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第四章:犠牲の国・ポルタ
第79話
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歩き出したサラとミーナはポルタの中心区画の大通りに差し掛かった。先ほども通ったそこは昼も過ぎ、流石に一国の大通りらしく大勢の人でにぎわいを見せていた。
サラとミーナは人ごみをスイスイと、まるで縫うように抜けていく。ミーナが先を歩きサラがそれに追随する。一切の相談なしに行われたその一連の動作は、彼女たちの付き合いの長さを示すものであるのだ。
「それにしても、こうしてあなたと二人っきりと言う物も久しぶりですわね、ミーナ?」
「確かに、こうして落ち着いて二人で歩くのは久しぶりです。オーラントの時はとてもじゃありませんが、こんなにゆっくりしてはいられませんでしたからね。」
人ごみを抜けながらそう語り合う二人。クロエがエルフの郷に来るまでは、一人暮らしのサラの下へ何かと理由をつけてミーナは訪れていたのである。それはサラの母であり郷の大長老であるサーシャの指示であったのだが、それを抜きにしてもミーナはサラの事を年の離れた姪っ子のような心持で見ていたのである。
無論、サラが仕える大長老の娘であることに変わりはない。しかし、彼女らの間にそう言った堅苦しさはなかったようだ。
「さて、と。ようやく中心を抜けましたわね。」
サラがそう呟いた。辺りの人込みは少し落ち着きを見せ、ほどほどの賑わいが辺りを包んでいる。ここならば落ち着いて会話できるだろう。
「ええ。先ほどの話の続きですね?」
「そうですわ。話の始めしか聞けませんでしたけど、この国で吸血鬼が出るですって?」
「そうらしいのです。お嬢様、いま歩いてきた人ごみの中で、いえ、これまでこの国を見た中で気づく事はございませんか?」
「気づく事、ですの?」
ミーナの問いかけに、サラは入国からこれまでの事を思い出す。入国審査に並ぶ商店、行きかう人々。そして大聖堂。思い出せる範囲で気になる点はないかと考えを巡らす。
そして、少しの沈黙の後に、サラは一つの答えに行きついた。
「そういえば……明らかに女性を見かけませんでしたわ。それも若い女性を……」
「流石お嬢様、見事な観察眼です。実は私もその事が気がかりでした。宗教上の理由か、はたまた別の理由か。それは分かりませんが、私たちは全員女性ですからね。この国が女性にとって生きづらい国であるなら早々に出国すべきと考えておりました。しかし……」
そこでミーナは辺りを軽く見まわした。周囲に自分たちの会話を盗み聞きしている者がいないかそれとなく観察する。その後に少しだけ声量を落として言葉を続けた。
「どうやら事情が違うようでした。私が宿で書類を記入していた時に、奥で宿のご家族の方々と思わしき会話が聞こえたのです。それによると、その家の若い娘さんが出かけたがっているのを誰かが止めておりました。その理由が……」
「若い女性が吸血鬼に襲われる、と言う物なんですのね?」
「その通りでございます。それが真実かどうかは分かりませんが、吸血族《ヴァンパイア》の方々が吸血して魔力を補充するのもまた事実。個人個人で好みは分かれますが、一般的に若い女性の血を好むらしいですから。」
ミーナの言葉にサラは先ほどのとある場面を思い出していた。それは、ほんの少し前の会話。エリーがクロエの首元を凝視していた場面である。あの時は彼女が吸血族《ヴァンパイア》であることを知らなかったため、サラもクロエの封印具であるチョーカーが珍しいのかと思っていた。しかし今にして思えば、あの時のエリーの目つきはまるで何かを渇望するかのようなものではなかったか。
時間がたったからこそ、あらゆる可能性を考えて疑心暗鬼に疑ってしまう。あの時フラフラと具合が悪そうだったのは、本当に日差しのせいだったのか。本当は吸血欲求を我慢していただけではないのか。そして目の前にクロエと言う絶好の獲物が現れた? サラの憶測があらゆる可能性を考えてしまう。
しかし、不意に肩を軽く叩かれる感触にサラは現実へと引き戻された。目の前にはいつもと変わらないミーナの顔がある。
「どうされたんですか、お嬢様?」
「な、なんでもないですわ。」
「そうですか? そう言えば確保した宿ですが、名前を『エルビス』と言います。北区画にはいくつか宿があるらしいですので、名前を覚えておいてくださいね。」
ミーナによるとそこまで大きくない宿屋らしい。先ほどのミーナの話を鑑《かんが》みるに、家族と他数人程度で営む宿屋なのだろう。「エルビス」と書かれた看板がかかっているそうだ。
そこでサラはとあることを思い出した。そしてクロエへ向かって【魔力念話《テレパス》】を送る。
(宿屋の事も伝えなければなりませんし、何よりクロエさんの安否も確認できますわ。どうか出てくださいね……)
しかしそんなサラの心配は杞憂に終わった。少しの沈黙の後にすぐにクロエが応答したのだ。
『はい、クロエです。どうしたの、サラさん?』
「こちらは無事に宿へ到着しましたわ。そちらはどうですの?」
『こっちも、もう着いたよ。今はお礼だっていってお茶をもらってるんだ。』
「そうですの……良かったですわ。えっと、私たちの宿は北区画にある『エルビス』と言う宿屋ですの。あまり遅くならないうちに帰ってきてくださいね?」
『了解しました。』
そこで【魔力念話《テレパス》】は終了した。サラはとりあえず一安心と言う表情で息を吐く。
「……どうやら、違ったようですね?」
ミーナがまるで全てを見越したかのような言葉を呟く。どうやらサラがエリーの事を疑っていた事を見抜いていたようだ。サラも今更驚きはしないようで、何事もなかったように言葉を続ける。
「別に本気で疑っていたわけじゃないですわ。でも、とりあえずは大丈夫そうですし、安心したらお腹が減りましたわね。」
「クロエさんももうしばらくは帰ってこないでしょうし、先に軽く昼食をとりましょうか。そうですね、そこのカフェに入りましょう。」
「良いですわね。では行きましょうか。」
*
「北区画、か。」
「さっきのエルフの人から?」
「あ、はい。ボクの仲間が無事に宿を取れたらしいです。北区画の、『エルビス』って宿屋ですって。」
「あー、あそこね。いいわね、詰所にも近いし。アタシも一回あっちに行ったんだけど、南向きの窓のある部屋しかなかったのよ。アタシにとっては拷問にも等しいわ。」
そんな会話をしながらお茶を飲む二人がいるこの場所は、エリーがとった南区画にある宿屋の一室だ。北向きの窓があり、室内は少し薄暗さを感じる。しかし、吸血族《ヴァンパイア》であるエリーにとってみれば普通不人気のこの部屋は、ロイヤルスイートにも勝る絶好の条件の部屋である。
クロエとエリーはサラからの【魔力念話《テレパス》】が来る少し前にこの部屋へとたどり着いた。部屋に入るなり自分のカバンへと直行したエリーは、金属製の水筒を取り出すと蓋を開け、一気にグイッとそれを飲み干すのだった。
クロエの人類種よりも効く鼻は、その飲み干された中身の匂いを鋭敏にかぎ取った。軽くスンと鼻を鳴らし、エリーに問いかける。
「えっと、エリーさん。それの中身って、血?」
「ええ、そうよ……あ、ごめん。不快だった?」
「あ、ううん。ボクは別に気にしないよ。」
「そう、良かったわ。時々嫌がる人もいるのよ。っていうか、さっきから気になっていたんだけど、『エリーさん』なんて言われるとなんかゾワッてするわ。呼び捨てでいいわよ。アタシもアンタのこと呼び捨てで呼ぶから。」
「そ、そうですか? じゃ、じゃあ……エリー?」
「それで良いのよ、クロエ。さ、上がってちょうだい。お礼にお茶ぐらいは入れるわ。」
そんな会話を経てクロエが席に着き、エリーがお茶を差し出した所でサラから【魔力念話《テレパス》】が届いたのであった。少しの間だけ、二人の間に穏やかな空気が流れる。
ふとエリーがクロエの顔をじーっと見つめた。視線に気が付いたクロエが少し目をそらしながら尋ねる。
「えっと……な、何か?」
「別に? ただ、少し気になっただけよ。こんなちっちゃい女の子が、本当にAランクのネームドなのかなって。」
エリーはグイッと自分のお茶を飲み干した。そしてカップを机の上に置くと、少し身を乗り出しながらクロエに質問をぶつける。その表情はまるで好奇心に駆られた猫のような笑顔だった。
「ねぇ、アンタって種族何なのよ? 悪魔族《デーモン》かなって思ったけど角はないし。かといって尻尾もあるから人類種じゃないんでしょ? って言うか、その歳でギルドのAランクなんて普通じゃないわよね。ねぇ、教えなさいよ。」
「えっとぉ……」
エリーの勢いに気おされてしまうクロエ。その内心では、果たして教えてしまっていいのだろうか、どこまで教えて良いのだろうかと様々な煩悶が巡らされていた。
しかし、ある程度は言っても良いと判断したようだ。ここで下手に隠すとより怪しまれる。ならば、あえてある程度の情報を渡せば相手は満足するのだろう。クロエは慎重に吟味して取捨選択した内容をエリーに伝えるのだった。
「実は、ボク……」
―続く―
サラとミーナは人ごみをスイスイと、まるで縫うように抜けていく。ミーナが先を歩きサラがそれに追随する。一切の相談なしに行われたその一連の動作は、彼女たちの付き合いの長さを示すものであるのだ。
「それにしても、こうしてあなたと二人っきりと言う物も久しぶりですわね、ミーナ?」
「確かに、こうして落ち着いて二人で歩くのは久しぶりです。オーラントの時はとてもじゃありませんが、こんなにゆっくりしてはいられませんでしたからね。」
人ごみを抜けながらそう語り合う二人。クロエがエルフの郷に来るまでは、一人暮らしのサラの下へ何かと理由をつけてミーナは訪れていたのである。それはサラの母であり郷の大長老であるサーシャの指示であったのだが、それを抜きにしてもミーナはサラの事を年の離れた姪っ子のような心持で見ていたのである。
無論、サラが仕える大長老の娘であることに変わりはない。しかし、彼女らの間にそう言った堅苦しさはなかったようだ。
「さて、と。ようやく中心を抜けましたわね。」
サラがそう呟いた。辺りの人込みは少し落ち着きを見せ、ほどほどの賑わいが辺りを包んでいる。ここならば落ち着いて会話できるだろう。
「ええ。先ほどの話の続きですね?」
「そうですわ。話の始めしか聞けませんでしたけど、この国で吸血鬼が出るですって?」
「そうらしいのです。お嬢様、いま歩いてきた人ごみの中で、いえ、これまでこの国を見た中で気づく事はございませんか?」
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ミーナの問いかけに、サラは入国からこれまでの事を思い出す。入国審査に並ぶ商店、行きかう人々。そして大聖堂。思い出せる範囲で気になる点はないかと考えを巡らす。
そして、少しの沈黙の後に、サラは一つの答えに行きついた。
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「流石お嬢様、見事な観察眼です。実は私もその事が気がかりでした。宗教上の理由か、はたまた別の理由か。それは分かりませんが、私たちは全員女性ですからね。この国が女性にとって生きづらい国であるなら早々に出国すべきと考えておりました。しかし……」
そこでミーナは辺りを軽く見まわした。周囲に自分たちの会話を盗み聞きしている者がいないかそれとなく観察する。その後に少しだけ声量を落として言葉を続けた。
「どうやら事情が違うようでした。私が宿で書類を記入していた時に、奥で宿のご家族の方々と思わしき会話が聞こえたのです。それによると、その家の若い娘さんが出かけたがっているのを誰かが止めておりました。その理由が……」
「若い女性が吸血鬼に襲われる、と言う物なんですのね?」
「その通りでございます。それが真実かどうかは分かりませんが、吸血族《ヴァンパイア》の方々が吸血して魔力を補充するのもまた事実。個人個人で好みは分かれますが、一般的に若い女性の血を好むらしいですから。」
ミーナの言葉にサラは先ほどのとある場面を思い出していた。それは、ほんの少し前の会話。エリーがクロエの首元を凝視していた場面である。あの時は彼女が吸血族《ヴァンパイア》であることを知らなかったため、サラもクロエの封印具であるチョーカーが珍しいのかと思っていた。しかし今にして思えば、あの時のエリーの目つきはまるで何かを渇望するかのようなものではなかったか。
時間がたったからこそ、あらゆる可能性を考えて疑心暗鬼に疑ってしまう。あの時フラフラと具合が悪そうだったのは、本当に日差しのせいだったのか。本当は吸血欲求を我慢していただけではないのか。そして目の前にクロエと言う絶好の獲物が現れた? サラの憶測があらゆる可能性を考えてしまう。
しかし、不意に肩を軽く叩かれる感触にサラは現実へと引き戻された。目の前にはいつもと変わらないミーナの顔がある。
「どうされたんですか、お嬢様?」
「な、なんでもないですわ。」
「そうですか? そう言えば確保した宿ですが、名前を『エルビス』と言います。北区画にはいくつか宿があるらしいですので、名前を覚えておいてくださいね。」
ミーナによるとそこまで大きくない宿屋らしい。先ほどのミーナの話を鑑《かんが》みるに、家族と他数人程度で営む宿屋なのだろう。「エルビス」と書かれた看板がかかっているそうだ。
そこでサラはとあることを思い出した。そしてクロエへ向かって【魔力念話《テレパス》】を送る。
(宿屋の事も伝えなければなりませんし、何よりクロエさんの安否も確認できますわ。どうか出てくださいね……)
しかしそんなサラの心配は杞憂に終わった。少しの沈黙の後にすぐにクロエが応答したのだ。
『はい、クロエです。どうしたの、サラさん?』
「こちらは無事に宿へ到着しましたわ。そちらはどうですの?」
『こっちも、もう着いたよ。今はお礼だっていってお茶をもらってるんだ。』
「そうですの……良かったですわ。えっと、私たちの宿は北区画にある『エルビス』と言う宿屋ですの。あまり遅くならないうちに帰ってきてくださいね?」
『了解しました。』
そこで【魔力念話《テレパス》】は終了した。サラはとりあえず一安心と言う表情で息を吐く。
「……どうやら、違ったようですね?」
ミーナがまるで全てを見越したかのような言葉を呟く。どうやらサラがエリーの事を疑っていた事を見抜いていたようだ。サラも今更驚きはしないようで、何事もなかったように言葉を続ける。
「別に本気で疑っていたわけじゃないですわ。でも、とりあえずは大丈夫そうですし、安心したらお腹が減りましたわね。」
「クロエさんももうしばらくは帰ってこないでしょうし、先に軽く昼食をとりましょうか。そうですね、そこのカフェに入りましょう。」
「良いですわね。では行きましょうか。」
*
「北区画、か。」
「さっきのエルフの人から?」
「あ、はい。ボクの仲間が無事に宿を取れたらしいです。北区画の、『エルビス』って宿屋ですって。」
「あー、あそこね。いいわね、詰所にも近いし。アタシも一回あっちに行ったんだけど、南向きの窓のある部屋しかなかったのよ。アタシにとっては拷問にも等しいわ。」
そんな会話をしながらお茶を飲む二人がいるこの場所は、エリーがとった南区画にある宿屋の一室だ。北向きの窓があり、室内は少し薄暗さを感じる。しかし、吸血族《ヴァンパイア》であるエリーにとってみれば普通不人気のこの部屋は、ロイヤルスイートにも勝る絶好の条件の部屋である。
クロエとエリーはサラからの【魔力念話《テレパス》】が来る少し前にこの部屋へとたどり着いた。部屋に入るなり自分のカバンへと直行したエリーは、金属製の水筒を取り出すと蓋を開け、一気にグイッとそれを飲み干すのだった。
クロエの人類種よりも効く鼻は、その飲み干された中身の匂いを鋭敏にかぎ取った。軽くスンと鼻を鳴らし、エリーに問いかける。
「えっと、エリーさん。それの中身って、血?」
「ええ、そうよ……あ、ごめん。不快だった?」
「あ、ううん。ボクは別に気にしないよ。」
「そう、良かったわ。時々嫌がる人もいるのよ。っていうか、さっきから気になっていたんだけど、『エリーさん』なんて言われるとなんかゾワッてするわ。呼び捨てでいいわよ。アタシもアンタのこと呼び捨てで呼ぶから。」
「そ、そうですか? じゃ、じゃあ……エリー?」
「それで良いのよ、クロエ。さ、上がってちょうだい。お礼にお茶ぐらいは入れるわ。」
そんな会話を経てクロエが席に着き、エリーがお茶を差し出した所でサラから【魔力念話《テレパス》】が届いたのであった。少しの間だけ、二人の間に穏やかな空気が流れる。
ふとエリーがクロエの顔をじーっと見つめた。視線に気が付いたクロエが少し目をそらしながら尋ねる。
「えっと……な、何か?」
「別に? ただ、少し気になっただけよ。こんなちっちゃい女の子が、本当にAランクのネームドなのかなって。」
エリーはグイッと自分のお茶を飲み干した。そしてカップを机の上に置くと、少し身を乗り出しながらクロエに質問をぶつける。その表情はまるで好奇心に駆られた猫のような笑顔だった。
「ねぇ、アンタって種族何なのよ? 悪魔族《デーモン》かなって思ったけど角はないし。かといって尻尾もあるから人類種じゃないんでしょ? って言うか、その歳でギルドのAランクなんて普通じゃないわよね。ねぇ、教えなさいよ。」
「えっとぉ……」
エリーの勢いに気おされてしまうクロエ。その内心では、果たして教えてしまっていいのだろうか、どこまで教えて良いのだろうかと様々な煩悶が巡らされていた。
しかし、ある程度は言っても良いと判断したようだ。ここで下手に隠すとより怪しまれる。ならば、あえてある程度の情報を渡せば相手は満足するのだろう。クロエは慎重に吟味して取捨選択した内容をエリーに伝えるのだった。
「実は、ボク……」
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