11 / 13
自問自答の日々
しおりを挟む
寝てるあいだは、自分自身との対話をし起きてる時は、穏やかな普段の自分を、装うが、雫さんも、異変に気付いている、更に、緑も、異変に、気付いていた、何故かと言えば、彰の目付きや仕草に、微妙なズレが、生じていたのだ。何かに、取り憑かれたかのような、鋭い眼光、何かを、呪うかのような、もの言い。極め付きは、自分自身の、身体の傷、しかも、胸を、掻きむしったような跡が残る傷が、刻まれていたある日の夜、彰は、病院の屋上に居た、色など分からないはずなのに、星空を見上げ、柵によりかかり、じっと、なにかを、見つめていたフロアでは、彰がいなくなった、大騒ぎに、なっていた。雫さんは、屋上に足を運び、彰を、見つけた。「お前、彰なのか?それとも別人か?」と問いかける。彰は「俺が誰かと聞かれれば、彰であって彰では無いとも、言える。誰でもないと、答えるべきか?自分でもよくわからん」と答えた。雫さんは、「彰を返せ、大事な弟分なのだ。」彰の闇の存在は「今やつは、パンドラの箱を、開けようとしている。我は、それを、待っている」雫さんは、「パンドラの箱だと?」彰の闇の存在は「はこの蓋を開けた時希望があれば元に戻る、しかし、絶望なら、ここから飛び降りる手はずになっているどちらも救いにつながる。」さらに、「その選択を、決めるのも、全てやつが決めることだ。主の出る幕は無い!」雫さんは「なぜそんな事を、言い切れる!あの日私が担当し主治医も私が勤めている!あいつは、私の大事な、弟のような最後肉親なんだ!返してくれ!私の大事な彰を返してくれ!私の大事な弟なんだ!」と泣きわめく心の中で「雫さん泣かないでよいや、雫姉さん泣かないで、俺の事で泣かないでよ、もう雫姉さんの泣く顔は見たくないんだ。」心の声は「なら早く決めろ!」彰は「わかったよ!姉さんが、泣くくらいなら、開けてやるよ。」と躊躇せずに蓋を開けてみせた。「ほら、何も、入ってない!」心の声が高笑いをし「何も無いが、確かにそこにある。と言うかだな、何も無いは、何かある。それが、パンドラの箱の答えだ、お前は何ににも、なれんが、その逆も然り、なんにでも、なれるのだよ?また1歩進めたな?」彰は「うん、有難う!」心の声「然し、心せよまたお前の前に現れ闇に引きずり込んで我がお前に成り代わってやろうぞ」彰は「そん時は、いつでもどうぞ?あんたもこんな所に沈んでたら息苦しいだろ?」心の声はまた笑い「そうじゃなたまにだがお前の体を借りええようかの?」雫さんは、「弟を返せ弟を返せよ!彰をあきらを返せ!」と泣きながら何度も何度も胸を叩きながら、必死に訴えた闇の声「そろそろ戻るぞお主の大事な弟分が、では雫とやらまたな!奴は賭けに勝ったぞ!帰ってきたら、褒めてやれ、そして、慰めてやれ、良くぞ勝ち取ったと讃えてやれ!流石男子だと、それが、姉の仕事ぞ」と言って意識を失った。雫さんは、彰を、背負って病室に戻るベッドに寝かし頭を撫でながら「お帰り、よく頑張ったね?彰は自慢の弟だ」実は従兄弟だが実家にいた頃は、実の姉弟の様に、暮らしていた。雫さんは「本当に大きくなりやがって姉ちゃんは嬉しいぞ。今日はゆっくりおやすみな?」と言って部屋を後にした。次の日、臨海学校から、帰って来た。刃が、見舞いに、来てくれた。「大丈夫か?かなりやばかった感じだったけど緑の慌てぶりだとってお前その胸の傷は、どうした?」とびっくりしていた
彰は、「えっ?あぁこの傷ね?知らんうちにできてた。」と、頭をかいていた。緑があとから来て「あっきー?だよね?」と聞いてきたので彰は「よっ山田、そうだぜ。」緑は「お帰り」彰は「ただいま山田。」刃は「それで、いつ、退院だ?」彰は、「分からないんだ」と笑顔で、答えた、刃は「そっか?」緑は、彰の笑顔見て、そっと部屋を後に屋上上がり空を見上げた。刃が帰った後、彰も屋上に向かった、そこには、膝を抱えてうたた寝をしていた。背中を、合わせて、空を見上げて、「山田、いや、今日ばかりは、みーちゃん?あのね、有難うな、毎日見舞い来てくれて。」まだ、寒いだろうと、ジャンパーをかけ部屋に戻った。今、見た空は、何色だったんだろうか?と考えながら部屋に戻る何時も自分自身と向き合う覚悟、痛み、苦しみ、悲しみ、最後に残るのは、喜び!まるで、日本刀のようだ、不純物を削ぎ落とし鍛え上げられた鋼は、一級品となる。彰は、自問自答を鍛錬と呼んだ自分自身を鍛錬することで、より自分自身で、ある為に、ただ、その為に、だけに、更に、自問自答と言う鍛錬を、繰り返すのであった。
彰は、「えっ?あぁこの傷ね?知らんうちにできてた。」と、頭をかいていた。緑があとから来て「あっきー?だよね?」と聞いてきたので彰は「よっ山田、そうだぜ。」緑は「お帰り」彰は「ただいま山田。」刃は「それで、いつ、退院だ?」彰は、「分からないんだ」と笑顔で、答えた、刃は「そっか?」緑は、彰の笑顔見て、そっと部屋を後に屋上上がり空を見上げた。刃が帰った後、彰も屋上に向かった、そこには、膝を抱えてうたた寝をしていた。背中を、合わせて、空を見上げて、「山田、いや、今日ばかりは、みーちゃん?あのね、有難うな、毎日見舞い来てくれて。」まだ、寒いだろうと、ジャンパーをかけ部屋に戻った。今、見た空は、何色だったんだろうか?と考えながら部屋に戻る何時も自分自身と向き合う覚悟、痛み、苦しみ、悲しみ、最後に残るのは、喜び!まるで、日本刀のようだ、不純物を削ぎ落とし鍛え上げられた鋼は、一級品となる。彰は、自問自答を鍛錬と呼んだ自分自身を鍛錬することで、より自分自身で、ある為に、ただ、その為に、だけに、更に、自問自答と言う鍛錬を、繰り返すのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる