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第四章:犠牲の国・ポルタ
第81話
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「……遅い、ですわ……」
宿屋の二階、その一室にて。憮然とした表情でそう呟いたのは、ハイエルフであるサラ・エルゼアリスだった。椅子に腰かけ机に肘をつき、眉をひそめた表情だ。どこか不安そうな様子もうかがえる。
「確かに。あれから結構な時間が経ちましたが、一向に帰って来ませんね。」
窓の外を眺めていたダークエルフのミーナ・アレクサンドリアも、同じように不安そうな声色で呟く。彼女にしては珍しく、その軽い動揺が分かりやすく見て取れた。
二人は現在、物資の補給などおよそ行える雑務をすべて終えてしまった後だった。商店街の各所を回り、街はすっかり夕焼けだ。もう陽もかなり傾きつつある。
それ故に、二人はてっきりクロエが宿屋で待っているものだと思っていたのだ。北区画へ帰り宿屋「エルビス」の中へ。下のカウンター前のロビーか、はたまた部屋か。すでに宿屋のスタッフにはミーナが白い長髪の少女も共に泊まる事を伝えてあった。部屋へ通してくれている可能性もある。あらゆる可能性を考慮し、クロエからの帰宅連絡がない事をそう大した物と受け止めてはいなかった。
だが、宿屋へ帰りロビーを見渡してもそこにクロエの姿はなかった。不審に思いカウンターに立っていた宿屋の看板娘に尋ねても、白髪の少女を見ていないと答える。ならばと、万が一の可能性に賭け部屋へ戻ったが、室内には誰もいなかったのだ。
その時点で二人は多少焦っていた。しかし、クロエも見た目は少女とは言え前世の記憶を持つ転生者。もしかしたらこの国の何かに興味を引かれ夢中になっているだけなのかもしれない。更に、彼女は曲がりなりにもギルドAランクの強者なのだ。例え多少のトラブルがあったとしても問題はないはずである。クロエの自由を尊重したかった気持ちもあった。
クロエを信じ待つことにした二人は、クロエに【魔力念話《テレパス》】を送らずに彼女の帰りを待っていたのだった。しかし、それからおよそ一時間経つも一向にクロエが帰ってくる気配はない。そして場面は冒頭に戻るのだ。
「……流石にこれはおかしいですわ。いくら何でもこんな時間まで帰ってこないだなんて、クロエさんに何かあったのでは……」
「そうですね……さすがにそろそろ、連絡を取ってみますか。」
ミーナが最後の手段だとばかりに【魔力念話《テレパス》】の使用を提案した。サラは無言で首を縦に振る。二人が今までこの手段を取らなかったのは、ひとえにクロエのことを信用していたからだ。そして、二人の間で沸き上がる一つの疑いを払拭するためである。それは、この国で広がるとある噂。吸血鬼が若い娘をさらうと言う噂である。クロエとサラが昼間に出会った、一人の吸血族《ヴァンパイア》の女性を疑いたくなかったからだ。
しかしこれ以上行動を起こさず静観を保つのは不味いと判断したサラとミーナは【魔力念話《テレパス》】を使用した。これで何もないはず。クロエが今まで帰ってこなかったのは何かの手違いだった。二人はそんな展開を期待していた。
――しかし、その期待は無情にも裏切られる事になる。
いつもなら何度かの呼び出しで応じるはずのクロエだが、ミーナが長い間【魔力念話《テレパス》】を飛ばしても一向に応答しないのだ。ミーナが一旦【魔力念話《テレパス》】を中断し、サラから【魔力念話《テレパス》】を掛けるように頼む。それに応じサラも【魔力念話《テレパス》】を飛ばすが、結果はミーナと同じであった。
二人の間を重苦しい沈黙が支配した。とても気まずい空気である。だが、いつまでも黙っているわけにもいかない。意を決したサラは、ミーナへ一つの疑問を呈した。
「……ミーナ。南区画にある宿屋、場所は知ってますの?」
「お嬢様、それは……」
ミーナはサラの言葉に、何かをいさめるかのように言葉を濁した。サラが言わんとすることを正しく理解しているのだろう。つまりサラは端的に言って、エリーこと、エリザベートと言う吸血族《ヴァンパイア》を疑っているのだ。
確かに状況から言ってエリーはとても怪しい。この国に流布している噂話と合わせると、その疑惑は限りなく濃厚になっていく。サラが疑うのも無理はないだろう。
しかしミーナはその場に居合わせなかったからこそ、全体を冷静に見極めようとしていた。話を聞く限りエリーと呼ばれる吸血族《ヴァンパイア》の存在は怪しすぎる。しかし、証拠もないのに疑ってはきりがない。それに相手はクロエと同じくAランクの猛者なのだ。本気で敵対された場合の被害は、決して小さくないだろう。
だが、サラは緩く首を降ってミーナの意見を否定した。
「間違っていたならば、その時は謝るだけですわ。でも、そうでなかった場合……クロエさんに何らかの危害があったその時は……」
サラはそこまで言って口をつぐんだ。これ以上は推測の中の想定である。滅多なことは言うべきではないと、サラは判断した。
「……わかりました。ご案内いたします。」
サラの意思を汲み取ったミーナが、また同じく覚悟を決めたように応答した。そして二人は手早く支度をすると、急ぎ足で宿屋を出ていった。
外はすでに日が暮れて、街は夕闇が随所を支配していた。街灯が道行く人の顔を照らす。柔らかいランプの光はどこか温かみを、そしてうら寂しさを感じさせた。それは恐らく、人々の顔がまるで何かを警戒しているかのように少し強張っているからなのかもしれない。「吸血鬼が若い女性を攫う」。その噂は娘を持つ父親にとって恐ろしいものであるし、そうでなくとも良い気分ではないのだ。
サラとミーナはそんな人々を置き去るように、軽い駆け足で南区画へと向かっていた。舗装された道は走りやすく、比較的早く進むことが出来る。しかし、そうであってもすでに日は沈んでしまっている。走る二人の下には未だクロエからの【魔力念話《テレパス》】は届いていない。二人の知るクロエであるならば、それはおよそ考えられない事だった。
街の中心部を抜け南区画へ向かう二人の表情は、宿屋を出た時よりも焦燥に駆られたものだった。サラがその表情に見合った声でミーナへ問いかける。
「ミーナ、例の南区画の宿屋はどこですの!?」
「そこの路地を入ってください。突き当りを左に曲がった先にございます。」
ミーナの案内を元にサラは大通りから路地へ入った。民家が建ち並ぶ道を行き突き当りの角を曲がると、そこには周囲よりも大きめな建物が二人の目に留まった。
「これが……」
「はい、南区画で唯一の宿屋であると聞いておりますので間違いないかと。」
立ち止まった二人は息を整えるように少しの間宿屋の前で沈黙していた。しかし二人で顔を見合わせると宿屋の中へ入っていく。
室内に入ると、カウンターのある一階は陽が暮れたという事もあり近所の人々が酒を飲みに来ていた。なかなかに賑わっているようである。周囲を見回した二人は、そこにクロエの姿がない事を確認した。そして目を合わせるとアイコンタクトで役割を確認する。
ミーナが賑わいの渦中を突っ切ってカウンターへと近づいた。そしてそこにいるこの宿の女将らしき女性へと声をかける。
「あの、すみません。」
「あぁ、あいよ! いらっしゃい。すまないねぇ、今日は部屋がいっぱいなんだよ。」
「いえ、部屋を予約しに来たわけではありません。」
「え? じゃあ何だってんだい?」
ミーナの返答に女将が少し不審な表情を浮かべた。ただでさえミーナはその服装や容姿で目立つことが多い。それに加えての不審な返答である。疑うなと言う方が無理だろう。
しかしミーナとて、無策と言う訳ではない。
「こちらの宿にお泊りのエリザベートと言う方に呼ばれておりまして。この宿だとは聞いたのですが、部屋を聞きそびれてしまい……よろしければお教えいただけませんか?」
ミーナがそう言って女将の手を握った。よく見るとそこにはイグナシアラント金貨が数枚握られている。女将はその金貨を目の端で確認すると、努めて明るい声で答えた。
「……あぁ! あの人かい。あの人なら二階の四号室だよ。出ていった所は見ていないから、まだ部屋じゃないかな?」
「助かりました、ありがとうございます。」
ミーナは微笑むとカウンターを後にした。そして入り口付近で人の出入りを観察していたサラに近づいていく。
「お嬢様、エリー様の部屋が判明しました。」
「流石ですわね。こちらも見る限りではエリーさんもクロエさんもいませんでしたわ。」
「どうなさいますか?」
「決まっていますわ。すぐに向かいますわよ。」
二人は人ごみの喧騒を横に、部屋の隅の階段を登って二階へあがった。そして階段のすぐ横の部屋から四つ目、四号室の前へたどり着く。軽く周囲を見回した二人は、辺りに誰もいないことを確認した。そしてミーナが扉へ顔を近づける。
「……人の気配があります。中に誰かいますね。」
「クロエさん……今助けますわ!」
サラが扉をノックした。少し強めになってしまったのは仕方ないだろう。ノックから数秒、室内から「はーい、誰ー?」という声が聞こえた。サラにとって聞き覚えのある声だ。思わずサラが緊張する。
すぐに扉が開かれた。顔を出したのは昼間にも見たエリーの顔である。昼間よりも血色が良い様にも見える。
エリーは目の前の二人、特にサラの存在にひどく驚いたようだ。「えっ!?」と声をあげて混乱している様子である。
「クロエさんを返してくださいまし! あなたが関与していることは分かっていますわ!」
サラはそう叫ぶのだった。
―続く―
宿屋の二階、その一室にて。憮然とした表情でそう呟いたのは、ハイエルフであるサラ・エルゼアリスだった。椅子に腰かけ机に肘をつき、眉をひそめた表情だ。どこか不安そうな様子もうかがえる。
「確かに。あれから結構な時間が経ちましたが、一向に帰って来ませんね。」
窓の外を眺めていたダークエルフのミーナ・アレクサンドリアも、同じように不安そうな声色で呟く。彼女にしては珍しく、その軽い動揺が分かりやすく見て取れた。
二人は現在、物資の補給などおよそ行える雑務をすべて終えてしまった後だった。商店街の各所を回り、街はすっかり夕焼けだ。もう陽もかなり傾きつつある。
それ故に、二人はてっきりクロエが宿屋で待っているものだと思っていたのだ。北区画へ帰り宿屋「エルビス」の中へ。下のカウンター前のロビーか、はたまた部屋か。すでに宿屋のスタッフにはミーナが白い長髪の少女も共に泊まる事を伝えてあった。部屋へ通してくれている可能性もある。あらゆる可能性を考慮し、クロエからの帰宅連絡がない事をそう大した物と受け止めてはいなかった。
だが、宿屋へ帰りロビーを見渡してもそこにクロエの姿はなかった。不審に思いカウンターに立っていた宿屋の看板娘に尋ねても、白髪の少女を見ていないと答える。ならばと、万が一の可能性に賭け部屋へ戻ったが、室内には誰もいなかったのだ。
その時点で二人は多少焦っていた。しかし、クロエも見た目は少女とは言え前世の記憶を持つ転生者。もしかしたらこの国の何かに興味を引かれ夢中になっているだけなのかもしれない。更に、彼女は曲がりなりにもギルドAランクの強者なのだ。例え多少のトラブルがあったとしても問題はないはずである。クロエの自由を尊重したかった気持ちもあった。
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「……流石にこれはおかしいですわ。いくら何でもこんな時間まで帰ってこないだなんて、クロエさんに何かあったのでは……」
「そうですね……さすがにそろそろ、連絡を取ってみますか。」
ミーナが最後の手段だとばかりに【魔力念話《テレパス》】の使用を提案した。サラは無言で首を縦に振る。二人が今までこの手段を取らなかったのは、ひとえにクロエのことを信用していたからだ。そして、二人の間で沸き上がる一つの疑いを払拭するためである。それは、この国で広がるとある噂。吸血鬼が若い娘をさらうと言う噂である。クロエとサラが昼間に出会った、一人の吸血族《ヴァンパイア》の女性を疑いたくなかったからだ。
しかしこれ以上行動を起こさず静観を保つのは不味いと判断したサラとミーナは【魔力念話《テレパス》】を使用した。これで何もないはず。クロエが今まで帰ってこなかったのは何かの手違いだった。二人はそんな展開を期待していた。
――しかし、その期待は無情にも裏切られる事になる。
いつもなら何度かの呼び出しで応じるはずのクロエだが、ミーナが長い間【魔力念話《テレパス》】を飛ばしても一向に応答しないのだ。ミーナが一旦【魔力念話《テレパス》】を中断し、サラから【魔力念話《テレパス》】を掛けるように頼む。それに応じサラも【魔力念話《テレパス》】を飛ばすが、結果はミーナと同じであった。
二人の間を重苦しい沈黙が支配した。とても気まずい空気である。だが、いつまでも黙っているわけにもいかない。意を決したサラは、ミーナへ一つの疑問を呈した。
「……ミーナ。南区画にある宿屋、場所は知ってますの?」
「お嬢様、それは……」
ミーナはサラの言葉に、何かをいさめるかのように言葉を濁した。サラが言わんとすることを正しく理解しているのだろう。つまりサラは端的に言って、エリーこと、エリザベートと言う吸血族《ヴァンパイア》を疑っているのだ。
確かに状況から言ってエリーはとても怪しい。この国に流布している噂話と合わせると、その疑惑は限りなく濃厚になっていく。サラが疑うのも無理はないだろう。
しかしミーナはその場に居合わせなかったからこそ、全体を冷静に見極めようとしていた。話を聞く限りエリーと呼ばれる吸血族《ヴァンパイア》の存在は怪しすぎる。しかし、証拠もないのに疑ってはきりがない。それに相手はクロエと同じくAランクの猛者なのだ。本気で敵対された場合の被害は、決して小さくないだろう。
だが、サラは緩く首を降ってミーナの意見を否定した。
「間違っていたならば、その時は謝るだけですわ。でも、そうでなかった場合……クロエさんに何らかの危害があったその時は……」
サラはそこまで言って口をつぐんだ。これ以上は推測の中の想定である。滅多なことは言うべきではないと、サラは判断した。
「……わかりました。ご案内いたします。」
サラの意思を汲み取ったミーナが、また同じく覚悟を決めたように応答した。そして二人は手早く支度をすると、急ぎ足で宿屋を出ていった。
外はすでに日が暮れて、街は夕闇が随所を支配していた。街灯が道行く人の顔を照らす。柔らかいランプの光はどこか温かみを、そしてうら寂しさを感じさせた。それは恐らく、人々の顔がまるで何かを警戒しているかのように少し強張っているからなのかもしれない。「吸血鬼が若い女性を攫う」。その噂は娘を持つ父親にとって恐ろしいものであるし、そうでなくとも良い気分ではないのだ。
サラとミーナはそんな人々を置き去るように、軽い駆け足で南区画へと向かっていた。舗装された道は走りやすく、比較的早く進むことが出来る。しかし、そうであってもすでに日は沈んでしまっている。走る二人の下には未だクロエからの【魔力念話《テレパス》】は届いていない。二人の知るクロエであるならば、それはおよそ考えられない事だった。
街の中心部を抜け南区画へ向かう二人の表情は、宿屋を出た時よりも焦燥に駆られたものだった。サラがその表情に見合った声でミーナへ問いかける。
「ミーナ、例の南区画の宿屋はどこですの!?」
「そこの路地を入ってください。突き当りを左に曲がった先にございます。」
ミーナの案内を元にサラは大通りから路地へ入った。民家が建ち並ぶ道を行き突き当りの角を曲がると、そこには周囲よりも大きめな建物が二人の目に留まった。
「これが……」
「はい、南区画で唯一の宿屋であると聞いておりますので間違いないかと。」
立ち止まった二人は息を整えるように少しの間宿屋の前で沈黙していた。しかし二人で顔を見合わせると宿屋の中へ入っていく。
室内に入ると、カウンターのある一階は陽が暮れたという事もあり近所の人々が酒を飲みに来ていた。なかなかに賑わっているようである。周囲を見回した二人は、そこにクロエの姿がない事を確認した。そして目を合わせるとアイコンタクトで役割を確認する。
ミーナが賑わいの渦中を突っ切ってカウンターへと近づいた。そしてそこにいるこの宿の女将らしき女性へと声をかける。
「あの、すみません。」
「あぁ、あいよ! いらっしゃい。すまないねぇ、今日は部屋がいっぱいなんだよ。」
「いえ、部屋を予約しに来たわけではありません。」
「え? じゃあ何だってんだい?」
ミーナの返答に女将が少し不審な表情を浮かべた。ただでさえミーナはその服装や容姿で目立つことが多い。それに加えての不審な返答である。疑うなと言う方が無理だろう。
しかしミーナとて、無策と言う訳ではない。
「こちらの宿にお泊りのエリザベートと言う方に呼ばれておりまして。この宿だとは聞いたのですが、部屋を聞きそびれてしまい……よろしければお教えいただけませんか?」
ミーナがそう言って女将の手を握った。よく見るとそこにはイグナシアラント金貨が数枚握られている。女将はその金貨を目の端で確認すると、努めて明るい声で答えた。
「……あぁ! あの人かい。あの人なら二階の四号室だよ。出ていった所は見ていないから、まだ部屋じゃないかな?」
「助かりました、ありがとうございます。」
ミーナは微笑むとカウンターを後にした。そして入り口付近で人の出入りを観察していたサラに近づいていく。
「お嬢様、エリー様の部屋が判明しました。」
「流石ですわね。こちらも見る限りではエリーさんもクロエさんもいませんでしたわ。」
「どうなさいますか?」
「決まっていますわ。すぐに向かいますわよ。」
二人は人ごみの喧騒を横に、部屋の隅の階段を登って二階へあがった。そして階段のすぐ横の部屋から四つ目、四号室の前へたどり着く。軽く周囲を見回した二人は、辺りに誰もいないことを確認した。そしてミーナが扉へ顔を近づける。
「……人の気配があります。中に誰かいますね。」
「クロエさん……今助けますわ!」
サラが扉をノックした。少し強めになってしまったのは仕方ないだろう。ノックから数秒、室内から「はーい、誰ー?」という声が聞こえた。サラにとって聞き覚えのある声だ。思わずサラが緊張する。
すぐに扉が開かれた。顔を出したのは昼間にも見たエリーの顔である。昼間よりも血色が良い様にも見える。
エリーは目の前の二人、特にサラの存在にひどく驚いたようだ。「えっ!?」と声をあげて混乱している様子である。
「クロエさんを返してくださいまし! あなたが関与していることは分かっていますわ!」
サラはそう叫ぶのだった。
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