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また、このパターンかよ!
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今日は、臨海学校の日だ、彰は、海が苦手と言うか、トラウマなのだ、海を見る度にフラッシュバックするその度に、あの時の事が頭によぎる深い深い闇の中に吸い込まれる感覚実は川やプールでも発作を起こす。しかし出席単位は、欲しいが、身体が、萎縮して、動かない、玄関から出れても、門から出ようとしても身体が痙攣して、表に出れない!彰の額から過剰な冷や汗が、出て、戻してしまうのだ。緑は、海と聞いて不安になって様子を見に来たらしい。彰は、胸を押さえ苦しんで倒れていた。緑は119番通報し、過呼吸も引き起こしていたので?紙袋を口と鼻を覆うように、応急処置をして救急車を、待っていた。刃にも、連絡し彰が臨海学校にいける状態では無い事を伝え教師に伝えるように連絡をした。刃は「まさかPTSDか?」緑は「可能性だけど心因性のパニック障害で間違いない、これは雫さんも可能性大との事です。私も付き添うので、行けないと伝えて?」刃は「分かった。伝えておく!逐次様子を連絡してくれ。」緑は「分かった、連絡するよ」と言った。彰も緑も一人暮らしである。大分呼吸が安定してきてはいるが、まだ予断を許さない状況には違いはない救急車が到着し救急隊に引き継ぎ両親が居ない親族は大学病院の雫さんだけと伝え緑が付き添うと学友で幼馴染だと、伝えしかも搬送先のドクターだった事もあり、しかも当直医が雫さんだったので緑の証言は、本当な事も、付き添いも、承諾を、得たのだ。しかし、このタイミングで発作がでるとは。本当情けない事だ。点滴を受け更に、適切な処置を受けそのまま入院となったのである眠り続けて気が付いたのが、3日後の事であった目が覚めた時、緑が、付き添いをしてくれた様だ。彰は「楽しみにしてただろうに?すまん!山田本当にすまん!」と寝ている緑の頭を撫でながら謝っていた。雫さんは部屋の前で腕を組みながら彰が謝る声を、聞きながら黙っていた。深い深い海の中を漂う感覚、洗濯機の中にいるようなもみくちゃにされるような感覚、薄れゆく意識の感覚、何も聞こえず、何かに引っ張られるような感覚、暗い暗い闇に吸い込まれる感覚、それだけが、蘇る。何時、誰に助けられたかも分からず気が付いたら船の上だった事だけしか覚えてない。その記憶だけがトラウマとなり何度も何度も再生されて息が詰まるのだ。頃合いを見て、雫さんが部屋に入ってくる「気分はどうだ?まだ辛いなら寝てな?」と彰に、優しく、静かに声をかけた。彰は、「気分は最悪です。山田に、迷惑も掛けたし、刃も心配してるとおもいます。俺は一生このままなんでしょうね?」と雫さんに言った。雫さんは、「気休め程度なことしか言えんし、楽観的意見しか言えんがいつか、きっと克服出来たらいいな?」と苦しそうに言った。涙が止まらない彰を優しく包み込む様に抱きしめた。そのこぼれ落ちる涙は、緑のほほを伝う、寝ぼけまなこで、おきた緑は、ギョッと抱きしめ「泣かないであっきー。あっきーが泣くとまた、みんなが、泣いちゃうよ?」と、言う、彰は「山田、雫さん、本当にごめんね本当にごめんね」と繰り返し何かを償う様にあやまりつづけた。そして、泣き疲れて、ねむりについた。雫さんと緑は安心して、部屋出た雫さんは「彰君の事、見守ってあげてくれないかな?うちの大学工学部もあるから、彰君にはうちの大学工学部目指してるし?学部が違うだけで朝、昼、夕は、一緒に帰れるだろ?」緑は「わかった、約束!」と、2人は約束を交わした。その頃、彰は、心の中で「海は嫌いだ、全てを飲み込み、全てを壊し、全ての命を奪う。暗く、深く、冷たい、底なしだ。だから、俺は海が、怖い!憎い!嫌いだ!」と、また、このパターンかよ!情けない!本当に情けない!俺はこんな情けない男だ!こんな俺が、一番嫌いだ!何時からだろう?自分が嫌いになったのは?俺は弱い、俺は、無力だ、無力だ、無力だもう嫌だ、もう嫌だ、もう嫌なんだーーー!「力を求めて何がしたい!」と深く暗い闇の中から声がした。彰は「力を求めて何が悪い!俺は、無力なのは嫌なんだ!嫌なんだよ!バカ野郎が!」心奥から声が「お前には力を手にしているじゃないか?」彰は「俺の力?ただ思考加速なだけだろ?あと、制御不能の狂人化じゃないか?なんの意味が有るんだよ?えっ!」心の奥の声が「俺はお前だ、お前は俺だ!」彰は「なるほど問答してるのか?また、狂人化を押さえ込んだ時の声もお前なんだろ?」またまた、このパターンかよいい加減付き合いきれないぜくそったれが!と叫び続けた!
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