陣に四面楚歌、か。これはあたしの前世、日本の言葉だよ。どっちも絶体絶命のピンチの意味さ。今の白銀の嬢ちゃんの様子を表すような言葉さね。」
「そうですの……あ、あの……オトミさんから見て、この試合はどうですの? クロエさんの勝率とか、勝ち目はあるんですの?」
サラの疑問にオトミはフィールドの上の戦いを見つめる。視線の先のクロエは今も必死になって戦っているが、クロエの攻撃はすべて防がれ、相手の攻撃は重く防御すらおぼつかない。今も何度目になるか分からないシールドバッシュでクロエは吹き飛んでいる。しっかりと大剣でガードをしていたが、華奢なクロエではガードしても吹き飛ばされてしまうのだ。
「正直に言って、勝率はゼロに近いだろうね。」
「そ、そうですの……」
「――だが、ゼロじゃないさ。」
「え?」
オトミの言葉に諦めかけたサラだが、続く言葉にその顔を上げた。その視線の先、オトミはサラの方を向いてニヤリと笑っている。
「あの試合を見てみな。白銀の対戦相手のアイツは、すぐにでも試合を決められるのにそれをしない。恐らく自分の機体の性能アピールでもしているんだろう。現に、この大会はそう言った目的も含むからね。だけど、あんな露骨なアピールはよほど余裕がなけりゃできないよ。つまり、相手は今完璧に油断しているって訳さ。」
「……そういう事ですか。」
オトミの言葉に、今まで沈黙を保っていたミーナが言葉を漏らした。その様子にオトミが先の言葉を促す。二人の視線を受けたミーナは、オトミの先の言葉を予想し、言葉を続けるのだった。
「オトミ様の仰った通り、相手は油断しています。しかし、いくら油断しているとは言え相手もここまで勝ち残った猛者。致命的なミスはしないでしょう。ならば、限られる手はおのずと一つ。それは……」
(クソッ! この対戦相手……なんていう名前だっけ? とにかくアイツ、ボクのこと完全に下に見てるね……)
攻撃を防がれながら、重撃をかろうじて防ぎながら、クロエは虎視眈々と狙っていた。現在の状況はまさに絶体絶命、一見するとクロエに勝ち目はない。相手もそれを理解しているのだろう。抜け目なくクロエを追い詰めるものの、徐々に隙が伺えつつある。
(狙うなら、相手が油断しきった瞬間……自分の勝利を確信して、大振りの攻撃を仕掛けたその時、カウンターしかない!)
「ウフフ……! ハァ……! あぁ……さて、そろそろ、お終いにしましょうか。私としたことが少々熱くなりすぎてしまいました。だってあなた、小さくて可愛らしくて、私が攻撃するたびに愛らしく鳴くんですもの。興奮しちゃいますわ。」
「……」
「あら、そんな怖い目で見つめないでください。ゾクゾクしちゃいますわ。その顔を、涙でぐしゃぐしゃにしちゃいたい……でも、これ以上は私の心証が悪くなりますから。ここらで終わらせないと。大丈夫、最後くらいは優しく、場外で終わらせてあげます。さぁ、大人しくしていてくださいね……!」
キリアがゆっくりと近づいてくる。そして嫌味なほど遅い挙動で盾を構えた。シールドバッシュでクロエを場外に落とすつもりなのだろう。すでにクロエの身体はフィールドの端にある。少し押すだけで済むはずなのにわざわざシールドバッシュを選択したのは、ただの嗜虐心なのだろう。
クロエはそんなキリアをただただにらみつける。その瞳からはいささかの闘志も衰えてはいない。だが、キリアはその感情を読み違えたようだ。
「ウフフ……あぁ、最後までそんな気丈な目をするんですね! いいです、それでこそ、その顔をゆがめさせる楽しみがあるんですから! さぁ、これで終わりです!」
最後まで油断していたキリアは、その油断のままにクロエへ向かって盾を叩きつける。盾がクロエの身体へ向かうその刹那の間、キリアの瞳に理解できないものが映った。
クロエの、不敵な笑みだ。
(? 一体何を……?)
だが、この盾が華奢な少女を弾き飛ばすのも次の瞬間。キリアは気にも留めず己の勝利を確信していた。
――その盾が空を切るその瞬間までは。
「な――!?」
「――こっちですよ。」
背後から聞こえる声に振り向く間もなく攻撃の圧が迫る。恐らくキリアのシールドバッシュを寸前で超加速で避け背後をとったのだろう。一見すると致命的なミスだがキリアは焦らなかった。なぜなら彼女には、そのような事態にこそ有効な「自動防御」があるのだから。
(フゥ……私としたことが、最後の最後で油断してしまうだなんて。まぁでも、問題ないです。あの子の攻撃はこっちが防いで私が反撃。それでおしまいですから。問題はない……あれ?)
そこまで考えたキリアは不意に嫌な予感を覚える。何か大切なことを忘れているこの焦燥感。攻撃の圧がすぐそこまで迫る中、すでに防御の構えは取っている。何も問題はないはずなのに。
次の瞬間には攻撃がキリアに当たった。相手の攻撃はなかなかに重たいものだったようで、キリアの機体でさえ少し宙に浮き、攻撃の方向へ飛ばされる。
そして、機体が宙に浮いた瞬間、キリアは己の失敗を悟った。
(……あぁ、これは、してやられましたね。)
次の瞬間、会場からは割れんばかりの歓声と、試合終了を告げるアナウンスが響き渡る。時間にしてそう長くないはずなのに、とても長く続いたように感じられる試合が今、幕を下ろしたのだった。
『し、試合終了~!! 予想不可の大逆転!! 第二回戦第一試合、勝者は、ミーズ工房のクロエ選手ですっ!!』
―続く―
観客席に座るミーナが腕を組み、片手を顎に添え、そう重々しげにつぶやいた。その視線の先のクロエとキリアは、試合開始よりおよそ十分ばかり、たっぷりと切り結んでいた。
だが、その戦いはクロエの防戦一方で、時折攻撃を仕掛けるもののその攻撃はキリアの「自動防御」の前にことごとく防がれている。もはや一方的とも呼べる試合展開に、さしものミーナもその眉を険しくさせている。
そして、その隣に座るサラはその焦燥を試合開始のころより激しいものとさせていた。
「あ、あのクロエさんがこんな一方的にやられるなんて……」
「お嬢様、これが相性の恐怖と言う物です。魔法を主軸とした戦いがメインのクロエさんは、その身体能力などは人類種とそう大差はありません。それ故のあの蒸奇装甲ではあるのですが、今回の戦いではその魔法を禁止され、さらには相性の悪い相手。実際の戦闘でもなかなかないこの悪条件では、さすがのクロエさんでも苦戦は必須のようです。」
「そんな……」
ほぞを噛むかのような思いで顔をしかめるサラ。もしこれが普通の戦闘なら自分が囮になるなり、援護するなり、何らかの支援ができるのだ。しかし、ここはそういう場ではない。ただただ苦戦を強いられるクロエを安全な場所から眺める事しかできないこの焦燥感と無力感がサラの心をかき乱すのだった。
「……まさに、背水の陣、四面楚歌ってやつだねぇ……」
オトミが眼下の戦いを見てそう呟く。その口から発せられた言葉に聞き覚えのないサラはオトミに疑問を発した。
「オトミさん、その先ほど仰った言葉は、どういう意味なんですの?」
「ん? あぁ、背水の陣に四面楚歌、か。これはあたしの前世、日本の言葉だよ。どっちも絶体絶命のピンチの意味さ。今の白銀の嬢ちゃんの様子を表すような言葉さね。」
「そうですの……あ、あの……オトミさんから見て、この試合はどうですの? クロエさんの勝率とか、勝ち目はあるんですの?」
サラの疑問にオトミはフィールドの上の戦いを見つめる。視線の先のクロエは今も必死になって戦っているが、クロエの攻撃はすべて防がれ、相手の攻撃は重く防御すらおぼつかない。今も何度目になるか分からないシールドバッシュでクロエは吹き飛んでいる。しっかりと大剣でガードをしていたが、華奢なクロエではガードしても吹き飛ばされてしまうのだ。
「正直に言って、勝率はゼロに近いだろうね。」
「そ、そうですの……」
「――だが、ゼロじゃないさ。」
「え?」
オトミの言葉に諦めかけたサラだが、続く言葉にその顔を上げた。その視線の先、オトミはサラの方を向いてニヤリと笑っている。
「あの試合を見てみな。白銀の対戦相手のアイツは、すぐにでも試合を決められるのにそれをしない。恐らく自分の機体の性能アピールでもしているんだろう。現に、この大会はそう言った目的も含むからね。だけど、あんな露骨なアピールはよほど余裕がなけりゃできないよ。つまり、相手は今完璧に油断しているって訳さ。」
「……そういう事ですか。」
オトミの言葉に、今まで沈黙を保っていたミーナが言葉を漏らした。その様子にオトミが先の言葉を促す。二人の視線を受けたミーナは、オトミの先の言葉を予想し、言葉を続けるのだった。
「オトミ様の仰った通り、相手は油断しています。しかし、いくら油断しているとは言え相手もここまで勝ち残った猛者。致命的なミスはしないでしょう。ならば、限られる手はおのずと一つ。それは……」
(クソッ! この対戦相手……なんていう名前だっけ? とにかくアイツ、ボクのこと完全に下に見てるね……)
攻撃を防がれながら、重撃をかろうじて防ぎながら、クロエは虎視眈々と狙っていた。現在の状況はまさに絶体絶命、一見するとクロエに勝ち目はない。相手もそれを理解しているのだろう。抜け目なくクロエを追い詰めるものの、徐々に隙が伺えつつある。
(狙うなら、相手が油断しきった瞬間……自分の勝利を確信して、大振りの攻撃を仕掛けたその時、カウンターしかない!)
「ウフフ……! ハァ……! あぁ……さて、そろそろ、お終いにしましょうか。私としたことが少々熱くなりすぎてしまいました。だってあなた、小さくて可愛らしくて、私が攻撃するたびに愛らしく鳴くんですもの。興奮しちゃいますわ。」
「……」
「あら、そんな怖い目で見つめないでください。ゾクゾクしちゃいますわ。その顔を、涙でぐしゃぐしゃにしちゃいたい……でも、これ以上は私の心証が悪くなりますから。ここらで終わらせないと。大丈夫、最後くらいは優しく、場外で終わらせてあげます。さぁ、大人しくしていてくださいね……!」
キリアがゆっくりと近づいてくる。そして嫌味なほど遅い挙動で盾を構えた。シールドバッシュでクロエを場外に落とすつもりなのだろう。すでにクロエの身体はフィールドの端にある。少し押すだけで済むはずなのにわざわざシールドバッシュを選択したのは、ただの嗜虐心なのだろう。
クロエはそんなキリアをただただにらみつける。その瞳からはいささかの闘志も衰えてはいない。だが、キリアはその感情を読み違えたようだ。
「ウフフ……あぁ、最後までそんな気丈な目をするんですね! いいです、それでこそ、その顔をゆがめさせる楽しみがあるんですから! さぁ、これで終わりです!」
最後まで油断していたキリアは、その油断のままにクロエへ向かって盾を叩きつける。盾がクロエの身体へ向かうその刹那の間、キリアの瞳に理解できないものが映った。
クロエの、不敵な笑みだ。
(? 一体何を……?)
だが、この盾が華奢な少女を弾き飛ばすのも次の瞬間。キリアは気にも留めず己の勝利を確信していた。
――その盾が空を切るその瞬間までは。
「な――!?」
「――こっちですよ。」
背後から聞こえる声に振り向く間もなく攻撃の圧が迫る。恐らくキリアのシールドバッシュを寸前で超加速で避け背後をとったのだろう。一見すると致命的なミスだがキリアは焦らなかった。なぜなら彼女には、そのような事態にこそ有効な「自動防御」があるのだから。
(フゥ……私としたことが、最後の最後で油断してしまうだなんて。まぁでも、問題ないです。あの子の攻撃はこっちが防いで私が反撃。それでおしまいですから。問題はない……あれ?)
そこまで考えたキリアは不意に嫌な予感を覚える。何か大切なことを忘れているこの焦燥感。攻撃の圧がすぐそこまで迫る中、すでに防御の構えは取っている。何も問題はないはずなのに。
次の瞬間には攻撃がキリアに当たった。相手の攻撃はなかなかに重たいものだったようで、キリアの機体でさえ少し宙に浮き、攻撃の方向へ飛ばされる。
そして、機体が宙に浮いた瞬間、キリアは己の失敗を悟った。
(……あぁ、これは、してやられましたね。)
次の瞬間、会場からは割れんばかりの歓声と、試合終了を告げるアナウンスが響き渡る。時間にしてそう長くないはずなのに、とても長く続いたように感じられる試合が今、幕を下ろしたのだった。
『し、試合終了~!! 予想不可の大逆転!! 第二回戦第一試合、勝者は、ミーズ工房のクロエ選手ですっ!!』
―続く―
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