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③ ※
ギー・サヴォアは王都のタウンハウスに急いでいた。
今日はティアニー教会の孤児院から12歳の女の子と8歳の男の子が来る日だった。
選んだのはモラハだったが、奴がどのような子供を選んだのか興味があった。
屋敷に戻ると既に司祭に連れられた子供が待っていた。
私は「ちゃんと正式に養子にしてサヴォア家の一員として大切に育てます。」といつものように笑顔で言った。
司祭はつばの広い帽子に分厚い眼鏡をかけており、顔の半分は茶色のヒゲで覆われていて年齢不詳だった。
司祭は深々と礼をすると子どもたちの頭を撫でて帰った。
置いていかれた子どもたちは不安そうにしていたが、色とりどりな菓子や果物を並べてやると目を輝かせた。
その後、使用人に風呂に入れさせ、着替えさせると夕食を与えた。
二人には別々の階の部屋を割り当てた。
気安く会えないようにするためだ。
男の子と女の子では教育方法が違うし孤独な方が素直に従うからだ。
私はまずは男の子の部屋に行って寝顔を見つめた。
寝る前には睡眠薬の入ったミルクを飲むのがこの家での子供の過ごし方だ。
男の子は痩せてはいるが背が高く8歳よりは大きく見える。
寝巻の前を開けてみるが傷のないきれいな体だった。
顔も小作りだがそれなりに整っている。
ヤワヤワと性器を触ってみるが流石に反応はなかった。
まあ…まずまずだな。
取り敢えず侍従になれるように教育しよう。
次に女の子の方に行ってみる。
同じように眠る女の子の寝巻の前を開けるが、痩せていて小柄で12歳より幼く見えた。
しかし胸は薄いが膨らみがあり髪の色と同じ金色の恥毛も薄く生えていた。
女の子の足を開くと陰部がよく見えるように尻の下にクッションを差し入れた。
そしてポケットから香油を出すと指にたっぷりと塗って、先ずは指を一本腟口に差し入れた。
この感じでは2本目を入れるのは時間がかかるな、処女で間違いないだろう。
顔の良い孤児は悪い大人に早々に遊ばれてしまうこともあるが、この子は大丈夫だった。
この女の子は侍女に仕込むか、顔がいいからどこか少女が好きな貴族に高値で売ってもいい。
私が時折、少年少女を売っているのをブラスバン公爵は知らない。
近い将来オンブレに子供を産ませるのに新しい家が欲しいのだ。
できるだけ多く産ませたい。
そのための資金を稼がなければならない…。
やはり男の子も売ってしまおうか?
モラハと相談しよう。
私は油断していたのだ。
執務室で貴族名鑑を広げながら王家の血筋を調べていた。
夜も更けてそろそろ寝ようかと立ち上がった。
部屋から出ようとして開けた扉の前に、黒ずくめの男が立っていてそのまま私の口のあたりを鷲掴みにすると部屋に押し戻し鍵をかけた。
「質問に答えろ。お前は人身売買をしているのか?」
答えようにも男の握力は凄まじく私が両手で払おうとするが、益々力を込められて恐ろしい痛みが顔に広がる。
「答えろ。今までに何人売ったんだ?」
答えろと言いながらも答えさせる気はなさそうだった、手を離さないのだから。
「孤児を養女に迎えると言いながら、実際は碌でも無い事を教え込んで密偵をさせているそうだな。あゝ男も同じ扱いか。お前みたいなクズは許せん。この家にいるのは既にお前だけだ。家族は俺たちの手の内だ。使用人は地下室に入れてある。お前も抵抗しないことだ。」
そういえば、子供が到着するのにモラハが帰っていなかった。
男は突然手を離すと自分の黒いマントのフードを脱いだ。
黒目黒髪の精悍な顔をした体躯のよい若者だった。
「お、お前はまさか…。オンブレの…。」
「そうだ。お前がだまして養女にしたオンブレの兄だ。よくも俺の妹に碌でも無い事をさせていたな。オンブレから色々聞いたよ。不思議そうな顔をしているな、オンブレは昔の記憶を取り戻したんだよ。すっかりな。勿論、俺のこともな。」
「私はオンブレを籍に入れたし、相応に贅沢な暮らしをさせている。何も持たない孤児がどれだけの物を与えられたと思っているのだ!ただで与えられる理由がないだろうが。相応に働いてもらわなければ。お前に何か言われる筋合いはない。」
「聞きたいことがある。お前はあんな南部の孤児院まで俺たちを、プロベルガーの末裔を探していたのか?」
「お前たちを見つけたのは偶然だ。だが、見つけてしまったからには欲するのは当然だろう!プロベルガーは身体能力が高い上に容姿にも優れ多産だからな。なのに滅びゆく民族になってしまうとは。お前等は血を優先しすぎたのだ。」
「煩い、黙れ。」
「話せと言ったり、黙れと言ったり…。もしかしてオンブレを返せとか言うつもりできたのか?それならば返すことなどありえん。今の仕事が終わったらオンブレには私の子供を産ませ…」
ゴッ、ランブロウの拳がギーの鼻を潰した。
勢いよく後ろ向けに倒れたギーは後頭部を打ちつけるとそのまま気を失ってしまった。
それでも気の済まないランブロウはギーのズボンと下着を脱がせると持っていたナイフで性器を切り落とした。
あまりの痛みに目を覚まし叫ぶギーの目の前に、切り落とした一物を見せてやった。
潰れた鼻からは血が流れ顔中を汚していた。
声にならない叫び声を上げるその口に一物を押し込んでやる。
ゴエッ、オエッと変な音が聞こえるがランブロウにはどうでもよかった。
散々子供たちを搾取してきた報いだ。
こんな犯罪者の中年男が何年にもわたってオンブレを搾取していたのだ。
いくら孤児だったとしても、もう誰もこんな奴にいいようにされてはならない。
もう少ししたらリーダーと仲間たちがやって来るだろうが、それまでにもう少し痛めつけてやろう。
今日はティアニー教会の孤児院から12歳の女の子と8歳の男の子が来る日だった。
選んだのはモラハだったが、奴がどのような子供を選んだのか興味があった。
屋敷に戻ると既に司祭に連れられた子供が待っていた。
私は「ちゃんと正式に養子にしてサヴォア家の一員として大切に育てます。」といつものように笑顔で言った。
司祭はつばの広い帽子に分厚い眼鏡をかけており、顔の半分は茶色のヒゲで覆われていて年齢不詳だった。
司祭は深々と礼をすると子どもたちの頭を撫でて帰った。
置いていかれた子どもたちは不安そうにしていたが、色とりどりな菓子や果物を並べてやると目を輝かせた。
その後、使用人に風呂に入れさせ、着替えさせると夕食を与えた。
二人には別々の階の部屋を割り当てた。
気安く会えないようにするためだ。
男の子と女の子では教育方法が違うし孤独な方が素直に従うからだ。
私はまずは男の子の部屋に行って寝顔を見つめた。
寝る前には睡眠薬の入ったミルクを飲むのがこの家での子供の過ごし方だ。
男の子は痩せてはいるが背が高く8歳よりは大きく見える。
寝巻の前を開けてみるが傷のないきれいな体だった。
顔も小作りだがそれなりに整っている。
ヤワヤワと性器を触ってみるが流石に反応はなかった。
まあ…まずまずだな。
取り敢えず侍従になれるように教育しよう。
次に女の子の方に行ってみる。
同じように眠る女の子の寝巻の前を開けるが、痩せていて小柄で12歳より幼く見えた。
しかし胸は薄いが膨らみがあり髪の色と同じ金色の恥毛も薄く生えていた。
女の子の足を開くと陰部がよく見えるように尻の下にクッションを差し入れた。
そしてポケットから香油を出すと指にたっぷりと塗って、先ずは指を一本腟口に差し入れた。
この感じでは2本目を入れるのは時間がかかるな、処女で間違いないだろう。
顔の良い孤児は悪い大人に早々に遊ばれてしまうこともあるが、この子は大丈夫だった。
この女の子は侍女に仕込むか、顔がいいからどこか少女が好きな貴族に高値で売ってもいい。
私が時折、少年少女を売っているのをブラスバン公爵は知らない。
近い将来オンブレに子供を産ませるのに新しい家が欲しいのだ。
できるだけ多く産ませたい。
そのための資金を稼がなければならない…。
やはり男の子も売ってしまおうか?
モラハと相談しよう。
私は油断していたのだ。
執務室で貴族名鑑を広げながら王家の血筋を調べていた。
夜も更けてそろそろ寝ようかと立ち上がった。
部屋から出ようとして開けた扉の前に、黒ずくめの男が立っていてそのまま私の口のあたりを鷲掴みにすると部屋に押し戻し鍵をかけた。
「質問に答えろ。お前は人身売買をしているのか?」
答えようにも男の握力は凄まじく私が両手で払おうとするが、益々力を込められて恐ろしい痛みが顔に広がる。
「答えろ。今までに何人売ったんだ?」
答えろと言いながらも答えさせる気はなさそうだった、手を離さないのだから。
「孤児を養女に迎えると言いながら、実際は碌でも無い事を教え込んで密偵をさせているそうだな。あゝ男も同じ扱いか。お前みたいなクズは許せん。この家にいるのは既にお前だけだ。家族は俺たちの手の内だ。使用人は地下室に入れてある。お前も抵抗しないことだ。」
そういえば、子供が到着するのにモラハが帰っていなかった。
男は突然手を離すと自分の黒いマントのフードを脱いだ。
黒目黒髪の精悍な顔をした体躯のよい若者だった。
「お、お前はまさか…。オンブレの…。」
「そうだ。お前がだまして養女にしたオンブレの兄だ。よくも俺の妹に碌でも無い事をさせていたな。オンブレから色々聞いたよ。不思議そうな顔をしているな、オンブレは昔の記憶を取り戻したんだよ。すっかりな。勿論、俺のこともな。」
「私はオンブレを籍に入れたし、相応に贅沢な暮らしをさせている。何も持たない孤児がどれだけの物を与えられたと思っているのだ!ただで与えられる理由がないだろうが。相応に働いてもらわなければ。お前に何か言われる筋合いはない。」
「聞きたいことがある。お前はあんな南部の孤児院まで俺たちを、プロベルガーの末裔を探していたのか?」
「お前たちを見つけたのは偶然だ。だが、見つけてしまったからには欲するのは当然だろう!プロベルガーは身体能力が高い上に容姿にも優れ多産だからな。なのに滅びゆく民族になってしまうとは。お前等は血を優先しすぎたのだ。」
「煩い、黙れ。」
「話せと言ったり、黙れと言ったり…。もしかしてオンブレを返せとか言うつもりできたのか?それならば返すことなどありえん。今の仕事が終わったらオンブレには私の子供を産ませ…」
ゴッ、ランブロウの拳がギーの鼻を潰した。
勢いよく後ろ向けに倒れたギーは後頭部を打ちつけるとそのまま気を失ってしまった。
それでも気の済まないランブロウはギーのズボンと下着を脱がせると持っていたナイフで性器を切り落とした。
あまりの痛みに目を覚まし叫ぶギーの目の前に、切り落とした一物を見せてやった。
潰れた鼻からは血が流れ顔中を汚していた。
声にならない叫び声を上げるその口に一物を押し込んでやる。
ゴエッ、オエッと変な音が聞こえるがランブロウにはどうでもよかった。
散々子供たちを搾取してきた報いだ。
こんな犯罪者の中年男が何年にもわたってオンブレを搾取していたのだ。
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