上 下
2 / 15

人間嫌いがメカに恋をする

しおりを挟む
あれから、俺も、人間嫌いだが、好きなものができた、バイクだ!メカは、裏切らない手を加えれば、答えてくれる。人間ってちょっとしたことで、裏切るから嫌いだ。自宅で、愛車を手入れしていると小学生時代からの親友の雅人があらわれた。雅人が「よう、相変わらずバイクいじりか?せいがでるな? 」ときりだした。俺のバイクいじりは、10歳から兄貴のバイクをいじくり回してからだ。「雅人か?暇なら手伝えよ?」雅人は、切り返した「俺が、手を出していいのか?」俺も切り返す「オイル交換位は出来るだろ?」雅人は「わかったよ。」お互い口数は、少ないが、それだけで、雅人には、伝わるこれでも今日は口数が多い方だ。
「なあ~新しい学校でだちできたか?」まさ隣の気遣いなのだろう「はぁ~出来るわけないだろ?誰とも口なんか聞いてないんだから?」雅人は溜息を吐きながら「相変わらずだな」俺は「女だ、友人だは、少数でいいし特に女とは、関わりたくも無い面倒くさい」手を休めて缶コーヒー飲みながらたばこに火をつける(タバコは20から)まぁ~この時代はあまりうるさくない
しかも親公認だから気にせず吸える酒もタバコも社会人しながら学校に通う半社会人半学生の特権だ俺の専門はオフロードだ、通学も許可でバイクで通学している学校では、空気を演じバイクいじるには、金がいるだからバイトするそんな生活に慣れてきた、雅人もオフロードレーサーだ、あいつのバイクも俺が整備している。
これが俺の休日の過ごし方だ、「なぁ~雅人は彼女の1人でもできたのか?」と俺は切り出した雅人は「そんなもんいたらここには来ねぇ~よ出来たら出来たらで面倒くさいだけだ」俺は「お前はメインライダーだモテていいんじゃないかな?」雅人は、「お前が整備しながらテストライダーしてくれてるから、俺がレースに出れるんだぜ?お前あっての俺なんだぜ相棒」俺は「よく言うぜお前ならトップレーサーになれるんだ。俺は、その手伝いをしているだけさ」と俯きながら缶コーヒーを飲みながら休憩をしていたその一場面である。また、明日から仕事と学校がはじまる、この休暇の時間が、憩いの時間だ!また、空気と同化して過ごす退屈な時間がはじまる。俺は人間が嫌いだ雅人以外と話すのが苦痛で、たまらない。雅人はこう言う「俺らレーサーはいつ事故って死ぬか分からなえ~もし、俺が死んでもお前のせいじゃないからな!自惚れるなよ!」雅人は笑いながら俺にそう言った。その日は終わりまたお互いの日常に戻る
しおりを挟む

処理中です...