嫌われ悪役令嬢に転生してしまった件

ねがぽじ

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セラさんが私の専属メイドになりました(8話)

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☆嫌われ悪役令嬢に転生してしまった件☆

(悪役令嬢転生物)

(百合に注意)

☆8話☆

私は、気がつくと乙女ゲームの聖ブリッランテ学園~人々が繋ぐ物語~の破滅フラグ満載の嫌われ悪役令嬢のリコリス・ジラールに転生していました。

嫌われ悪役令嬢のリコリス・ジラールに転生して色んな事がありました。

乙女ゲームの主人公(ヒロイン)のアリス・スカーレットに怖がられたり、乙女ゲームの攻略キャラクターの第一王子のアキラ・ガルニエの婚約させられそうになったり、森で攻略キャラクターの第二王子のアルク・ガルニエの家来にさせられそうになったりアキラ様のお茶会のパーティーに参加してアキラ様のメイドに怖がられたりユイ様の友達の令嬢達に怖がれたり色んな事が起きて何だか破滅フラグが近づいて来ている感じがして怖くなりました。

でもユイ様と友達になれただけでも救いかも知れないって思いました。

アキラ様のお茶会のパーティーが終わってしばらく日にちがたったある日、アキラ様が私に会いに来ました。


「こんばんわ、リコリスさん。

この前にお茶会のパーティーに参加してしてくれてありがとうございました」


アキラ様は、私の屋敷に来ると嬉しそうに甘いスマイルを浮かべて挨拶をしました。


「ようこそいらっしゃいました、アキラ様。

私の方こそアキラ様のお茶会に招待してくださいましてありがとうございました。

それで今日は、どうされましたか?」


私は、アキラ様が私の屋敷に来た事で新しい破滅フラグが発生するかもって思い冷や汗をだらだらと流しました。


「今日は、リコリスさんにお願いしに来ました」


アキラ様は、甘いスマイルを浮かべて私にお願いがある事を知らせました。


「私にお願いをですか……?

構いませんがどんな事でしょうか……?」


私は、王族の王子のアキラ様にお願いを聞いてとんでもない事を言われるかもって思い冷や汗をだらだらと流しました。


「その事ですが……

リコリスさんに会わせた人がいます。

入って来てください」


アキラ様は、言いにくそうに言葉を濁らせて部屋の外にいる人物に入ってくるのをお願いしました。


「し、失礼します……

私の名前は、アキラ様のメイドをしているセラ・クレマンと申します。

この前は、迷惑をかけてすいませんでした」


アキラ様のメイドのセラは、この部屋に入ってきて緊張しなだから頭を下げて挨拶をしました。


「えっ、この前のメイドさん?

この前は、私の不注意のせいで迷惑をかけましたね。

アキラ様にお仕置きとかされませんでしたか?

アキラ様には、セラさんに罰を与えないようにお願いをしていましたが大丈夫でしたよね?」


私は、アキラ様がセラさんにお仕置きして私の破滅フラグが発生するかもって思い不安そうにセラさんを見つめました。


「は、はい、大丈夫でした。

リコリス様のおかげでお仕置きをされずにすみました。

ありがとうございました。

それで、その……」


セラさんは、頭を下げてお仕置きをされなかったお礼を表しました。

そして言いにくいそうにおどおどとして俯きました。


「大丈夫ですよ。

セラさんのお願いでしたら何でも聞きますよ。

だから安心をしてゆっくりと話してくださいね」


私は、セラの手を優しく握り締めて優しく微笑んでゆっくりと話してほしい事をお願いしました。


「そ、その……リコリス様の迷惑をかけた償いにしばらくリコリス様に遣えさせてください」


セラさんは、頭を下げて償いに私に遣えたい事をお願いしました。


「私にですか……?

残虐非道の悪女の令嬢の私に遣えても良いことがありませんよ」


私は、嫌われ悪役令嬢の私に遣えても良いことがないと思い苦笑いを浮かべました。


「い、いえ、リコリス様は、残虐非道では、ありません!?

他の人がどう言おうが私は、リコリス様が素敵な方だと解っています。

ですからお願いします、しばらくリコリス様に遣えさせてください」


セラさんは、頭を深々と下げて私に遣えたい事をお願いしました。


「リコリスさん、私からもお願いします。

セラをリコリスさんのメイドとして遣えさせてもらえませんか?

リコリスさんでしたらセラの事を安心をして任せる事ができるって信じています」


アキラ様は、甘いスマイルを浮かべて私を信じているように私の顔を真剣な表情でじっと見つめました。


「アキラ様、セラさん……

解りました……

セラさん、私のメイドとして遣えてください。

でもこれだけは、お願いします。

無理だけは、しないでください」


私は、セラさんに何かあればアキラ様の破滅フラグが発生すると思い無理をしない事を頭を下げてお願いしました。


「リコリス様……

解りました、リコリス様、約束します。

無理は、しません」


セラさんは、真剣な表情で私を見つめて無理をしない事を約束しました。


「そうですか……

それでは、これからよろしくお願いします、セラさん」


私は、頭を下げてセラさんにこれからの事をお願いしました。


「は、はい、これからよろしくお願いします、リコリス様」


セラさんは、緊張したように体をガチガチにして慌てて頭を下げてこれからの事をお願いしました。


「それでは、リコリスさん、セラの事をよろしくお願いしますね」


アキラ様は、軽く頭を下げてセラの事を私にお願いしました。


「はい、セラさんの事は、任せてください」


私は、優しく微笑んでセラさんの事を任せてほしい知らせました。


「それでは、セラ、リコリスさんに迷惑をかけないようにするのですよ」


アキラ様は、甘いスマイルを浮かべて優しくセラさんを見つめて私に迷惑をかけない事をお願いしました。


「は、はい、リコリス様に迷惑をかけないように頑張らせてもらいます」


セラさんは、両手を前で握り締めて緊張しながら私に迷惑をかけないように頑張る事を知らせました。


「セラさん、そんなに緊張しなくて良いのですよ。

私がセラさんの妹と思って気軽なく接してくださいね」


私は、緊張したセラさんに優しく微笑んで私が妹みたいに接してほしい事をお願いしました。


「リコリス様が妹だなんて恐れ多いです!?」


セラさんは、慌てて両手を振り私が妹だなんて恐れ多い事を知らせました。


「セラさんは、私が妹だと嫌なのですか……?」


私は、不安そうに目をうるわせて上目遣いでセラさんを見つめました。


「っ!?

い、いえ、嫌では、ありません!?

リコリス様が妹だなんて光栄すぎます!?」


セラさんは、私が妹だと嫌なのかって質問を聞いて慌てて両手を振り私が妹で嫌でない事を知らせました。


「それならば良かったです……

それでは、改めてこれからよろしくお願いしますね、セラお姉ちゃん」


私は、悪戯っぽく微笑んでセラさんの事をセラお姉ちゃんと呼びました。


「えっ!?

あ、あの……は、はい、よろしくお願いします、リコリス様」


セラさんは、私にセラお姉ちゃんと呼ばれて慌てたようにおどおどとして控え目に微笑んでよろしくお願いしますって返事をしました。


「それでは、私は、この辺りで失礼します。

セラの事で何かありましたら気軽なく知らせてください」


アキラ様は、甘いスマイルを浮かべてセラさんが私に迷惑をかけたら気軽なく知らせる事をお願いしました。


「わ、解りました、セラさんの事で何かありましたら知らさせてもらいます」


私は、セラさんに何かあればアキラ様の破滅フラグが発生すると思い冷や汗をだらだらとながしてセラさんに何かあればアキラ様に知らせる事を約束しました。

アキラ様は、私の言葉を聞いて満足そうに微笑んで去って行きました。

こうしてセラさんは、私の屋敷のメイドとして働く事になりました。

セラさんに何かあれば私の破滅フラグが発生するのは、目に見えて明らかでしたからなんとしてもセラさんを護らないといけないって思いました。


セラさんが私の専属メイドになって1週間がたちました。


「リ、リコリス様、紅茶をお持ちしました……

キャッ!?

す、すいません、リコリス様、直ぐに片付けします!?」


セラさんは、私の部屋に台車で紅茶とお菓子を持って来ると足を滑らせて紅茶とお菓子を床に落としました。

そして慌てて紅茶とお菓子を片付けようとしました。


「待ってください、セラさん。

1度、深呼吸をしてください」


私は、セラさんの手を握り締めて深呼吸をする事をお願いしました。


「えっ?

で、でも、早く片付けないといけません」


セラさんは、私のお願いを聞いて訳が解らないように戸惑いながら私を見つめました。


「良いから深呼吸をしてください。

これは、私からのお願いです」


私は、じっとセラさんを見上げるように見つめて深呼吸をする事をお願いしました。


「わ、解りました……

すーー……はーー……すーー……はーー……」


セラさんは、私のお願いを聞いて戸惑いながら返事をして何回か深呼吸をしました。


「……セラさん、落ち着きましたか?」


私は、セラさんが深呼吸をしたのを見てじっとセラさんを見つめて落ち着いたのか質問をしました。


「えっ……?

あ、あの……は、はい、落ち着きました……」


セラさんは、私がお願いをした意味が解らなくて戸惑いながら落ち着いたって返事をしました。


「セラさん、まず何かする前に1回深呼吸をしてください。

早く何かするよりも落ち着いてする事が大事ですよ。

そうすれば失敗も減るはずです。

だから早くする必要がないのですよ。

自分のペースでゆっくりとしてください。

良いですね」


私は、セラさんを安心をさせるようにセラさんの手を握り締めて優しく微笑みました。


「わ、解りました、リコリス様……」


セラさんは、私の言葉を聞いて恋する乙女のようにほんのり顔を赤らめてうっとりと私を見つめました。

それからしばらくして私のもう一人の専属メイドのアン・ボネにセラさんの様子を聞こうとしました。


「アン、少しだけよろしいでしょうか?」


私は、働いているメイドのアンを呼び止めました。


「リコリス様、どうかさせれましたか?」


アンは、私に呼び止められて不思議そうにきょとんと首を傾げました。


「セラさんの事ですが……

どうですか?

ちゃんとメイドの仕事をしていますか?」


私がセラさんがメイドの仕事をちゃんとしているのか心配でアンにセラさんの働き具合を質問しました。


「……リコリス様、セラに何か言いましたか?」


アンは、じっと私を見つめてセラさんに何か言ったのか質問しました。


「え、えっと……セラさんに少しだけアドバイスをしました。

駄目でしたでしょうか……?」


私は、セラさんにアドバイスをしてアンのメイドの仕事の邪魔になっていないのか不安そうにアンを見つめました。


「いえ、駄目でありません。

そうですか……今回も私にしてくれたようにしてくれたようにセラにもしてくれてのですね……

少しだけセラに妬けますね……

あっ、セラの事ですね。

まだ足りないところがありますが優秀なメイドの役立ってくれていますよ」


アンは、優しく微笑んでセラさんが役に立っている事を知らせました。


「それならば良かったです……」


私は、私がセラさんにした事がアンの邪魔になっていないと解りこれならば破滅フラグが発生しないと思い安心をしたように微笑みました。


「リコリス様の手をわずらわせてすいません。

本当ならばリコリス様の専属メイドの私がセラさんの事を面倒を見ないといけませんのに……」


アンは、頭を下げてセラさんの事で迷惑をかけた事を謝りました。


「いえ、気にしないで下さい。

セラさんを雇うって決めたのは、私です。

ですからセラさんのフォローをするのは、当たり前です」


私は、アキラ様の大切なメイドのセラさんを手助けをするのは、当たり前だと思いました。

だからセラさんが迷惑をかけてないのが解り安心をしたようにニッコリと笑いました。


「……やっぱりリコリス様は、優しいですね。

ありがとうございました、リコリス様」


アンは、慈愛を込めて微笑みました。

そして頭を下げて私の気持ちに感謝を表しました。

私は、セラさんを雇った事で私の破滅フラグが発生するのか不安でしたがこの調子ならば破滅フラグが発生する事がないだろって思いました。

私は、このまま破滅フラグが発生しないで何も起きませんようにって神様にお願いました。


ーTo Be Continuedー
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